ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

三浦しをんさんとKinKiさん

美容院で見た少し前の週刊誌の中で、三浦しをんさんが対談をしていらっしゃいました。
しをんさんと言えば大好きな作家さんで、好きな本がたくさんあります。
まほろ駅前多田便利軒』『風が強く吹いている』『仏果を得ず』『神去なあなあ日常』『まほろ駅前番外地』
ざっと挙げただけでもすぐにこのくらい出てきます。
エッセーも好きで『しをんのしおり』『夢のような幸福』『悶絶スパイラル』も持ってます。
同じく彼女が大好きなKinKi友達がいっぱいいるので、時々「この作品のこの役ってKinKiさんにどうかしら?」とか「なんだかKinKiさんっぽいキャラだよね!」「映画化するのなら、KinKiさんがぴったりだと思ったのにな〜残念!」なんて話したりもします(笑)
もちろんファンってヤツは常に「彼ら」中心に物事を考えるところがあるから…これをたとえば別のふたり組(滝つばファンとか、ゆずファンとかケミストリーファンとかポルノグラフィティーとかね!)が見れば、その方々にぴったり…なんて思うのかもしれないし〜なんて言っていたわけですが。
さて、そんなしをんさん。雑誌の対談の中ではっきりと「年末のKinKiコンには必ず参加している」とおっしゃっていました。
勝手に『しをんさんの物語にはKinKiさんっぽい登場人物が多い』と喜んでいたわたしたちですが、あながち妄想でもなかった……かも!?と思ったわけです(笑)
しをんさんの著作の数々がたとえ彼らをモデルにして書かれたわけではなくても、きっと好きな人の傾向はかなり近いはずだし、ツボも一緒なはず!!と一気に盛り上がりました…ひとりで(笑)
「ひとりで」とあえて書いたのは、たまたま週遅れで週刊誌を見たせいもあって、きっとみんなにとってはこの話題は当然ちょっと前にファン界隈で盛り上がったことに違いないと思いこんでいたからなのですが…
ちょっと身近な友達2人くらいにその話をしてみたら、意外にもみんなこの対談の内容を知らなかったので、だいぶ前の話ですが、あえて日記にしてみることにしました。
(前置き長くてすみません)
さて、しをんさんが対談で話されている内容で、とても面白かった部分があったので、思わず携帯にメモを取りました。
(残念なことに途中までですが、笑)

うちわとかペンライトは振らん。
金剛力士像みたいに仁王立ち。
勝手にマネージャー目線になっているのかもしれません。
すごく彼らを愛しているがゆえ、もっと彼らを輝かせたいんです。
すごく練られたステージなんですけど…

とここでメモが止まっているのは、ここでヘアダイのタイマーがピピピピっ!!と鳴り、シャンプーに呼ばれてしまったから(笑)
覚えている限りで続きを書くと、確か「十分に練られたステージなんですけど、こうすればもっと彼らが輝くのに…的なことを一生懸命考えながら、ふと、自宅で曲順を考えてみたりする」というようなことだったと思います。
ほらほら…
これって典型的な図書委員的日常ではありませんか!!
わたしも何度もいい時間かけて勝手にコンサートのプログラムとか考えたことがあります(笑)
オープニングはこんな風にして、こんな衣装で、どこで何を歌うとか、ここであのアルバムのこの曲を入れて〜ここで踊って〜とか。わたしに演出を任せてくれたらいいのに…とか(もちろん超素人考えなんですけどね、笑)
誰に見せる宛てもなく、紙とペンを持ってきて、アルバムを全部手元に並べて真剣に考える、ひたすら妄想する…という遊びをしたことがある方、他にもいるんじゃないかな〜(笑)
そして、そういうことをしている時間ってとてもとても楽しいです(笑)
というわけで更にしをんさんに親近感を覚えたというわけです。
となると『風が強く吹いている』の灰次(ハイジ)くんには何か意味が?とか、『月魚』なんてまさしくKinKiさんっぽい…とかいろいろ妄想もふくらみますが(笑)「彼らがモデル」ではないにせよ、ある意味「好みのタイプが一緒」な方が書かれた物語なんだから、好きなのは当然だな!とか思ったわけです。うふふ。
ただし…わたくしライブの間中腕組みして仁王立ちタイプの方がおとなりにいたら、多分ずっとびくびくしていると思います(笑)
それはともかく、この対談を読んでから更にしをんさんを身近に感じたのは確かで、いつか堂本さんたちを本格的にモデルにしたお話を書いてくださらないかしら〜?とか、それがものすご〜くいいお話で映画化とかされたら…ファンがこうあってほしいことがすべて入っていて、ものすご〜くツボだらけの作品になって永久保存版になること請け合い…とかどんどん想像がふくらんでニコニコしてしまいました(笑)
ここまででいい加減長いですが、この対談を読んでいたら、「そういや別の本の中でしをんさんがまさしくKinKiさんについて言及していたはず!」ということを思い出して、うちの本棚をひっくり返してみました。
そうしたら…ありましたよ!ありました!「悶絶スパイラル」その本です。

悶絶スパイラル

悶絶スパイラル

この本の50ページあたりからしをんさんがカラオケ話を書いてらして、カラオケの席でお友達がKinKiを歌ってしをんさんが衝撃を受けられた話が載ってます。
本文中では「愛のかたまり」や「溺愛ロジック」にも触れて、かなりの衝撃を受けられた…なんてことが書いてあります。『男性デュオだというところが気が抜けない』とか(笑)愛かたが「二人の(愛の?)結晶にして傑作です。」とか書かれています。
他にももうちょっと触れたいこともあったのですが、これはまたエントリーを変えていずれまた。
しをんさんのことをいろいろと書いていたら、またしをんさんの著作が読みたくなってきました。
しをんさんワールドに久々にどっぷりつかってみたいです。