ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

2015-2016 Concert KinKi Kids 12.31 1.1 東京ドーム その2

やっとその2です。
しかも3曲しか書いてない!
まだまだ先は長いぞ!

どうも記憶やメモにムラがあって、1曲1曲の分量がずいぶん違います。
特に引っ掛かることがいっぱいあって長いのと、あまりにもステージに目を奪われ過ぎて、手がお留守になっているのとあるので、長さと思い入れはイコールでもないんですけどね(笑)
その辺はご愛嬌ということで・・・(どいひーっ!)
永遠のBLOODS
この曲のイントロを聴くと、いつだって心が躍ります。
これは発売当初からそうでした。

あれ?発売当初っていつ?と思って調べたら2003年でした。ええーーっ!?そんな前?

アレンジが、そしてイントロのメロディーもかなり原曲に忠実だなぁと思ったところから、これを聞くとあの時のMステの映像とか、歌詞間違いとか(笑)二日とも目の前のライブを追いつつ、記憶の中の彼らも、その頃の自分の気持ちも感慨深く思い出してました。

いろんな気持ち、あの頃とそんなに変わってないな。

これもその1に書いた別グループファンの初参加の方々の電車での会話の聞きかじりなのですが
「KinKiってさ、トロッコに乗ってても、ファンサ(ファンサービス)より歌なんだね。ほんとはあたりまえのことだけど、歌うってことを大事にしてる!」
っておっしゃってて、その発言がとっても新鮮でした。

そういえば某超王道グループと掛け持ちをしている大人の生徒さんに、
「KinKiって「お手振り」(わたしはいまだにこの言葉には慣れないし、わたし的には使わない言葉だけど、それぞれですから!笑)少なくないですか?」とか。

「立ち止まって、うちわの文字を読んでいろんなことをしてくれるとかないの?(たとえば手を振るとか、ウインクするとか)そういうライブの醍醐味っていうか、お楽しみ系は少ないですよね?」

って言われたこともあったなぁ・・・とぼんやり思い出しました(笑)
わたしは他のジャニーズのコンサートをあまり見ていないので、その辺りはあんまり実感的にわからないのですけれども。
どのグループにもそのよさがあって、KinkiのKinKiたるよさのてっぺんはやっぱり音楽だ・・・ということなのでしょうね。

31日の電車での他グループファンによる「ほめちぎり事件」を期に(笑)あたりまえだと思っていたことが、実はすごいことなのかも?という目で見てみたら、ほんとそうでした。
ドームは広いから歌いながらの「移動」はつきものだけど「歌」がとても大切にされてる。
それは一見あたりまえのことだけど、なかなかにむずかしくて、とても素敵なこと。
景色がどんどん変わっていくし、行く先々で常に歓声に包まれるしで、歌に集中するのはなかなかにむずかしいことだと思うわけですが。

やっぱり歌い手だから、歌ありき。そういうところをさして強調もしないけど、決しておろそかにしないところもまた、大好きだなぁと思ったので、書いておきます。

さて。

メモにピンク!ピンク!とやたら書いてありました。

この曲から外周を移動してバクステの方へ行くのですが、40ゲートの日、上から眺めていて、この長い長い外周は何の形なんだろう?とショコラ嬢と首を傾げてました(笑)
ウワサによるとハート?説が有力なのかな?でもハートにしてはちょっと歪(いびつ)な感じ。
席の都合やあまりに外周が大きいから?

で、ずいぶん長い距離だけど、あそこを歩いてくるんだね〜とか言っていたら、違いました!トロッコでした(笑)
元旦のダブルアンコールでは、ふたりが歩いてきたところもありましたけど。

その外周が確か、ピンクに光ってたような。そしてモニターの下のKinKi Kidsの文字も、華やかなピンクに変わっていて、心躍るこの曲にぴったり。
この曲や次のフラワーは、KinKiとしては、数少ない春から夏っぽいイメージのある曲な気がしていて、とっても好きです。
さらに、数あるKinKiの曲の中でも、数少ない(失礼かしらん、笑)とっても爽やかで屈託がなくて、オープンマインドなイメージの曲。
胸がきゅんとする系も大好きだけど、こういう曲も合うじゃないの?といつも聞くたびそう思います。
結果的に、彼らが笑顔だというだけで、ふたりがふたりだなぁと思うだけで、やっぱりきゅんとすることも多々あります(笑)

あのドカーン!ドカーン!な「やめpure」の後がこの曲だなんてとっても不思議な感じがしますが、曲が変わった途端、イメージが全然変わって、瞬時にページをめくったようにまったく違う世界へ連れていかれます。



☆フラワー
「永ブラ」から「フラワー」の流れのさわやかさときたら!

会場中がhappyであったかいオーラに包まれているような感じ。
せつないKinKiも大好きだけど、こういうKinKiさんも好きだな。

元旦、イントロが始まったら、左隣でカップルで参加されていた、30代後半くらいの男性が「わぁ〜っ!!」って興奮気味に言ったのです。
新鮮!!

初めて見た方々(彼がそうだったかどうかはわかないけど)にとっては「生フラワー」は、きっとうれしいに違いありません。
わたしも初めて参加させてもらうライブで、そのアーチストさんの代表曲を歌ってもらえるととってもうれしいですから。

そういう気持ち、自分の好きな方に対しても、忘れちゃダメだなぁと思います。
となりのカップルに思い出させてもらった初心でありました(笑)

ふたりはしばらくバクステのあたりで歌っていて、やがてふたりがトロッコを乗り換えて、反対側を半周して戻っていきます。
31日は天井席にも関わらず、この立ち止まっている位置から比較的近くて、肉眼でふたりが見えて感動しました。

この曲は、上から見ていると、ペンライトが一斉に左右に揺れて、観客席の一人ひとりのペンライトがお花みたいで・・・本当に綺麗。
KinKiさんが花畑の真ん中で歌っているみたい。

わたしはこの曲を聴くと、TBSの音楽の日だったかな??この曲を聴きながら、司会の中居くんが、楽しそうにニコニコ笑顔でKinKiさんたちを見守ってくれてたのを思い出して、鼻の奥がツーンとします。

平和の象徴のような曲。


☆もう君以外愛せない
この曲では、トロッコを降りて、メインステージに戻ったKinKiさんたちでしたが、気がついたらステージが二段のデコレーションケーキみたいになっていて、下の段の外周(ケーキならいちごが並んでいるところ)に、弦楽器を持った方々が、円のようにずらりと並んで、立っていらっしゃいました。

KinKiさんたちはこの弦の楽団の上の段にふたり並んでスタンバイ。

白い衣装を着た弦楽器奏者さんたちは、一斉に弓を構え、立ったままで、なだらかでなめらかな美しい音がすべるように鳴り出します。
弦の横のレガートは、温かみがあって、あまりにもこの歌にぴったりで。
琥珀の良質なはちみつを、カップのふちからたらたらと注いでいるかのよう。

そしてもちろんこの曲と言えばピアノの音。
聴き慣れたピアノのイントロは、オリジナルバージョンで、レガートで美しく連なって聴こえるというよりは、一音一音が違う味のドロップみたい。
ポロン、ポロンとこぼれ落ちてくる、マルカート。

この弦とピアノのイントロのコラボレーションだけで、すでにうっとり。

「イントロの弦の高音のユニゾン」とわたしメモ。空に向かう一筋の光のような音色でした。

ここに彼らの声が重なるわけです。

感動しないわけがない!!

ステージにはやさしい上品なグリーンの光がシャワーのように降り注いていて、素敵。包容力を感じる光でした。

モニターを見上げると、ふたりがいっぺんに映ってる。
今回ジュニアがいなくて、ジャニーズからはふたりきりだから、結構ふたりがいっぺんにモニターに映し出されて、それがことのほかうれしかったです。

今回はコウイチさんの歌いだし、ばっちりでございました!(どうしても蘇るきんきゅー!笑)

そして、元旦、どこだったか、つよしさんが一瞬立てたひとさしゆびに、ぎゅーっと心を持っていかれました(笑)

何より当時よりも彼らの歌声が洗練されてる気がして。
年を重ねるにつれて、さらに表現が育ってる!

そしてどうみても2人の歌声がますます近くなった気がします。ふたりが歌い継ぐ瞬間は、ちゃんと見てないとわからないくらい。
別々に聴くと全然違うのになぁ、不思議。

ニゾンになると瞬時に溶け合って、ひとつの声になる。
ここ数年特に、こんなに声が溶け合うふたり組は他にはいないなと思うようになりました。

切々と歌い上げるKinKiさんたちと、ふたりの声を彩る弦楽器奏者さんたち、ピアノ奏者さんたちがひとつになって、珠玉の空間を生み出していましたよ。

そしてこの曲は視覚的にもすばらしく・・・
立って弦を奏でる演奏者のみなさまと、その上で二人並んで歌い上げるKinKiさんが、歌を彩る美しい景色の一部にもなっていて、言葉もなく、ただただ感動しておりました。

楽家さんたちをこんな風に贅沢に使えるのも、今のKinKiさんだからだと思うのですが、何よりちゃんと生歌がしっかりしているグループだからできること・・・というのを実感しました。

ラストのところ、音が薄くなってピアノだけで歌う「今ここに君と約束するよ」のところ。
つよしさんが、ひとつひとつの言葉、音符を長めのテヌートで歌い上げて終わるのですが、ここがもう。

じーーーーーーーーん!!!

ものすご〜く誠実な歌声と表現に撃沈。

思い出しながら書いているだけで、うっとりです(笑)