ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

  遅れながらも途中までなんとかアップ!

 とりあえず、大雑把に前回2回分の感想をアップします。(昨日のにまで、結局行き着けませんでした。)
 もうちょっと「ふぇるまーた」テイストの感想については、ここ数回分をまとめて箇条書きにしている途中です。なので、ここから先の感想は多分に感情的かついわゆる「イタイ子ちゃん日記」ですので、覚悟がおありの方のみどうぞ。
☆7月20日 オトート参戦記
 中3男子(オトート)を連れて、Tankへ。前回に一度連れて行ったし、実は今回は連れて行くつもりは全然なかったのですが、特別な事情により友人がいかれなくなり、1枚浮いてしまったチケットをどうしようという話になった時、彼が大いに憤慨したのです。「なんで、今回ボクはスルーなの?」と。「え〜?!アンタ、まさか行きたかった?」と聞いたら、いつ「行こうか?!」と誘ってくれるか待っていたのだそうです。というわけで、急遽オトートと参戦。彼も中3だし、母とふたりだけでライブに行くなんてことは、今後ないかもしれないし…ということで、連れて行きました。
 微妙に意識する年頃なのか、電車の中ではわざわざ違う場所に立ったり、往復では会話らしい会話もほとんどしませんでしたが、ライブ自体はすご〜く楽しかったようで、帰り道では鼻歌まじり(笑)Mさま、ホントにほんとにありがとね。
 ライブ中は、オトートの手が後頭部にいっぱい当たるので、彼がノリノリであることを知りました。どうやらちゃ〜んとフリもやっていたらしいです。わたしがそれに気がついてしまうと、途端に照れ屋の彼はやめてしまいそうだったので、一度も後ろを振り返りませんでした。最初、「もし足が痛くなったら、座ってもいいの?!」とか言っていた癖に、座るどころか、アンコールでさえ力いっぱい高い位置で拍手!見てみぬふりを徹底した、わたしってエライ!(笑)そもそも照れ屋の彼がこんなに人が多いところで踊ろうなんて思うことが信じられません。これぞ、ケリーライブの魔法にかかったということなのでしょうか(笑)
 母がメロメロと見ている横で、オトートはというと、案外冷静に舞台装置がきれいとか、最初の画面がいいなとか、照明が素晴らしいとか、いろんなことをめまぐるしく思っていたようで、そんな話を家に帰ってからぽつりぽつりとしてくれました。
 気がつけばエンドリクリアファイルに塾のプリントをはさみ、缶バッチを塾バックにつけて、平気で出かけています。KinKi Kidsのグッズだと「女子用のもの」というイメージで恥ずかしく感じるらしいのですが、エンドリだと男が好きでも恥ずかしくない感じなのですって。その差はなんなのでしょう?!どちらも好きな母にはわっかりませ〜ん!
 一方でオトートは母の影響もあり、つよしさん自身が悩める人で、いろいろと心身ともに苦しみながら、やっとここまでこぎつけた人だということもいろいろ小耳にはさんで知っています。
 ご存知の方も多いことと思いますが、オトート自身も生まれながらにいろいろと余計なものを背負っています。口には出さなくても、苦しい思いをしていることはいっぱいあるに違いありません。本当の意味での壁は、これからたくさん越えてゆかなくてはないないのかもしれません。でも、本当に目の前に壁が立ちはだかった時、今回のこのライブでの輝いているケリーが頭の隅っこにでも残っていたらといいなあと思います。
 数年前のつらそうなつよしさん。どこか所在なさげだった彼が、何年にも渡る時間の中でゆっくり浮上して、こんなにもいきいきとまっすぐに前を向いてステージに堂々と立っているわけで…それって本当に素晴らしいこと。どんなにどん底まで追われても「絶対に人は何度でも立ち上がれる!」ということを体現して見せてくれるケリー。今日目の前でみたことが、彼の記憶に残っていれば、未来のオトートの糧になる日があるかもしれません。母の考えはどんどん飛躍して、そんなことまで一瞬にして思ったりして見ていましたが、当の本人は今はそんなことは一切考えず、ただただ楽しかったみたいです。もちろんそれで十分(笑)だって、楽しむためにライブに行ったのですからね(笑)
☆7月23日参戦記  なんてったってアイドル!編(下書きは、27日あたり)
 かれこれ1週間もたっているというのに、実を言うといまだにひきずっていて、ケリーが脳裏にちらちらしていて、何をしていてもため息…という恐ろしいことになってます。超至近距離、3列目で見たつよしさんは、今更ながらですが、ものすごい吸引力でした。まわりの皆さんもそうであるらしく、前の方だけ時々ノリノリのはずが動きが止まってしまったりしています。見とれてしまうの。わたしなんて「音楽さえあれば」なんて思うこともあるくらいなのに、気がついたら3回くらい、つよしさんに見とれてリズムが他の人と大幅にずれてました。恥ずかしい。
彼は見ていないようでいて結構客席を見ているので、動きが止まる瞬間が見えてないといいなと何回か思いました。ガン見しているわたしたちが、ステージから見ると音楽を否定しているように見えたらイヤだな(笑)決してそんなことではないですから(笑)一瞬ですが注意を散漫にするものがあるとしたら、それはアナタ自身です(笑)恐るべしアイドルパワー!もちろんそうですとも!わたしってば、アイドル堂本剛のファンでもあったんだ…と、久しぶりにしっかり徹底的に思い出させていただきました。
 それにしても、ちょっと緊張気味にマイクに向かう様も、ちょっとした髪をかきあげる仕草も、横を向いて指示を出す真剣なまなざしも、つねにゆらゆらと音楽にゆだねているその体のラインも、目を惹くったらありません。その上バンドの皆さんとふと交わす素の笑顔ったら極上です。
 至近距離で見た衣装は、月刊テレビジョンで着ているレインボーTシャツを黒ベストの下に着て、うっすらヒゲだったのですが、そのヒゲがまたなんだか妙に大人っぽくてアンニュイでカッコよかったです。普段はヒゲ派でも、反ヒゲ派でもありませんが、今回のライブではこっちのがいいです。髪の毛は横が思ったより薄くしてあって、汗をかくと耳のあたりの顔の輪郭が丸見え。テレビよりずっとシャープで華奢な輪郭をしていましたが、腕の辺りだけは結構筋肉質。細いけれど、シルエットは丸みを帯びていて、ダンスをするとラインがしなってとっても綺麗でした。
 せっかくこんなに至近距離なんだから、音楽のいろいろをとことん見届けてやろうなんて意気込んで参戦したのですが、とってもそれどころではありません(笑)顔に体に指先にシルエットに、仕草に、いちいち惹きつけられて撃沈!なので、ところどころ近くだからこそ、気がついたことだけに絞ってレポ。
 ケリー本人は、歌だけに集中しているようでいて、ものすごく冷静に全体を見ています。多分スタッフ用のマイクに、曲と曲の間に何かをしゃべったり、後ろの方のメンバーに気を配ったり、そういう時はものすごくいい意味で覚めた顔。それこそ360度見渡せるうさぎのように(マイボスネタです。わからない方ごめんなさい!)抜け目ない感じでした。そんな顔をしていたかと思うと、不意ににこにこと素の顔になってバンドのメンバーと目を合わせたり、飲み物を飲んでは大きく深呼吸して歌に戻ったり。瞬時にして顔が変わる変わる。コロコロ変わる表情にも釘付けになります。
 まわりのバンドの皆さんも、見ているととても面白いです。皆さん、自分の見せ場だけに集中しているのではなく、体がみんないつも揺ら揺らリズムにのっていて、スタンバイは常にOK!ここぞという場面をはずさずに、ひとりひとり、待ち構えたように参戦して行く感じ。
 ケリーは、幕が開くのを待ちきれず、スタンバイしてすぐに、ステップを踏み始めます。薄いカーテンの向こうでガンガン踊っているのがはっきり見えました。意識的にはもちろん、無意識にもずいぶんステップを踏んでいて、特にムーンウォークがたっぷり見れました。「雄」でもずっと足元はムーンウォーク。さすがジャニーズ。小さい頃から美しい形が染み付いているのか、ちょっとリズムに合わせて体を動かすその動きでさえ、とってもきれいです。
 目の前で見たタップ、そしてそのあとの「生きてゆくことが」の歌は記憶の中に姿ごと焼きついて、どうしても離れません。23日はかなり感情の揺れに忠実にステップを踏んでいて、全体的に結構激しかった気がします。fffくらいから、pppまで音の大きさが激しく変わり、時間をたっぷりかけて、うねりのようにだんだんに流れに乗って行った感じがしました。情熱とか、怒りとか(多分、社会に対して?!)はかなさとか、そんなことを思っているのかしら?なんていうのは、見ていたわたしの妄想。なんだかとってもドラマチックでした。
 その後のマイクスタンドをもてあそぶしなやかで表情たっぷりの指先ったら…これは絶対に18禁だってば。マイクをたどってゆく指先に釘付け(笑)ライブ後に友達と顔を見合わせて真っ先に触れたのもそこ。やっぱりね。他にも常に色気を発していて、ドキドキする場所はいっぱいあったのですが、一番目をひきつけられたのは、意外にも指先の動き。さすがにのぞきませんでしたが、双眼鏡を使うとしたら、肉眼でも十分に綺麗に見える顔よりも、そこら中でうわさの腰よりも、ドアップで指先の動きを見てみたかったなあなんて、不思議なことを思いました。
 隣で一緒に見ていたのは、わたしをキンキコンにいざなってくださった、姉のような存在のIさん。2000年の冬コンで彼女からチケットを譲ってもらわなければ、多分わたしのキンキライフは一生茶の間どまりだったかも…という恩人のようなお方です(笑)
  そうそう、近くで見ていたので気がついたのですが、アンコールの前の時間、実はスタッフが楽器のチューニングを念入りにしていることもわかりました。あれだけ動き回って吹いたり弾いたりしたら、それはチューニングも狂うに違いないと思いましたが、楽器のメンテはかなり念入りでした。そういえばいつだったか、後半になると、時々わずかに楽器同士のピッチがずれている?と感じることがあったのですが、これは多分思った以上に重要なことで、特につよしさんはかなり絶対音感をお持ちのようなので、この微妙なずれが一度気になり始めたら、ものすご〜く、気持ち悪いだろうなあと…そんなことを思いました。
 蛇足ですが、23日はライブの後で、もう一人の光一さんファンの友達と合流して、わたしにとって姉のようなおふたりの方々と一緒に、旧交を温めました。
 彼女たちの前では、どこまでもひよっこファンのレインですが、この方たちの間に入ると限りなく安心してしまうわたしは、思い切り飲んだくれて、いい気分。
 終電まで数本というぎりぎりの時間だというのに、電車の中でどうしてもトイレに行きたくなって、途中下車しました。大井町。まだ乗ったばっかりと言ってもいい場所です。
 どんなに飲んでもそんなに変わらないし、気分が悪くなったりもしないものですから、ついつい調子にのって飲みすぎてしまったというわけです。気持ちが悪くなったわけではないので、駅のトイレに徒競走並みにダッシュして(みっともない、笑)なんとか次の電車にすべりこみましたが、恥ずかしいことこの上なし。これで終電を逃したら、「一生の不覚!」ということになるところでした。実は一瞬にして、「都内のどこまでなら電車で行けて、そこからタクシーに乗ったらいくらか?もったいないからいっそのこと、駅で寝るか?その場合の言い訳は…う〜ん、そりゃあいくらなんでもまずいな。」なんてことまで考えましたよ。(笑)あ〜あ暴露しちゃった!恥ずかしい!
 このまま昨日のことも書こうかと思いましたが、時間切れ。続きは明日以降にまた(笑)