ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

大地震

昨日大地震が起こったというニュースを見ました。スマトラ沖が震源だそうで、マレーシア駐在時代大好きだったリゾート地のプーケットモルジブにも大きな被害があったそうで本当に心が痛みます。穏やかでのんびりしたあの地が突然の災害に見舞われたなんて信じられません。手つかずの自然がどれほど壊れ、どれだけの人々が犠牲になったことでしょう。穏やかな現地の人々、世界中から安息を求めてリゾートをしていた人々がどれほど怖い思いの中で犠牲になったことでしょう?!・・・考えるだに恐ろしい出来事です。
オットが今インドネシアと行ったり来たりしていることを知っている友人たちからたくさんメールやら何やらで心配の連絡をもらいました。ありがたいことです。オットは戻っているし、ジャカルタは海の近くではないので、もしもかの地にいたとしても多分被害はなかったことと思いますが、駐在時代だったら冬休みにリゾートに行っていたかも・・・と思うと他人事ではなくて、ニュースなどで見るたびに、心が痛んでなりません。ずっとニュースを見ていると、いろいろなアジアの国の日本人駐在員が行方不明になっているニュースもやっていてとても悲しくなりました。
駐在しているお父さんたちは、日ごろ忙しくしている分なんとか家族の時間を確保しようと努めるため、長期休みにはたくさんの人がこぞって近くのリゾートに繰り出します。それを贅沢だと言う人もいますが、見知らぬ国でいろいろなストレスと戦いながら暮らす家族にとっては、家族でゆっくりしたり、ゆっくり語り合ったりする大切な機会でもありました。伊豆や那須に旅するように、小さな荷物を持って子供のリュックには宿題なんかを入れて出かけたりしたものでした。飛行機の中でアネが学校の宿題の書き取りなんかをしていて、消しゴムを落として「ソーリー」なんて言いつつ後ろの席を振り返ったら、後ろの座席でも日本人学校の友人が宿題中だったなんていう経験やら何やら、かの地でのなんでもない思い出がたくさんよみがえってきてとても悲しくなりました。そぞろ歩きした海岸端はどうなっているのでしょうか?そこで静かに暮らしていたローカルの人々や、たまたま居合わせた不運な方々が、ひとりでも多く助かっていますように・・・・と願わずにはいられません。
それにしても、なんて天災の多い一年だったのでしょう。今年も最後の最後に来て、あまりに悲しい出来事でした。