ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 時にはENDLICHERI☆ENDLICHERI!!

「最近、ケリーはどうしてるんでしょう?」「さびしいですね!」なんていうメールや拍手コメントをいただきます。tank2が終わりを告げてから3ヶ月、そろそろあの場所が恋しくなる頃なのかもしれません。
 今のところ大きな動きがないので、わたしもあえて日記では触れていなかったのですが、もちろん忘れているわけではありません。ケリー友達と会えば彼の話になるし、新作はどんなんだろう?なんて軽く盛り上がったりもします。ケリー友達と行き交う郵便物やメモにもれなくくーさんブロックメモが使われていることに気がついて笑顔になったりしています。
 さて、いつも遊びに行かせていただいている、コズモティックヤパンコズモさんが、9月5日にとても心に響く日記を書かれ、なんだか触発されたので、ご本人にご了承をいただいた上で、わたしもENDLICHERI☆ENDLICHERIについて書いてみたいと思いました。
 いつもながら、日記のアイディアを思いつくのは早いわたくし。リンクのお願いに行くのも早かったし、了承をいただいたのも早かったのですが、もたもたしているうちにKinKiの新曲祭りが始まってしまい、結局のところこの時期になってしまいました。
 「E☆Eの新しいニュースが来たら真っ先に更新しよう」なんて思っていたわけですが、コズモさんの日記を読んで目からうろこでした。「特別ニュースがなくったって書きたきゃ、書きゃいいんじゃない!?」「そうだ!書いてみよう!」というわけで、特にテーマがあるわけでもありませんが、最近思っていることをつらつらと書いてみます。
 たいして内容がないわりには、やっぱりもって長いです。勝手な戯言です(笑)ご興味とご覚悟がある方は、続きを読むからどうぞ。
 さて、コズモさんが書いていた9月5日付けの日記のタイトルは会議準備中といい、ケリーへの素直でまっすぐな想いがほとばしっていてとてもいいなあと思いました。
ケリーをまっすぐに応援している大学生男子の熱い思いに触れて、わたしの頭の中にも数ヶ月前までのいろいろな光景が一気にフラッシュバックしてきました。思えばケリーファンは本当に多種多様でした。いつ行っても活気あふれるライブ会場では、様々な年代層の様々な人たちが、自由にのびのびと音楽を楽しんでいましたっけ。
 サロペットの肩ひもを片方はずして粋にキメていた60代くらいの方は、お元気かしら?おかあさんの隣でぴょんぴょん跳ねていた小学生の女の子はお家でもケリーを聞いて跳ねてるかしらん?外国人の2人組みはケリーの名前を覚えたかなぁ?近くの席でひとり踊り狂って盛り上がっていたオット世代のおじさんは?何度かいらしていたお相撲さんたちは?…そして、ライブにご一緒させていただいたお友達の皆様方は?
 最近、ドウモトツヨシとは知らずにケリーに出会ったという人に「検索したらふぇるまーたのライブレポが出てきました」なんていうメールをいただいたり、始められたばかりのフレッシュなブログを見つけたり、今までとはちょっと違う新しいエネルギーが加わっているのを感じます。ENDLICHERI☆ENDLICHERIは独自の進化の兆しを見せているのかもしれません。
 これを書き始める前に、実はちょっとだけ復習しようかと思い、わたしが以前のイベントに参加した時の日記を読み返してみたりしました。このあたりです(笑)なんて暑苦しくて長ったらしい文章!
 この後すぐにKinKi Kidsのイベントがあったり新曲が決まったりしたので、ずいぶん前のことのような気がしますが、まだまだ3ヶ月しか経っていないんだなあとしみじみ。月日の流れるのが早いような遅いような不思議な気持ちです。
 こんな日記でも、書いているとこんな風にすぐに過去に戻って行けるところが便利です。あ〜あ!またあのtankの独特な空気の中に入りたいな。ハイレベルの音楽のシャワーを浴びたいな。レーザー光線のようにまっすぐな歌声に震えたり、囁くように繊細なpp(ピアニッシモ)の声に全身で集中して聞いたり、だんだんにトーンを上げるフェイクに酔いしれたり。多彩な歌声にキュンキュンしながら、鳴り止まない拍手の中でじんわりしあわせに浸りたいな。
 そんな想いを心の隅っこに抱えた最近のわたしはというと、前回買い損なったPASMOを買い、次のtankに備えてみました(笑)どうぞ我が家からそう遠くないところに新しいtankが建ちますように(笑)知恵を絞って路線を選び、PASMOを駆使して最低限の時間で往復して、家族に迷惑を掛けない程度に(主婦ですからね!ここ大事、笑)いっぱい通えたらいいなあと思います(笑)
 コズモさんの文章で、特に心に響いたのはたとえば、こんなところです。

「良いものはより多くのその価値が分かる人に伝えたい」

まったくです。それから、ここ。

ENDLICHERI☆ENDLICHERIの旅は共に旅して色んな場所を見られる世界なんだと思う。一緒に成長して行ける。今いる場所じゃない所を一緒に見に行けるみたいな。」

そうなのよ、ここここ(笑)とっても共感しました。
 わたしにとっては、ENDLICHERI☆ENDLICHERIの最大の魅力は、まだ形が定まっていないところです。彼の音楽性や才能は生で聞いた人ならば誰もが認めるところですが、ジャンルにおいてどこを向いて走っていくかわからないというのが最大のスリルです。考えてみればソロ活動を始めるようになってからの彼は、ひとつとして同じ方向性のアルバムを作っておりません。これが彼の音楽の旅路だとすれば、ちょっとずつ遅れて彼の旅路を辿る旅をさせてもらっている感じなのです。
 今までの経験からは入ることがなかった、あまり自分に馴染みのないジャンルの音楽世界へ、どんどん連れていってくれるので、とっても刺激的です。
 たとえば、KinKi Kidsの世界はわかりやすくて、今までわたしが触れて来た音楽的な土台の上にある音楽なので、努力しなくても十分に味わうことができるのですが、ケリーを知ってから、今度は新しい音楽の扉を開く楽しさを知ってしまったような感じがします。
 ブルース、ファンク、アフリカの楽器やリズム、トランス…「もっとわかりたい!」「もっと楽しみたい!」という気持ちでいるうちに、どんどん気になる音楽のジャンルが広がって、音楽の許容範囲が広がった気がします。
 それもこれも、とどのつまりは魅力的な彼の歌声や音楽性を十二分に楽しむためで、自分から積極的に同ジャンルのほかのひとの音楽に触れてみたり、彼が今はまっているというCDを片っ端から聞いてみたり、この学習意欲が、もっとちゃんと学生している時にもてたらよかったのにと思うくらいです(笑)まあそんなことを卒業して20年もたっていまさら言ってもですが(笑)
 これを誰に頼まれたわけでもなくしている自分が、時に冷静になると笑えたりもするのですが、今までなら絶対に聞いてみることもなかったCDを手にしたり、クラシックラブなのでこと音楽に関してはある意味保守的過ぎる一面があるのですが、その保守性がちょっとずつ柔軟になったり…こういうことがあるのがとっても楽しいではありませんか(笑)
 多分これが誰かに頼まれたことだったり、これで自分の商売をもうちょっとうまくやってやろうなんていう下心があったら、こうはいかなかった気がします。
 こうやってただただ彼の音楽に触れたい一心で勉強したことが、やがて「偶然」(ここ大事!笑)クラシックピアノを教える上で何かの役に立ったり、生徒の心をつかもうとするときに役に立ったりしたらうれしいなあと思います。
 また、ここしばらくENDLICHERI☆ENDLICHERIがお休みしているので、他の様々な音楽に触れて楽しんでみて思うに、ボーカルのすばらしさやバンドを含めた音楽性以外にも、ケリー独自の大切なポイントがあったことに気がつきました。それは、詩の世界です。ケリーの音楽は、他の誰の詩の世界ともかぶらない、オリジナリティーあふれる詩の世界を持っているのだということを、他をいろいろ聞いてみて、益々痛感したのです。
 元々彼が作る詩はとても独特で、その言葉の選び方とか、節回し、韻の踏み方などが好きでしたが、ENDLI☆TVの中で歌の中の「詩」がどんどん流れる映像を見た時、あらためてその詩の威力に驚きました。言葉のひとつひとつが零れ落ちる宝石の原石のように思えたのです。
 LFなどで使う言葉も独特だし、彼の場合、物事に対する感じ方もまた独特。たとえば今彼の目に映っているものや彼がお休みの時に見聞きしたもの、他のアーチストのライブを見て感じたものが、また新しい彼の「詩」のインスピレーションを広げているのではないかと思うと、今度はどんな言葉を選んで、どんなメロディーに乗せて放ってくれるのか、とってもとっても楽しみです。
 さて、ケリーのグッズの通販が始まって、わたしはケリーグッズの中からどうしても縁がなくて(というより並ぶ時間がなくて)買えなかった傘を注文しました。パープルとホワイト1本ずつ。半ばあきらめていたので、これが手に入るのは本当にうれしいです。
 確か、彼はコスモロジーの最後の方で、「要望を聞いてみると、ファンと自分が求めているものは一致していることがわかったけれど、なかなか思ったとおりにことが運ばなくて…でも、少しずつでもあきらめず動かして行きたい」というようなことを言っていました。
 その言葉が妙に頭に残っていたのですが、今回通販が始まったのも、彼ががんばった結果だったりして、なんてそんな風に思いました(事実は、必ずしもそうではないかもしれませんが)
 彼が見えないところで着々と明日に向けて動いているのだから、わたしたちも今できることをちゃ〜んとしておかなくてはね!昨年も今年もそうでしたが、いざ始まってしまうとtankの世界にどっぷりになりすぎて、往々にして他のことがお留守になりやすいですからね(笑)
 多分、ケリーが本当にど真ん中だと思うジャンルが見つかったら「旅」は終わりで、その後はそのジャンルの大家になって行くのかもしれませんが、まだまだ旅路の途中らしいし、一緒に行けるところまで、旅を続けられたらいいなあと思います。
 そして、先の予定が発表される前だって、これといって特別な話題があるわけじゃなくたって…時には一緒に語りましょ!!
追記:SPECIAL THANKS:コズモさん、そして、背中を押してくださったケリー中毒さま。遅くなってしまい、本当に失礼いたしました!!