ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 はじめての計画停電

ちょこちょこ地震日記的なものは下書きに入れつつメモっているのですが、もうちょっと経ってから一気に更新しようと思っています。
夕べは7時ジャストからほぼ2時間の計画停電がありました。
我が家にとっては初めての停電です。
停電するかどうかわからなかったので、電車が動くうちにと早めに会社から戻ってきたオットも一緒に、家族全員で夕飯の食卓を囲んでいて、わたし以外はほぼ食べ終わっていたのでさほど困ることはなかったです。
急に真っ暗になった家の中。万全にしておいたはずの懐中電灯の光があまりに弱弱しくて、多分思ったより電池がなかったのだと思いますが、用意していてこれだから、突然何かがあった時のことが思いやられました。
電池がない…というのは我が家にとってただ今最も困ったことですが、日曜日にドラックストアやらスーパーやらホームセンターやら、思いつく限りあちこち回ってみたのですが、電池の棚はどこもみんなからっぽでした。今はとりあえず懐中電灯優先でラジカセはあきらめました。
停電してみると、外が思っていたよりかなり明るいこととか、それと比べて家の中の真っ暗加減とか、何度もまとわりつく猫を踏みそうになったり(笑)当たり前ですが暖房便座が切れてトイレに座った瞬間にひえ〜っとなったり、洗い物のお湯が出なくて手が真っ赤になったとか。
たった2時間なので不便というほどでもなかったですが、これが被災地でいつ復旧するかわからない事態だったらきっと途方もなく不便だし、つらいだろうな〜とあらためて思います。
厚着をしても家の中はこんなに寒いのか…とか、何よりも暗闇は怖さを何倍にも増幅するなとか、被災者のみなさんの身になって考えるために知るべきことをたくさん知れただけでも大きな価値があるような気がします。
もちろん不便には違いないですが、このたった2時間の不自由さや不便さが、被災地の皆さんたちをちょっとでも助けることになるのなら…全然余裕で我慢するよ…と思った停電の夜。
ただし…願わくば、本当に電気が必要な人たちだけは困ることがありませんように。たとえば電気が命をつなぐための糧になっているような方々にだけはちゃんと電気が途切れることなく届いてほしいと思います。
でも一方で東電の方が何度も何度も停電に関して「すみません」とあやまっていらっしゃるのを聞くと、なんだか気の毒でなりません。少ない電力を分け合うということはひいてはみんなのためになることなのだし、感謝こそすれ「停電するって言ったのにしないじゃないか!」と文句を言ったり、矛先をそちらに向けるのはなんだか違うと思うのです。