ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

『King・KinKi Kids 2011-2012』 30日〜元旦 その1

毎年恒例の年末年始3日間、KinKi Kidsのライブに参加してきました。
わたしが一番最初に彼らのコンサートを見たのが2000年の12月30日の東京ドームのEコンサートで、以来欠かさず参加しているので、もう12年目ということになります。びっくりです。
30日は妹と高校生の姪っ子と一緒に参加、31日と元旦は、いつも仲良くしていただいている友人たちとそれぞれ参加しました。
今回のライブの感想をひとことで言うと、本当に多彩でした。
Kアルバムが本当に多彩なアルバムだったこともあると思いますが、最新アルバム曲だけでなく、セットリストを並べてみると、過去曲もバラエティーに富んでいました。
ダンス曲、バラード、バンドがフィーチャーされたもの、過去のなつかしい大ヒット曲たち、ファンの間では欠かせない定番曲。
この曲が聴けたのだから本望だわ…なんて思っていると、次に来た曲でこれまた心を鷲掴みにされたり。やっぱりKinKiはバラードだなあなんて思っていたら、次に来たダンス曲で狂おしいほど惑わされたり(笑)
それらがたたみかけるようにこれでもかこれでもかと胸に迫ってきて、どれが好きとかこれが一番とか…考えるのもムダと思えるくらいあちこちでどーんと心をさらわれました。
そもそもこんなに長くひとつのグループのコンサートに行き続けている自分にもびっくりですが、それよりも10年以上も毎年参加しているのに、今尚こうやって新しいときめきをもらえること。つくづくとKinKi Kidsと出会えたことはわたしの人生にとって大切な邂逅だったかもと思います。
特に今年は例年どおりの年末年始を迎えられたということ、それを変わらず友たちと分かち合えたこと…それだけで奇跡的な出来事だったようにも思えます。このしあわせをあたりまえと思っちゃいけない…とにかくひたすらそんなことを思ってました。
さて。
続きを読むからはライブについてのあれやこれや。
今年はあまりにもすぐに仕事が始まってしまった印象で、4日から普通に働いているのでなかなか日記に時間をかけられなくて…なので例年以上に細切れに書いて行く予定です。
バランスとかある程度見えてからアップしたいと思ったのですが、そんなことを考えていたらきっとアップしないで終わりそうな気がするので、見切り発車します。
会場に入ったら、アリーナの中に「K」がふたつ。
大きな辺を左右に、背中あわせに花道になっています。
ステージセンターからムービングステージがまっすぐにのびて、DブロックとEブロックの間あたりまで前後します。さらに両側、外周方面へとひとりずつ移動するトロッコがありました。
なんとなくKinKiのコンサートはなかなか始まらないイメージだったのですが、今回はどの日もわりとすんなり始まりました。
3日分のメモがぐちゃぐちゃなので、MCとか混ぜられそうな場所があれば、取り混ぜつつ書いていきます。

☆ Opening
会場中に轟く大音声の雷鳴からスタートして、嵐?と思っていると、ビッグバン?宇宙の始まりなのかおしまいなのか?とにかく混沌とした宇宙?地球?をイメージするような映像が流れます。
今回ステージの彼らのバックの映像が、時にドームの天井まで大きく使って、迫力を持って迫ってきました。
ステージの上に、白い布で覆われた広い額縁みたいな部分があって、そこにも映像が投影されます。
映像の中に古代ローマの神殿のような建物とか古代魚?の映像もあって、このあたりは地球の過去からの歩みなのかしら?破壊と再生?そんなイメージも湧きましたが、あまりの迫力映像と大音声にただただ見とれてました。


☆Time
センターの部分が次第に白くモヤってきて、目を凝らしているとモヤの中から何か大きい車輪のようなものが現れます。
それと同時にTimeのイントロが壮大に流れます。この曲はヘッドフォンじゃなくて、ぜひぜひドームで周囲を気にせず思いっきり大きな音で聴いてみたかったので、まずは念願がかなったと思いました。
鳴り響く重低音にまるでボディーソニックみたいと痺れつつ、目は現れたセットに度肝を抜かれてました。
観覧車のようにも、ハムスター?が遊ぶ丸い滑車のようにも見えたのですが
(KinKiさんがチップとデール的に滑車で遊ぶかのような…と書きかけていたら、アネに横でチップとデールはリス、ハムスターじゃないよ!とツッコまれました、笑)
下の方に文字盤があってローマ数字の「6」が見えたから多分時計です。これはもちろん「Time」という楽曲だから?
それと同時に、映像のイメージもあるのだと思いますが、ふたりが乗っているのが宇宙船のようにも未来からやってきたタイムマシンのようにも見えました。
コンサートのパンフレットのコウイチさん談によれば、スタートが未来で、だんだんにさかのぼっていって、最後「僕が生まれた日」に戻って行くという構成になっているのだそうです。
そういえば衣装の色も曲調も全然違うのに、どこかふたりのたたずまいが夏の王様のジャケットやPVを思い出させました。

両側のふたりが乗っているところは逆さ合わせのKになっていて、時計の針のようにゆっくりとふたりごと回転しながらTimeの歌が始まります。
(このあたりの仕組みはカウコン映像で映りましたね。)

初日はアリーナのEブロックだったので、あれはどうなってるんだろう?と目を凝らしていたのですが肉眼ではよく見えず。モニターに映るふたりを見てました。
東京ドームでのライブでは、本人たちがほとんど見えなくてモニターを双眼鏡で見てることもよくあるわけで、まあまあ普通のこと、そういうものだと思っていたわけですが…数分後には『ひゃーっ』となることをこの時はまだ知る由もなく(笑)…
目を凝らしているとなぜだか観覧車なふたりがだんだん大きくなってる…あれ?と思ったら、彼らがまさしくこっちに向かって近づいてきたという(笑)
丸い輪が途中まで前にせり出してこっちに向かってきたように記憶しているのですが、違ったかな?そしてふたりがゆっくりと降り立ち、客席の真ん中のステージで前進してきて、わたしたちからかなり近いところでステージが止まり、そして「Love in the Φ」へ…イントロだけですでにドキドキがマックスです。このあとの萌えが容易に想像できるではありませんか!!


(ここからの2曲はやたら詳しいです。なぜかと言うとありえないくらい近くで見た日があったからです。この調子で全編詳細に書くわけじゃないので、ご安心?ください。念のため。
さらにもうひとつことわっておきますが、わたしはビジュアル重視のKinKiファンではないハズ…なのです。これでも(笑)
しかし今回はいつになくふたりの美しいビジュアルに相当惑わされたことをここにご報告しておきます、笑)

Love in the Φ
えーーー!?もしや、ほぼ正面、数メートルの距離でふたりのダンス&歌が見れちゃったりするの?どどどど…どうしよう!!
に、に、肉眼ではっきり見える!ふたりが超近い!
とりあえずそっと双眼鏡をのぞいてみると…ひゃ〜っ!何このビジュアルの良さ!!
ふたりとも近寄りがたいくらいピカピカのオーラ。スター過ぎてびっくり(笑)
ダメダメ!双眼鏡では近すぎてふたりがいっぺんに画面に収まらない…そもそも肉眼で見えるんだから肉眼でしょ!うっわ〜。
ふたりとも黒とグレーっぽい衣装がとっても似合ってます。手前のつよしさんの衣装はジャケットがぎゅっとウエストで狭まっていて、パンツが王子様のかぼちゃのパンツみたい。キラキラしてました。
コウイチさんはいつものように丈の長いやっぱり黒の王子様風衣装。
手がびっくりするほどちっちゃい!顔ちっちゃい。つよしさん、細っ!!コウイチさんがこの時期に珍しくガリガリじゃない!そして、ふたりともやっぱり小さい。
いやん、なんて素敵なバランス。ふたりとも超ステキ!!
………見るところが多すぎて早くもパニック状態のわたし(笑)少なくともこんなにふたり揃って最強ビジュアルで、しかもこんなに近くで見るのは多分初めてです。
実はアリーナと言っても今回はEブロックだし、そんなに近くで歌って踊るKinKiさんが見れるとは夢にも思っていなかったので、もうこの時点ですっかりいつもの調子が狂ってしまいました(笑)
元旦、この曲の時つよしさんが髪の毛をくしゃくしゃっと振り乱す瞬間があって、思わず息を吸い込んだまま止めちゃいました(笑)やめて、倒れるから…メロメロメロ。直後の髪型がふわっとなって色気5割増し(笑)
Love in the Φ」の振付はΦを形作るので、動作があちこち止まる「キメキメ」のフリが多いのですが、ここがふたりピタっと揃って止まってかっこよかったです。
確かΦのコンサートの時はMAやダンサーさんもいて、たくさんの中のふたりでしたが、今回はふたりだけのダンス。これがまた新鮮でした。
2日目、3日目と見たら、ダンサーさんやジュニアたちは他のK部分いっぱいに広がって華やかに舞台を彩ってました。
しかし残念ながらアリーナからだと目の前しか見えないのですよね…全体を味わうという意味ではスタンドがいい場面もたくさんありましたよ。
それからこの曲と言えば…ペンライトで彼らと一緒にΦをかたどる動きをする…というのがなんとなく恒例になっているフシがありますが、今回も曲が始まると自然と客席のペンライトが動き始め、彼らとの一体感が半端なくてキュンとしました。
さらに「もどれ〜ない〜♪」からの歌声があまりに色っぽくてぎゅーーーっと心を掴まれます。
ああ、そうだった。いままであまりにもビジュアルに夢中になり過ぎてここまで歌声をちゃんと聴いてなかったかも。どうなってんの!?わたし(笑)
そうなのです。生歌!生歌!…生歌の威力の直撃を受けてちょっと我に返りました(笑)
これだけ動きながら歌っているのに雑にならない確かな歌声。ずれない音程。
目の前のふたりがどんな顔をしているんだろうと思ってガン見したら、ふたりとも目にぎゅっと力が宿っていて、強い目でした。戦隊もののヒーローみたいに見えてドキドキしましたよ。


☆Bonnie Butterfly
2曲目だというのにすでに沸騰しているわたしのアタマ(笑)
だって、ありえないくらい近くにいるふたりがびっくりするほどかっこよかったのです。
ああ、カッコイイなんて言葉じゃ足りない。違うボキャブラリーを探したいのですが、なぜか今回はカッコイイが一番しっくりくる感じでした。
背中あわせに斜めに重なる立ち方がとっても自然で絶妙なポジションにすっと収まるところにふたりの歴史を感じました。
きっと事前に相談なんかしなくても、もっともふたりがバランスよくカッコよく見えるポジションとか熟知しているし、身体に沁みついているんだろうなぁ。
直線的なフリが多いΦと比べて、この曲は曲線的なダンスが多くて、さらに色気倍増です。
手前側にきたつよしさんが、これまた曲線の人なので、曲線美を存分に堪能させていただきました。動きがしなやかで全部が曲線でできている感じ。くの字に身体がしなる瞬間が何度かあってこれがとっても色っぽい。
色っぽい色っぽいと思いながらも、一方で薬師寺聖観音菩薩さまのことも思い出してました。日光月光さまよりももうちょっと細い感じが今のつよしさんっぽいなぁなんて…
身体はふたりともテレビやモニターで見たのよりもずっと小作りで、細かったです。つよしさんはプラス丸みがある奇跡。だから色っぽいんだなぁきっと。
ふたりとも指の先の先まで神経が届いていて、ひとつひとつの動作が美しかったです。
踊るというよりは舞うという言葉がぴったり…と思ったのは当然で、そうだった、この曲はまさしくButterfly、蝶の歌なのでした。
するっと場所を入れ替えたり、ひらひらと舞ったり、軽やかに踊りながらも生歌の安定していること。踊ってもまったく影響がないのが凄いです。
「ただ抱き寄せて〜Kissをしても 心まで奪えない〜♪」
十分すぎるほどすでに心奪われてますけど(笑)CDでもこの部分の歌い方がとても好きですが、生歌はCD以上に心をつかみました。Kissのsの子音のところが特に好き。待ちかまえてここだけ目を閉じて聴いてしまいました(笑)
曲の途中からふたりが左右に別れて「K」の字の最も長い辺に移動して、それぞれがダンサーさんを従えて、端と端で歌い踊るのですが、この部分の演出がすごくかっこよくて痺れました。
2日目と3日目はバックヤードにいたので、ほぼ正面から双方の動きが見えたのですが、ふたりの間はアリーナを挟んでものすごく距離があるのに、ほぼ一直線の向こうに相方がいて、お互いの視線の先にちゃんと相方がいるであろう感じにドキドキ。
わたしたち見ている人たちの視線も、美しい照明とふたりの歌声とダンスに誘導されて右に左に振られて…
実は甘い蜜に誘われて、コウイチさんにつよしさんに吸い寄せられるように視線を送っているわたしたちこそがほんとは蝶々なの?なんて妄想までもが沸いてきました(笑)


☆Night+Flight
前の2曲があまりにも素敵で、まだ興奮冷めやらぬ感じでいた30日は、「うわぁ!Night+Flightだ!」と喜んで音楽に合わせて揺れているうちに気がつけば銀テープがひらひらと舞っていて、銀テープの行方をなんとなく見守っている間に、いつの間にか本人たちがすぐそばにいたという不思議!!
アリーナは低いので、こうやっていつの間にかふたりを見失ったり、あらぬところから突然現れたりが楽しかったです。
一方、バックヤードの二日間は、ふたりの移動の経路がつぶさにわかって、ふたりが左右に分かれて対称の動きをしていたり、相当の距離にいるのでどうやってお互いを確認しているんだろう?と思っていたら、あれ?ふたりもモニターでお互いを確認してる?という視線だったり、なんだかいろいろな発見があっておもしろかったです。
この曲の浮遊感、軽妙でしかもお洒落な感じがとても好きです。聴いているだけで心躍ります。
この曲を歌いながらセンターステージへトロッコが動いていくのですが、なぜか31日には滑車が止まったみたいで、つよしさんのトロッコだけが動かないという不測の事態が起こりました。
今回のライブでは、恒例の一回目の短いMCがなくて、例年と比べるとMCコーナーまでがかなり長く感じるのですが、この不測の事態により、急きょしゃべり出すコウイチさん。
「さっそくのトラブルです!!」どこか不測の事態を楽しんでいるようなテンションです。
つよしさんもトロッコを降りて、冷静にステージに歩いて戻りながら「饅頭が滑車に挟まって、今一生懸命スタッフが食べているところです!」と合わせます。
コウイチさんがすかさず「滑車に詰まっているのは、お客さんの投げた饅頭じゃないの?」と暗にファン層が高めなことをほのめかすいつものお約束トーク(笑)笑いを誘います。
このあたりのふたりのボケの呼吸が好きだなぁと思います。
さすがキャリア十分のKinKi Kids。軽いトラブルを逆手に取って、笑いと「おいしい」に変換して何事もなかったかのように涼しい顔で、ライブを先へと進めていきます。
そして本来MCじゃない、思わぬところで早々とふたりの声が聞けたこと、神様に感謝したい気持ちになりましたのことよ(笑)

そうそう。元旦のこの曲の時、つよしさんがアリーナのどこかピンポイントの場所に向かって投げキスをしました。
友人と顔を見合わせてお互いの目の中のハートを確認(笑)多分小さい子がいたのかな?そんな感じのやさしい顔でほっこり(笑)