ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 「KinKi you コンサート」7月21日・22日 東京ドーム 感想メモ その1

 今回のライブツアーのスタートの2公演に参戦してきました。
KinKiの年末ツアーは大阪がスタートというパターンで来ているので、初日に参加するのは初めてです。数日前からすでにドキドキわくわくしていました。
 実は、前々回の「39コンサート」や前回の「φコンサート」があまりに楽しかった!というのがまだまだ記憶に新しくて、今回KinKi Kidsがどんなものを見せてくれるのか、最初は全然想像がつきませんでした。
 ところが蓋をあけてみたらびっくり。前のライブのことがすっかり抜け落ちるくらい中身がつまった充実のライブで、しかも二日とも、客席も含めた誰よりも、ご本人たちが実に楽しそうだったのです。
 のびのび自由自在に動き回り、二日間のステージをおふたりが積極的にとことん楽しんでいるのがうかがわれ、そんな彼らを見ているだけでしあわせな気分になれました。
 そもそもデビューして11年。東京ドームでのライブももう何年もやっているというのに、おふたりがちっとも新鮮さを失わないのはなぜなのでしょう!?
 ふたりとも30手前になって、立派にひとりひとりがソロでもステージをつとめあげるスキルを持っているのに、ふたり揃った途端、どうしてあんなに(人として)かわいらしさ全開になってしまうのでしょう!?(笑)
 今回のライブは見せ場が本当に盛りだくさんで、歌のことを語ろうか、セットやダンスの素晴らしさにも触れようか、魅惑の笑いっぱなしMCについて詳しく書こうかとっても迷ってしまいました。
 そんなわけで、一旦は全部ごちゃまぜにして、覚えている限り時系列に書いてみようとも思ったのですが、トライしてみたらかなり無理があることが判明しました。
 そもそも曲数も多いし見どころ満載だし、印象に残ったMCも多すぎてちっともまとまりやしません(笑)
 ということでとりあえず、わたしにとっては比較的書きやすい曲についての感想から、ちょっとずつ書いてみることにしました。
 MCは一応覚えている限りをメモってあるのですが、どうも上手に再現するのが下手くそなので、とりあえずは後回しにして、書けるようなら後ほど書きます。
 完全にネタばれになっております。ご自分がご覧になるときまで、ネタばれを避けたいとおっしゃる方は、間違っても続きを読むをクリックしないように。くれぐれも気をつけてくださいね。
 記憶がすでにとっても怪しいので、間違っているところ、順番が変なところがあったら、ぜひご指摘をいただけたらうれしいです。
 1日目、自分の席に着いてメインステージ方向を見たとたん、すごく高いところから地上まで続く、大きな大きな階段が見えました。まるで宝塚の大階段みたいな感じです。
 当たり前ですが手すりもなく、階段が透明なので、降りてくるのも登るのも怖そうだなあというのが第一印象です。
 あれっ!?ステージが狭そう???ステージ両側のモニターも小さめで、あれだけなのかしら?とちょっと思ったのですが、あとになってからいろいろとわかります。
 さて、客電が落ちた時点で最初に気がついたのが、「暗くない!!」ということで、わざと半分照明を落とさない演出なのかと思いましたが、考えてみれば、まだ外が明るいのです。だから暗くなりきれなかったのでした。
 二日目は星空に近い席だったので(笑)その辺のことがすごくよくわかりました。そんなわけで、期待していたペンライトの海効果は途中までイマイチ発揮されず(笑)そこはちょっと残念だったかも。
 その代わりすごく目立ったのがグッズのタオルを肩から掛けている人で、そんな人がいっぱいいました!
(実はわたしも買ったのですが、会場が暑かったので取り出さず。その癖に行けもしないのに、もう大阪のブルーのタオルはお友達に頼んであります。赤と青のタオルが揃ったら、何か特別な機会に何らかの形で使えたらいいなぁ、笑)

愛のかたまり
静けさの中、「愛のかたまり」のサビの部分がいきなりアカペラで聞こえてきて、ライブスタートです。
声がする場所をキョロキョロ探しながら聞いていたわけですが、テンポはちょっと早め、音楽用語で言えばaccelerandoという感じ。ゆったりとしたバラード調ではなくて、気持ちが加速していくようなイメージでした。気がつけば大階段の一番上の方からもくもくとスモークが焚かれているのが見えて、そこからKinKiさんたちが登場です。真っ赤な衣裳がとっても素敵です。
 Aメロに戻ったところでバンドの音が加わり、途中から階段を降りてきましたが、あまりに段数が多くてドキドキドキドキ。見ているだけで、緊張してしまいました。階段の段数を数えたお友達談によると、50段以上もあったそうです。透明のアクリル板みたいな階段で、余計に怖そうです。特につよしさん、お疲れ様!
 階段は、彼らが降りた後で上の方へ上がって行き、大きなスクリーンとステージの地面が現れました。多分大きなスクリーンの両側?に細長い大きなモニターもあって、おふたりが歌っているところも時折映し出されていたような。そして、中央のスクリーンがライブ中とても活躍して、曲のイメージを広げたり雰囲気を出したり、時にはKinKiさんたちの映像が大画面いっぱいに現れたり、曲のイメージに合ったアニメ映像が流れたりして、とても豪華で綺麗な感じでした。

硝子の少年
 今まで何度も見ている振り付けとは若干違っている感じがしたのですが。
 最初の2曲で「わ〜っ!KinKi!王道だ〜っ!」と思いました(笑)

やめないで,PURE
 この曲のダンスが大好きです。確か前回この曲を歌った時は、バックステージでよく見えなかった覚えがあるので、メインステージの中央でよく見えたことが、とってもうれしかったです。ふたりともしっかりと踊りながら歌ってました。

愛されるより 愛したい 
おふたりが左右に別れて花道方向へ行きます。花道は短か目でした。

KinKi Kids Forever
この曲は英語バージョンでガッチリダンス付きでした。わたしが知っている限りでは、ダンスがついているのをはじめてみました。すごくよかったです。
KinKi Kids Forever〜♪」とステージの人たちと一緒に歌えるしあわせ。まわりの人もみんな口ずさんでいて、とってもいい空気が流れていました。この曲はファンにとっても宝物のような曲だなあとキュンキュンしながら聞いていました(笑)
最後の「na na na na〜♪」の所で、だんだんバンドの音が薄くなっていって、ふたりの声と彼らに合わせるファンの声だけになっていくのですが、あんなに広い東京ドームなのに一体感があって、それはそれはよかったです。

永遠に
ここまでずっとほぼ踊りっぱなしの印象だったので、やっと来た!はじめてのしっとりとバラードという感じでした。すっごくいい曲なのですが、やっぱりむずかしい曲だなあとも思いました。

MC
すっごく印象に残っているのが、モニターに映っているコウイチさんが、すでにしてものすごい汗だったこと。つよしさんが大汗をかいているのはよく見かける気がするのですが、コウイチさんは珍しい気がしました。すっごく暑かったらしいです。

Secret Code
 この曲は、バンドの音がすごく心地よい1曲です。
ビックバンドがものすごく厚い音を鳴らしているのに、KinKiの声が全然負けないことにびっくり。レーザービームみたいに音の間を縫って飛んでくる歌声が、切れがよくてスピーディーですごくよかったです。
イメージとしては、「99%リバティー」に近い感じがしたのですが、よりジャジーでドラマチックな感じかな!?(これは初聴きの印象なので、多分何度も聞いたら変わると思うので、信用しすぎないでくださいね!)
二日目にてっぺん近くで見ていたら、ものすごくバンドがいい音を鳴らしていることにあらためて気がつきました。ドームなので、鳴らしている音がどこにいても同じように聞こえるというわけにはいかないし、どうかすると反響したちょっと前の音が邪魔になって聞きずらかったりもするのがもったいないです。
この曲は後の方でもう1回歌うのですが、ほぼ会場中の全員が初聴きだったので、いまいちどんな風にのっていいかわからない空気が漂っていました。
その空気を察したのか、二回目に歌う際にはKinKiさんたちがとっても素敵に煽ってくれてびっくりするほどノリノリになるのですが、そのときのことは、またあとで書きたいと思います。

lOve in the Ф
 この曲が今回また聞けるとは思っていなかったので、すっごくうれしかったです。イントロが始まった瞬間に元旦と同じアレンジではなかったと思うのですが「φだーっ!!」と確信しテンションがアップ!アップ。
曲が始まったら「φ」の形の振り付けも元旦と一緒でふたりで踊っていた印象が強いのですが、バックにダンサーさんがいたかしら!?

Natural Thang (since 1997)
イントロが「since 1997」だったので、このあたりはアルバムφのコーナーなのかと思ったら、全然違いました。
多分この曲あたりは、今回のライブの最も大きな聴かせどころのひとつだと思うので、今後参加される方はお聴き逃しなく!!
イントロ後、ちょっとずつコードがシフトしていき、あれあれ?なになに?と思っているうちに彼らが歌いだした曲はなんと、なつかしの「Natural Thang」でした。
このあたりのアレンジ、ブラボーです。よりお洒落で大人っぽく色っぽく素敵な曲に生まれ変わっていて、鳥肌ものでした。
間奏になると、また「since 1997」のメロディーラインが出てきて、カメラが切り替わるように音のラインが変わっていくのが楽しくて不思議です。超お気に入りの1曲です。
最初、どうしてこんなに違和感なく2つの曲がつながるのだろうと不思議に思ったのですが、すぐに理由がわかりました。米倉利紀さんつながりなのでした。どちらも彼の作曲された曲なのです。2曲の相性がいいはずです(笑)
ちなみにこの曲もダンスがバリバリ入っていて、視覚的にもすごくかっこよかったです。もう1回見たい曲BEST5を挙げるとしたら、かなり上位に入る曲です!