ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 忍耐の夏休み!

 今年はびっくりするほど「読めない夏休み」になっておりまして、振替地獄に陥っています。
 「渋滞で帰れなくなったので、明日何時でもいいんですけど」(え〜っ!?詰まってるんだけど仕方ないか!)「風邪をひいちゃって」(うーん仕方ない!)「学校のプールに行かせたら全然帰って来なくて」(近いんだから呼びに行ってよ!)「コンクールのための予備練習が入っちゃったんでもうちょっと早めの時間は空いてないですか!?8時でもいいんですけど」(そんなのわたしがヤダ〜せめて9時でしょ!)「急なバーゲンがあって(これは某超大手スーパーお勤めのお方!)夜になっちゃうんですけど。夜8時からっていうのはアリですか!?」(そりゃ、しゃーない。やるわよ!)と様々な理由でいっぱい時間変更を余儀なくされています。
 常に時間のやりくりに追われてしまい、しまいには無意識にレッスンノートをトイレまで持っていく始末です(笑)ああヤダヤダ。
 極めつけは「習字の先生はうるさいので、ピアノの方をずらしていただけたらと思って…!」なに〜!?(怒)(怒)
 わが子たちに聞いてごらんなさい。わたしだって本当はか〜な〜りうるさいんですのよ(怒)
 でも来なかった分は返金するシステムを作ったのは自分だし、結局「ムリ」だと断って次のレッスン日まで空いちゃうと生徒が練習しなくなってわたしが教えるのが大変になるし、何より月謝をいただかないことには気分転換ひとつできないし(笑)…背に腹はかえられないのです。生徒の上達とわたしの心の平穏のために、意地でも何度でも振り替えてやる〜!!!(ムキーっ!!)
 ってなわけで、しゅんしゅん沸いてるのにずっと火にかけっぱなしの麦茶みたいになってます。忍耐の特別訓練中(笑)
 そんな中、小5のMちゃんがソナチネの後にほぼ完璧なリズムと表現でルーキーズでおなじみの「奇跡」を弾いて、「なんていい曲なんだろうね〜先生。自分のピアノで泣きそうになっちゃった!ピアノっていいね。知らなかった自分に会える気がする!」
と言ってました。なんだか感動。
 幼稚園の頃の彼女はあまりにも人見知りで沈黙が重くって相当手ごわかったのですが、今では最ものびのびと楽しそうにピアノを弾いている生徒の一人です。
 途中で次の子が風邪でお休みでキャンセルだということがわかったので、ラッキーとばかり合唱曲を6曲、一緒にピアノを弾きながら存分に歌って帰って行きました。わたしも発散したかったので、ちょうどよかったです。
 ちなみに歌った曲は「はじめの一歩」「さようなら」「ともだちはいいもんだ」「おくりもの」「赤いやねの家」「だれかが口笛ふいた」
 どの曲も地元の小学校で使っている「たのしいドレミファ・ランド」という歌本に入っている歌なのですが、わたしが子どものころには歌ったことがなかった曲もたくさんあります。
 「詩だけ読むと超恥ずかしくて、こんなこと言えないと思うのに、歌うんなら平気。いいなあと思えるのはなんだか不思議だよね。」とMちゃん。確かにね(笑)