ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 平安結祈 感想続き その1

自分的、総まとめ的な感想になると思うのですが、時間があまり上手に作れないので箇条書きで。
もうちょっとていねいな感想は一回目の時に書きましたので、タイトルを見て来られた方は、そちらをご覧になった方が断然わかりやすいかも。
トータルで言うと、結局6回見ましたよ。
最初と最後が六本木。2回目と4回目が錦糸町。3回目が西新井。5回目が渋谷です。
ごはんも一応ちゃんと作り、家族的なことはなるべく飛ばさずに、仕事も動かさず、ルーティンワークはそのまま…あとはただただ体力勝負で行けた分だけという感じ。
最近は行きたくてもチケットがなくていけないもの、お金がなくて行けない場所が多かったので、こんな風に自分の気持ちひとつでふらっと行ける場所を提供してもらっただけでも感謝の気持ちでいっぱいという感じ(笑)
そしてしばらくぶりに「満足行くまで楽しみ尽くした〜」という充実感でいっぱいです。
先に書いた感想とかぶっているところもありますが、まっいっかということで、同じ話も書いてあります。
アバウトな感想が多いので、じっくりとは読まず、ざーっとご覧になることをオススメします。
・対談のまつ毛の影・顔の陰影
深く顔に落ちた影がとってもステキ。
小さな耳。パーツがひとつひとつすごく綺麗。

・撮られている安心感
わたしにとっては最も印象的だった対談の中の言葉。
半端ない信頼がないと言えない気がします。またそれをなるほどなるほど〜という感じでさりげなく受け止めてらっしゃる堤氏もすごいなあと。
次はこの方たちがタッグを組んだ俳優のお仕事が見たいです。


・ベースを弾くつよしさんは、時として琵琶法師みたい。
ベベベンベン ベンベンべベン…
一心不乱な感じがそう思わせるのかなぁ。


・バンドのメンバーさん同志の距離が思っていたよりもずっと遠かった。
なのに、音楽的コミュニケーションが完ぺきに取れてる感じがスゴイ。

・Nipponのイントロでクラップしながら前に出てさりげな〜く「chu!」
くらくらくら〜(嬉)
ライブの時にはまったく気がつきませんでした。びっくり。そんなおいしいところを見逃していたとは。


・楽しそうに弾きながら、一緒に歌も口ずさんでるKenKen
やっぱり彼はおひさまみたいな存在感。
彼が入ると音がとっても生き生きします。
見ているだけで人をHAPPYに、そして平和な気持ちにしてくれる人だなぁ。


・Nipponのわたしが好きなつよしさんのソロは、ふたつめのソロ。
ドッラッドッレミ。ラドッラッドッレミ。ドドドドドラドレミ〜ワウワウ言うギター。
ギターのことはちっともわからないから、奏法のことととかに触れられず悔しい(笑)
自分の過去ログを見ても、やっぱり雲の上を歩いてるみたいな音とか言ってる。
音を聴いて自分が思うことって刹那的なようで、意外と同じなんだなぁとヘンなところで感心。

・「Love is the Key」に入る前の和の音。
ここは思っていたよりもずっと和だった。
歌声がオクターブ上がるところの超絶色っぽい感じ。
4回目くらいからは待ちかまえて、「キタキタ〜っ!!」と聴いてしまった(笑)
うつむき加減な横顔が美しい。

E☆E
直前に炊かれる篝火
ふと思い出された「源氏物語 千年の謎」映画の中の四季折々の景色が、満開の桜が…。
歴史の中で、この建物は何度主役になったことだろう。
そんな歴史的建造物の数々を背負って奏でられた祈りの音楽。

レナードさんの太鼓。背筋が伸びた美しい姿勢。
「いい音はいい姿勢から」小学校の時のピアノの先生の口癖を思い出す(笑)

この曲は文句なく楽しい。いつ見ても高揚する。どんな構成でもちゃんとそれらしくなる。今回は特に、原曲とかなり離れているのに、違和感はない。曲のエッセンスは少しも損なわれない。
誰よりも演者ひとりひとりが楽しそう。それを見ているだけでしあわせ。


・白鍵を叩くつよしさんの指の形がきれい。
・Tempo giusto(正確な速さ)がちゃんと保たれている、ミソラやレファソのきれいなよどみないリズム。
実はこれ、見かけよりもずっと難易度が高いです。まるでツェルニーみたいな同じ指遣い、同じテンポの繰り返し。
ちょっとでもよけいな力が入ってたら、多分途中でくたびれちゃう。
ピアノがずっとリズムパートを刻んでいて、これもまたFUMKらしさ?と思ったこと。

・胸元で揺れるネックレスが色っぽい。

・引き結ばれた口元

・時空の雨粒・雨に滲む虹色の光線が美しい。

・要所要所に挟まるキーボードの「ラソーーー♪」(フレーズ終わりのビブラフォンっぽい高い音)
これがめっちゃ効いてる。

・イメージとして次々出てきたキーワード
白い光の帯、天女の羽衣、天翔ける船

いつもめまぐるしく、いろいろ考えてしまう時空。
わたしのあたまの中でぐるぐるしたこと。

あちこちでキラっキラっと光る小さな星みたいな無数の音の粒。
どこか宇宙的な悠久の時を思わせる壮大で美しい音色
どこまでも続く宇宙空間の中でぽつんと感じるちっぽけな「人」というものの存在。まさしく大河の一滴!?

ヨガの呼吸法の大宇宙と小宇宙の話。
なんだか突然わかったような気になる(あくまでも気だけ、笑)
小宇宙(自分。身体)は大宇宙(自然)の一部で、互いに影響を受けあう。
呼吸とは大宇宙から小宇宙にとりこみ、また吐き出す。自然と一体化する。
時空の中で今を生きる。
過去、現在、未来。
すべてはつながっている。

・イヤモニがまるで勾玉に見える

・つよしさんが菩薩!!

・時空の最後の方のホーン隊の「ラーシード シーソーミー♪」という壮大なフレーズ。
これに絡むOASYSの高音部分で鳴らされた対旋律が、ひそやかなのにとても印象的。