ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 懲りないわたし

 濃いグレーの曇り空がちょっと気になったのですが、出かける予定もあったので「まだ大丈夫に違いない!」と勝手に判断して「瞳」が終わるや否やバロンと外に出て、意気揚々と散歩しておりました。
 すると10分もしないうちに空がにわかに真っ暗になったと思ったら突然土砂降りになったのです。
 ひゃ〜っ!!と思いながら近くの交流館の軒下に駆け込んだら、同じように駆け込んできたパピヨンの銀ちゃんと迷い子犬らしきシーズーがやってきました。
 うちの近所はのら犬は皆無だし、人なつっこくてどうみても飼い犬という感じですが、首輪すらしていません。パピヨンの飼い主さんと、どうしたものだろう!?と話している間も、バケツをひっくり返したような雨がジャンジャン降り続いています。
 迷いシーズーくんはなぜかパピヨンの銀ちゃんが気に入ったらしく、なんとかしてパピヨンの背中に食らいつこうとするので、パピヨンは小雨になるまでの20分くらいものすごい声で吠えっぱなしでした。あんなに吠えたのでは、たぶんかなりくたびれたに違いないです。しかも銀ちゃんは超大型パピヨンなので、シーズーの倍以上も大きいのにです。
 そんなバトルの間、うちのバロンはというと、「く〜ん」とも言わず、隅っこに座りこんでひたすら存在感を消してました(笑)きっと雨音も銀ちゃんの吠え声も、知らない犬の猛アタックも心底怖かったに違いないです(笑)
 結局警察に電話しても「遺失物扱いにはできないので、保健所に電話してください」と言われるし、飼い主が探しているに違いないということになって、お互い家に帰ったら、行きつけの動物病院に電話してみるということになりました。
 ほんのちょっとだけ小止みになった頃、遠くの方で雷の音がしたので、今のうちに走って帰ることにして走りだしました。バロンは途方もなく雷が怖いのです。
 夏場は雷鳴が聞こえ始めると必死になって誰彼かまわず家族の膝によじ登り、ずっとぶるぶる震えているのが常なのです。
 散歩に出た時間は8時半ぴったりでしたが、すでにして9時を回っています。
 そんなこんなで、慌てて走り出したはいいですが、ほどなくまたバケツをひっくり返したような激しい雨が降ってきて、家に着くまでにはバロンもわたしもびしょ濡れです(笑)あ〜あ!!
 仕方がないので、その足でバロンをシャンプーして全身を乾かしたら11時。ぐったりです。
 本当は出かける予定だったのですが、なぜか先方からキャンセルの電話があって、今日ばかりはとっても助かりました。疲れすぎてしまってもう限界です(笑)
 それが証拠に、昨日から部屋干ししてあった洗濯物を畳んでオトートの部屋に持っていったら、ルナに誘われるようにオトートのベットに倒れこみ、おなかがぺこぺこだったのに、12時から30分間爆睡してしまいました。びっくりです(笑)
 さて、今日の地元の天気予報では「一日中雨が降ったりやんだり」とのことですが、ただいま日が燦々と降り注いでいて、洗濯物を外に出したい誘惑と戦っています。出しちゃダメかなぁ!?いいタイミングでしまえば濡らさないで済むかなぁ!?
 相変わらず懲りないヤツだなあとお思いのそこのアナタ。そうなんです。それがわたしなんです。
 あー干したい。干したい。干したい。干したい…ちょっとだけ試しに干してきます(笑)