ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ENDRECHERI舞浜アンフィシアター公演 8月21、24日。その4 スイーツFUNKからの中盤戦。

先ほどひとつだけ大人の方のレッスンをして。

帰ってきてネットを開いたら、FunkatopiaさんのYouTubeの話題で持ちきりでした。

なんだかワクワクするレポがいっぱい咲き乱れていて、状況からかんがみるに、『Ready!』でお預けを食らっているワンコみたい(笑)

彼や仲間やファンにとってのさまざまな夢が一歩進む日は近い!?…かも!!!

『Go!!』なる日はそこまで?と言った感じ??

楽しみに待ちたいです。

さて、続きです。

「4 10 cake」
アンフィシアターのステージには、中央に客席部分へとせり出している広々とした円形舞台があります。

コロナが大流行中でなければ、客席の近くまで演者さんが来てくれて。

歌ったり踊ったり、ギターを演奏したり…とても楽しく使われる部分だと思うのですが…

今回のライブの曲中で、初っ端下からせり上がってきた1曲目で使われて以来、ここの円形ステージは無人のままでした。

そして。

MCが終わり…

演奏が始まると、その誰もいない円形ステージの上を、何かが回ってくるのが見えてきました。

それはなんとホットケーキ!!!

本人の等身大アクリルスタンドがフロートで流れてくる??…とかでもびっくりしつつ大笑いだったと思うのですが。

もっと想像の範疇を超えていること(笑)

お皿の上の「ホットケーキ」が回転寿司みたいに、ターンテーブルに乗って円形ステージを回ってました。

これはこの曲だけのことではなくて。

スイーツメドレーの曲に乗せて次々と、ホットケーキ、クレープ、アイスクリーム、ミックスジュースが流れてきました。

ちゃんと包み紙にENDRECHERIとサンカクくん。

細かいところまでこだわってるのもおもしろ~い!!

(多分ほとんどの人にはよく見えなかったと思うけど、笑)

なんというシュール!!
そして何よりも安全!!
ステージと客席が最大限に距離を取って、お互い安心なシステムになっているのかと。
そういうのを視覚的にはっきりと意図して見せてもらえると、こっちも安心して楽しめます。

何よりも毎日2回公演しているステージのみなさまが安心してライブに集中できるのだろうと思うのです。
というわけで、愛と信頼の「無機物」の話はここまでです。

(意外と長く尺を取ってしまった、笑)

さて。

そもそも「4 10 cake」はカッコ良さと愉快さの両面で成立する歌ですが。

超真顔で超ノリノリな剛さん。
このスイーツ縛りコーナー辺りは、終始とてもクールにキメてて。
タイトルはスイーツで歌詞は甘~いですが、兎にも角にもカッコイイのだ!!
シャープに踊り、真顔で手招き、客席を挑発します(笑)
そんなところも含め、とってもシュールで思わず笑ってしまうのだ!!
モニターに映し出された画像はちょっと見覚えがあって。
一昨年のツアーの時に見た部分もあったような。
このコーナーでも次々と「歌詞が出る」のが本当におもしろくありがたかったです。
未だに「あんなこと言ってたのか!!」というのがあります(笑)
410 cakeの最後の方で次の曲へのつなぎが

「糖分分 糖分分~♪」「血糖値 血糖値♪」

ノリよく語呂よく怖いこと言ってる!!!(笑)

ふふふと笑いながらノリノリで聴いているうち、ホットケーキがUFOになって飛んでゆく。
ヤなこと言うわね~と思いつつも、楽しさが勝ち!!

で、ノリノリではしゃいでたら…(笑)
聴き慣れた大好きなフレーズが!!!

 

「Super miracle journey!!!」
剛さんが片手に何かをもって、時々リズムに合わせて「ぱふぱふ」鳴らしてました。

えっ!?何と目を凝らしたら、それはびっくりチキンでした。

ちなみにびっくりチキンとはこんなのです。

そのびっくりチキンは、ENDRECHERI仕様の紫に塗られていて。

客席はチキンと剛さんの2ショットに、もれなく笑顔になってました。
そのチキンの首のところを持ってマイクに近づけて。

頃合いを見計らって、お腹を押すと「ぱふぱふ」と鳴るわけです。

歌の合間にトリが鳴く(笑)
顔と顔を寄せ合ってトリとデュエット??(笑)

トリを楽器?合いの手?として使うなんて最高ではありませんか!!

瞬く間に会場すべてが笑顔になって、真ん中の人を見つめつつ身体を揺すり、ノリノリです。

この歌「Super miracle journey!!!を聴いて「愉快」という気持ちになったのははじめて。

この歌ができた経緯から考えても、これは正解なの?とふとよぎったのですが…

考えてみたら、ジャニーさんという人はこういう誰も思いつかないようなパフォーマンスをする剛さんがきっと大好きで。

天国から「ユースゴイよ!!」とか大興奮で見てそうだなぁとも思いました(笑)

そしてジャニーさんご自身も、常に誰も思いつかないようなことを考えていて。

それは時にファンから愛情を込めて「トンチキ」なんて言われることもあったけれど。

誰になんと言われようと意に介さず。

自分の美学や美意識に忠実にエンターテイメントを作り、次々実行に移してきた人で。

社長なのにオーディションに来た子どもたちに、そういう方とはよもや気づかれないくらいなんでも自分でやっちゃって。

ジャニーズの歴史に、数々の逸話を遺し。

育てたたくさんの子どもたちに分け隔てなく出し惜しみすることなく愛情を遺した方。

そんなジャニーさんに対する剛さんの深い愛と全肯定な信頼。

そんなジャニーさんの人生の旅路を、剛さんがどこまでも温かくてポジティヴなムードにのせて表現しようという気概が感じられた気がして。

この時のこのアレンジは大好きでした♡

とてもとても心を動かされました。

そんなこんなで「楽しいな!」「楽しいな!」と思ってる間に、またいつの間にか410 cakeに戻ってて。
黒石田さんの長いキラキラのソロ。
この辺は軽快でただただ楽しくて、ずっと席に座ったまま揺れてました。
ラストは何度かブレイクして、そのたび剛さんのキレイな腕の筋肉に釘付け(どこ見てるんだ!笑)

 

「CREPE」
今度は回る舞台で孤独に回る皿に乗った食品サンプルっぽいクレープ。
この曲はペンライトが大活躍します。
MCでも何か剛さんが言うたびにひゅんひゅーん!と自然に鳴らすファンがいましたが
ここでは映像にナビゲートされて、自然とペンライトで参加しなよ~と促されます。
ただし、真横だったわたし的初日は、このセンターのモニターが見えない席で、みんながやっていることの意味があまりよくわかっていませんでした。
みんなが鳴らしているので、一緒になって鳴らしてた!!というスタイル。
それでも十分に楽しかったのですが…

2回目はたまたま真正面だったので、剛さんが意図することがよくわかってさらにおもしろかったです。

モニターにペンライトのボタンが映し出されていて。
このボタンを押すんだよ!と言う場所を点滅させながら上手から下手へと流れてきます。
下手にはくーさんが待ち構えていて。
どのタイミングでペンライトの音を鳴らせばいいかは、画面が教えてくれます。
音楽的イメージとしては「ブレイク」のところでくーさんに向けてペンライトの音を照射!!という感じです。
ここ、リズムゲー(ム)をしているみたいでとても楽しかったです。

そして必然的に知らず知らず音楽やリズムに集中することになって。

曲に深く入り込んでいて、わくわくしながらブレイクを待つ(笑)
こういうペンライトの使い方は見たことない!!
楽しい~♪
みんな夢中で楽しかったです。

配信の時、オーラスの名古屋では、多分ペンライトをもっていない人たちもいて。
その人たちには合図のブレイクで挙手するように剛さんが指令を出していて(笑)

その人たちにも参加を促すべく、剛さん自身が率先して真顔で手を挙げるところが映ってました(笑)
我らがスターはなんでも遊びに替えちゃう天才で。
ペンライトは、あればあったで楽しいけれど、全然必須でもなくて。

何も持ってなくたって、置いてきぼりになったりせず、むしろおいしく遊べるのが素敵だなあとしみじみと。

 

「愛 scream」
この曲は主に歌詞を見てドキドキしてました(笑)

確かアルバムがまだ未発売のこの時期でも、何度かラジオで耳にしてましたけど。

例によって語呂だけで聴いていて、歌詞の意味まではあまりわかってなくて。
流れてきた歌詞を見て、こんなこと言ってたのか!!と仰天(笑)
めちゃくちゃタイトに歌っていて、フリもとても細かいのに、指先や表情が芝居がかっていて。

いよっ!芸達者!!
特に「知覚過敏」のところの細やかに動く手!!!
「あちっ!!」って感じの、アイスが口の中で沁みてる芝居の上手さよ!!
16を刻むビートにめちゃくちゃ上手に手の動きを合わせ、客席を釘付けにしつつ、ご本人は自由自在に客席を翻弄してました(笑)
「愛すは甘い…ICEは甘い」

ここはあえてメモってました。
そういう歌詞だったのか!!!
わたしが「脱力ってこうやるのよ」と教える時のようないわゆる「オバケの手」の手つきでした(ピアノの先生的発言ですみませぬ、笑)


「MIX JUICE」
この曲も元々大好き!!

初めて生で聴くんだなあという感慨で、ずっとわくわくドキドキしてました。
モニターには、コップの中にカラフルなくーさん氷が、リズムに合わせてから~んころん~と落ちてくるというおもしろい映像が流れてて。
「かわいい♡」と見ていて飽きない感じですが。
一方で楽曲そのものは、少しテンポを落としてとてもメロー。
照明もブルーやグリーンや赤のちょっと妖しい世界感。
しずかちゃんなら「いや~ん!のび太さんのエッチ~」と言いそうな(笑)

色っぽい仕様になっていて、ドキドキしました。
このくらいのテンポだと、ケリーの歌声はさらに色気が増してくらくら。

そして、CDだけを聴いているとついつい忘れてしまいますが、この曲も歌詞が!!!
思わず赤面なのでした(笑)

参加できなかった方に伝えるためにたとえるなら、tankの昔から何度もアレンジを繰り返された「Love is the key」みたいでした。

この曲もテンポを落とすとグッと化けます!!


「此れ 其れ」
この曲は途中の

「静けさに吠えて 闇を黙らせよう♪」

からのところだけでしたが、これも去年切実に生で聴きたかった曲のひとつなのでうれしかったです。
大好き!!
剛さんのフレーズとコーラス隊のユニゾンの「ラーシードーシー!!」が交互に歌われるのですが、ここ、痺れました。超カッコイイ。
いつか丸ごと生で見たい!聴きたい!!
アルバムオリジナルバージョンで、同じメンバーでも聴きたいな。


「蜜」
一見めちゃくちゃ官能的で、ドキドキする歌詞なのだけれど。
歌詞をみながらよく聴くと「コロナ禍で逢いたくても逢えない」というのが重要なテーマとして隠れてて。
ドキドキしながらぎゅっとして。ぎゅっとしながらもドキドキ。
「まだ触れないで 眼 愛で合うだけでイケるから♪」
ええーーーっ!?
「声も出さないでね 焦れて 火照るだけでいい」ですって!?

「我慢したから 気持ちいいなんて言えないよ」
「我慢しなくて 気持ちいいなんて言えないよ」ですって?

しかも歌詞が他の曲よりも大きなフォントで出て来て、さらにドキドキ。
この曲は歌詞をちゃんと聴かせたいのだなぁとわかります。

官能ソングの名を借りた、コロナ禍のソーシャルディスタンスの歌でもあって。

さらに深く考えると恋人同士に限らず、親友だったり家族だったり。
同志だったり…いろいろな「逢えない」を焦らされる「今」の苦しさを。
官能というオブラートにくるんだ1曲なのかなぁと。

ところどころ、歌詞の語尾とか強調したいフレーズが歌と楽器のユニゾンになっていて。
たとえば「言えないよ」の「レファソレド」がユニゾンで強調されているのですが
ここが猛烈に痺れました。
そこだけすごく分厚くて、音だけでも痺れます。
特にベースと歌声のユニゾンがたまらん!!と思ってアルバムを楽しみにしていたのですが…
CDだとそこはあまり強調されておらず、ちょっと魅惑のフレーズが薄まってて。
そういうのがちょっとだけ先にライブで聴いちゃった弊害だなと思いましたのことよ。
コーラス隊の3人の歌声やフェイクも三者三様に超かっこよかったし、曲がメローに導かれる時、FUNKYに導かれる時。
その導入がいちいちめちゃくちゃ効いてました。
ホーン隊も冴え冴えとして、シャープで本領発揮という感じだったし。
いつかライブの円盤が出たら、この辺は何度も堪能するのだ!!!

実はわたし、この曲をはじめとして、先にライブで聴いてしまった曲多数だったので、アルバムが到着してややしばらく、なかなか聴く気になれなくて困りました。
アルバムは聴きたくてたまらないけれど。

聴いたらせっかく耳に残っている「生音」が消えちゃいそうで(涙)
そんな風に思っていたら、やはり同じように参加した友人たちもみんな言ってて。

やっぱり!?と笑いました(笑)
みんな考えることは一緒~♪


「勃」
ここの「密」から「勃」の流れ、すごくよかったです。
ものすごく強い歌でした。
イントロからの剛さんの白いエレキギターの音があまりにも強烈でかっこよく。
まだCD発売前だったのですが、これだな!「ジミヘンバリのギターを披露!」というPOPの曲だ!とすぐにわかりました。
すごい褒め言葉だと思うけど、あきらかな堂本剛印!!!
強烈だけどひたすら攻めてるのではなくてとてもエモーショナルで。
心をさらわれるなんてもんじゃない!!
さっきまで楽しそうに歌っていたのに。
一瞬にしてこのテンションに駆け上がれる表現の瞬発力もスゴイし。
メラメラと燃えたぎるような音から発せられる強烈な圧!!!
そこしか覚えてないくらいギターそのものに惹きつけられたのですが…
それだけじゃなかった!!この曲、曲としても本当に強いです。

そして、この曲はちゃんと歌詞を見ながら聴いてこそな1曲だとも思いました。
このメッセージの強さ、まっとうさ。
「こんな世界だからこそ 自分が 愛へ発つべきだろう」
「こんな世界だからこそ己へ 胸宇宙で 発つべきだろう」
ブレないなぁ、剛さん。

知っている誰かにこんな強い表現の人いたなぁ!と思ったら高橋優くんでした。
優くんが、社会風刺の歌を歌っている時の強さとちょっと似てました。
(どちらも大好きな人の個人的感想です、笑)
最初に入った時、真横からだったので歌詞に夢中になってしまいました。
やっぱり歌詞が出るのはとても良いです。
確かこの曲で、火花が上がってて特効?と思ったのですが。
家に帰ってからどなたかのレポを見たら、スティーヴさんが火花を散らしてらしたとか!!
納得!!
結構バチバチと火花が上り、tankの「美しく在るために」で毎回火花を散らしてらしたのを思い出しました。
懐かしい!!!恋しい!!
ドラえも~ん!どこでもドアプリーズ!!!


「HYBRID FUNK」
最初のところで、勃とはまた全然違う、言うなればものすごく「勇者っぽい」ギターソロ。
そこですでにメロメロです。
前曲とこの曲はギター剛の真骨頂という感じ。
「勃」が激しい感情の吐露だとすると、HYBRID FUNKは音楽そのものがもう少し冷静で。
時計がカチカチと時を刻むような冷静さの中で、はみ出さずことなく、流れの中で刻まれてる感。

ラップがすごくよくて詞も出ていて、多分去年の平安さんでやったときと同じことを言ってる?と思ったのと。
何を言っているのかがテロップに出ているだけで、味わい深さが格段に違うと思ったのと。。
勇者っぽい!!と何度もメモってて(笑)
前曲と比べるとずっとゆるやかで、時を刻むようなイメージのこの曲の中にあって。
剛さんが、バンドメンバーが…みんなゲームの勇者みたいに無敵感あふれる感じだったことを報告しておきます。

途中で、音が薄くなってラップ部分になるところは竹内くんのオカズがとても効いていて。
前曲が常に音が分厚かったから、この曲の方は各楽器やコーラスの不意に飛び込んでくる音がよく聴こえたし。
どの音もちっとも唐突ではなくてカンフル剤のように効いていて。
隅々まで新鮮で、とてもおもしろく感じました。

ここから十川さんのメローなピアノで少しずつグラデーション。
ゆっくりとクールダウンしながら曲調の変化を楽しんで・・・
季節が変わる?くらいの大きな変化を経て…
引き込まれるように聴いているうちに、

ケリーがベースに持ち替えて・・・

 

「Believe in intuition…」
これは昨年の配信で行われた平安神宮ライブと同じバージョン。
男性のコーラスさんがいらっしゃるのですが、この曲が男女のコーラスさんがボーカルを担うことで、奥行きが増しました。
ケリーは歌わずに渉くんとダブルベース
渉くんが常に剛さんの手元を目でしっかりと追いながらとても細やかに緻密な音を鳴らしていて。
剛さんはのびやかに感性のままに弾いていたイメージ。
こういうところのあうんの呼吸もいいなぁと思います。
渉くんと剛さんの音楽表現はどこか似ていて、緩急や気持ちがグッと入るところがそっくりで。
ふたりで弾くと思いが倍になってかえってくるような感覚になります。
それにしても剛さん、さらにベースが上手くなったなぁとドキドキしながら見てました。
エッヂが効いていて、たった一つの音にも特別な意味を感じるような…
全体を聴こうとしても時に耳をさらわれました。
ついでに目もうつむきがちにベースを弾くその姿や美しい腕に釘付け?
クラシックでも通奏低音とか低音がとても好きなわたしは、ベースを弾く剛さん大好物です。
途中、ひそやかな手拍子のユニゾンから始まって。
ドラマチックな展開が現れて、あっ!!これ、新しいアレンジのバージョンだ!!と知った時のわくわく感が半端なかったです。
ラスト、竹内朋康さんと黒石田圭史さんのユニゾン部分が生で聴けてうっとりでした。
どこか郷愁を誘われるメロディーが、エキゾチックなような和なララバイ(子守歌)のような不思議な感じで。
先ほどまでのめくるめく官能の世界から、あっという間に異国へ飛ばされたような気分(笑)
オリジナルのテンポが速くてメッセージ性が強いバージョンも大好きだったのですが、この曲ほどどこまでも化けていく楽曲も珍しい気がして。
名曲中の名曲の一つじゃないの?と思っているんですが…
今頃になって、ケリーが歌うバージョンもまた聴きたいなぁとか思っていたら・・・
平安神宮で、ちらっと歌われたそうで。
いいなぁと思いつつ、円盤を待つ!!

(なんだか涅槃で待つみたいな言い方になっちゃった、笑)

とはいうものの、実はこの時、元々剛さんが歌うバージョンがあることさえ、忘れていました・・・
そのくらい、このバージョンを生で聴けたことがうれしかったらしいです(笑)


「202021」

ちょっと記憶の中の時系列がとても怪しいのですが…

なんとなくイメージの中で、この曲は十川さんと剛さんがふたりで演奏するところなのかな?と思っていて。

そうしたら、渉さんもいて。

最初、あれっ!?ベースと3本なの?と思ったような気がしてます。

(記憶違いだったらごめんなさい。)

そしてなぜこのバラードに渉氏がいなければならなかたったのかは、すぐにわかります。

青空バック。美しい夕陽バックに映し出された剛さんがせつなく素敵過ぎて、なんだかそれだけで泣きそうになる、アイドル堂本剛ファン(笑)
さて。

この曲で渉さんが演奏していたのはシンセベースで、これは配信の時にはなかったから、渉さんだけがシンセベースを使っていたのかな?
彼はものすごく大きく身体を揺らしながら、キーボードで渾身の音を鳴らす渉さんに釘付けになりました。
たとえば剛さんがひと声メロディーに乗せて声を出すや否やあっという間に聴き手を虜にしますが…

一方でギターやベースや鍵盤で鳴らす音は、またひと味違っていて、歌声に負けず劣らず雄弁で魅惑的です。
今回、渉氏がシンセベースで鳴らした音もまた、いつものベースの音に負けず劣らず、いえいえ、また全然違う魅力があってすばらしかったのですよね~
ベーシストがベースを置いて、思いっきり身体をゆすりながら鍵盤を弾いている素敵。
(鍵盤弾きのはしくれとしては、食いつかずにいられませんでした、笑)
剛さんと渉くんの表現はここでもやっぱりどこか似ているように思えました。

繊細さと大胆さが同居していて。

ストイックからの開放が素晴らしいです。
ほかにも渉くんがシンセベースで演奏していた曲が何曲かあったと思うのですが

ベースをもっている時とまた全然違うお顔で、彼の激しい音楽衝動の表出を見た!!と思いましたのことよ。
素人の話と一緒にしては失礼ですが、わたしもピアノを弾く時とクラリネットやリコーダーで演奏する時では無意識に違う表現が出ちゃう気がしてたし。

だからこそ、人は一種類ではなくいくつも楽器を弾きたくなるし、新しい楽器が出てくれば試したくなる生き物なのでありましょう(笑)

曲そのものの話に戻り…

この曲の剛さんの歌声は本当に素晴らしかったです。

耳を患い、未だ闘い続けている剛さんが、ここまで伸びやかに歌えるようになったのだなぁという感慨もありつつも

曲の中に出て来る、ラジオを送られた医療従事者の方の気持ちに心が寄っていってしまいました。

今の医療の現場がどんなに過酷だろうと胸が詰まるような苦しい気持ちと。

極限まで辛くて苦しいであろう患者さんに寄り添う方が、今から決して逃げないと決意されたのみならず。

生まれ変わってもまた「この職業に!!」と表明された強さへの敬意と。

強く優しく紡がれた歌詞やそれを歌う表現から伝わる医療の現場のさまざまが、一瞬にして映像のように映し出されたように感じました。

配信の後、オットにこの詞の元になった、ラジオに投稿された医療従事者さんのメールの話やら。

剛さんが涙ぐんで「僕もまた生まれ変わってもこの仕事に就きたい」と言った伝説のラジオの話やらをしたら、オットもとても感じ入っておりましたのことよ(笑)

この歌は曲そのものとしてもとても好きなのですが。

あの日、あの時、リスナーさんのメールから思わず引き出された「剛さんの本音」がどうしても思い出されます。
歌詞も聴くほどに深くて…アルバムが来て、リピート回数が増すうちに最初の何倍も好きになってしまいました。

きっとこれからもこの曲を聴くたびに、生まれ変わっても剛さんは「ここ」でやっていくんだろうなぁと。

あの決意のラジオごと思い出すのだろうなぁと思います。
そんな意味でも大切な大切な1曲です。

さて。

ここでさらにMCがあって、その時にCHITAAさんが登場します。
そして、演奏にも加わります。

そこからラストまでの話をに書いて、このシリーズは終了です。

ほぼできているんですが、実は今日はこれからが幼稚園児のレッスンが続く日で。

ちびっこもストレスが溜まっているから、暴れる気満々でやってくるし(笑)

全力投球しないと負けてしまいます(笑)

そんなこんなで、精魂尽き果てていなければ、夜にでもまた。