ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[日記][KinKi Kids]tankから帰って来ました。(10月2日、午前0時半過ぎに下書きしたものです)

 今、テレビでチェロの演奏会を見ながら書いています。チェロ奏者のジャン・ギアン・ケラスがアンコールで、大好きなクライスラー作曲の「愛の喜び」を弾いたので無駄にとってもテンションがアップしています。今晩はちょっとした刺激に、心が反応しやすくなっています。
 爆笑問題の太田さんの言葉を電車の中で読んでいて、なんだか心に染みわたったり、「宇宙船地球号」で川口の川の再生物語を見て地域の人のがんばりと最新技術の素晴らしさにグッときたり…多分tank効果でしょう。
 昨日のピアノのレッスンで、先生がわたしの前にレッスンをしていたぴっかぴかの中学生に、「とにかく本気でいいものを生み出そうと思ったら、トップを目指してゆくのなら、いろいろなものにとことん心を動かされなきゃダメよ。お芝居だったり、名作の本だったり、オペラだったり、ジャンルの違う音楽だったり、バレーだったり。とにかく片っ端から目で見て心に刻み付けなさい」とおっしゃっていたのを思い出しました。
 中学生のように輝かしい未来がある身ではないにしろ、わたしもこれからまだまだ上手になるつもり(笑)・・・という心意気だけは持っているので、「だから心を動かされることに貪欲なのだ!」ということにしておこう。逆に「年を重ねて経験を積んだ者でなくてはこうは弾けない」という世界もあるはず?!あるかな?あるかもしれない?(笑)言いながらだんだんにトーンダウン(笑)
さて、書きたいことがたまっているのにいっこうに書けないのは、家事もまたたまっているから。今日は9時過ぎには家にいたのに、どういうことでしょう!(またまた、記録更新です、笑)
 夕べは今日出かけさせてもらうので、深夜1時まで冬服を出したり、長袖シャツにアイロンをかけたりしていました。今朝は6時半に起きて、オトートを模試に送り出しました。その後自治会の会報を15軒に配ってまわり、回覧板を先頭の家に回して、家族の昼食と夕食を用意したら、出かける時間になりました。そして、tankへ。平均睡眠時間が5時間くらいなのに、ちっともキツくありません。tankがオアシスみたいになっていて、帰って来るとエネルギーが満ちている感じがします。次に行けるのは、もうかなりおしまいの頃なので、このエネルギーを枯渇させずに持たせることができるのか、ちょっと心配ではありますが(笑)
 ちょっとでも、今日のtankがどんなだったかお知りになりたい方もいらっしゃるようなので、やはりこの話題は最優先で、ほんのさわりだけですが、書いておきます。ネタバレありなので、続きは隠します。読んでもいい方だけどうぞ。
 今日は同行してくださる方がいて、とっても楽しく過ごしてきました。詳しくは明日以降にまとめたいですが、書く時間があるかどうか。なので、とりあえず特に心に残ったことをちょっとだけ。
 再追加になってから、わたしが見るのは2回目ですが、いろんなところがずいぶん変わっていて、びっくりしました。一番のびっくりポイントは、あのエンドリをかぶってギターソロになるコーナーです。
 なぜかつよしさんがギターを置いて舞台の袖に一回はけて、何を始めるのかと思ったら、助走をつけて走ってきてロンダート(側転みたいなの)をしたのです。そのあともまだまだやる気満々のパフォーマンスは続き、小学生の頃体育でやった飛び込み前転みたいなことをやって、そこからブレイクダンスに突入し、しばらく気持ち良さそうに、パキパキと踊ってました。
 やがてギターを抱えて、女性が長い髪の毛をかきあげるように、うるさそうにどっこいしょと尻尾をかきあげてギターソロに戻っていったので、イマイチ今起こったことに現実感がなかったのですが、一拍おいて会場はやんややんやの大騒ぎ。もちろんわたしも大興奮(笑)でした。
 それから、今日はオリカラの変わりに「街」が入っていて、前回の「オリカラ」に続き、ここでまたしても心を直撃されました。自分ではそんなに意識したことはなかったのですが、実は堂本剛名義のシングル曲には、わたし自身にどれにもものすごく思い入れがあって、どれを耳にしても反射的にキュンキュンしてしまうということに気がつきました。なんで?いつから?自問自答するもわかりません(笑)
 中でもデビュー曲でもあるせいか「街」は特別みたいです。この曲は・・・と判別した瞬間に、「ばきゅ〜ん!」とか「ずきゅ〜ん!」とか擬音を入れたくなるような撃たれ方をしてしまいました。もう会えないかと思っていた、大親友に再会したような、そんな感じです。
 新しく出会ったこの曲では、最初の方は特に余裕しゃくしゃくに歌っていて、こんな風に余裕を持って歌うようになったのね、全然違うオトナっぽい曲にも、明るい曲にも聞こえるわ・・・なんて思っていたのです・・・最初は。
 ところが実は、とってもゆっくりとした、最初は気がつかないくらいわずかなクレッシェンドが仕掛けられていて、気がつけば徐々に上がるように仕向けられていました。無防備なまま聞いていたわたしは、「この身体、まだ行けるさ〜♪」で堰を切ったように感情が流れ出して、どうしようかと思いました。完全にケリーの策にはまってしまったというわけです。
 以前にオンタイムでこの曲を聞いた時は、なんだかとっても痛々しくてはかなげで、胸がちくちくするような曲だと思っていました。その頃はつよしさん自身が傷を負った野生動物のようでもあり、彼の表現力にやられるというよりも、彼の存在そのものに痛みを感じつつ聞いていたのかも。
 でも、夕べのは違いました。声にも表現にも統制が効き、余裕を持って歌っていて、なんて極上のパフォーマンスをするんだろうと、心のどこかで冷静に思いつつも、曲の中身に心をまるごとさらわれて大満足でした。
 一緒に行ったKさんとも、最初の会話は「街」でした。
 そうそう、「街」とともにやっぱり心を奪われたのは、例の未発表曲でした。まだ2度しか聞いていないのに、文句なしに好きな曲になっています。低音からレーザービームの高音、やわらかいファルセットまで、ケリーの本当に多彩な声や表現力を余すところなく味わえて、この1曲はエンドリファンには鳥肌ものだと思います。いつか形になってメディアでご披露する日が来るのでしょうか。楽しみです。