ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 上半期ベストヒット30

 今、どんな音楽が旬なんだろう?と興味津々で見たのですが、ベスト30の中には、同じアーチストが何曲も入っているんだなあ・・・と実感したランキングでした。オレンジレンジにあゆちゃん、B'sにSMAPKinKi Kids。複数曲ランキングに入っているアーチストがこんなにいます。いつもこうでしたっけ?
 KinKi Kidsファンタスティポも入れると3曲も入っていて、ファンとしてはたくさん過去の映像を振り返ることができてうれしい限りです。
 が・・・・それにしても、ヒット曲たちをみていると、ほとんどの曲がCMソングだったり、ドラマの主題歌だったり、映画の主題歌だったり、スポーツ番組とタイアップしていたりして、タイアップがないものがほとんどありません。「音楽というものは所詮、たくさん耳にしてこそ浸透する」というのが証明されたような形というべきか、はたまた単純に一般の人が新しい歌手や歌を聴く機会がないということなのでしょうか。
 それでもちょっと前なら有線から火がついてとか、ラジオ番組、音楽番組から生まれたヒットもあった気がしますが、最近ではこういうパターンもあまり聞きません。純粋に音楽だけでまわってて、しかも比較的ジャンルや歌手が偏らず楽しめる音楽番組がミュージックステーションか夜中のCDTVくらいだし、とにかく新しい音楽に触れる機会が絶対的に少ないというのが背景にあるような気がしています。
 最近芸人がこれでもかと出てくるような歌番組を、歌をチェックするために見るのがつらくなって来ました。歌手のトークと歌だけでは番組としての視聴率につながらないのかもしれませんが、今回のこの番組にしたって、キングコング青木さやか嬢のトークが半分を占めているし、ゲストに要求されているものは、うまくお笑いの人とからんで、おもしろおかしくトークすることなのかも。そして、ブレイクタイムのように流される歌。
 それでもこういう番組を見るのは、新しいステキな曲に出会いたいからだし、新曲の情報やアーチストの心境や、生の声を聞くことが出来る場所が、そうはいってもほしいからです。あ〜ジレンマです。
 その中にあって、KinKi Kidsは本当にタイアップもなしに健闘していると思うのですが、どうでしょう?!逆にCMや番組で毎週流れていれば、もっとファン以外の人にも聞いてもらえるのになあと残念に思ったりもします。
 気がつけば、ちょっと前まであんなにたくさんいたハロプロ系のアイドルグループがすっかり消えていたのにもびっくりしました。
 今年の下半期にはどんな曲が流行り、どんな曲がチャートの上位に載るのでしょうか。音楽ファンとしては、たとえば今の映画ブームのように、大きな流行の波が音楽界全体に巻き起こるといいなあと思います。