ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ちょっと前進。

 休み前に散々心を悩ませていたうぜーよちゃんや、Fちゃんたち金曜組の面々と、夏休みのゆったりとした時間の中でレッスンをしているうちに、なんとなくいい波に乗ってきました。やっぱり心の余裕って大切です。むしろ心の余裕がなかったのは、わたしかもしれません。まだまだだな〜と思うこの頃です。
 ところで・・・昨日のレッスンでFちゃんが、「どうしてピアノやめないか、教えてあげようか?」と言い、ドキドキしながら次の言葉を待っていたら「先生と会いたいからだよ」ってとってもうれしい言葉をくれました。ちょっと泣きそうなくらいうれしかったのには訳があります。
 思えば彼女に不信感を抱かせたきっかけは、わたしの考え無しに投げたコメントが原因でした。2年半前、彼女が幼稚園の時の話です。当時入門したばかりのFちゃんは、おかあさまがとても熱心なので、レッスンノートにいろいろなことを書いてくださり、毎週交換日記状態になっていたのです。「うちでの練習の参考にしたいのでレッスンであったままになんでも教えてくださいね」とうれしい言葉をもらい、調子に乗って「今日はあまり集中できませんでした。」など、普段はわざわざお母様には言わないような小さなことまで、どうかすると本人に言う前にレッスンノートに書くようになりました。そうこうしているうちに本人の信頼を完全に失ってしまったのです。彼女は家でおかあさまにこっぴどく叱られて「つげ口されている」と思ってしまったのです。
 その時以来、一生懸命に信用回復に努めて来ましたが、完全には心を開いてくれず、緊張関係は解けなかったのです。
 信頼って失うのは一瞬ですが、取り戻すにはものすごい時間がかかると実感した事件でした。あの事件のあと、どんなにレッスンで目に余る事態があっても、言うなら本人に。お母様に先に言ったりは決してしないように気をつけています。
 さて、夏休みの前半のレッスンの山場は今日明日です。あさってからは伊豆へ家族旅行に行きます。さっきオットから「成田だよ〜」と電話がありました。5レッスンの合間にナンとか時間を捻出して恒例の「新星堂」には行けるのでしょうか?・・・う〜ん!どうしても行きたいです。必ず今日手に入れたい一心で定価で予約しているのですから、がんばって何が何でも行きたい、行ってもいいよね?!・・お願い行かせて・・・・(誰に頼んでいるんだか?!)