ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

やっと体育祭

雨で2回も延びたオトートの体育祭がとうとう今日行われました。わたしにとって月曜日は午前午後と仕事が散らばっている日なのでどうしたものかと思っていたら、オットが休めるということで、オットに最初から行ってもらい、わたしはちょろっと見に行きました。我が家はオトートの持病もあって少しでも見に行かねばとは思っていましたが、オットを追って後から行ってみると普通に保護者もたくさん来ていて、おとうさんの姿が意外に多くてびっくりしました。雨のせいで3度目の正直だし、中学校の体育祭だというのに、働いている人がほとんどなのに、都合をつけてこれだけ保護者が集まるのはすごいなあと思ったりしました。
オトートはというと、案外楽しそうでした。常に誰かと一緒にしゃべったり放送委員や係りの仕事をしたりしていて、クラス対抗の競技はクラス全体がのんびりなようであまり振るわなかったものの、そんなクラスなので結果はどうあれ楽しそうで、危惧していた彼が足を引っ張ることを心配するような場面もなく、大縄跳びも普通に参加できていて、つつがなく一日が終わりホッとしました。
もう一人、心配していた右手首を骨折した生徒の方はつまらなそうにしていてかわいそうでしたが、一度綱引きの時に左手だけで参加しようと列に入っていて担任に叱られていました。それぐらいの元気があるなら大丈夫でしょう。
一日を通してものすごく印象に残ったのは、午後一番の部活対抗のアトラクションリレーで、これは剣道部が胴着を着て竹刀を振りながら走ったり、吹奏楽部が楽器を吹きながら走ったりするお楽しみの競技なのですが、美術部のラスト走者が何故か校長先生で、いいお年の先生が一人でトラックを全力疾走されていました。昨年までは先生が走られることはなかったし、多分校長先生にもいろいろと考えるところがあって、全校生徒や保護者の前でがんばるお手本を見せられたのではないかと思いました。この間は先生方に対してかなり憤慨した日記も書きましたが、テレビの金八先生で見たような恐ろしいことにはなっていないし、子供たちも総じて一生懸命でしたし、先生方も体育祭を子供と共に楽しもうという姿勢があちこちに見られて、安心できた体育祭でした。学校側と生徒の普段の様子が垣間見れましたし、先生方にはあちこちで繰り広げられる親子関係が見えたのではないでしょうか。子供にかかわるすべての立場の人間たちにとって、雨でつぶれずに体育祭があったことは相互理解を深める上で有意義に違いない思いました。週休二日になって体育祭なんて、時間ばっかりとられてやるだけ無駄という風潮が強くなっていますが、ちょっとだけ認識が変わりました。