ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

KinKi Kids Concert -Thank you for 15 years- 12/30〜1/1 その4

下の日記からの続きです。
24.やめないで、PURE。
ここは確か二人がどんどん高いところに昇っていって、どうなるの?と思っていたら、てっぺんで踊っていてびっくり。
31日だったか、双眼鏡で1曲丸々つよしさんをガン見してしまったポイント(笑)
だってこの曲の彼のロボット系のダンスが大好きなのです。そしてそれがつよしさん側から見れるのはこの日だけというわたしの席。
ショコラ嬢とふたり、ひゃーひゃー言いながら見てました(笑)
実際途中で高いところで踊っているということを忘れてました。
つよしさん自身もこのあたりになると怖そうな表情からライブそのものへの集中度が上がって、すごくいい顔で歌い踊ってました。
彼のこのライブでのダンスは、どの曲でも細部まできっちり気持ちが入っていて、たとえば一瞬の立ち姿、背中のカーヴ、手の角度、足の運び方・・・すべてが表現者としてのそれで。惚れ惚れするくらいかっこよかったです。
考えてみればソロワークの時も思ったのですが、昨年は歌声もさることながら彼の身体を使った表現(ダンスと言え!ダンスと! 笑)に翻弄される年でした。
膝はくれぐれもお大事に。これからも半月板を大切にしながらもいっぱい魅せてほしいです。
そしてお約束、翌日はコウイチさん側だったのでコウイチさんをガン見。
でもやっぱり二人いっぺんに見たかったなぁと記しておきます。東京ドームだし、あんなに巨大な建造物だし、片方ずつが両側に分かれるのはやむを得ないのかもしれないですが、今や稀少なKinKiコンなんだからもうちょっと二人のコンビネーションが見たい・・・というのも正直なところでした。
そういえばつよしさんがカウコンで「KinKiとしての活動は原点に回帰しつつ」って言ってたけど、その回帰の中にダンスも入ってるといいなぁ。



25.情熱
この曲もあらためて聴いてみたら、なんてKinKiさんの声に合ったいい曲と思います。この曲はオンタイムの時もダンスもすごく好きだったし、衣装がまた・・・ものすごく好きだったことを思い出します。
今聴いても全然色あせてなくて、やっぱり大好きでした。あんまりいっぱいありすぎてふと忘れているのですが、KinKi Kids。いい曲がいっぱいあるね。
このあたりになると、あんなに高いところを怖がってたつよしさんがだんだんに慣れてきて、ふぉーゆーと一緒にカメラと遊んでました。
考えてみたら、ふぉーゆーもスゴイなぁ。
コウイチさんともつよしさんとも対等に上手に絡んで、ふたりの満面の笑みを引き出し、全然嫌味がありません。
いい子たちだなぁってつくづくしみじみ思います。
彼らがいてくれてほんとよかったです。
30日だったか、つよしさん。カメラに向かってウインクしたり、熱烈なKISSをしたり。そのたびぎゃーっ!!っとものすごい歓声があがります。
そして、31日、元旦とどんどんカメラとの遊びが激化していき、つよしさんがカメラに近づいてくるとふぉーゆーも集まってきて、みんなで写りこんでとっても楽しそう。
もちろん恒例のキスも忘れずに!
そのあとに今度は、コウイチさんがキスするつよしさんをモニターで確認して「おぇ〜っ!!」と吐くマネ。さらに、わざわざ柵から乗り出してまで吐いて見せる・・・なんてミニコントに発展していくのですが、これ秀逸でした。わっはっは。
3日間でどんどん進化していって、二人とも楽しそう・・・まったくな〜にやってんだかもっとやれ〜っ!!(笑)楽しかったです。


26.雨のMelody
この曲のダンスも大好きなので大注目ポイントだったのですが、なぜかラストあたりになるとコウイチさん、踊ってなくてジュニアとふざけて仁王立ちであえてカメラの前に立ってみたり、顔の表情を作ったり!ふぉーゆーとゲラゲラ笑っていたり。本当に楽しいんだなぁ。
いやん、ちゃんと見せて〜とも思いつつ、あんまり楽しそうなので、まっいっかという感じ。
この曲の間奏のダンスが当時からものすごく好きだったのですが、つよしさんの調子がかなり悪くてなかなか見せてくれなかった一時期があって、そのことを思い出して、元気になってよかったねぇ〜とつくづくと思いました。
そして何よりスゴイのは、バリバリ踊っても二人ともまったく歌声に影響がないこと。
十分な声量でちゃんとダンスをしながらでも歌は完璧。これって簡単なことじゃないと思います。
心の健康を取り戻し、このありえないほどのハードスケジュールの中でも、心身ともにいい緊張感で充実しているように見えるつよしさんは、よどみなくバリバリ踊っていて、身体をななめにそらしたその背中とか、軽やかなステップの中にこめられたフツフツと燃え上がる恋の情熱(歌詞のってこと)とか、そんな一つ一つのフレーズにも以前にはなかったものすごい余裕を感じてグっときました。
そしてこの曲を聴きながら、いろんな意味ですぐに動けないことも、彼らにはどうにもできない事情もあるかもしれないけど、せめてファンくらいは、もっと彼らのことを信じて長い目で見ていたいものだ・・・なんてことをしみじみと思ってました。


27. 薄荷キャンディ
この曲を本編最後に持ってくるって斬新だなあと思いながら聴いてました(笑)
もちろん大好きな曲ですが、なんていうのかな、もっとテンションが上がりそうな曲もいっぱいある中で、これをあえて選んだのが意外でもありました。
大盛り上りと言うよりはしっとりと聴かせる感じ。KinKiと言えば硝子の少年に代表されるようなマイナーな曲をイメージされるかもしれないけど、実はこの曲みたいに繊細に心の琴線に触れる長調の曲もすっごく彼らっぽいと思います。
2人だけで、一番高いところで歌ってます。
関西の友人T嬢が、コウイチさんパートでもつよしさんが口ずさんでいるところにキュンとしたと書いてらしたので、そこに注目していたのですが、ほんとにそうでした。うんうん。キュンキュン。
「君だけーーーっ♪」からの高音部、3日間ともコウイチさん、すっごくよく伸びるいい声で歌ってました。
そのあとのつよしさんパートもむずかしいところを難なくさらっと感情を入れて歌っていて、ガン見したら実は汗びっしょりで歌っていることに気がつきました。
この人の「凄さ」はそのむずかしさを聴いている人にちっとも感じさせないところかも?・・・と今更ながら気がついて、鳥肌ものでした。
特に三日目は寝てないだろうし、前日3つも大きなお仕事をして、しかもそれはただ立ってればいい、歌ってればいい、しゃべってればいい的なものではなくて、常に脳みそをフル回転させてなきゃならないものばかりで、さらにお誕生会の企画までして、ライブ開始ぎりぎりまでジュニアくんたちと打ち合わせして・・・なんだかそのことを考えると、今でも気の毒で胸がぎゅーぎゅー痛くなったりもするのですが・・・
そんなことは途中では微塵も感じさせない曲の世界観にまるごと身体を預けた歌声でした。
ああ、2日からは少しはのんびりできてますように。
最後のハモりのところは、ふたりともふわっとやさしい声で息もぴったりに。
年末の歌番組ではなんとなくKinKiとしては久しぶり過ぎて息が合ってない?と思う瞬間もあったけど、大阪東京と来て、元旦のライブで完全に戻ったなぁと思いました。そうそう、こういうのが見たかったの。それぞれのスケジュールがいろいろあるから、今はむずかしいのかもしれないけど、やっぱり彼らの凄さって、こういうところなんじゃないかな。
せっかくそういうのがやっと見れたのに、これで終わりなんて短かすぎる(涙)


そして、まずはつよしさんから、そしてコウイチさんの挨拶。
ここで最も印象に残っているMCは、30日のライブを見たあとに書いたこと「あきらめずに」のくだりです。
「今年はKinKiとしての活動が少なかったけどこうやってみなさんが『あきらめずに』来てくださった事がなによりうれしいです。」
こんな感じだったと思います。
どんな気持ちだったかはあの時に書いたので、もう書きません。

そして、てっぺんからそのままお二人がはけて行かれました。


アンコール


てっぺんから再びKinKi Kidsが登場するのですが、つよしさんが珍しくとってもシンプルな黒の半袖Tシャツで現れて、ふっつーに超カッコよかったので、しばらく彼に釘付けでした。


28.Secret Code
これは鉄板のアンコール曲!もちろんものすごく盛り上がります。
そして、この曲あたりまできて、毎日「ああ、今回は本当に一度もギターを持たなかったんだなぁ」としみじみ思ってました。
今までは必ずKinKiのライブでもギターを持って歌うコーナーがあったから、ないっていうのがちょっと不思議な感じもしたけど、わたし的には全然これはこれでアリでした。
もちろん彼らにギターはいらないと思っているのではなくて、今回みたいにどの曲も極力二人で踊る・・・というライブスタイルも新鮮だったからです。
いつからだったか、バンドのメンバーさんもまったく紹介されなくなりました。個人的に紹介されたのはジュニアくんたちと、ちょっと特別扱い的な屋良くんと、そしてKinKiさんだけだったんじゃないかな?これは何らかの意図があってのことなのかな?
この曲の終わりは、毎回盛り上げるだけ盛り上げて、締め!!となるのですが、毎日いろんなパターンを踏んでおもしろかったです。
30日はコウイチさんがなかなかステージに戻らず、いざ締めようという時にまだ遠くの方にいて、つよしさんがまるでコウイチさんに紐がついてるみたいに、ステージの上からたぐり寄せるパントマイム。これがムダに上手でおもしろかったです。
翌日、今度はつよしさんが細かく通路を回る真っ最中でステージに戻らず。遠くから「コウイチ締めて!!」と言うも、コウイチさんになかなか聞こえず。なになに?という感じで聞き直すコウイチさん。それを数度繰り返して、丸投げされてもああそう・・・という感じで(つよしさんに頼まれたことは滅多なことじゃ断りませんよね〜、コウイチさんは、笑)コウイチさんが締め!!
元旦はふたりともちゃんとステージにいて、オーソドックスにみんなで締め!!
この辺りは恒例のアンコールの光景という感じだったのですが、次のイントロが始まって「わぁ〜っ!!」と喜びの声をあげる現金なわたしたち。
この曲が聴けるなんて、しあわせだなあと思ったその曲は・・・


29.Rocketman
この曲はわたしがライブに参加し始めた2000年頃には、どのライブでも絶対にセットリストに入っているプログラムでした。
無条件に盛り上がる曲。当時から思っていたことですが、毒がなくて歌詞もメロディーラインも、歌っている彼らもひたすらにかわいくて、育ちがいいKinKiさんたちにぴったりの曲だと思ってました。
客席もペンライトを思いっきり振って参加できるし、KinKiさんと一緒に盛り上がれる楽しい曲です。
「こんな過酷でロマンに溢れてる 夢の仕事にぼくらはついている 最新の」
っていうところ、なんだかKinKiさんは言いそうもないセリフでミスマッチなのがおもしろいと思ったり(笑)
「何曜金曜キンキラわかんない」とか「今週もビデオが留守録でいっぱい」とか「キンキ 銀河 近未来を行くよ」とか、微妙に大忙しで時間のない超売れっ子だった当時のKinKiさんとかけてる?と思うような歌詞があったりして、彼らと一緒にぴょんぴょんしていることが楽しくて仕方ない気持ちと、ゆっくりさせてあげたいなぁなんてちょっと複雑な気持ちと・・・いろんな思いを抱きながら楽しんでいた曲です。
今回、以前よりもずっとくったくなく楽しめたのは、彼らが当時よりずっと安心して見ていられる、頼もしいオトナになったからかな。
ご本人たちは当時よりもむしろ無邪気に楽しそうだけど・・・そんな風に楽しめることができるようになったというのがそもそも余裕なんだろうなぁとか、いろいろと感慨深いものがありました。
ふたりとも大好き。これからもしあわせでいてほしいです。


30.フラワー
30日、ここでフラワーが始まった時、ものすご〜く客席が沸きました。
そしてわたしはこの誰もがかなり聴き込んでいるはずの、典型的なKinKiの代表曲であらためての「キャーっ!!」が起こったのは、ほんとにほんとにみんなKinKiを待ち焦がれていたってことだなあと思いました。
最近はテレビの実況や世間の反響なんかを見ていても、KinKiよりも下の世代の大スターが次々台頭して、嵐が、関ジャニが・・・という話はどこででも聞くけど「KinKiがね・・・」なんて話をするのは周りにいるほんの一部のファンだけ?みたいなムードを感じることも多かったのですが、5万5千人の熱狂的な声を聴いて、ああ一緒に待っていた人がたくさんたくさんいるんだなあと実感できて、ぐっときました。
この声は、5万5千のうれしそうな歓声はきっとKinKiさんにも届いていると思うのですが、ちゃ〜んと伝わってるといいなぁとつくづく思いました。
必ずしも声が大きな人ばかりじゃないし、どちらかと言うとKinKiファンは図書委員って言われるくらいでおとなしい部類だと思うのですが、みんな辛抱強いだけで、言わなくても本当はものすご〜く待っていたのです。
お仲間がいっぱいいた!!というその一点を肌で感じられたことだけでも、このライブに参加できて本当によかったと思いました。
コウイチさんは、まずは自分が楽しそうで、このライブではそんな姿がいっぱい見れたことがものすごくよかったと思いました。
この方は「ファンの皆さんが喜ぶものを」とか「みなさんの希望があれば」と言うことが多いですが「俺がやりたいから」とはなかなか言わない人なので、それを全身で表現してもらえたようでうれしかったです。
一方のつよしさんは、31日だったかな。アンコールの間、細かく行けるところは全部行こう・・・と決めたみたいで、隅っこの隅っこまで手を振りに行き、笑顔を振りまき、ファンに視線を合わせるために奮闘してました。
彼のKinKiファンへの「まごころ」っていうのかな。
「自分はKinKiを心底大切に思っているから、みんなのために、みんなに喜んでもらうために、今できることはなんだってするよ」という思いが強烈に伝わってきて、その思いは仕事だからとかそういうのとは無縁な感じで、とにかく義務とかじゃなく本気でそう思っているのが強烈に伝わってちょっと涙が出そうでした。
一旦別の通路を通ろうとして、あっ!あそこはまだだった!と気がついてまた戻ってきて違う通路へ・・・なんて光景もあって、残念ながらモニターには映らないところがいっぱいできちゃってちょっと悲しかったですが、本当の意味でファンの一人一人とこの場所でつながろうという強い意志みたいなものがその態度から伝わってきました。
二人が二人なりに、それぞれ自分のやり方でKinKiをとてもとても大切に思っていることがそれぞれ伝わって、夢のような時間だったなぁと今、振り返っています。



31.99%LIBERTY(1/1のみ)
出てくるなり「呼ばれたから出てきました!!」と言ったコウイチさんに、なんだかああ、そうだよね〜と妙に納得したポイントでした。
そうそう、わたしたちも「呼ばなくっちゃね!!」
ソロだとわたしたちが応援しないと〜という気持ちになったりするのですが、KinKiだと分母が多いと思うからついつい受身になってしまう。
でも、そもそも呼ばなきゃなにも始まらないかも?そうかもね。
音楽が鳴るなり、花道に向かってふぉーゆーの誰かと全力疾走の競争をするコウイチさん・・・つくづく今回びっくりするほど自由です(笑)
これはダブルアンコールですが、なぜか二人ともすっごく歌いこんでるはずなのに、所々で歌声が消えてびっくりしました。
後で種明かしをしたところによると、二人とも歌はちゃんと覚えていたけど「どこを自分が歌うか」を覚えてなかったんですって。このエピソード、KinKiらしいなあって笑ってしまいました。
他のジャニーズのグループの人が、前にテレビで「自分のパート以外覚えてない!!」と断言しているのを聞いたことがあるのですが、多分KinKiさんは口に出すかどうかは別として、全部のパートを歌っているんだろうなあと思いました。
つよしさんはまだ通路に降りて、全部回りたりてないと思ったのか、あっちこっち行っては細かくファンサービス。
その志にはうたれたものの、お願いもうちょっとモニターに映ってほしいから、ちょっとはステージの上に乗っかってて・・・とか思うわたしもいて(笑)ファンとはかくもわがままなものだなぁと。
とはいえ、終わってみればいつも通りの、本当にいつも通りKinKi Kidsでとっても安心したのも事実です。

最後のMCでも、やっぱり曲は着々とレコーディングしているということと、なんとかカタチにするために努力をしていく・・・というようなことを強調してましたが、具体的なことはなにひとつ出ませんでした。
そもそも、本来であれば、リリース関係のことまで彼らががんばりますというのもなんだか違う気がするし、うまく動いていないのは彼らではなくて、事務所側、レコード会社側の何かなんだろうなぁというのが容易に想像できる感じでした。
ちょっと複雑な思いも抱きましたが、彼らの事務所に関わらず、今は音楽業界そのものがあちこち欺瞞に満ちている気がして・・・
だとすると、そう簡単には風通しがよくなることもないのかな?
今しばらくは、あちこち他の文化活動もかじりつつ、ゆる〜く待ってるが吉かも?・・・と思っているこの頃です。
KinKiさん、彼らと共に走ったお仲間の皆さまがた、本当にお疲れさまでした。
そして、長々と読んでくださったみなさまには心よりの感謝を!!
MCも一応はメモってあるのですが、来週号のオリスタさんあたりでレポが載るかも?と思ったりもして、もしかしたら、それを見てから載ってなかったところがあれば補足する程度にするかも?です。
関西弁が上手に書けないし、どうしてもわたしが書くとリアリティーに欠ける気がするのですよね(笑)
さらにさらに、ここのところわたしが彼らについて思っていること・・・をもうちょっと書きたい気もするのですが、できることならポジティブな言葉だけを投げたい気もするし、うまく言葉をまとめられそうなところまで来たら、脈略もなく突然アップするかもだし、まとまらなかったらやめちゃうかも。
それにしてもムダに長々書きました。
最後の最後まで目を通してくださったやさしい皆さま、ありがとうございました。
心からの感謝をこめて。