ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 気合いだ気合い!!

 昨日すっごくショックなことがあって一日中引きずっていて、日記にも書く気になれなかったのですが、ひと区切りつけるために、やっぱり書いておこう(笑)
 まったく気配すらなかった4年生の子が突然やめることになりました。
 音楽の道に行くだろうなあという子ではなかったですが、2年生からピアノを始めて、同級生の子に後れを取りつつもあわてずひがまずとってもがんばってました。
 ここ数週間はちょっと練習をさぼりがちではありましたが、昨年1年でグッと伸びて、あとちょっとでバイエル80番というところまできて、「これからが楽しいのよ〜」と言っていた矢先でした。
 レッスンノートがいっぱいになったので、新しいのに変えようと思ったら、モジモジしつつ「あのう、新しいのはいらないです。」と本当に小声で。
 意味がわからず「何なに?」と聞いたら、「来週でピアノをやめます。あとでおかあさんが来るから…」とひとことだけ。
 卒業とか引っ越しとか何の理由もなくやめることになった生徒は初めてだったので、ショック状態になっちゃって、きのうのレッスンで何をしゃべったのか、何を弾き何を歌ったんだか、たいして覚えていません。
 先々週のレッスンでは、「先生、もうすぐアンパンマン弾けるかな〜!?」とか「早くブルグミュラーにいってお友達が今やってるアラベスクが弾きたい!」とか言ってたのにな〜なんて…
 おかあさまがいらして、あまりにも急にやめることを平謝りされたのですが、どこか上の空で失礼しちゃいました。
 やめるのを決めたのは3日前なんですって。ふたつ習い事をするのは厳しいから、「どっちかにしなさい」と言われて彼女は初めて2か月のプールを取ったんですって。はぁ。
 最後の最後におかあさんが、「プールなら水着だけで、楽器は買わなくていいですしね。毎日練習しなさいとハッパをかけることがストレスにもならないし…」と言われたあたりが意外と本音かなぁ!?と思ったり。
 こんなことなら、夏休みにむずかしい課題ばかり出すのをやめておけばよかった!とか、あんなにやりたがってた「アンパンマン」も「風の丘」も、今のうちにやらせてあげればよかった…とか。スランプだと言った時、もっと親身になって聞いてあげればよかった!…とか。
 後悔後にたたず…ですが、決まってしまったものはしゃあない!しゃあない!
 気持ちを切り替えてもっとピアノと向き合おうと思います。
 今日もそろそろ生徒がきます。楽しくてやる気になれるレッスンができますように。