ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 剛紫 美我空 my beautiful sky TOUR  5月31日 横浜アリーナ

 気がつけばわたし的ラスト、横浜アリーナからすでに10日も経ってしまいました。
 わたしが触れなくても、ここを読んでくださる皆さんはもうあらかたあちこちでレポをご覧になっていることと思い、飛ばしてもいいかなぁ?とも思ったのですが、自分の覚書として後々読み返したいし、その時の気持ちを覚えておきたいと思ったので、やっぱり書いておくことにしました。
 この日については、速報的にちょっとだけ触れたのですが、どうしても深夜のラブレターになっちゃってうまいこと書けなかったのでした。
 ちなみにその日の日記に書いたキーワードが「ドラマチック」「『ku:』のにこっ」「心を鷲掴み」ってなところですが、実際に思い出してみると、自分の中でいろいろな感情が沸いて、3時間40分近くの間にキュンとしたりゲラゲラ笑ったり心配したり頼もしいと思ったり、とてもとても心の中が忙しい日でもありました。
 また、わたしは今回初めて真面目にちゃんとメモを取ろうと試みました。
 ひとつには照明がどうなっているかをもうちょっと詳しく覚えて帰りたかったのと、この日の自分の場所がスタンドのかなり後ろの方だったので、特に前半は座ってゆっくり見ることができたというのもあります。
 ところが、メモは自分の心が反映されたものになっていて、あまりにも舞台に釘づけになったところは単語の途中で突然切れてたり、ばっさり割愛している場所もあって、あとから見るととてもヘンテコで面白いメモになってました。
 この日には友達がたくさん入っていたので、ヘンな文章や記憶違いがあれば、どうぞ皆さんご自由にご指摘くださいね。
 また、もっと推敲を重ねたいところですが、あまりにも長く下書きばかり続けているので見切り発車でアップしてしまいます。恥ずかしいですが、途中で変なところに気がついたら順次直していこうと思っているので、読まれた皆さん、遠慮なく指摘していただければと思います。
 さて、ここからはいつもどおり箇条書きです。

・ストール売り切れ
なんと言っても驚いたことに、ストールが売り切れてました。びっくりです!!
後で聞いたら中も外も売り切れていたそうで、「ついに販促の効果が現れたね!」なんて友達と大喜び(笑)

・照明について
「シンプルだシンプルだ」と刷り込まれていた照明は意外にも結構ドラマチックでした。色は最後の方までありませんが、ほぼ正面の、かなり後ろの方から見ていたので、その美しさを十分に堪能できたと思います。
 29日にとってもいいなあと思ったのに、家に帰ったらすっかり記憶から抜けていたので、ちょっとだけメモを取りました。

 たとえば美我空では、モニターのつよしさん自身の映像に気を取られていると、気がつけばセンター前方の方をふたつのライとが大きく照らしていて、だんだんに上がっていって「TALK TO MYSELF」へとつながっていきます。わたしメモには「ふたつのあかり」が希望を暗示している!?とか書いてあります。
 わたしは以前から、「TALK TO MYSELF」は決してネガティブではなくて、実はポジティブへ変化を遂げる過程の歌のように思えてならないのですが、だからこのふたつの光をそんな風にとらえたのかも。
 そのあとは、照明が変わって右から左へ片側に流れるように当たっていたり、愛詩雨では両側から中心に向かう光だったり、とてもキレイでした。

 そうそう、照明といえば一番のポイント歴史のところ。この日はちゃんと見てきました。
「F・U・N・K」の文字、やっと見ることができてうれしかったです。
ステージのつよしさんのピアノのところから、一直線に4本の光が客席側に伸びているのですが、その光がスタンドの上の方の壁まで続き、一本一本が先で文字になっています。ステージ向って右側の約半分くらの壁面に一文字ずつ浮かび上がる文字たち。
文字の近くだったのもあって、ひとつひとつの文字まではっきり見ましたが、ステージから一直線にここまで…と思うとなんだかドキドキもし、感動的でもありました。
こんな風に一見気がつかないようなところまで神経が行き届いているんだと思うとすごいです。前日のラジオでその話をしたせいか、振り向いて光を見ている人もたくさんいました。

「Purple Stage」ではステージ向って右が青、左から赤。それらの光が放射状に客席側にのびてました。今まで単色だったせいもあって、この色のついた光がとてもとても新鮮で目を奪われました。
遠くから見ていると色が混ざり合って見えるところとか、とってもドラマチックです。
 今回のライブツアーの照明は、実はとっても凝っていたのだなあということに、最後になってですが気がつけてよかったです。
 そのことがとても心に残ったのであえて書いてみました。

・愛詩雨
この曲の途中「いつも死ねないで死ねないで朝日を〜」のところで、一瞬歌が「よろめいた」感じになってとっても驚きました。
彼に限ってこんなこと、本当に珍しいのでは!?という崩れ方で、ブレスがおかしかったし、音程も一瞬ふらっとして、何があった!?とまわりの皆さんもとっても心配モードになっているのがわかりました。
友達とわたしが思ったのは、喉を壊したのでは?それとも呼吸が苦しくなった?!というのが最初で、もしかして歌に気持ちが入り過ぎちゃって涙声だった?っていうのが次点くらいの想像だったのですが(どっちにしても遠すぎてよく見えませんでした。)、なんらかのアクシデントがあったのは確かだとして、それがなんなのかは最後までわかりませんでした。
 その後の歌を聞いた限りでは、絶好調ではないにせよ(たまにハスキーになったりもしていたので)、喉を壊してしまったわけではなさそうだったので、とってもほっとしました。
1回目のMC直前あたりまでは、なんとなく喉の調子を探り探りなようでもありましたが(あくまでも主観です)その後は全然大丈夫、いつも通りの美声だったので、どうぞご安心を。
 この日の「愛詩雨」とか「雨の弓」とか切々と歌う系の曲は、いつもよりちょっとハスキーだったせいかいつもより鬼気迫る歌声に思えて、つよしさん自身と重ねたとかそういうわけでもないのですが、心打たれちゃってせつなくって、ただただ心を震わせながら聞き入ってしまいました。

・最初のMC
 「もしもこの中の人たちが僕から去って行ったとしても、みんなからたくさんのものをもらって今の僕がいることを忘れないでいたい」なんて言ったり、
「理由があって去っていったスタッフにも感謝の気持ちを忘れないでいたい…一度でも関わってくれたすべての人たちがいたおかげで、今の僕が形作られている」なんて、結構突き刺さるMCがたくさんあって、ただただせつなくなりながら聞いていました。
 ライブが終わってから冷静に考えてみると、それを言っている時の口調は感情過多でもなくて、静かに淡々とした話っぷりでした。
 スポットライトの真ん中でこんなにいつも熱い視線に囲まれているのに、一方で実はとても冷静に自分やまわりのことを見ているんだなあとつくづく実感しました。

・「ku:」
一度目は一心不乱にドラムを叩いてましたが、本人的にはなんだかイマイチだったのか(わたしが見る限り、そんなにイマイチでもなかったと思いましたが、笑)まだ叩き足りなかったのか、あちこち(スタッフに向けて)きょろきょろした後に、スタッフのだれかと目を合わせて「ニコっ!」として再度「ku:」がスタートしました。
 この「ニコっ!」の瞬間にそれまでちょっと固めだった横浜アリーナの雰囲気がガラっと変わりました。「かわいい@@」とか「キャーっ!!」とか「笑ったよ!!」とか周りでさざ波のように囁き声が聞こえてました。
 それくらいこの「ニコっ!」には威力があったし笑顔ひとつで会場全体を笑顔にしてしまうつよしさんはやっぱり生粋のアイドルだなあとも思いました(笑)
 このときにものすごく印象に残っているのは、わたしのななめ前にいた女の子で、つよしさんが「ニコっ!」とした瞬間にたまたま彼女の瞳が目に入って、顔は笑顔なのに目にいっぱい涙が溜まっているのが見えて、思わずもらい泣きしそうでした。きっと彼女も安心したんだなぁと思ったのですが、彼はホントにファンに愛されてるな〜なんて。
 人が愛されてるなぁと思ってそれがたまらなくうれしいなんて、家族や友達をのぞけばつよしさんやKinKiさんたちくらいだよ!なんてことがよぎったりしました。

 わたし自身は「ku:」が好き過ぎなくらいなので、さっきので最後だと思っていたらもう1回聞けてとてもとてもラッキーでした。
 考えてみればそもそも歌声に惹かれてこの方のライブに通い始めたはずなのに、こんなにインスト曲に惹かれているなんて不思議ですが、しあわせなことだなぁと思います。
 話をもとに戻すと…1度目でも満足していたわたしですが、2度目を聴き始めてみると、1度目より断然リラックスしていて何よりご本人が楽しそうで、音がはずんでいるように思いました。
 ここでこの曲を2回やったことが、この後のライブが盛り上がって行く過程でのキーポイントでターニングポイントだったかも!?なんて思いました。

・キーボードの話
コルグ社のOASISだっていうのは、実は仙台で至近距離から確認済だったのですが、その時はなんだか勝手に名前を書くのは失礼かと思って遠慮してました(笑)
今回はご本人が教えてくれたので、書いても多分大丈夫ということなんだろうなあと理解して書いておきます(笑)
ちなみにお値段はキーボードにしては高価だと思いますが、性能のいいエレクトーンと同じくらいの金額でした。
このキーボードを勧めてくださったのはASKAさんだそうです。
 つよしさんは、「これ、めっちゃあそべる!!多機能で暇つぶしにはもってこい!」とご満悦で言ってましたが、それを聞いたファンがおそれ多くも「ちょうだ〜い!!」なんて叫んでました。
 もちろん即答で「あげないよ!」と言ってました。「ライブができなくなる!」って…最もです(笑)
 「買って〜!!」という声も上がって「ぼくはキミのパパじゃないんだから!」と言ったのですが、この言葉がツボでくすくす笑ってしまいました。

ASKAさんの話 その後
29日のライブにいらしてくださったASKAさんですが、ライブ後にいろいろとありがたい言葉をいただいたそうです。
自分で言うのは気がひけるそうですが(笑)いつか何らかの形でファンの人たちにもどんな言葉をいただいたのか、伝えられたら・・・と言ってました。
 とっても聞きたいです。
 その流れでだったか、ASKAさんの「はじまりはいつも雨」の歌詞の中に「僕は上手に君を愛してるかい 愛せてるかい 誰よりも」という歌詞に小学生のつよし少年はとっても感じ入っていたそうで、「ませてたやろ!?」と言ってました。確かに(笑)
 うちにもいっぱい小学生が来てますが、女子ならいくらでもいそうですが、小学生男子は「愛」よりも断然ゲームやアニメに夢中です(笑)

即興曲の歌詞(降りてきてた?!)
キーボードを演奏しながら歌う2曲、「綴る」と「歴史」のところではアリーナサイズの会場に限り、キーボードがせり上がります。
 浮かび上がったステージの周りにスモークが焚かれ、とても幻想的なのですが、曲たち本編もさることながら、今回は即興曲がとても印象に残りました。
 いつもならあんまり詩を気にしないのですが、今回はあまりにも刺さる言葉がいっぱいあって、思わずメモを取ったりしました。
 ふたつあって、ひとつ目は比較的短目でしたが、印象的な言葉がたくさん入っていました。
 さすがに全部書くのはヤバそうなので、印象に残った言葉をちょろっとだけ紹介すると

僕の声が枯れてしまう前に君へ送ろう

ここは、この日最初の方でアクシデントがあった後だっただけに、心底、刺さりました。
この声はご本人にとってはもちろん、わたしたちファンにとってもかげがえがない宝ものなのですから。

僕の涙が流れて 君が笑えるなら 愛を送ろう 孤独の愛を送ろう

というのもあって、ここもギュっと掴まれたポイントです。
(ただし、なんせ一回しか聞いていないものを暗がりでメモったので、聞き間違いもあるかもですし、あまり信用しすぎないでさらっと読んでくださいね。)

そして、更に歴史の後かな!?この曲が神がかりにすごくて、「なんか降りてきてる!?」と友達と言い合うくらい、起承転結がある、ちゃんとした曲になっていました。
 暗いですが勇気づけられる感じで、いつかちゃんと形にしてもらえたらいいなぁ…なんてことを思いました。
一見「rosso」の頃の流れを汲んでいるような気もしましたが、 KinKiの「月光」や「rosso」の頃のテイストがちょっと入ってはいるけれども、基本はもっと洗練されて技術も引き出しも数段上がった剛紫さんらしい曲だと思いました。
 あまりにも引き込まれて肝心な最後の方は、すっかりメモどころじゃなくなっちゃって、ただただ彼から紡ぎ出される歌に集中してしまいました。
 そちらの曲は超大作でとても長かったのですが、鬼気迫る感じで、曲の世界に引きずり込まれたせいかさほど長くは感じませんでした。
 これもメモった部分を全部書きたいくらいですが、それはまずそうなので、断片的に書きます。
 特に印象的だったのは「手繰る」という言葉が何度も出てきたことで、「空」や「星」や「命」や「明日」や、様々なものを「手繰り寄せる」がキーワードになっている歌でした。

僕が命をこの手で握り締めて泣いた
夜が今でもつらくて  
けれど 僕は生きることを手繰った。
今日まで手繰った。

というあたりは「ゾクっ」としながら聞き

部屋の片隅に落ちる目に見えない言の葉を
手のひらですくって

心のわからない 愛などわからない 僕などわからない
そんな夜はただただ月が僕を見ていた
味方なのか敵なのかわからないままに

このあたりは、とても哀しくも美しい、情景が目に浮かぶような詞だと思いました。
実際のこの歌は、引用した部分の10倍くらい長かったし、途中で書くことを放棄してしまったので、全貌はわかりませんが、今でもとても心に残っていて、時々詩の断片を思い出してはドキドキします。

・叶えkey
「おいで〜」の歌詞のところで目を薄く開いて指だけで「おいでおいで」しているところをたまたま双眼鏡でガン見しちゃってのけぞりました(笑)オトナをからかっちゃいけません!!(笑)散々翻弄されてるくせに(笑)
 客席を煽ったりのせたりするのが、本当に上手になったなあと感慨深いものがありました。

・「Raindrop Funky」
途中で一瞬無音になるところがあって、そこで客席の手拍子だけが残りました。その手拍子が会場が広すぎてパラパラだし、合わせて続きに入るのは至難の業だなあ、どうするんだろう!?なんて思ってました。
 そうしたらいきなり「ジャーン!!」とフォルテでカッコよく音を鳴らすことによって手拍子を瞬時に止め…会場が「ぽっかーん」となっている隙に、何事もなかったように自分のペースでまた曲に戻っていきました。鮮やか〜♪ステキ〜♪痺れました(笑)

・竹内くん話ふたたび
また、「恋人がいない人には竹内くんを貸し出します」といういつもの話になってゆき、彼のことを「バンド一のイケメン」と称賛してました。
 いつもこのあたりの話になると、つよしさんのジョークに竹内くんがちょっとオーバーなアクションで反応して、こちら側はふたりを交互に見ながら笑う…というパターンになるのですが、ふたりの仲良しな感じがとっても伝わって楽しいです。
また、「竹内くんって一夫多妻制の国の王様みたいじゃない!?博物館にこんな像が展示されてそうじゃない!?」なんて称賛してるんだか、からかってるんだかよくわからないことをしゃべってました(笑)
レコーディングで眠くてたまらないときに、彼がブースの向こうで博物館にいる人みたいに絵になる姿で立っているのを見ると和むそうです。「これからも和ませて」と言ってました。

・「空」
アンコールの直前のあたりまでは、結構ノリのいい曲が多いし、そういう曲たちが大好きなので、「FUNKY」な曲中心だけでも全然OK!なんていつも思うのですが、「空」が始まった途端に、「やっぱりこういうのもあってこそ」と思わされてしまう不思議。
この曲はやっぱり特別で、なんといってもつよしさんの声の音色の美しさや歌唱力の奥深さを堪能するならやっぱりこの曲かも。
29日は最後のところが高音に上がって、この日は普通どおりでしたが、そんなことは物の数ではないと思うくらい…とにかくいつ聴いても心を持っていかれてしまいます。

・セッション
この日のセッションは、心底楽しくてずっと笑いっぱなしでした。
みなさんどんどん自由度が増していて、それはそれは楽しそうでしたし、その楽しそうな方々を目で追ってとてもうれしそうな、楽しそうな、しあわせそうなつよしさんがいて、なんだか胸がいっぱいになりました。
 やっていることが楽しそうなだけじゃなくて、鳴っている音がとっても上質なのがすごいです。
29日の時にも書いた気がしますが、新しくつよしさんと共演した皆さんがとても馴染んできて、やっとやりたい放題になって余計に凄味が増しました。
 ずっと以前からのメンバーさんたちは、言わずもがな。それはそれは自由でレベルが高いセッションが繰り広げられて、楽しくて楽しくて永遠に終わらなければいいのに…なんて思ったりもしました。
 印象に残ったところをいくつかあげると、スティーヴさんのソロパートで、声をリズムにうまく乗せて「横アリ、縦アリ、いろいろ訳アリ…」なんてシャレた言葉遊びになっていて、ゲラゲラ笑いながらも「スゴイ!!」と驚嘆しました。
 また、多分マニュピレーターの鹿島さんとおぼしき方が、いきなり呼ばれて乱入して、タコみたいなくねくねした踊りを超ノリノリで披露して、つよしさんや名越さんが声をあげてゲラゲラ笑ってらっしゃいました。もちろんこちら側も、ずっと笑いっぱなしです。この踊りは目に焼き付いて、なかなか離れませんでした。ある意味とっても強烈でした(笑)
 途中からTAMAちゃんと向き合って、ふたりでダンスバトルみたいになったのですが、これがまた楽しくて面白くて、TAMAちゃんもカッコよくてかわいくて、しびれました(笑) 
 何より、横浜アリーナはびっくりするほどたくさん人が入る会場なのに、始めて聞く即興のセッションに会場全体があんなに一体になって盛り上がれることが驚きでした。
特に今回、わたしはかなり上の方で見ていたので、客席が「bi・ga・ku」にしてもバンドのパフォーマンスにしても、何をやっても大喜びで大きく沸くのがつぶさに見てとれて、それがすっごく素敵な光景で、なんだか胸を打たれちゃいました。
さっきまでこっそり泣いてた人も、うとうとしながらバラードを聞いてたらしき人も(笑)大っぴらに鼻をかんでた人も(笑)みんながみんな本当に楽しそうで、そして誰よりつよしさんが頼もしくてカッコよくて…本当によかったです。
つよしさんもどんどんスキルアップしているでしょうけれど、わたしたち聴く側もかなりFUNKに馴染んだなあなんて思ったり。
 選りすぐりの素晴らしいミュージシャンの皆さん方が渾身の演奏をなさるので、途中からは誰がスーパープレイをしても、たとえそこにつよしさんが絡んでなくても、そこら中が熱狂していて、それはとてもとても素敵な音楽空間でした。

・筆パフォーマンスと「BI・GA・KUファンク」
 お習字を始める前に、なぜかつよしさんが筆の反対側を口に持っていって、エアーサックスをしてました。彼が吹き始めると(吹くマネをし始めると)サックスの川島さんがあ、うんの呼吸でばっちり合わせながらとってもカッコイイ演奏をされて、とっても満足気に「吹いてるつもり」のつよしさん。
 双眼鏡をのぞいたら、頬が紅潮していたので、「吹きまね」だけとはいえ相当力が入っていたのかも(笑)
 その後、丹念に口の周りをぬぐっていたので、墨が口に入ったのかも!?(笑)
 そのあとは、例によって筆を持ちかえてスティーヴさんに音を出してもらって、しばらく殺陣パフォーマンスをしてから、流れるようにお習字へ。
 一瞬の静寂のあと、ホーン隊の目の覚めるようなノリノリの音がして、「BI・GA・KU」に戻って行くところはメリハリがあって、とてもいいなあと思います。
 
・最後のMC
「辛い時、悲しい時は、どうぞ僕を思い出してください。僕も辛い時やかなしい時はみなさんを思い出してがんばっています。僕たちは空でつながっているのですから。」
というようなことを言い、とても温かい雰囲気の中、この日のライブが終了しました。
 かなり長い間、ダブルアンコールを期待して、また感謝の気持ちを込めた拍手が続いたのですが、結局それは叶いませんでした。
 でも、みんなとてもいいすっきりとした顔をして会場を後にしていました。もちろんわたしたちも。
 終わった時間が8時40分頃でしたから、十分な長さでしたし、大満足のうちにわたし的オーラスが終了しました。


☆最後に…
 メモの真ん中あたりに大きく「as you like it」と書いていました。「あなたが思うままにどうぞ」。
 わたしにとって最後の日は、散々翻弄されて、ドキドキしたり胸が締めつけられたり、かと思うとうっとりしたり、ゲラゲラ笑い転げたり、本当に喜怒哀楽のデパートみたいになってしまいました。
 でも…そんな風に翻弄されたことも含め、とても楽しいライブの数々堪能させていただきました。
これからも「as you like it」で突き進んでいただきたい!!とつくづく思っておりまする。
 もう日付が変わって今日は金曜日だと思うと、急に胃のあたりがしくしくしたりもしますが(笑)それはおいておいて…美我空ツアー、楽しかったなぁ〜と様々に振り返っています。