ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

いのちのうた

きのう中にアップしたかったのですが、うまくまとめきれず。
(結局どうやってもちゃんとまとめきれませんでしたが、あえてまんまアップします。とっても長いので、お暇なときに。)
8月6日の朝になってしまいました。
たった今、8時15分が来て、今年はいろいろと大事な局面を迎えている今年だけに…かなり本気でテレビ越しに黙祷の輪に加わりました。

ある意味この日記をアップするにふさわしい朝かも?と思ったので、このまんまアップします。
とはいえ、時系列とか昨日のまんまです。
恐れ入りますが、昨日夕方の気分で(笑)読んでくださいね。
蝉時雨がちょっとだけ涼しく感じられる道を、筋トレから帰ってきました。
ただ今夕方6時55分。
あちこちで水を撒いている人がいて、ちょっとだけ涼しく感じられないこともないですが、まだまだきっと30度を軽く越えてる。とても暑いです。

最近、夕方これくらいの時間に自転車を走らせていると、あちこちで夕涼みをしている人を目にします。

家の外に折りたたみの椅子を出して座って、うちわで扇いだり、煙草を吸いながら涼んでいるおじいちゃん。

線路際のだんだんになってるところに座っている人たち。

「ここは夕涼みのベストポイント」という場所があって、そこを通るといつも誰かしら人がいます。

おばちゃんや若いママや女子高生が座って話し込んでたり。
小さな男の子がひたすら通り過ぎる電車を目を輝かせて眺めてたり。
かなり人気がある特急列車から、地下鉄の直通列車、急行、準急といろいろと通るので、うちのオトートも小さい頃、1時間くらい余裕で眺めていたものでした(笑)
そして犬連れのおじちゃんやおばちゃんと、ちびっこが犬談義をしていたり。

いろんな年齢層のいろんな方が、やっと傾きかけた日差しの中で、のんびりと時を過ごしているのをなんとなく眺めつつ通るのが好き。

そういえばユーミンの曲の中にも「夕涼み」というのがありました。
「窓を開けて風を入れて〜♪」な〜んていつの間にか歌いながら走っていきます。
昔の歌には、季節や情感を感じるものが多かったなぁ。
そしてこのところの昼間の暑さはまったくもって過酷だけど、その分この夕暮れ時のひと時が気持ちいいなあと思うのです。

スーパーの駐輪場の前の、大きな樹の周りをぐるっと囲むベンチの前まで行ったら、驚くことにおばあちゃん3人が酒盛りをしてました(笑)
まだ6時前でしたけど!!

缶チュウハイの缶が5つくらい転がってて、かなりいい調子なんですけど(笑)

そして「惣菜なくなっちゃったからさ、ちょっと買ってくる」っておばあちゃんのうちの一人。
そりゃあ目の前がスーパーだもの、便利だけどさ。むふふ。その手もあったか!!

その横で電話をしている大学生らしきお兄ちゃん。
ゴールデンレトリバーに水を飲ませるおとうさん。

ちょっと走ると、4時くらいからすでに地元のおじいちゃんたちが集っているモツ煮込みとホッピーの店。

ああ、平和だなぁと思いながら通り過ぎるいつもの景色。

夕暮れのやさしい時間。
帰宅を急ぐサラリーマン。

こういう平和で穏やかな時間がずっと続いていきますように。
なにげない毎日があたりまえだと思ってはいけないと実感する今日この頃。


さて。


今朝は久しぶりに「フラワー」と「Family〜ひとつになること」の歌声が頭の中をぐるぐるしつつ目が覚めました。
コンサートに行ったわけでもないし、新曲を歌ったわけでもないのに、夕べ見た番組や、彼らの歌声がどれだけ心に残ったのだ!という感じ。
しあわせなことなんだけど。

いい番組だったなぁと振り返っています。

実は前日、あさイチを見終わったところで一旦感想をアップしようと思ったのですが、KinKiさんとはまるで関係ないところで、すご〜くショックを受けたことがあって。

それは広島の44%の方々が「原爆を落とされたのはやむをえない」と思っているというくだりでした。

これ、本当にショックでした。
なんで?どうして?

当時たまたま広島の地で暮らしていた人たちが、たまたまそこにいたというだけで、何も悪いことをしたわけでもないのに。

あれだけたくさんの方が犠牲になって、さらにその時生きていた世代だけじゃなくて、その時まだ生まれていなかった世代の方々までも蝕んだ…
もっと言えば、何にも関係ない動植物までも巻き添えにして、根絶やしされたと言ってもいい場所すらあるのに。
あのとんでもない原爆を落とされた、その土地の被害者の血を引く方々が「やむをえない」と言うなんて。

そんな風に思う必要なんて全然ないのに。
むしろ「本当にごめんなさい。世界中でたった2箇所。たまたま広島と長崎に住んでいたというだけで、あなたたちをそんな目に合わせてしまって。」
と世界中の人たちと一緒にあやまらなくっちゃいけないと思うくらいなのに。

もう世界中のどこも、誰も…二度とそんな目に合わないように。
世界中の誰も、それが落とされることによりどういう結果を生み、どんな風に長年に渡り人々を苦しめるのか、決して忘れたりしないように。

そもそもが争うことがないように。
決して人と人が殺しあうことがないように。
そんな風に思ってきたのに。

あんなに恐ろしい記憶でさえも風化するのかな?

もちろん世論調査の結果がすべてだとは思わないし、現場での感触とはまた違うかもしれないですが…

わたしは小さい頃山口県に住んでいて、修学旅行は広島や長崎だったし、実際に原爆を落とされたその日の記憶、その瞬間の記憶が鮮明に残っているご近所さんもたくさんいらして。
となりの県にも関わらず、被害に合ったお身内や、閃光を見た人々や、原爆病に苦しんだ方々もいて。
「この記憶を風化させてはならない」と。そんな話を常に聞かされて育ったので、少なからず驚いて、文章にするのをためらってしまいました。

山口に住んでいた時代の同級生で、今は広島で教育現場にいらっしゃる仲良しさんがいらっしゃるのですが、今の広島の話をいろいろと聞いてみたくなりました。

ねえ、やまじゅん!!
元気にしてますか?

きのうNHKの番組「いのちのうた」で広島の景色を見て、とてもとても広島を訪れたくなったし、彼女にも会いたくなりました。


その話は置いておいて…


「いのちのうた」本当にいい番組でした。

ホームページには

「広島・長崎・東京の3か所を生中継で結び「平和への願い」を「うた」で届けます!」

とあって。

さらに

1945年・夏。
 一発の原子爆弾が「広島」そして「長崎」を一瞬にして廃墟に変えた。今なお世界中で、テロ、戦争、自然災害といった惨禍が繰り返されている。「ごく当たり前の平和な日常は永遠のものでなく、もろく、はかなく消え去ってしまうものである−」。そんな中 いつの時代も、人々は「うた」に「いのち」への思いを託してきた。
 2015年・夏。
 戦後・被爆70年の節目の年、「広島」をキーステーションに「長崎」「東京」の3か所を生中継で結び、「生きることの素晴らしさ」や「命を育み続けることの大切さ」を「うた」で届ける音楽番組「いのちのうた」。番組の中心となるのは、幅広い世代から熱い支持を集めるアーティストや、次世代を担う若手アーティストたち。
 戦争の記憶が薄れてゆく今。改めて「いのち」の意味が問われている今。70年前の惨状から復興を成し遂げた被爆ヒロシマナガサキから「歌の力」で平和へのメッセージを発信し、ひとりでも多くの人に「平和な未来について考えるきっかけ」を届ける番組です。

公式ページに主旨が書いてありました。

今回は我らがKinKi Kidsが司会をしていて。
番組が終わった後でツイッターを見ていたら、若いみなさまとか「KinKiさんが司会じゃなければきっと気がつかなかった番組でした。見ることによって大事なことに気づけました。」とおっしゃってた方が意外と多かったですが、わたしはきっと誰が司会でも見ていたような気がします。

むしろどうあれ食いついたであろう番組の司会を我らがKinKiさんがすることになったことがすご〜くうれしくて。
しかも、このテーマはきっと彼らにぴったりだと思っていたので、とても楽しみにしてました。

一番最初にいきなり「フラワー」で始まるとは思っていなかったので、それだけでなんとなくわたしまで固くなっていて(笑)
無意識だったのですが、オットが突然いいタイミング(わたしにとっては微妙に悪いタイミングともいえるわけですが、笑)でキッチンに入ってきて、「あれ?なに、キッチンの椅子に正座して見てんの?」と笑われました。
正座してたなんて、まったく気づいてなかったわたしです。

さらにさらに。

前のめりで見ていたら、こんなときに限って電話が鳴る!と思ったら、母からでした。
「レインちゃん!大変。テレビにKinKi Kids出てるわよ〜っ!!」って。
例によって早く教えてあげなきゃ!と思ったらしいです。むふふ。

「ありがとう!見るよ!」と言ったら母の方が遠慮してすぐに電話が切れました。その気持ちがうれしくて。

ちなみに母はアナウンサーの井上あさひさんが大好きなので、番組を見ようと思ってたんですって。
そういう人もいるのですよね〜そして、いろいろと他の出演者ファンのみなさまも!!NHKに普通にチャンネルロックオンのみなさまもいるだろうし。
きっかけはきっとさまざま。
老若男女いろんな方が見たんだろうなぁ。

そしてあの時間帯なので、そうは座っていられず。
家族が続々帰ってきて、ご飯は?ビールは?風呂入ってくるから!となかなかに忙しい(笑)

そのたびちょろちょろ動いては、またちゃんと正座に戻るわたし。

なんだかクセになってるから(笑)

そして痺れてにっちもさっちもいかなくなるのもいつものこと(笑)

最初の方ではつよしさんがとっても緊張して見えたのもあって、その緊張が移ってしまったのかも?
わたしもちょっと緊張気味に見てました。

リピートしているのを途中から一緒に見た娘は、つよしさんは緊張していると言うよりは、広島の人たちや他のゲストさんたちや、ここにはいないご先祖さまたちにも…みんなみんなにいちいち心を寄せてる感じがするって言ってました。

瞬時にして感じ取るなぁ、アネってば。
それはわたしも思ったこと。

そしてその後あさイチをリピートしていたときも、子どもらがふたり揃って、つよしさんを見た感想の第一が「ねえ、うるうるしてない?」「瞳にいっぱい涙を溜めてない?」と同じことを言ってました(笑)

確かに確かに。

拓郎さんのメッセージの時も、吉永さんとの対談の時も、あさイチのハガキが読まれたときも、うるうるしてましたよね〜
そもそもが誰かの感情に自分の感情を同化させるのがうまい人だし、意図しなくても知らず知らず同化しちゃう人だし、今回は特に沸いてくる感情に素直に反応してました。

たとえば一人で仕切らなくてはならないトーキョーライブでは、そこまでは入り込めないし、時間もものすご〜く気にしないといけないし。
なんとなく段取りだけを追ってると、彼の場合は魅力半減な気がするのですよね。

それに対して、となりに相方がいる時は、そこにいてくれるというだけで、とっても心強いのだろうし、安心してそこを流れている空気に心を寄せられるのだろうなぁと思います。

今回は特に、番組の内容が内容だけに、あまりドライになりすぎてもダメだし、かと言ってぐだぐだになってもダメ。

そこを考えて、ふたりはちゃんと役割分担をしたのかな?もしくはあえて相談しなくても、そういうバランスがベストなことなのだとお互い辿りついたのかも?とそんなことを思いました。

以前はコウイチさんが基本進行を担って、つよしさんが味付けというパターンが多かったですが、ブンブブーンでは逆な感じだったし、近年わりとつよしさんが回している?と思う時も多かったですが、こういう以前のような分担もやっぱりいいなぁ、落ち着くなぁと思いました。


コウイチさんはとっても司会者らしい司会者で、落ち着いていて頼もしくって。
いい声だし、その場にいるだけでほんと安心という雰囲気を常時醸していましたのことよ。

特にわたしは週末の横アリライブのレポを読んで、かなりコウイチさんレスに陥っていたので(やっぱり行けばよかったよ、涙)この番組でわたしが彼を大好きなところがいっぱい見れてとてもうれしかったです。

コウイチさんという人は、照れ屋でそういうところはあまり見せたがらないけれど、実はとても情に厚い人だというのをファンはよく知っていて。
今回はきっと、情に流されすぎず、あえてニュートラルにそこにいて、バランスを取ったり、流れをよくしたり、そういうことに徹していた気がして。

うしろを向いて、一般の方に笑いかけたり、はつらつとしたいい声で他のゲストさんに話しかけたり、普段はそういうのはどちらかと言えばつよしさんがしそうだけど、今回はわりとコウイチさんが担ってたなぁ。

こういうところもお互いがとっても臨機応変で、その場の流れやとなりの人のコンディションにもとってもナチュラルに対応して。

いろんな意味でコウイチさんが「素」ともちょっと違う、仕事人としての?!とってもいい顔をしていて、そういうところも大好きなので、きっとわたしの瞳はハートマークになっていたに違いないです(笑)


一方のつよしさんは、素直な瞳と心を隠しもせず、じーっと話に聞き入ったり、時に涙を溜めたりして、いろいろな人の気持ちに寄り添っていて。
とことん心を寄せてみようと思って、昼間に原爆ドームにも行ったのかな?と思ったり。
結果、ちょっと苦しそうでもありましたけど、今回はテーマがテーマだけに、たとえば番組全体として他人事な空気になってしまって白々しくてはダメだし。

冷静な目線の人と、真正面からぶつかる人。つよしさんは後者だったのかな?と。

こういう番組を視聴者として見ている時、どこか他人事になりがちだけど、つよしさんのあの姿勢は「まずは心を動かすこと」それこそがわたしたち一人ひとりにとってのスタートなのだと教えてくれた気がして。

さらにさらに、実際、あそこまで心を寄せたからこその「ここぞ」という一言もあった気がして。

いろいろと考えさせられました。

そしてそして…

一見そのアプローチは真逆に見えても、多分ふたりの心の中には共通したぶれないまっすぐな想いがあって。

お互いがさりげなく見せるやさしさや、言葉にしなくても、となりで何かを感じ、伝え合い助け合っているような、そんなシーンも垣間見れて、ファンとしてもとてもhappyでした。

いいバランスだなぁ。
そして見事な役割分担。

彼らは一人ひとりの時でも十分にその存在感を発揮できるし、一人でもなんなくなにごともこなすけど、ふたりになるとお互いがお互いをとっても際立たせて、結果的に印象を倍々に素敵にしているような気がします。

近年「ふたりで」何かをすることが減っている印象でしたが、今年は特にふたり仕事が染みるなぁと思います。

ファンはそこをちゃんとわかって楽しんでいるけれど、ファンに毒を吐くキャラが定着しているようなコウイチさんのやさしさが、一番近しい身内と言ってもいい相方を前にして一番発揮される素敵さ。

彼のやさしさを、つよしさんがみんなに見えるように上手に可視化してくれるように思えるときがあって。

そしてコウイチさんの仕切りは、司会者として「これを言って欲しい」ということを、絶妙なタイミングでぴったりと言ってくれる安心感。

一方のつよしさんは、時折り通り一辺ではない、心に残る「キラっ」としたひとことを放っていたイメージ。

そして歌声はまるで「祈り」のようでもありました。
最後「Family〜ひとつになること」でつよしさんが原爆ドームを見つめながら歌う姿が大写しになったとき、なんだか心がぎゅーっと掴まれました。

それにしても「Family〜ひとつになること」のはまっていたこと。

この番組のために作られたと言われたら、ああ、そうでしょうとも!と頷かされてしまうくらい、ぴったりでしたね〜

この歌詞をあんなに前にすでに思いついていたつよしさんってばなんてスゴイ!!

特に

繋ぎあわせた今は 
ひとりだけのものじゃない
この景色は数々の 犠牲を越えた希望の海

愛も求めるものじゃいけない
波へとそっと捧げていくものなんだ 

というところ。

ふたりとも「ここ」を一番に伝えるべく1曲の表現を組み立ててきたのが伝わって。
この歌詞は、なんて広島のこの地で歌うのにぴったりな曲なんだとびっくりしました。

ご先祖さまのこれまでの血のにじむような苦労や努力をムダにしないためには、どうしたらいいんだどうと考えるきっかけをもらったような気がしたり。

愛を知る為に 
愛を捧げる為
ぼくらは生まれた…つよい光さ

のところとか。

この頃のご時勢を見ていると、ほんとにほんとにそうだなあと思うのです。

そのつよしさんの、ものすご〜くいい歌詞に、コウイチさんのとってもキャッチーで耳馴染みのいい曲がぴったりはまって、この曲はとっても説得力を増している気がして。

「つよい光さ〜」ですよ!!

やっぱりふたりの才能がうまく合わさった時の充実感はすごいです。
ある意味ふたりだけのグループの存在意義でもあるかもだし、このふたりしかできないことがもっともっとある…という気持ちがまた沸々としてきました。

最後「ありがとう」と「感謝」で終わるのもとてもいいなぁとあらためて。
ある意味とっても生真面目な彼ららしいなぁとも思いました。

この曲が先にあって、もしやこの番組に選ばれたのかしら?と思うくらいでしたよね。
いずれにしても、この曲はひと時のシングルに留まらず、今後もたくさん歌い継がれるといいなぁと思います。

「みんなの歌」として歌われてもいいんじゃないの?なんてことも思ってしまいました。

なんとなく、KinKi Kidsの未来について心を馳せたくなるような内容でもあったなぁとあらためて。

とはいえ、KinKiさん以外のみなさまの歌や演奏も、そして吉永小百合さんとKinKiさんの対談も、ほんとどれもみんなよかったです。

吉永さんの活動については、東京新聞だったかのコラムを読んだり、その後ちょっと調べたりしたこともあったのですが、今回の対談を見ても、あさイチでつよしさんが何度か言っていた「勇敢」という形容詞で彼女を表したくなるのがとてもよくわかる気がしました。

今の世の中、自由に発言をするのが本当にむずかしくなったと思います。
現代の日本は表現の自由が当たり前のように保障された世の中だと思っていたのも今は昔。
思ったことを口にするときは、たとえそれがどんなに正しくて信念に基づいていようとも、とても気をつけて発言しなければならないし、どう解釈される可能性があるかを十二分に考えなくてはならない気がして。

それを吉永さんほどの人気と実力がある方が、ていねいに筋を通して、きちんと考えてなさるからこそ多くの方々に受け入れられ、支持されてもいるわけで。
心根のやさしさや凛とした佇まい、思慮深さなど、本当に見習わなくてはならないことがいっぱい。

そんな方がご自分のお年の半分ほどの若者たちを前にして、穏やかに、でも的をはずさず、しっかりと話される内容はとても説得力がありました。
聞いているKinKiさんたちもとっても真摯に受け止めていらっしゃいましたよね。

大原櫻子ちゃんの歌「瞳」もすご〜く好きでした。彼女は前に堂本兄弟で見たときよりと比べて、すご〜く大人っぽく花が開いたみたいに素敵になってましたね〜
そしてやっぱり説得力がある歌を歌うなぁとあらためて。

秦さんの「ひまわりの約束」は前にも日記に書いたけど、ほんと好き過ぎる1曲なのです。
秦さんのこの歌は、今年あちこちで聴いた中でも、夕べのはとっても心に残りました。

今のモーニング娘については、顔と名前もさっぱりなくらいなのですが、彼女たちが歌った「雨の降らない星では愛せないだろう?」もとってもいい歌だったし、歌声もとても素敵でした。

つんくさんの詩もとっても心に迫るもので、朗読したつよしさんの声も、心地よかったなぁ。

マッキーやMISIAの力のある歌声にもただただ感動したし、さださんはさすがの落ち着きと貫禄。

「一本のえんぴつ」の二階堂さんの歌声のまっすぐなことと言ったら。
ちょっとだけかかった美空ひばりさんのオリジナルバージョンも素敵だったけど、それともまた全然違う歌い方で、とても心に残りました。

リピートを一緒に見たアネが、最初はわたしと一緒にジブリ作品にぴったりの「ジブリ声」だよね〜なんて言ってたのが、だんだんに「彼女自身がジブリのキャラみたい!!」と言い出して、なんだかふたりでとっても納得しました(笑)

ここで風がさ〜っと吹いて髪の毛が不意に広がったら、ほらジブリ
「思い出ぽろぽろ」にもいそうなキャラだよね?「魔女の宅急便」にもよく似た人がいたよ!と大騒ぎ(笑)

でもそれよりなにより、あの歌の歌詞がとてもとても心に迫って、「Family」や他のみなさんの楽曲もそうですが、1000の言葉を尽くすよりも、歌の方が、音楽の方がストレートに伝わることってあるんだなぁと実感させられました。

だからこその「いのちのうた」なのですね。

KinKiや大原さんやモー娘だということで初めてチャンネルを合わせたわたしたちよりもずっと若いファンのみなさま方や、たまたまチャンネルを合わせた方々、家族といっしょに見た子どもたち、また、昔を思い出された人生の先輩方が、この番組をきっかけに「いのち」について語る機会を得られたらいいなぁと思います。

最近どんどん他人に冷たい世の中が広がりつつあって、自分さえよければ…な空気に冷たいものを感じることもありますが、わたしたちには、つながってきた命のバトンを無事に次世代に渡す責任もあるわけで。

この今は過去からやってきて未来へと渡す通過点としての現在(いま)ということをしっかりと自覚したいと心から思ったいい夜でありました。