なぜかここのところ、何度トライしてもまったくブログに入れなくて、もしやうちのパソコン?あるいはWi-Fiのトラブルかなぁ?と思っていたのですが、どうもはてなの仕様が変わっていたみたい?
びっくりです。
最近は気持ちが動いて書く気満々でいても、出鼻をくじかれると「まっいっか」となってしまう傾向にあって。
きっと後でやろうなんて思ったら、また書かずな日々が続くばかりだなぁと思ったので(笑)
今度ばかりは大急ぎで設定を変更しました。
今のところ見た目、変化はないように思われますが、万が一見辛いとか、おかしいところがあったら、ご指摘ください。
さて。
変更後一つ目の記事はこれにしました。
タワレコさんのサイトが見やすかったので、お借りして貼っておきます。
ジャニーズグループが、新型コロナウイルス感染拡大防止を支援する活動「Smile Up!Project」。その取り組みの一つとして、チャリティーソングのリリースが決定!
ジャニーズ事務所所属グループ全15組・75人が、期間限定ユニット「Twenty★Twenty」を結成。
自身も長期的にチャリティー活動を続けているアーティスト、櫻井和寿(Mr.Children)により書き下ろされた本楽曲のタイトルは、"smile"。 「だけど忘れないで [君の笑顔に逢える] それだけで生きていける 僕がいる」櫻井和寿が、ジャニーズアーティストを思い浮かべながら書いたという、温かい歌詞とメロディは、リスナーそして日本にきっと笑顔をもたらしてくれるだろう。
そして、カップリングには、ジャニーズ事務所公式YouTubeチャンネルでの配信動画内で披露され、大きな話題を呼んだ手洗い動画にて披露されている楽曲"Wash Your Hands"を収録!
更に、特典DVDには"smile"ビデオ・クリップ、レコーディングドキュメンタリー、"smile"リリック・ビデオが収録され、本楽曲の魅力を映像面からも存分に堪能することができる。
尚、本商品の収益は、新型コロナウィルス医療対策支援へ寄付される。
・96Pブックレット封入
ということで、発売日に無事ゲットして。
いそいそと封を切りました。
ジャニーズネットの公式サイト。
こちらに飛びあらためて読んでみると。
本商品の収益は、新型コロナウイルス医療対策支援に加えて、自然災害に見舞われた地域への支援に寄付させていただきます。
と書いてあります。
最初、Jフレンズの時もそうだったように、CDも楽しめて、それが困っている方々への支援にも繋がるなら…というくらいの気持ちで予約して。
先行配信ではすでに何度か聴いていたし、ワイドショーでも細切れに流れたりしていたので、なんとなく聴いた気になっていて。
櫻井さんの曲、いい曲だなぁ~
75人って圧巻だなぁ。
なんとなくお祭りっぽくて歌い手さんたちがみんな楽しそう!!
・・・くらいの気持ちだったのが。
ひとりひとりがレコーディングする様子が丁寧にまとめられたDVDまで見終わったあと、全然違う感想を持ったので、その辺も書き残しておこうと思いました。
まずはビデオ・クリップを見て。
映像を見ながら見た第一印象は、一番は総じてベテラン勢の寄り添うようなやさしい歌声に癒され、2番は若々しいプラスのエネルギーに元気をもらえる感じなんだなあと。
そんな風に思いました。
そしてラストの方でさらに声やフェイクが重なり、75人が歌を介してひとつになる。
なんとも壮大です。
次にレコーディングドキュメンタリーへ。
わたしは常日頃、あまりKinKi Kids以外のグループに馴染みがないので。
ひとりひとりの歌声とか表現とか、スタッフさんたちとのやりとりなど、細かく見るのははじめてで、新鮮だったし、とてもおもしろかったです。
たとえばうちの中学生のピアノの生徒の推しのWESTさんたちがなるほど彼女が言うとおり。みんな綺麗な声で上手なんだなぁとか。
やっぱり大野くんの歌声には無条件に心を掴まれて、もうすぐしばらく聴けなくなってしまうのはとても残念だなぁとか。
坂本くんとかいのっち、増田くんとか安田くんとか、大我くんとかジェシーとか、神宮寺くんもいい声なんだなぁとか。
あちこちでいろんなことを思ったのですが…
実は…
剛さんのところを見て、ジャニーズ勢ぞろいの謎のお祭り気分が一気に吹き飛びました。
一気に目が覚めたかも。
最初に何の先入観もなく見た瞬間に流れ込んできた感情は意外にも「痛み」でした。
景色を歌ったフレーズなのに、そこに滲む心模様までもが鮮明に浮かんだような気がしたのです。
彼が短いフレーズに落とし込んだ「痛み」の表現がとんでもなく胸に迫り、そもそもがそういう曲だったと思い出しました。
総じて癒し系の明るく楽しいメロディーに乗せて穏やかに歌われていますが、その背景に逼迫した医療事情とか、医療従事者の方々のご苦労や苦しみに満ちた日常があって。
水害で被災した方々の、昨日までとは一変した日常に、途方に暮れている姿があるんだということ。
そんな事実が
昨日の暴風雨でゴミが散乱していて
駅前の通りにも爪痕残してる
はじめて心に実感的に雪崩れ込んできました。
ああ、そこは忘れてはダメだった。
最も大事なのはそこだった。
気がつけば何度も戻ってはリピートして。
夜中までずっと見ていたら、眠れなくなってしまいました。
なんだかとても切実な気持ちになって。
しまい込まれていた感情や無力感が表に出てきて、たまらない気持ちになったり。
もっと何かできることはないのか?と焦燥感にかられたり。
かと思うと…
その感情とはまったく別の話ですが、剛さんのここぞという時の音楽表現の力そのものにも、とんでもなく惹きつけられてしまったりもして。
遅くまでひたすらに考え込んでしまいました。
このたった二行のフレーズでここまで人の心を捉えるってスゴイです。
ブレスや声の出し方選び方など、音楽の技術的に巧みなのはもちろん、それ以上に血の通う人の歌だというのが強く伝わってきます。
だからと言って感情を全開にもしておらず。
遠くから徐々に近づいてきて心にふわっと訴えかけるような、自然なフェイク。
抑制の効いた歌声の中に歌詞の景色そのものが絵のように映し出されるような歌い出し。
今苦しんでいる人々に寄り添い、一緒に苦しみを分かち合おうとしながら歌っているのが心が伝わる表現でした。
どんな方々のどんな気持ちに寄り添うべくリリースされたのか。
彼のこのひと節は責任重大で、曲の方向性を決定付ける大切なフレーズ。
そこを彼が任されたのはきっと偶然じゃないのだろうと思います。
いつもの彼の表現の傾向として。
まずは痛みそのものから目を背けずに、一度受け止め受け入れたうえで。
一緒に未来へ向かってゆっくり歩んでいこうというスタンス。
そこまでが、このたった2行の中から見えたような気がしました。
そういえば、ソロの方のラジオでも涙ながらに看護師さんからのメールに寄り添ったコメントをしたり、まるで自分のことのように心配していた剛さんだからこそ。
きっと意識的にも無意識にも、かなり寄り添った歌声になったのだと思われます。
続くV6さんの温かくて包み込むような歌唱のあと。
光一さんの
重なった痛みに心が荒んだって
強張った表情もやがて綻んでいく
のところもまた、力がこもっていて。
込められた気持ちがビンビン伝わってきました。
(ここのところ多分力を入れているであろう、ミュージカル的な歌い方がどんどん板についてきてますよね~彼は!)
そして、その後一番の最後の方で一瞬だけふたりの声が重なるところがあって。
そう all you need
かな?
ここで、ああKinKi Kids!!と聴き馴染んだハーモニーに触れて、心に一瞬ふわっと温かい灯が点る感じ(ファンですからね、むふふ)
やっぱりこのハモがとても好きなのだ!
光一さんの上ハモも絶品です!
二人のレコーディング風景を見ると、KinKi Kidsはずっと音楽表現に重きを置いて追求してきたチームなのだなぁとあらためて感じます。
そして、不意にこのCDが出る時にKinKiさんが出したコメントを思い出しました。
明るい未来へ僕らが辿り着けるように
真っ直ぐな想いを込めて歌いました。
僕らが笑顔で抱き合える日を強く信じています。
この気持ちが根底にあって、KinKiさんたちがそれぞれにあの歌い方や表現を選んだのだなぁと、なるほど~と思いました。
とまあ、どうしても「推し」中心に見てしまうので、KinKiさんのところをたくさん語ってしまいますが…
でも、このDVDの「肝」は多分視点が一つではないということで。
75人がそれぞれに、それぞれの持ち味やスタンスでこの歌に一生懸命向き合い、取り組む姿を見ていたら、この「それぞれ」がとても大事で、だからこそ、いろんな人のいろいろな心を救い上げているんだなぁと思いました。
たとえば…
裏でもブースの向こうのスタッフさんに対しても素敵な笑顔を向けて。
努めて明るく、元気を送り届けようとしているアイドルのプロだなぁと思う方々。
入ってくる時にすでに緊張していて、悩み苦しみながら何度も歌いベストの声を探す若いアーチストたち。
ブースに入ってきた瞬間に、もう曲の世界観の中に入っているような佇まいの人。
若々しい元気なエネルギーに満ちた新人のみなさん。
おだやかな関西弁で場を和ませる関ジャニやWESTの方々。
繊細でやさしい高音ボイスの人たち。
豪快で尖った個性的な声の人。
のびのびとしたフェイク。
込み入ったハーモニーに取り組む真摯な姿。
歌いきる!という表現がぴったりの方。
櫻井さんからの手紙を真摯に読み込む姿。
ただただ参加できることに感動している純粋な若手くんたち。
カメラ目線も忘れない、画面の向こうも置き去りにしないプロアイドル。
いろんな人がいて。
その人たちにはそれぞれに、彼がそこにいてくれるだけでしあわせと思っているファンがいて。
それぞれがそれぞれに、いろんな感情を救い上げ、笑顔にしてくれているわけで。
Twitterでタグで検索してみると、いろいろなファンのいろいろな声が聴けて、とても新鮮でした。
さらに。
75人の声をちょうどいい場所に配しつつ、1曲を作り上げた裏方さんたちも本当にスゴイなぁと思います。
クレジットされていないから、どういう方々なのかはわからないけれど、かなりのご苦労だったのではないかしら。
そしてあれだけたくさんの声で、細切れに録音してもまとまりよく、見せ場もたくさん作ってあって。
作り手、櫻井さんもさすがです。
蛇足ですが…
ちょっとだけ引っかかったのは「けりをつけなくちゃね。その悲しみに」というフレーズで。
チクチクしました…わたしは。
個人的には、ケリはつけなくてもいいんじゃない?そう簡単にけりがつかない感情もあるよね?とは思うけど。
そしてそのフレーズを光一さんが歌っているところがあって。
なんだかジャニさんが思い出されて、ぎゅっとしたりもしたのですけれど。
好みや解釈も人それぞれだろうし。
それはそれとして。
それぞれが自分らしく、今、苦しんでいる人の心に寄り添おうと努めている。
ジャニーズという場所にあって、いつだってどんなに苦しい日々の中でもファン笑顔を引き出してきた元気を運ぶプロたちが、現在、とても苦しんでいる方々の、そして自分の大切なファンたちのsmileを全力で手繰り寄せようとしている。
泣いてたことなんか
忘れるくらいのsmile smile
まさしくそういうことなんだなぁ。
(ここの剛さんの声も、とても刺さりました!)
そんな届け手たちの温かい想いに胸が詰まる素敵な作品でした。
そのあとで、リリックビデオを見て、ジャケットにもなっている、わじまかんたさんの絵が素敵だなぁと思って調べてみたら、14歳の少年が書かれているのですね。
調べていくうちに、公式サイト?なのかな。
このサイトが見つかり、妹さんやおかあさまと共にたくさんの作品を世の中に出してらっしゃる方なのだと知りました。
wajiya | 凸凹兄妹(かんたとかえで)とお母さんのものづくり
たくさんの素敵な作品が並んでいます。
このサイトのCONTACTのところにお母さまが書かれた「Wajiyaの想い」という文章もとても素敵です。
よかったら飛んでみてくださいね。
邪心のない温かい心が伝わり、カラフルで明るい気持ちを運んでくる素敵な絵たちを見ていたら、すごくこの企画にぴったりで。
素敵なご縁が繋がってこのCDになったのだなあと思えてとても感慨深いです。
おっと、Wash Your Handsについて触れそこなってしまった!
この曲は松井氏と馬飼野氏コンビの、曲作りの才能、ちゃんと入っているキラキラとしたジャニーズっぽさ。
そしてアレンジのCHOKKAKUさんもまた、すごくいいお仕事をされていて。
彼らの才能にただただひれ伏しました!
せっかくだから、こちらも各グループのこの間のライブ映像とかを使って…でぜんぜんいいので、DVDにしたらよかったのに!!と思いましたのことよ。
(あっ!!あちらはあちらで映像化?って可能性もありますね!だったらいいや、笑)