ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

KinKi Kids Concert -Thank you for 15 years- 12/30〜1/1 その3

これ以上ほっておくと、きっと忘れてしまうと思ったので一気にいきます。
ただし、後半はずっと巨大セットが気になって、時として上の空でぽかーんと口をあけて見入っちゃうシーン多数(笑)
ということで、さらにいつもよりレポになっておらず、とっても個人的な感想になっています。
同じライブを見ても感想は本当に人それぞれで、しかもその時の席とか、同じKinKi両方が好きなファンでもどっちにより惹きつけられちゃうかとか、ソロとKinKiのどっちが好きかとか、いろんな条件により、感じ方も様々だと思います。
というわけで、これはあくまでもわたしの感想で、ファンみんなの総意ではないと理解した上で「ああ、こんなことを思った人もいるんだ」くらいのゆるさでご覧くださいね。
18.恋は匂へと散りぬるを・・・
建さんの作った歌詞が乙女チックで意外だと盛んにKinKiさんが言ってました。
女性詩でした。
ダンスもほぼちゃんと仕上がっていて、スワンソングとかTIME系のふわっとした踊りだと記憶していたのですが、元旦のこの曲のメモページには思ったより激しかった・・・と書いてあります。そう思ったのは確かだと思うのですが、何を見てそう思ったのかはもう忘れてしまいました(笑)
桜の花びらがはらはらしていて、和な雰囲気で哀愁が漂っていてせつない感じ・・・そういえばSHOCKでもつよしさんソロでも和の雰囲気や桜はお馴染みですが、KinKiでこんなタイプの曲ってありましたっけ?こういう春や桜の雰囲気の曲ってありましたっけ?
意外とここは盲点?新しいかも・・・と思ったり。
歌詞はちょっと愛かたちっくでもあり・・・KinKi的王道ソングという感じだったので、二人が「さすが建さん、そばてずっとKinKiを見てくださっているので、よくわかってらっしゃる」
と毎回おっしゃってました。


19.むくのはね
ステージ中央のリフターが上がり、見下ろすようにして立つ二人。(とはいえ、さほど高く見えないのは比較対象のあの大仕掛けをもう見ちゃってるから、笑)
CITYな感じのバックとわたしメモ。
歌が始まるとセットから白い羽根が大量に舞い上がりました。
わたしは玉置ファンでもKinKiファンでもあるので、玉置さんが兄弟でわたしたちの耳の前で一度世界観を作り上げてしまったものをどんな風にKinKiさんが料理してくれるのか、ちょっとドキドキしながらもとっても楽しみにしてました。
なんとなく予想としては、あの玉置さんの人生経験も恋の経験も豊富な歌に負けない新しさを出すとしたら、ユニゾンかな?と思っていたのですが、やっぱりポイントは『あえてのユニゾン』だった気がします。
最初の部分はそれぞれだったけど、今回聞いた二人の歌は、ユニゾン部分が思った以上にとってもとっても素敵でした。
いい意味の若さっていうか、青臭さかな?そんなのを感じたし、男声が重なることで、より歌詞の切実さが増した気がして、心にグっときました。
「青の時代」がそうだったように、男心がストレートに伝わってきたような気がします。
声質からすると、この曲は意外とコウイチさんにドンピシャな感じ。
つよしさんは感情を一気に放出するというよりも、あえて感情を抑えて囁くように歌いだしてものすごく緻密に計算しながら歌ってた印象でした。
空(くう)に差し伸べた手に言葉よりも雄弁な表情がついていたり、歌の表現に感情がよりのっているように感じたり・・・日々歌いこんで表現力が増していくのを目撃できたのはとってもしあわせなことでした。
わたし的には30日は、もしかして一人で歌うところはいらないかも?と思ったりもしたのですが、31、元旦と聴いて、たとえば「何度も」「何度でも」と2人が畳み掛けるように一人ずつ歌いそこからユニゾンになるとところが猛烈に好きになって、あそこはやっぱり一人ずつの方がいいなあと思ったりもしました(笑)
逆にそれぞれのソロの1メロがちょっと長く感じたかも?
まだまだ歌い込むうちにもっともっとKinKiさんのものになって、いい感じになるんじゃないかな?と期待をこめてそう書いておこう。
この曲はできたらシングルになるといいなぁ。
さて。
この曲では、ステージで屋良くんと女性ダンサーが色っぽくて絡みつくようなダンスをしていて、曲終わりにコウイチさんが「おれもあれやりてーな!・・・」とボソっ。「先着一名様まで」と言っていたのはつよしさんだっけ?(笑)
一瞬場内・・・へっ!?となってからくすくすと笑いが漏れてました。

わたしのイメージの中では、あのダンスの濃厚な感じというよりは、もうちょっと純でプラトニックな感じかな。
この曲は二人の声がとても美しく絡むのですが、どこか儚くて、歌声もその姿も強烈な印象を残したはずなのに、淡雪みたいにあっという間に跡形もなく消えてしまったような、そんなイメージを持ちました。
それはリフターの上のふたりがとっても上品で儚げに見えたからかな?
それとも発売が未定だから?(あえてのちょっとブラック、笑)
いずれにしても、たくさんテレビなどメディアで披露されるといいなぁ。


20.雪白の月
メインステージで熱唱する2人。
雪が積もる木立の映像がとても綺麗でうっとりします。セピアのモニターがよけいにせつなさを募らせます。
何度も聴いていますが、やっぱりこの曲大好きです。
この曲、コウイチさんは大好きなんじゃないかな?
とりわけ彼が情熱的に熱唱していた印象でした。声出てましたね〜
コウイチさんの思いがものすご〜くストレートに伝わってきました。もしやいい恋してます?・・・と思わされるような歌声。全然見当違いかもだけど(笑)
一方のつよしさんは特にソロ部分はものすごく抑え目に歌い出して、じわじわと気持ちをあげてゆきます。
ものすご〜く冷静に、自分が気持ちよくなるための歌じゃなくて、あくまでもお客さんに極上の歌を聞いてもらおうというプロの意気込みのようなものが伝わる歌声でした。
繊細で迷いのあるオトコの揺れる気持ちがものすご〜く伝わってきました。
むくのはねではユニゾン部分にグっときたのですが、この曲はソロ部分の表現がそれぞれに個性的で見ごたえがありました。
サビからのハモり部分もすごくよかったです。
バックの景色が動いてる・・・と書いてありますが、そうだったっけ?イマイチここは自信ないです。



21.愛のかたまり
わたしメモには天体の映像と書いてあるのですが、そのあとにクエスチョンマークがついてるのはなぜ?
(思い出せずだったので、そのまま書いておきます。)
むくのはね、雪白、愛かた・・・とKinKiさん的ど真ん中な壮大な愛の歌が続いて、イントロの音楽だけでもう胸キュンの極致でした(笑)
ピンク・・・と書いてあるのは照明かな?まさか違う意味(やらしい、笑)ではないと思うけど(笑)
「この曲が大好きな三浦しをんさんは今年も聴かれたかしら?」とふとそんなことがよぎったのですが、年が明けてからしをんさんがweb日記の中でKinKiさんのライブに行ったと書かれていてやっぱり・・・とうれしく思いました。
しをんさんはどんな風にこのライブを感じられたのかなぁ。いつか彼女の文章で読んでみたいです。
愛のかたまりの歌そのものは、やっぱり冬のライブによく似合うし、KinKiさんらしさ全開の傑作だと思うし、これからもいっぱい聴きたいなあと思いました。


22.永遠のBLOODS
ここからとうとう、例の巨大建造物にバンドのメンバーさん、ダンサーさん、すべて乗ってメインステージからバクステ方向に演奏しながらドドーンと動いていきます。
まるで要塞みたいだ・・・とヘンなことを思いました。
この辺ずっととにかくセットに度肝を抜かれていて、歌に関する記憶が薄いのがものすごく残念です(笑)
金色にピカピカした衣装のKinKiさん’sは中段、バンドがいる階(3階建て)にいて、そこだけ見てると普通のステージですが、上段ではダンサーさんが踊ってるし、なんせ動いてますから。
確か前の方でも書いたとおり、前の真横にいた30日は建造物がバクステ方向へ行くに連れて音そのものが遠くから聞こえてくるようになって、ちょっと残念でした。
特に歌声が急に遠くなって、残念な感じ。
31日や元旦には感じなかったので、たまたまその日座っていた席の角度にもよるかもだけど。
この曲は数少ないKinKiさんが春のイメージの中で歌う曲だったと記憶しているのですが、確かテレ朝が新しい場所に映った時だったなぁとか、友達が偶然その生放送の現場に居合わせたんだったとか・・・いろんな思い出や、春の空気がそのまま思い出されて、また春のKinKi Kidsも見たいものだと思いました。
多分このあたりはSHOCKもあるし、つよしさんのソロワークが毎年あるとしたらこの辺だし、いろいろとむずかしいのだと思うのですが、もしわたしが彼らのスケジュールを全部見渡して仕事をしている部署の人だったら・・・
もっと風通しよく、二人の決まっているお仕事関係、やりたいこと、動かせるもの、動かせないものを早々に聞いて書き出して管理して、常にそれぞれと連絡を密にして、ちゃんとふたりにムリがないように時間を捻出するのになぁ〜なんて(笑)
なんかすべての連絡関係がうまく言っているとはとても思えない場面が多々あって、それは多分タレントさんの預かり知らぬところで起こっている話だと思うのですが、なんだかなぁと思ったので、そう書いておきます。


23.Happy Happy Greeting
歌いだしの「星が沈む海に 太陽が昇る〜」を聴いて、わたしは最初にKinKiのファンになったかも?と意識した時、このフレーズを歌うつよしさんの声がびっくりするほど好きだったことを思い出しました。
なんていうのかな、アイドルとは思えない艶めいたインパクトのある歌声で、ぎゅーっと心を掴まれたのです。
今回久しぶりにライブでこの曲を聴いて、まったく当時と同じようにこの声にバッキューン!!と撃たれました。大好き。
続くコウイチさんの「光の矢の中で 君を抱いていた」のところはいい意味で少年っぽくて好きだったのですが、ここの二人が歌い継ぐところも相変わらずすごく好き。
きっと大阪のシンデレラクリスマスの代わりに入るとしたらこれだろうと思っていたのですが、これがまた聴けてうれしかったです(笑)
31日だったか、コウイチさんが上の方にいるのに正面から階段を降りる振りをして、これが本気で怖かったです。本人遊んでるのですが、ドキドキ。ふぉーゆーにダメダメ〜なにやってんですか〜的な感じに止められてました。怖いもの知らずなんだから(笑)
そういえば柵をガサガサ揺すってたところもあったっけ。
この辺りは「ふぉーゆー大好き」全開で彼らに絡みながら楽しそうに遊んでいるコウイチさんのすごくうれしそうな表情がいっぱい見えました。
ソロやSHOCKから培ってきたいい関係性が見えたような気がして、微笑ましく見てました。
数年前まではわりと孤高でストイックなイメージだった彼が、仲良しのジュニアと口に出さなくても自然と分かり合える、頼りになる相方に囲まれて目に見えて安心して素を見せてる感じがして、よかったね〜とニコニコしながら見てました。
そしてそんなある意味濃密なコウイチさんジュニアくんたちラインをものともしないつよしさんもスゴイです。
あまりにも一緒に仕事をしている時間が自分だけ違い過ぎて、わたしだったら一歩引いちゃうかも?と思ったシーンもあったけど、そんな場面でも臆せずふっつーに切り込んでいくし、つよしさん自身も楽しそうにジュニアくんたちとコウイチさんのやりとりを笑顔で見守ったりしてました。
この曲ではジュニアくんたちの振り付けがかわいくてかわいくて、気がついたら一緒にやっちゃってました。
KinKiさんのやさしくて懐が深い歌声に身体を揺らしながら、片手にペンライトを持ったまま、目の前のジュニアくんをガン見しつつ振り付けに参加。これ、意外にも至福の時でした(笑)またやりたいなぁ。
そして、この辺りは歌いながらも、常に二人が段取り通り、上に行ったり横に動いて一人ずつ分かれたり、また集まってエレベーターみたいに運ばれたりするので、やや上の空で視線がゆらゆら。
個人的にはこんな大仕掛けがなくてもいいから、もうちょっと歌そのものに入りたい気持ちにもなりました(笑)
そして中の人もちょこちょこ移動しますが、巨大建造物そのものも動いていくのですよね〜
途中で巨大な要塞、ノアの方舟?的なSF?ファンタジー?的妄想を始めてしまったわたしのお花畑脳。一人だけ遠いところへ連れて行かれそうになっては、ご本人たちを見て、KinKi的現実に引き戻されました。