ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 「あしたの、喜多善男」

 日々のバタバタの中でせっせと見ているのがドラマで、今期はさっさと見ているものと録画だけしていて、まだ見ていないものが極端なのですが、見ている方はほぼどれも追いついて見ています。
 金曜日には、「あしたの、喜多善男」10話を見て、ティッシュの山を築きました(笑)このドラマは、地味ですが本当に深くてせつなくてやさしくて、心がぎゅぎゅっと捉まれてなりません。
 どの登場人物もみんなどこか歪(いびつ)だったり弱いところを持っていたりするのですが、誰もが魅力的で愛おしい。明日が最終回なんてさびしいなあ。
 主題歌の山崎まさよし氏『真夜中のBoon Boon』も含め、すっごく好き。ふと何かをしていて、このドラマのことや登場人物の誰かの気持ちをぼんやり考えたりしています。宵町しのぶちゃんや長谷川リカちゃんの涙がいっぱい浮かんだ瞳とか、矢代平太のやさしさゆえに苦しんでいるうつむき加減の顔とか…喜多さんの弱くて強い両面とか…
 オットと話して、このドラマのテイストはNTVの「彼女が死んじゃった。」と似ているね。という話になりました。長瀬くんと深田恭子ちゃんのあのドラマです。
 こうやって深く考えさせられるドラマが好きです。やっぱり視聴率では計れないものってあると思います。ああ、明日は最終回…そう思うとせつないです(笑)