ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 本木雅弘さん

 少し前に朝のNHKの朝の番組で本木さん(通称モッくん)の「この人にときめき」を偶然目にしました。
 一世を風靡したアイドルの彼ですが、たまたまお休みで一緒に見ていたアネは、彼が「シブがき隊」の一員だとは知らなかったそうです。更に元ジャニーズのタレントさんだったという紹介を聞いて、心底驚いてました。こっちこそびっくりです(笑)
 本木さんと言えば最近では「おくりびと」が有名ですっかり俳優というイメージが強くなっていますが、この日の放送ではプライベートなこともたくさん話していらっしゃいました。
 趣味のお習字を小さい頃からずっと続けていて、スタジオで立派な書を書かれたり、ご家族の話もいつになくたくさんしてました。
 たとえば子どもたちの出産には必ず立ちあってきたこと。実は結構くよくよするところがあって、奥さんの内田也哉子さんに相談したりたまには弱音も吐くことがあるとか。その瞬間を楽しみ味わうことが上手な奥さんは、エクスキューズが多い(とご自分で言ってました、笑)本木さんの話を上手に聞き流してくれるのだそうです。
 義理のおかあさんの樹木希林さんとも同居されていて、「子どもが育つ環境として、家族の年齢の幅がある方が人間が豊かになるだろう。子どもにとってよい経験になるだろう」とおっしゃったそうです。
 夕食を食べ終わると「家政婦協会から来ました〜♪」なんてお義母さんがあらわれて洗いものをしてくれたりもするとのこと。義理のおとうさんの裕也さんについても「ああ見えてすごく気を使ういい人なんですよ」なんて話していて、家族関係がとってもうまく行ってるんだろうなぁというのがうかがわれました。
 昨今は俳優として充実した日々を送りつつ、家庭生活もまた、普通の人としてのしあわせをじんわり味わっているのが伺われて、なんだかとってもほっこりしながら見てました。
 こんなことを言ったらある友人たちには「結婚なんて絶対ダメ〜!!」と叱られそうですが(笑)わたしの大好きな人たち、KinKiさんたちも、本木くんくらいの年になった時に、お仕事も家庭生活も充実してしあわせでいてほしいなぁ…なんて、わたしはそんなことをしみじみと思ってしまいました。
 そういえばシブがき隊の時代のアイドルのみなさんは、女性も男性もあんなに華々しかったのに、結婚してごくごく普通のしあわせを手にされてる方がいっぱいいて、なんだかとってもホッとします。
 たくさんの人に身を削っていっぱい夢を与えてきたのだし、今のしあわせそうな顔を見ると心底ほっとします。
 最後に本木さんがスタジオでむささびの毛の筆を使って書いた文字は「大道楽」でした。素人目にもとっても伸びやかないい字でした。
 役者という仕事が彼にとっていつか「大道楽」と言えれば本望かなというあこがれの気持ちをこめて書かれたのだそうです。
 そんなところもいいなぁと思いました。