ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 決死のドライブ

 今朝、朝一で以前の日記に書いた「大阪弁おみくじ綿棒」を引いたら、「大大吉」でした。きゃ〜っ!うれしっ!ちなみにお言葉はというと、「おてんとさん、おおきに〜!」このところの太陽はちょっと「おおきに〜!」とは言いがたいやりすぎな感じですが、お陰さまで梅雨明け前と比べてお野菜の値段も下がってきたし、野菜の味も明らかによくなってきた気がするので、贅沢は言うまいという感じ。
 昨日もまた、恐ろしく暑い日だったのですが、夕方5時前くらいから雲行きが怪しくなって、ものすごい夕立になりました。ドッカンドッカン何度も近くに雷が落ちた音がして、瞬間的な停電が2回。夕立というよりは、南国住まいだった頃のスコールみたいな感じでした。
 さて、雷といえばバロン。このイヌは本当に雷が嫌いです。タイミングが悪く、ちょうど食事の支度の時間だったのですが、抱っこイヌに成り下がり、どうにもこうにも動けません。途中から昼寝していたオトートをたたき起こして抱っこ番をさせようと思ったのですが、彼は「暑い!暑い!」と言ってすぐにバロンを下に下ろしてしまうので、途中から信頼を激しく失って、わたしにつきまとう、つきまとう(笑)
 床下にある醤油を取ろうとかがんだ隙に膝によじ登ったり、二本足で足にしがみついたり、それはそれはしつこいので、とうとう座り込んで抱っこ。夕方涼しくなってから買い物に行こうと思っていたので、冷蔵庫は限りなくからっぽに近くて、野菜はというとピーマン5個とかぼちゃくらい。あとは豆腐と塩蔵わかめ。冷凍庫の鶏肉とジャコを解凍して、ピーマンのおかかジャコ炒めと、鶏肉の中華ソテーを、豆腐とわかめで味噌汁を、あとはかぼちゃの煮物でいいかと決めたものの、香り付けのねぎもなければしょうがやにんにくもありません。にもかかわらず、とりあえず膝が空かず、腕も振るえないという(笑)
 さて、雷が最高潮にひどくなり、土砂降りになったところでオットから電話がありました。「駅のそばのおそばやさんの前にいるんだけど、迎えに来てくれない!?」というのです。ちょっと待って!!お願い。駅にいてくれれば、楽々車で迎えに行けるのですが、よりによって、駅からちょっと離れた線路沿いの小道のそばやの軒下にいるとは・・・
 歩いて迎えに行くと7〜8分の距離なので、晴れていればなんのことはないのですが、この落ちまくりの雷の中、傘を差して行くとなると、バロンじゃなくたって、怖いです。黒こげになりそうな予感さえします。
 かといって車で迎えに行くとなると、小道へ入らなくてはならず、ここは車一台がやっとな癖に一通じゃないし、一番狭いところは、車幅プラス30センチくらい。こんな道は晴れた日だって通りたくないし、前もロクロク見えない土砂降りで車で突っ込んだらどうなるんだろう!?な〜んて、考えただけでも足がすくむ感じで、「ちょっとどうやって迎えに行くか、考えさせて!」と言って電話を切ったまま、しばし考え込んでしまいました。
 結局は、どうにも傘を差して歩いて行く勇気がなく、車で行くという方法を選んだのですが、まったく決死の覚悟というヤツ(笑)にっちもさっちも行かなくなったときのために、とりあえず冷静なアネに横に乗ってもらい、ドキドキしながら迎えに行きましたよ!
 さすがのアネも、こりゃあ母を刺激しないように・・・と思ったのか、今思い出してみるとBGMに「世界中のみんなで」を選んでくれていて、これを聞きながらものすごい徐行運転でゆるゆると。そういえば、マレーシアでもよくこんな日に運転を余儀なくされたなあなんて思い出したりして。そうそう、ここまで雨風強いと、みんな徐行運転だから、思ったほど怖くはなかった・・・というようなことも、運転してほどなく思い出したのですが(笑)
 幸いにも車をぶつけることもなく、対向車にぞっとすることもなく、無事にオットを拾って来れたのですが、「次回から迎えがいるなら、駅に留まっていてよね!」と今朝も念を押してしまいました(笑)あ〜っ!怖かった〜(笑)
結局オットを拾って帰ってから食事を作ったわけですが、この後も失敗の数々があって、そりゃあもう散々(笑)ご飯にありついたのは、8時前。オイスターソースと間違えて、甜麺醤を入れてしまうし、みりんのつもりで酒を入れるし・・・多分思っていた以上に動揺していたのかも(笑)