ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 エンジン

 木村くんのドラマ「エンジン」、とても面白かったです。実は月9枠は苦手だし、木村くんのドラマとは相性が悪いのかもと思うことが多かったのですが、今回のドラマは最後まで見れそうな予感がしています。先入観を捨てて見てみてよかったです。
 北風ぴゅーぴゅー吹きすさぶ中、コートの襟をたてて心を閉ざし、一生懸命大人ぶって世間の荒波を無表情にやり過ごそうとしているような子供たちと、その前に現れた、子供のようにあけっぴろげで無防備、バカ?と思うくらい単純に見える32歳の男。
 きっとお互いがいい影響を及ぼしあって、ステキな展開になりそうな気がします。脇役の人たちも個性豊かでひと癖ありそうで、とても楽しみです。
 余談ですが、木村くんの役名が「次郎」っていうのがなんとも笑えます。どこかに「太郎」が出てきそうで期待してしまいます(想像しているのは猿回しの村崎太郎次郎です)。変なのと思われそうですが、主人公の名前からしてこのドラマ、ポイントが高いです(変だけど、笑)いつものカッコいい「キムタク」をこれでもかと押し付けられる感じがないのが本当にうれしいのです。木村くん本人は嫌いではないし、素直にカッコいいなあとも思っているし、むしろ好き方なのですが、そうやってイメージの押し売りをする番組の作り手やら、これでもかと持ち上げるテレビ局のやり方に嫌悪感を持っていたのだと思うのです。
 ドラマにせよ、歌にせよ、本にせよ、どうもメディアでの評判などを聞きすぎて、自分の目が曇っているかもと思うことがあります。
 何事も馬耳東風に聞き流して、自分の見たもの聞いたものだけを信じて、素直な気持ちで目の前に出されたものを味わいたいなあと思います。