ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ISBN:4840227039
Missing 11巻 電撃文庫 甲田 学人著
MEMORIZE時代の日記(6月3日)に書いた話の続編です。その時は、3巻までしか手元になかったのですが、その後図書委員アネの協力により10巻までがほどなく手に入り、一晩で一気読みしました。その続きの11巻が書店にあったので、アネにもおみやげがてら早速購入しました。先に読んだアネの話では、ますます怖くおもしろいらしいのですが、わたしはというと今別の本を読んでいるので読み終わったらこの本に着手しようと思っています。(多分、読み始めたら一気読みでしょう)
わたしが今読んでいる本は
生きかた上手
「生きかた上手」日野原重明 ユーリーグ株式会社
この本を読んでいると、本当に元気が出ます。日野原先生は90を過ぎた今も尚、現役のお医者様で、エネルギーに満ちた方です。50代の人向けの雑誌に連載されたものをまとめたそうで、わたしはフライイングで読んでいるわけですが、アネやオトートにも今すぐ読ませてあげたいと思うことがたくさん書いてあります。

からだが衰えるほど「気」は高まると信じます。

というくだりを読むと、自分が年をとることを怖がることなく、むしろ楽しみにできる言気がしますし、先生がおっしゃると身体や心が不自由な人にとっても、わたしのように難病の子どもを持つ人たちにとっても希望に満ちた言葉として素直に聞くことができる気がします。

いろいろいるが社会のパワー
若い人の関心事に首をつっこむ

という言葉には、わたしの理想とする、なってほしい社会像、なりたいお年寄り像がありますし、

なぜ人を殺してはいけないのか。
その問いには答えるのではなく、共に考えるべきです。

という言葉は、重い言葉だけれどあたたかく、地位も名誉もあり人生の大先輩なのにちっとも高圧的ではなく、素直に聞ける気がします。
まだ全部読んでいませんが、この日野原先生の英知にあふれる文章の数々は宝物だと思いながら読んでいます。心が疲れきった時、元気な自分を取り戻したい時、お勧めの一冊です。