ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

KANZAI BOYAとミュージックフェア

そういえば、最近、あんまりパソコンを開いていませんでした。

何かを見た時、一言Twitterや友達同士の小さな輪の中で「楽しかったね~」と言い合えれば満足♡…となっていたのが(笑)

一昨日、ミュージックフェアで歌っているところを見て、久々に文字数が全然足りない!!と思わされ(笑)がっつりブログにしたくなりました。

なので、リハビリもかねて書いてみます(笑)

まずは。

「KANZAI BOYA」を最初に目撃した時の感想を久々に紐解きたくなって、読んでみました。

fermata.hatenadiary.jp

ライブでは、ここは一応ソロコーナー(どちらの曲にも相方がちゃんと関わっているので、一応です!)でした。

光一さんの買い物ブギからの、剛さんのソロ曲KANZAI BOYAという流れでした。

「Stay home!」なGWで、お時間がある方は暇つぶしによかったら(笑)

なんせ現場でメモったものだけを頼りに感想を書いたので、今読むと細かい記憶違い、音違いもあって、お恥ずかしい限りですが。

日記としてはその時の勢いや気持ちそのままっていうのが肝かも?で、あえてこっそり手を加えたりはしてないです!すみません。

こんな風にしてKANZAI BOYAが生まれたのか?という流れはわかるかと。

そして、時は経ち。

とうとう本当にこの曲がシングルになり。

発売は延期になってしまったけど、本当にリリースにこぎつけたのだなぁという感慨がありました。

光一さんのインスタによれば、ミュージックフェアの録りが普通にお仕事できた「最後」だったとのことです。

ほんとうなら今頃は、もっとたくさんの番組に出て、今はきっとプロモーション真っ盛りだったはず。

きっとファンも大盛り上がりなGWだったはず。

とはいうものの。

ミュージックフェアだけでも、奇跡的に自粛前に録ることができていて、これがこの自粛生活の日々の中でちゃんとテレビのオンエアに乗った奇跡と幸せを思いました。

本当にありがたいことだなぁとしみじみと。

オンエアでは、曲の最初、イントロが鳴り始めた瞬間は、二人ともが視線を上にしばし静止。

空にいるジャニーさんに想いを馳せてるんだなぁ。

物語はすでに始まってる。

「Please hot green tea」はどちらの台詞でもなく「まるで天の声のよう!」と思ったのですが、そりゃそーだ。

これは天国のジャニーさんの台詞だからなんだ!!

ジャニーズの先輩後輩のみなさまが、自宅でたまたま目撃して「ええ?その台詞?ジャニさん?」ってびっくりしてたりして(笑)

そんな妄想も楽しい。

演奏担当のみなさん、コーラスさんたち、ダンサーさん、KinKi さんたちは、それぞれがカラフルで色とりどり、様々な扮装で。

ちゃんと間隔は取ってますが、高低を作って、画面に向かって扇状に広がりを持って立っていて、とてもゴージャスに、立体的な一団です。

あまりに色とりどり、さまざまだったので、一見すると人種の坩堝(るつぼ)という感じ!?(笑)

あれっ!?宇宙人もいる?というほどの個性派集団感(笑)

そんなところもファンキー!!

FUNK集団らしさ全開で楽しい♪♪♪

メンバーをゆっくり見ていくと…

剛さんソロチームのいつもの凄腕の面々がいて。

たとえばギターの竹内くんでしょ?ベースの渉くんでしょ。

ホーン隊。トランペットのルイスにトロンボーンのSASUKEさん、そしてサックスのかわ島くん。

これらのメンバーがKinKi Kidsチームとして、まったく違和感なく。

いつものように16ビートを刻み、どどーんと鳴らしている不思議。

彼らと光一さんが一緒に画面の中にいる景色は、なんだかグッとくるものがあって!!

この曲はそもそもが剛さんのソロコーナーのためだけに作られたもので、一見極めて剛さんの世界観に寄っているけれど。

光一さんの存在そのものが創り出す特別感、素敵な化学変化感が半端なくて。

ああ、こういう感情は以前にも経験したことある!!

思い出したのは…

以前剛さんが光一さんの曲に参加した薄荷キャンディーカップリング「I」という曲でした。

思えばあれも興奮したなぁ。

あの曲は作詞作曲が光一さんで、とても光一さんらしい曲。

そこに剛さんが、最初から最後まで、それはそれはさまざまに、バラエティーに富んだフェイクを入れたのですが、ものすご~く剛さんのフェイクが効果的にはまってて。

光一さんの世界観を剛さんの歌声がさらに広げ。

楽曲の色っぽさをさらに引き出し、素敵にしたのを覚えてて。

なんて贅沢な剛さんの使い方!!

剛さんをこんな風に使える人は世の中広しと言えども相方の光一さんぐらいだよ!と思ったのです(笑)

今回、同じようなことを、まったく逆バージョンで思いました。

光一さんのダンスは、剛さんが楽曲の中に落とし込んでいる天性のリズム感とか、ひらめきの数々を、まるで可視化させるかのような動きに思えてならず。

目で追っていると、その時々に聴き手につかまえてほしいんだろうなという音やパートを視覚でナビゲートされるような、音に自然に引き寄せられるような、そんな気がしました。

そしてまた同じように、こんな風にダンサー光一を贅沢に使える人は、世の中広しと言えども相方の剛さんだけ!!!なんて贅沢なんだ!と思いました。

「I」のあと、いつか逆バージョンも見たいなぁと切望していたので、今回は夢が叶ったような気がしました。

もちろん光一さんも歌ってるし「I」以上にちゃんと二分割な感じはありますが。

剛さん的世界に光一さんを飛び込ませたことによる「化学反応の効果」の素晴らしさをしみじみと実感しました。

おもしろい曲になったなぁとしみじみと。

そもそも。

ソロが始まった頃にさまざまあって、剛さんは光一さんよりも自分のソロの世界をKinKi に持ち込まないように、細心の注意を払っているように思えてならなくて。

(個人的な感想です。ご本人がそう言ったとかではないです。念のため!)

わたしは本人がムリなく想いのままに動けてるなら、全然いいと思っている派ですが。

何かが一つ吹っ切れて、そこまで気を遣わなくても大丈夫と思えたなら、それはそれでよかったかも?と思ったり。

この変化の始まりは、もしや武道館から始まった「We are KinKi Kids」のソロコーナーからだったりして?

なんてことも想像してみたり。

あの時、ジャニーさんの進言により、長きに渡りずっとなかったソロコーナーが復活して。

お互いがお互いのソロに久々がっつり触れて、あの流れが生まれ、始まったのかも?

と想像したら、この新しい形もまた、ジャニーさんのお導きの一つかも?なんて思ったりもしました。

 おっと曲に沿って話してるつもりだったのに、逸れちゃった。

戻します!

「眉間にフジヤマ!」の歌詞のところで、ホーン隊と光一さん、特にSASUKEさんと光一さんが前後で、ほぼ同じ振り付けで踊っているのにグッと来たりもしました。

このお二人も(わたし的に)夢の競演です!!

ソロの時、SASUKEさんがトロンボーン片手に、リズムに身体を預けて踊っている姿がほんとに大好きで、よく見惚れているわたしとしては。

このツーショットはものすご~いご馳走を並べてもらった気分だったのでありました。

それと。

「剛さん作のFUNK」の中でYOSHIEさんやダンサーさんたちが、めちゃくちゃかっこよく踊る姿!!

これまた夢の競演ではない?と思ったり。

YOSHIEさんは、光一さんとも関りが深い方ですが、ここのところ、MISIAさんと一緒に拝見することも多くって。

MISIAさんのDVDや、WOWOWのライブ映像や紅白で、MISIAさんをがっつり支えるYOSHIEさんを拝見して、いつか剛さんの曲でも踊っている姿を見てみたい!!とずっと思っていたのでした。

いろんな意味で夢が叶ってうれしいです。

似合うと思ってたのよね、やっぱり!!と思いました。

先ほど光一さんのところでも触れましたけど、FUNKって16ビートを「刻んで刻んでなんぼ」の音楽だから。

YOSHIEさんの大きくてしかも細やかなダンスは、まるで鳴ってるビートを可視化したようで。

「これぞ、音で惹きつけられ、目で納得するFUNK!!」

という印象を持ちました。(なんのこっちゃ!!笑)

そんな超個性的なメンバーだらけの中にあって、誰よりも異彩を放ち、絶対的な存在感を誇っていた堂島氏の素敵さよ♡

この方、Mistyとかカナシミブルーとか、あんなにせつなくてお洒落な曲たちを作った方なのに~

どうかするとパブリックイメージを壊しかねないのでは?と、ちょっと申し訳ないと思ってしまいました(笑)

いやいや、いつだって、どんな扮装であろうとも、ちゃんと素敵なんですけどね。むふふ。

きのうの朝ツイッター

堂島さんが自らの配信で話してましたが、KANZAI BOYAは遊んでも曲が負けないっておっしゃってたのが印象的でした。

というツイートを何件か見かけたのですが…

確かに~そうでありましょうとも!!と思いました。

KANZAI BOYAは、曲としての「屋台骨」がとてもしっかりしてて。

遊んでいるように見せて、演奏はきっちりかっちり寸分の狂いもなくキマってて。

剛さんの詞は細かいビートにちゃんとピタっとはめてあって、歌声は滑舌よくマシンガンのようになめらかに繰り出されてて。

YOSHIEさんチームや光一さんのダンスは、ぴたっととんでもなく良質で。

聴いてるうちに、みなさまの奇天烈な衣装とか、歌詞とか遊び心とか、もうどうでもよいとさえ思えてきちゃう。

プロ集団のみなさまの、音楽プレイの力そのものがちゃんとあって。

その上で。

安心しておもしろがれるというか。

言わば、色物(イロモノ)っぽく見せて遊んでる本物とでも言ったらいいのかな?

きっとわかる人にはわかる仕上がりだと思うのです。

そんなところも含め、見ていてほんとおもしろかったです。

しかも作家としてもシンガーとしてもプロデューサーとしても一流の堂島くんと。

剛ソロの世界では欠かせないめちゃくちゃカッコイイギタリスト、竹内くんが、ふたり並んでギターを弾いているだなんて!!

ここにもまた、夢の競演が!!

何につけ、目の中に入ってくる情報量の多さと。

FUNKの楽曲としての完成度とおもしろさと。

そして目の前のKinKi Kidsの、本気で真面目にふざけてる、堂々としたパフォーマンス。

すべてが「圧巻!!」と思いましたのことよ。

KinKi Kidsと言えばバラードなんて思っていた方がたまたま見たら、何事?とびっくりされるかも?ですが、いえいえ、こういうところもKinKi Kidsなのですよ~

と自慢げに語りたい!!

細かいツボをもう少し書くと。

少し前に解禁となったMVで「いまじゃもう~♪」直前の光一さんのボーリングのボールを投げるみたいな華麗なダンスの振りが、鳴ってる音にぴったりはまってて、なんてカッコイイんだ!と思ってたのですが、やっぱりテレビでも同じことを思いました。

細かいリズムを拾って、エッヂが効いたシャープな振り付けで踊っているの、ほんとカッコイイです。

「見るFUNK」。

その先の剛さんのパートの歌詞の乗せ方とか、リズム感も圧巻なのですが、光一さんが歌うパートになった時に、剛さんがダンスしている姿もまたすご~くカッコイイのです。

光一さんとあえて対になるようにトーンを合わせて来ている感じでもないのに、ちゃんと合わさると納得なKinKi感。

そもそも剛さんはリズムの申し子だから。

彼らしい、しなやかでリズムにジャストミートしている感じはそのままに。

プラス、ソロの時にはあまりやらないような振り付けで、ちょっと澄ましてかっこよく見せる、そして見ている人が魅せられるような踊り方をしている感もあって。

ソロで見せる顔ともまた違う、ちょっと余裕を持って役を演じるように楽しむっていうのが、この曲で見せてくれた「KinKiでFUNK」なこだわりなのかな?と思ったり。

また、剛さんはそこここで、小芝居のように作り込んだくるくると変わる表情を入れ込んでて、いちいち「ひゃーっ!!」と反応してました。

さすが演技派!!!

そうそ、剛さん的ツボの一つに「愛のかたまり♪」の歌詞の後でペシっ!!って払いのけるようなシャープな動き!!あそこ、とてもキレがあって、巧いなあと思いました。

ラストのところのジャニーさんな光一さんは、なんだかライブで見た時よりもずっとバージョンアップしてました。

そして光一さんがジャニーさんになるまでの「間」をつなぐ、剛さんのくるくると変わる表情ったら!!!

光一さんはさらにジャニーさんに成りきっていたし。

「そんなに変わってない」までを1曲と考えた時に、絶妙なバランスだなぁと感じ入ってしまいました。

ああ。早く全部聴きたいし、MVも最後まで見たいなぁ♡

そして。また発売日が決まったら、前後にちゃんとプロモーションでさまざまな番組に出ないかなぁ。

さて。

ここからは、ミュージックフェアからは少し離れ、ライブの感想と絡めてもう少し…

ライブでふたりがこの曲について話しているのを聞いていた時、わたしはまるでふたりと一緒にジャニーさんの法事に参加しているように感じたと書いてました。

故人を懐かしむトークに花を咲かせる二人が、そんな風に見えたのだと思います。

そして昨日のミュージックフェアを見ていて、あらためて思ったこと。

この歌はとびきり楽しくて、とびきりカッコよくて。

一見ふざけているようにも見えるけど、実は二人がいたって真面目にジャニーさんへの愛情を表現してもいて。

まるでKANZAI BOYAは「レクイエム(鎮魂歌)」のようだと思ったわたしもいて。

ライブの時に感じていたことと、どこか繋がってるなと感じました。

剛さんは、光一さんの方がジャニーさんを失った喪失感が強いように感じてて。

彼にとっては、この曲をリリースすることが、気持ちを整理するうえで、必要なことなのかもしれないと感じた…みたいに発言してました。

リンクを貼った感想でも下記のように書いていて、そう思うに至ったことも、なんだか遠からずかも?と感じたので、自分の過去の文章ですが、貼っておきます。

(以下は、12月14日に思ったことです。)

曲が終わってもしばらく、抜け出せない余韻の中で、わたしはちょっと違うことを考えてました。

初心者ながら、少しずつFUNKについて勉強して知ったこと。

黒人霊歌から始まるブラックミュージックの流れを汲むFUNKというジャンルでは、(ルーツを辿れば人種差別とか)どうにもならない現実を、ロックやパンクのように憤ったり拳を振り上げたりという手法は使わずに。

ある時は受け止めきれない現実を笑いに変えたり、一見楽しい音楽に乗せて…なんとかみんなで乗り越えて行こうみたいな色が濃いジャンルだから。

FUNKは、この日この時の彼らの気持ちにとても寄り添ってくれる音楽で、いろんな意味でジャストフィットだったのかもしれない?…なんて。

そんなことを思ってました。

これが当たっているかはわからないけれど。

今彼らがこの時期に取り組んだものが、そして世界中が試練の最中にあって、どうにもならない現実と格闘しているこの時に聴くジャンルとして。

実はFUNKもとってもいいんじゃない?と思いました。

こういう時こそ、ビートに身を任せ、無心に踊ったり歌ったり、聴いたりするのもいいのかもしれません。

そんなことを想いながら、またKANZAI BOYAをリピートしてみると。

KinKi Kidsをはじめ、ミュージシャン、ダンサーさんたち、コーラスさんたち。

さまざまに別の世界でも活躍されている方たちが、しばし一同に会して、自分の持ち味を殺さずにひとつの音楽に関わってゆく。

合わせようとし過ぎずわけでもなく、自然な流れの中で、新しいものが生み出されていく感じがとてもとても好ましいと思いました。

個は常に尊重され、ムリしている人もいない感じで。

これが正解という形も、そこからはみ出しちゃダメという空気もなく。

でありながら、全体としていい感じにざっくりとひとつになっている感、それぞれが楽しんでいるのだろうなぁと想像できて。

なんて平和で温かい空気。

そしてKinKi Kidsはやっぱりジャニーさんが大好きで。

今も尚、ジャニーさんを想っていて、今は亡きジャニーさんを真ん中に、思い出話をしてにこにこと笑ってる。

わたしの一番好きな「ひとつになる」はこれ!!!と心から思いました。

誰もが自由で、決して縛られたりしない。

でも、どこか深いところで繋がっていて。

たまたま出会えば、何かが始まっていく。

そんな空気感が大好きです。

とても楽しかったです。

KANZAI BOYA、発売が心から楽しみです。