ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

『King・KinKi Kids 2011-2012』 30日〜元旦 その2

この日記は、この日の日記の続きです。
あまりにもマイペースな更新で申し訳ありません。
何度かもういいことにしちゃうか?と思うたび絶妙なタイミングで「続きどうした?」と声を掛けてくださる方がいて、なんとかその2にこぎつけました(笑)
魅惑のオリスタなどを見ながら想像していただければと思います。
なお、この文章の中に記憶違いなどを見つけられた方は、遠慮なくレインまでご指摘いただけたらと思います。補足してくださる方も大歓迎ですので、どうぞご遠慮なくコメント欄などに書いていただけたらと思います。
Harmony of December
メインステージに戻ってふたりが並んで歌います。
バックスクリーンには、雪の結晶のような映像がキラキラ。
30日、わたしたちのところからは前の人たちの頭でふたりの姿はモニターしか見えなかったのですが、ステージ上にたくさんの(紙じゃなくてほんとうの雪みたいな)雪が降っているのはわかりました。
途中コウイチさんの歌声が聴こえなくなったのですが、この時点ではわたしたちは歌詞が飛んだのかな?くらいに思っていて、妹と顔を見合わせました。
ところがこの話は、のちにMCで詳しく話してくれました。
スタッフが美しく見せようと頑張って人工雪的な感じの雪をまいてくれたのですが、それがどうも降り過ぎてしまい、ちょっと上向き加減で歌っていたコウイチさんがブレスをしたら、その雪が喉を直撃したのだそうです。
「It's ハプニング!」と高らかにコウイチさん。
「もろに口に入っちゃって、むせまいとがんばっていたけどダメで、死ぬかと思うほどむせた」のだそう。気の毒でした。
コウイチさんだけでなく、つよしさんも実は危なかったそうで「そもそも『今夜は雪が降りそうだね〜♪』と歌っている段階で、もうたくさん降っとるがな」と思っていたそうです。
ここで確かつよしさんが「皆さんも雪には気をつけて」とか言いながら「あなたと出会って7年…」的な小芝居を始めました。いい感じでプロポーズをしていて「オレと結婚…えほえほえほ…」とかなったら洒落にならないとか、結構シャレっ気たっぷりに。魅惑の生小芝居。ああ、お芝居もまた見たいぞ!瞬間切実にそう思いました(笑)
この日家に帰ってから友達が補足してくれたことがあって、それは「このあと、つよしさんがコウイチさんとすれ違いざまに、胸のあたりをポンと触れた」というものでした。
コウイチさんはその瞬間驚いたように「えっ?」という顔で振り向いたそうです。
明らかにライブ進行とも観客とも関係なく「大丈夫?」的会話が無言のうちになされたということなのだろうと思うのですが、こういう小さいところに気がついた方々はすごいです。
当たり前ですが、ライブの主役として同じ船に乗っているふたりだけにしか分かり合えないことって他にもいっぱいあるんだろうなぁと思います。
始まってしまったからには何があったとしてもステージにいるふたりだけでなんとか切り抜けなくてはならないわけで…そのことの重さを時々思い出します。
わたしが見たシーンではないですが、その無言のちょっとした動きの中にお互いに対する思いやりと信頼が見えたような気がしました。
さて。ライブの話に戻して…
この「雪」翌日からは間奏とか曲終りで降っていたかな?とう程度にさっそく改善されていたようでした。
この曲では間奏のホーンのソロがとってもセンチメンタルでロマンチックに、エモーショナルに響き渡りました。
そしてそのあとに映し出されたふたりが伏し目がちで静かな表情、冷たい冬の歌ですが、歌そのものはとても温かく響きました。



INTER

屋良さんが米花さんが町田さんが、ふぉーゆーが…ステージやアリーナのKのあちこちにひとりずつ現れてスポットを浴びて美しいバレー風のソロのダンス。
てくてく歩く人のシルエット…と書いてあるのですが、多分これはこのINTERの最後の方で音楽をバックにスクリーンに映し出された映像だと思います。
バックの音楽が厚くて荘厳で、なんだかライオンキングかなんかの一場面のような、不思議なイメージの映像がありました。
バイオリンの美しいソロがあって、そこからFamilyのイントロへ。


☆Family ひとつになること
ふたりが衣装替えしていて、黒地に白の模様が入った衣装で登場しました。
(オリスタのライブレポページの2〜3ページ目。白い衣装の両側の小さい写真の衣装がそれじゃなかったかな。つよしさんの首元がひらひらしてました。)
ステージの上にふたつのスポットライト。なんだかドラマチックでドキドキ。
たくさんの写真が出てきて、目が悪いのでなんの写真だろう?と目を凝らしたら、花や木がたくさん映ってました。
最初ピアノの音だけで始まって、ふたりの声の印象が際立っていたのですが、昨年よりもずっと歌い慣れて、表現力が増したように思えました。
途中最初に重なった音はコーラス。アンプラグドなピアノの上に重なるKinKiさんの声、コーラスさんの声。とても美しいです。
大サビから弦の音が主張してきて、厚みが増します。
そしてわたし自身、昨年よりもずっとこの曲が好きになっていて、今年も歌ってくれてしあわせだなぁと思いました。



☆ヒマラヤブルー
目が覚めるようなブルーの照明に、その場の空気が綺麗になったかのように錯覚して、深呼吸(笑)
バックスクリーンは雪化粧したヒマラヤの山並み。
途中から上の方にオーロラの映像が流れ、下の方は延々と続く雪化粧した木々白樺?の林が映し出されます。
追記:やっぱり白樺じゃなくて雪化粧した木々でした。ちゃんと見てらした方に教えていただきましたので、訂正しておきます。
ふたりがお行儀よく立って歌ってる感じに不思議なほんの少しの違和感があって、その違和感の正体はなんだろう?と考えたら、多分スタンドマイクだと思いました。
最近動きがない曲であんまりスタンドマイクは見ないから、なんとなくのど自慢風の不思議なイメージがわたしの中で生まれてしまったらしいです(笑)
ふたりの声に透明感があって、ていねいに歌っていて(NHKのテレビで歌った時とほぼ同じような感じに思いました。)…やっぱりこの曲大好きです。
このシンプルさがとてもいいと思います。Familyからの流れも好きでした。




きみとぼくのなかで
オレンジ、カラフルなバックスクリーン。
ギザギザとした階段?のような映像。
この曲のために前の曲からスタンドマイクで歌う必要があったのかも?と思わせられるスタンドマイクならではの振付。
ゆっくりとした手だけの動き。「すーっと動いて、ぴたっと止め」な繰り返し…とわたしメモ(笑)
手旗信号みたいなダンス…とも書いてあります。みんなで真似しようとすればできそうな。みんなでやっても楽しそうなゆったりとした動きですが、なんだかKinKiのフリとしてはとっても新鮮で釘付けでした(笑)
ステージのバックがとてもカラフルな印象ですが、ダンサーさんの衣装が更に不思議で、あれはなんだろう?カラフルなかぶり物?衣装?を着ていたのですが、ユリかなんかお花?
照明もまたカラフルで、とても華やかでした。
ステージの上に動く歩道があって、ふたりがその上を滑るように歩いたり、乗ってじっとしたり。
そうすると動く歩道以外のところを歩いている人と速度に緩急ができてとても楽しいです。
一方でステージの上の色彩のシャワーとは一見相容れないようなスタイリッシュな曲と歌詞。ギャップ萌えな感じなのかしら?(笑)
何よりこの曲、わたしが大好きなのでもうちょっと長く聴きたかったです。短くてちょっともったいなかったなぁというのが正直な感想です。気のせいかもしれないけど。
歌詞もメロディーも堂島くんらしくって、KinKiさんらしくって…スピード感があってスタイリッシュ、都会的なムード。
どこか不安定で繊細で、にも関らず強く心をさらわれる感じはこれぞ堂島節という感じ。そしてさらにKinKiの醸し出しているムードとベストマッチです。
全然タイプは違うけど、Mistyを聴いた時と同じドキドキ感を感じました。またシングルで堂島曲、来ないかなぁ。



INTER
ずーちゃっ!ずずちゃっ!ずーちゃっ!ずずちゃっ!
ドラムとベースの重たい地底まで響き渡るようなリズム。
何が始まるのかな?と思っていたらつよしさんがスポットで照らされてソロダンス。

☆つよしDance
シャープで力強いソロダンス。
身体全体を使って、重たい音を手で手繰り寄せたり、操っているかのような大きな動き。
ロボットダンス系?と自分で書いてますが、う〜ん、ちょっと違うかも。つよしさんのダンスには珍しくとってもパワーを感じたダンスでした。(いつもは力の抜き方がすごくカッコイイと思うことが多いので、笑)とても新鮮。
強いて似ているダンスを挙げるとすれば「unchanged」かな。バックにダンサーさんを従えて創りこまれたダンスなところが似てました。

つよしさんが穴の中に消えると、コウイチさんの番になって彼が穴の中から現れます。


☆光一Dance
衣装を着替えて、つよしさんより一足先に王子様に変身。
レーザーの光をもてあそび、操るような動きでした。
補足:コウイチさんがMCで「来年は手からレーザーだしていく」と言ったのはこの場面つながり。
つよしさんが「うちの相方が開発した堂本レーザー」とか言っていたのでした。
グリーンのレーザーが彼の動きで一直線に走ります。
コウイチさんのダンスにしては動きは少なめですが、でも逆にそれが新鮮に思えたりもしました。
レーザーの剣でワルモノを打ち負かす勇者みたい!!もしくは魔術師!?
王子様衣装だと思っていたものが、この動きを見ていたらみるみる王様衣装に見えてきました(笑)

わたし、よくこの例えをするのですが、ふたりともタイプは違うけれども、ミッキーマウスのファンタジア、魔法使いの弟子っぽいイメージが浮かぶソロダンスでした。
レーザーの緑の光がドームの天井にまで走り、最後にKinKi Kidsという文字を形づくります。感動的です。



願う以上のこと 祈る以上のこと
今回とても好きだった緑の衣装。この色は新鮮でした。
バックに大きくてゴージャスなお城の映像が流れます。ただし、わたしはなぜかずっとおやつカンパニーさんのことを思い出してました(笑)ふたりが色は違いますが、あのポスター風味の衣装だったからかな?お菓子の国の王子さまふたりが背中あわせにカッコよく立ってお出迎え(笑)
カラフルな金色と緑のステキ衣装です。つよしさんの金色のパンツ(オリスタ参照)がピカピカキラキラ。とっても似合ってました。コウイチさんは似合いすぎてあまりにも自然(笑)こんな衣装が自然に見える人ってどうなの!?(笑)
華やかなイントロ、前の曲からの空気がパーっと一新されて、ポジティブで裏のない、とびきり明るいムードに変わります。
この曲はご存じのとおり、振付がどこかかわいらしいのもあって、よけい歌の主人公の気持ちがとっても純粋で温かいものに感じられて、キュンとしました。
カミスンやMステで歌い踊ったこの曲も大好きでしたが、生で見たらやっぱり断然生がよかったです。
最後の方で、つよしさんが「願う以上のことを〜♪」の「い」の最高音を出す時、ピンと指を立てるフリがあるのですが、ここの部分がテレビで見た時も大好きで、そこが見れるかな?と楽しみにしていたのですが、ちゃんと見れてきゅん。
もしかしたら、高い音を正確に出すためのコントロール(声楽の発声練習でよくやるアレです。)かもしれないけど、ものすごく好きな仕草なので、見れてうれしかったです。



ね、がんばるよ。
ひとりずつがステージ向かって右と左に分かれてどんどん上にせり上がっていきます。かなり上まで上がってから柵がブルーに光ります。
しょっぱな、長いアカペラで始まるのですが、音が若干聴こえづらそうで気の毒でした。
いつも思うのですが、この曲に出てくる男の子はKinKiさんのイメージにぴったり。やさしくて真摯。そして人としてかわい気のある一面を持っています。
そして気がつきました。「願う以上〜」の曲でも思った曲中の男の子のイメージはもしかしたら、ドリカムさんたちがKinKiさんに抱いているイメージなのかもしれない…と。なんだかすごい発見をしたような気持ちになりました(笑)
さらに言うとみわちゃんのイメージとも被っていて、ドリカムさんとKinKiさんが一緒にMステに出た時に感じた、両方のにこやかで楽しそうなリラックスした表情が浮かびました。このふた組のアーチストはどことなく醸しだす雰囲気、まとっている空気感が似ているのかも。だからこそのご縁かも。…いえいえ想像ですけれども。
どんな顔して歌っているのかとても気になってふたりの顔をそれぞれ双眼鏡でガン見したら、コウイチさんはめっちゃ歌に集中している真剣な仕事人顔。つよしさんは夢見るような、歌の世界に深く入り込んだ顔してました。
ああ、この人たちほんとにほんとの美男子…とほれぼれしたわたし(ほっといて、笑)



永遠のBLOODS
青空バックでそれはそれはさわやかでした。「ね、がんばるよ」から「永遠のBLOODS」はとても前向きで春たけなわなイメージ。
繊細で蒼いイメージの曲が多いKinKiさんずですが、実はこういう曲たちもとても似合うと思います。
元旦につよしさんの投げキス3連発。
ひゃ〜っ!バタっ。
そして30日は、歌いながらふたりがどんどんこちらへ移動してくるではありませんか!!
限りなく近く、さっきΦやボニバタを堪能させていただいた、まさかのその場所にふたり並んだ状態で聴こえてきたのは、「あの」スワンソングのイントロではありませんか!!
ええ〜っ!?ここで始まる?スワンソング!!
もちろん興奮マックスです。



スワンソング
30日、目の前からスワンソングがスタートして、一瞬にして沸騰したわたしたち。
なんてドラマチックな曲なんでしょう。
この曲になるとペンライトの海が一斉に輝きを増して(気のせい?笑)わりと穏やかに落ち着いていた会場が大きくどよめきます。
多分ファンがこの曲を大好きなことはきっとふたりにも伝わっていることでしょう(笑)そのくらいものすごい歓声です。
ただし、残念ながらふたりが乗ったムービングステージは、前へ前へと戻りながら、だんだんに遠ざかっていきます(笑)
それにしてもこの曲が初めてラジオでかかった時、こんなに盛り上がる曲になるとは誰が想像したことでしょう。
最初ちょっとした違和感を感じたあの歌詞ですら、今では「必然」のような気さえしました(笑)
そしてこの曲のふたりのダンスはとても細かくて結構激しい…と近くで見て改めて思いました。
ふたりそれぞれの立ち方とか、白鳥の羽ばたきの角度とか指先で作る表情とか、いろいろと絶妙でした。
この曲ではひらりひらり、ふたりがジャケットをひるがえすたびそこら中が「ひゃーっ」と熱狂してました。緑の衣装の王子様がふたり。
わたしはそもそも深きょんみたいに「王子様大好き〜(はあと)」という方ではなくて、たとえば一般的に王子様と言われているコウイチさんにしても、王子様的なところじゃなくて、人間コウイチに強く惹かれる方なのですが、今回、この緑の衣装を見て、ちょっと王子様株が上がりました(笑)