ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 桜の便り その3 中目黒〜代官山の桜

次なるはお馴染みの場所。今年最後の・・・になるかなぁ?どうかなぁ?
ここのところ、急に肌寒い日が続いているので、思ったより長く桜が楽しめている気がします。
うちの近くの桜もまだまだとっても元気です。
強い風さえ吹かなければ、もうしばらくはいけそうな気がします。
こうやって毎日やきもきすることもまた、古来からの日本人の、桜を愛でる醍醐味なんだろうと思います。
実は近々とっておきの場所で伝統芸能と桜を見る機会があるのですが、果たして桜は残っているのか・・・
申し込んだ時は4月に入って数日目なのに、もしかしたら桜のシーズンが終わっているかも?などとはまったく思っていなかったのです。
なかなかに希少な経験をする予定だったのですが、どうなることやら(笑)残っていたら、またあらためて桜の映像を載せたいと思います。
さて。
毎年必ず行っている場所、目黒川の桜です。
もう散ってしまうかもよ!?ということで、とっても焦って行ったのが月曜日。
この日は空気が冷たいあいにくの雨模様。こぬか雨が降ったり止んだりの一日でした。


なんせ雨の日にここで桜を見るのが初めてだったので、なんだか不思議な気持ちで眺めていたのですが、今まで毎回晴れの日に行けていたことの方が奇跡だったかも。
でも、雨の中で咲く桜もまた雰囲気があってよかったです。可憐さと儚さが5割増という感じ。
灰色の空の中で健気に咲く桜はさびしそうで悲しそうで、でも凛として・・・そうなるとやっぱり数ある桜の中でもぴったりな桜ソングは「ソメイヨシノ」でしょ!ということで、この歌が勝手に脳内でエンドレスに鳴ってました(笑)
雨だって人はいっぱい。月曜日の午前中だと言うのに、たくさんの人が歩いておりました。
やっぱり「最高の離婚」ロケ地めぐり感覚の人もいるらしく、近くをおかあさんと歩いていたちびっこが瑛太扮する主人公が「マチルダーっ!はっさくーっ!」と二匹の愛猫を探すシーンの再現をやっていたのでくすくす笑ってしまいました(笑)
あんなちびっこも見てたのか!!大丈夫だったかしらん?あんなシーン、こんなシーン(笑)
そしてそして、中目黒でいつもすごく心惹かれる景色は川の流れと花びらとのコラボレーション。はらはらと散った花びらが水面をすいすいとすべっていくのを飽きるまで眺めたり、川の上に張り出していっぱいにお日様を浴びているであろう枝の美しさに目を奪われたりします。
画像を撮ろうとすると商店街の提灯が入りそうになるのも例年のこと。
一昨年、昨年と必ず一緒に来ていた友達のうちの一人が今年はシンガポール在住なので、見ることができません。
彼女にもこの画像を届けられたら、海外在住のふぇるまーたを読んでくださる皆様にも届けられたらと思っています・・・と書いているそばから、意図していた方々が次々ツイッターで反応してくださいました(笑)
へたくそな画像でもお役にたてたならとてもうれしいです(はあと)
さて。
場所を移して、次なるは西郷山公園です。
目黒川沿いから代官山方面へ抜ける道はいつもとってもてきとーで、適当なところで道を曲がって坂を上っていくとまあ、遠からずな位置に出る・・・という超アバウトな行き方をするのですが、なぜか今回は妙に早く、まるでどこでもドアを使ったかのようなスピードで西郷山公園に辿りついて仰天しました(笑)
この道がベストじゃない?
しかし悲しいかな、話に夢中になりすぎてて、二人ともどこを曲がったらここに出たのやらさっぱり覚えてないと言う・・・(笑)
そしてやっぱり以前ここを歩いて西郷山公園に向かっていた折にB嬢に聞いた「運転免許取得にまつわる話」を思い出してショコラ嬢と笑ってしまいました。ああ、したした!そんな話(笑)
ご本人もきっと覚えてらっしゃることでしょう(笑)いつかまた3人で、いえいえ仲良しさんみんなとこの時期、この場所に来れたらいいなぁ。

そしてこちら側から入るのは久しぶりね・・・と言いながら入口の看板をぱちり。

桜ばかり見ていたので、階段を上がったところで見た椿の花が妙に新鮮に写りました。
曇り空、雨の日には椿の目の覚めるような赤が素敵に映えます。

そして、雨にけぶる桜の木。
天候が悪すぎてほの暗くて、どっちを向いてもいい画像が撮れない環境の中で、やっと少しは明るく撮れる?と思ったら、折り悪く清掃車がきました(笑)
まあめったに見れない画像なので、あえてそのまま貼っておきます。

そして近づいてもう1枚ドアップで。
あちこちの桜が、他の春の花々が咲いて一気に華やかになった西郷山公園は、ついちょっと前にそらちゃんとこの地を訪れた時とはまったく別の公園みたいでした。
このあと、公園を出て代官山 蔦屋書店に寄ったのですが、ここはまるでパラダイス。
本、映画に音楽、文房具、スタバにコンビニ。レストランもありました。
きっと一人で一日中でもいられそう・・・とか思ってしまいました。
特に食いついたのは絵本や少女小説の類が置いてあるコーナーで「どろんこハリー。」「おやすみなさいフランシス。」かこさとし先生の著作の数々。
大好きだった「少女パレアナ」が「ポリアンナ物語」として改編されたことを知ったり、小さい頃読みまくったオルコットや「ケティー物語」なんかの外国の少女向けの読み物。「ロビンソンクルーソー」や「クオレ物語」「ビーチャと学校生活」。そして赤毛のアンのシリーズ。
多分わたしの表現がどうしても「もってまわった言い方」になるのは、この小さい頃に出会った訳本ならではの表現の影響が強いんじゃないかと思う・・・なんて話もしたな(笑)
小さい頃のわたしはとにかく本を読むのが好きな子どもで、今よりずっと多読でした。
ああ、最近あんまりちゃんと本を読んでないなぁ〜
スタバでお茶?とか思ったら、やっぱり人がいっぱいで、代官山をふらふらして、たまたま見つけた穴場的コーヒーショップで290円でお茶(笑)
これが意外とおいしくて、さらにとっても居心地がよくて・・・あとはポツポツと・・・無理のない心地のよい間でのんびりと会話をかわすしあわせな時間。
あっ!そうでした。
この日は、渋谷駅が変わって初めて、渋谷駅を通って家に帰ったのでした。
代官山から渋谷駅に行き、半蔵門線を指して行ったのですが、散々東横線を使ってピアノや歌、楽典のレッスンに通っていたし、東横線のホームが地下ということは散々テレビでも見たし、重々知っていたはずなのに、やっぱり違和感ありまくりでした(笑)
長い長い通路を抜けて、どこで半蔵門線の改札を通るのだろう?と思ったらいきなりわたしたちが乗りたい電車のホームに出て心底驚きました。
まだまだ看板なしにちゃんと電車に乗れそうな気がしません(笑)
東横線から半蔵門線への乗り換えがそんなに大変じゃないことだけはわかったので(笑)そこは収穫かな。でも、渋谷で待ち合わせる時は、まだまだ地理がさっぱりわからないし、要注意だと思いましたのことよ。
かなり早めに行かないと、絶対に迷子になる・・・と思いつつ帰ってきました。ちゃんちゃん。