ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

ENDRECHERI TSUYOSHI DOMOTO LIVE @東京Zepp DiverCity 22日 その1 音楽編

当たり前ですが、音楽の記憶ってMCの記憶よりもさらにつかみどころがなくて。

でも、今のわたしの平日の仕事の詰まり具合を考えると、翌日以降にガーっと思い出すとか書く作業をするのはとてもムリ!

しかもZeppの翌日と翌々日は、最もレッスンが多くて一日中ピアノのことを考えざるを得ない水曜日と木曜日!

ということで、この感想は、ライブから帰宅後、2時間くらいの勝負で(笑)

とにかく我を忘れて書きなぐったものからの書き起こしです。

そしてもうそれが合っているかどうか、裏を取る術がない(笑)

というわけで、この時にはこういう感想を持ったのだな…というくらいの緩さで読んでいただけたら。

一応二日目をベースにはしてますが、音楽について見たことや感じたことを、二日間の抜粋的なイメージで書きました。

始まる前のサンカクくんの挨拶は、何やら聞き手がシバき倒される系のヤツでした(笑)
イメージするなら、映画泥棒のようなテイスト(笑)

これをボコーダーで変換されたつよしさんの声で言ってます。

開演中にやっちゃいけないことを並べては、ちゃんとしなかったらシバき倒す!みたいな(テキトー過ぎる、笑)
すでに記憶が飛んじゃってますけど・・・
「またしばくの?!」と友人たちとくすくす笑いながら。

まだまだこの辺りは興奮というよりも、まったりと聞いてました。

この日はありがたいことに、一緒に入った友人の整理番号がかなり早めだったので。

みんなでちょっとした作戦を立てて、手すり前をゲット。

時折つかまれる柵の存在が、本当にありがたく、心強かったです(笑)

左に寄ってはいましたが、後ろ過ぎず、前過ぎずちょうどいい場所で。

(前過ぎると、得てしてひたすら顔だけ眺めて終わるという失態をする傾向にあるので、笑)

演者さんたちがほぼ全員見渡せて、誰がどんな音を鳴らしていて、どんなことが起きているのかがわかる場所なのがとてもありがたかったです。

とはいうものの、音の印象という観点では、ずっと後ろだったけどほぼ中央だった前日の方がバランスが良かったし。

照明の効果とか、客席からどんな風に見えて欲しいのか?聴かせたいのか?という意図みたいなものは前日の方がわかりやすかったかもと思いました。

要は一長一短、運次第。どんな日もその日の自分にとって、きっとそこがベストだということなのでしょう。

というわけで、比較的左側で起こっていたことはわりと感知していたものの、右側で何が起こっていたかはあまりよくわかってなくて、きっと捉えていた音も偏っていると思われるし。

あんまり信ぴょう性がない一感想として読んでいただけたら。

予告した通り、セットリストに沿って書きます。

 

END RE CHERI

tank時代をご存じの方にとっては、とても懐かしいスタートです。

初っ端は、ステージに幕がかかっていて。

そこにドドーンと映像が映し出され、懐かしい音楽が流れ出して、これぞ胸熱!です。

よく聴くと当たり前だけど、新しくてさらに洗練された「END RE CHERI」なのですが、ふわっと聞くと昔のまま!とも思えてお得な感じです。

そして手拍子が始まり、一斉に客席が揺れ始め、楽しむ気満々の空気が充満してて、これまた胸熱!!

 映像は、これまでのCHERIの歴史を一気に辿るようなコラージュ的なもので。

かなり作り込まれてました。

曼荼羅のような美しいデザイン。大きな宇宙。

一瞬映り込んだのはソメイヨシノ

白蛇が一瞬白狐になり、そこから白龍になって空を駆け巡る。

ENDRICHERの大きなからだが、画面を横切る。

縦横無尽に乱舞する。

クリスタルがちらちらとところどころに映り込み、くーさんもいて。

水の映像は「縁を結いて」が思い出される。

「水一滴が~♪」からの一節を彷彿とさせる映像…もしや天川村??

それはあまりにも壮大で、でありながらつよしさんという一人の人の心の中のようでもあって。大宇宙と小宇宙?

つよしさんの世界観をすべて内包するような極彩色の世界は圧巻で。

これまでの彼の辿ってきた遠い遠い道のりが思い出されて感無量。

でありながら、おもちゃ箱をひっくり返したような楽しさ。

それらのスゴイ映像が、あの「END RE CHERI」のメロディーに乗ってどんどんこれでもかと流れてくる。

ドラマチックに再現される。

 最後は、幕がさ~っと払われて、バンドやつよしさんが目の前に現れます。

ヘッドフォンとサングラスをしているけれど、そこまで作りこんでいる感じでもなく。

ビジュアルがとにかく最高値に近くめちゃくちゃカッコイイつよしさんが目の前に。

ドキドキドキ。

どんなビジュアルだったかは、日テレのバズリズムさんを参照していただけたら。

あれが23日、翌日の収録で、わたしたちが前日に見たビジュアルのままでした。

 

HYBRID FUNK

「Yeah~♪」という第一声だけでひゃーっ!!っとなって、意識が飛びました!!

(キャーではない。ひゃーだった!わたしは笑@バズリズムさん)

で、ただただリズムに身体を合わせて、グルーヴの波の上で漂いつつ、つよしさんに見惚れてましたよ(笑)

歌声もアレンジも、もしかしたら耳に配慮してずいぶん変わるのかな?と思ってましたが、変わってなかったです。

マイクスタンドを使ってて、マイクが綺麗な紫でした。

まず、一番最初に確認したのが、わりと見やすい場所にいらしたスティーヴさん。

人形ではない!!久しぶりでうれしかったです。

 そしてぐる~っと見回した限り、多分スティーヴさんがいらっしゃったところ以外に、昨日と多分変わったメンバーはいなかったと思います。

つよしさんも緩くグルーヴにのって色っぽいのですが、渉くんもまた、ベースを奏でる指先や、リズムの乗り方が色っぽくて、ついつい2人を交互に目で追ってました。

 

MusiClimber

 わたしはこの曲がアルバムの中で、かなり上位に好きなので、テンションがさらに上がります。

クラップをしながら左右に動いたり、首を振ったり、みんな誘われるようにどんどんノリノリになってゆく。

この曲で、わたしは竹内くんのギターの音に注目して聴いていて、相変わらずカッコイイなぁと目がハートに♡

さらにスティーヴさんがこの辺りから最初のMCくらいまで、大活躍で、大きく動き回って、いろんな音を出してらっしゃいました。

つい最近還暦になられたとは思えないです。顔を赤く塗り、ものすご~いアクティブで、細やかにさまざまなリズムを担う姿は、背筋がピンと伸びて、とてもかっこよかったです。

全体的に、生で聴くと、低音部の楽器がさらに重厚に聴こえてうれしいです。とても好みの音でした。

とはいうものの、全体の印象として「怖いくらい」と思うような音の圧迫感がなくて楽。

ライブハウスでは特にいつも思うことですが、耳が慣れるまで音圧が恐怖と感じることが多いです。武道館のジョンレノンライブの時もそんなことを思った気が。

そして次第に慣れてしまうのですが、恐怖を感じるほどの音圧に慣れてしまうこともまたふと我に返ると怖いことのような気がして。

そういうのがふと不安になったりするお年頃でもあるのですが(笑)

今回はどんなに重厚な曲でもそういう感じはなかったのです。

多分つよしさんの耳に配慮してたのだろうと想像したのですが、彼の耳にもいいことは、絶対に客席にとってもいい!!どんなライブだってこのくらいで十分!と確信しました。

 

Crystal light

つよしさんがわりと高めの声を使ってフェイクを繰り出してきて痺れました。

ラスト、ものすごくカッコイイロングトーンがあって。
その歌声の音色が素晴らしくて、つよしさんの声がどこまでも伸びて、ふるふるしました(笑)

年末の頃は、常に耳大丈夫かな?が頭から抜けなかった記憶があるのですが、今回は歌っているその表情からも大丈夫だと思えたので、この曲あたりではすでに心配は手放して、曲に集中して最大限に楽しんでました。

前日、キャーっ!!っという声がして。その意味がわからなかったのですが、今日も同じようにキャーっ!な瞬間があって、これか~とわかりました。

サングラスを外したの(笑)

吸い込まれそうな美しい瞳。なんたってお顔が綺麗!!お肌がつるっとしてて。ビジュアル最高!!

いい音は鳴ってるし、歌声は色っぽいし。狂喜乱舞する会場。

そりゃ、しゃーなし!!です。むふふ。

「 噴いてばむばむ ばんで吹く吹く」

つよしさんも唱え、コーラス隊も一緒に唱えるのですが、彼女たちが魔女みたいでカッコイイ!

あれっ?こんなのCDにあったっけ?ととても気になって真っ先に家に帰って聞いてみたら、ちゃんとありました。

人の記憶ってほんとあてにならないです。あれだけアルバムを聴いて臨んだライブだったのに~(笑)

 この音源だけでも脳内に録音できたらいいのになぁと思ったら…早々に叶いました。

もちろん録音したわけじゃありません(笑)テレビでやったの!

バズリズムはこのお台場2DAYSの翌日で、ドラムがDuttchさんに変わっていましたが、わりとライブで聴いた音が忠実に再現されていたような気がしました。

あんな音だったなぁと思いながら、何度もリピートしています。

 

Your Mother SHIP

客席の上でミラーボールが回っていて、そこにライトが当たってプリズムのようになってとても綺麗。

この曲も先にテレビで見てすでにして予習はばっちり!!だったわけですが。

今回2回あったテレビ出演は、どちらもいいところを攻めてたなぁとあらためて。

きっとわかる人にはちゃんとわかる選曲で、しかも尺といい、画面に映す瞬間と言い、ものすご~く良心的で、かゆいところに手が届いていたんだなぁとあらためて。

ありがたや~

「ジャーっ!!」とか「ジャジャーっ!!」とか、ブレイクっぽく入るシンセサイザーの音が気になって、目を右側へ。

キャップを被った、一見釣り人風な(失礼!)穏やかそうなお顔の方がいらして。

その方が、ものすご~くノリノリでベストなタイミングで、大きな手をまとめて出して、グリッサンドっぽく奏でてらっしゃいました。

Gakushiさんです。

この方の音には後々あちこちで翻弄されることになります。

 この辺りで気づいたのですが、つよしさんは渉くんの音をとてもよく聴いていて。

瞳でも追っていたし、2人はよく目を合わせていて。テレパシーで交信してそうにも見える感じに見えました。

ん?テレパシー??そのお話は次のエントリーで!!

で、曲のラストが近づくにつれて、渉くんの方を何度も見て、渉くんもタイミングを計るように何度も見返して。

つよしさんが「ここだ!」というところで目で伝えて、渉くんが後ろを向いて合図を出して〆るというパターンを踏んでいたように思いました。

そんなやりとりはいろいろな場面で見られたように思います。

前に書きましたが、耳のことがあってから、ひとつのことに集中すると、小節を見失うことがある…と言っていたから・・・多分つよしさんが自分の歌に専念できるように。

耳の役割を分担してくれていたのが、ある意味渉くんだったかもと想像しました。

(MCとかでそう聞いたわけじゃないから、あくまでも想像です。)

MC

去な宇宙

二日とも、ちょっと大丈夫?というくらいゆる~いトークにリラックスしてへらへらした直後のこの曲でしたが・・・

イントロが始まった途端、ゆる~く揺れ始める客席。

声がし始めるや否や、ハートを鷲掴みされて、歌の世界観へすっぽりと。

さっきまで笑ってたことなどもう忘れてました。

確かつよしさんがエレキギターを持ってたのがこの曲だったかな?

エレキ!!うわぁっっとなって。これ、ものすご~く感慨深かったです。

前日には顔ですらまったく見えなかったのに、音でその存在を知ったのが多分つよしさんの楽器の音。

音の数は決して多くないけど、和な感じで、すごくつよしさんちっくな音だったと当日帰ってきたばかりのテンションで書いているんですが、今となっては思い出せません(涙)

つよしさんの奏でる音以外にも、この曲ではさまざまな楽器の音が、ところどころ、あっちからこっちから、ふわっ!ふわっ!とフィルインしてきて。

わびさび?みたいな?…風情がありました。

レーザーライトが美しくて、幻想的な大きな光の三角形が現れました。

しゃぼん玉…はここだったかな?飛んでくる泡粒に、光が当たってキラキラキラキラ。

二日目、わたしの近くに、多分小学校低学年かな?という感じの小さい子がいたのですが、彼女がとっても無邪気に「きれい~」と手を伸ばして喜んでました。

その子は若いおかあさんと2人でいらしてて。

時々何やらおかあさんに訴えてるので、さすがに飽きちゃった?と思いきや・・・

見えないーーっ!!と言ってて。

そりゃ、130センチ前後くらいには辛いよね!

小さいけどこの子も立派なファンで。

音に乗りつつ、つよしさんをずっと追っていて。そりゃそうだよね~もっと見たいよね!と同情しつつも、うれしくなりました。

とはいえです。

後につよしさんの瞳が彼女を捉え、奇跡の会話が交わされることを、まだこの時、彼女は知りません!一生の記念になっただろうなぁ。

(その話はMC編へ!!)

わたしはつよしさんのギターをつまびく指先と、渉さんのプレイや身体の揺らし方に注目しつつ、つよしさんの歌声の説得力に、ぎゅーっと心を掴まれてました。

静かにゆっくりとゆらゆら。

CDの感想のところでも言いましたけど、なんだかこの曲を聴くと、わたしはララバイ(子守歌)のように思えてならなくて。

言うなれば大地に聴かせるララバイ。

 包み込むようなつよしさんの歌声とあいまって、わたしも一緒に太古の昔に意識が飛ばされそうなイメージを持ちました。

大阪のライブレポで見たのかな?

この曲では、天川村の水の中にある巨石をイメージしたという文章を読んだので、あの地のそそり立つ山並みや、澄んだ水、雨の後の濁流を思い出しながら聴いていました。

この曲はライブでも絶品です。

 

Believe in intution

レーザー光線!ってわざわざ書いてたけど、どんなのだったかは藪の中なのが悲しいです。

つよしさんはベースに持ち替えて。

心音のような、とくん、とくんというリズム音からスタート。これは印象的で、自分でもそのことについてつぶやいてたのでよく覚えてます。

結構長く和音階?の旋律がウォームアップのように繰り返されて。

でも微妙にナントカ旋法まんまじゃない音列だったことは確かで。

陽旋法でも陰旋法でもないやつですが、どこかで聴いたような?と思っていたら、あとでツイッターで、一昨年の平安さんバージョンを踏襲していたらしいですよ!と聞きました。

平安さんも一日しか参加してなかったので、今となっては音の記憶はうっすらですが・・・言われてみればとてもスローで、幻想的で。

あれにかなり近かった・・・かも?

MCで「FUNKって言っても、外国のをそのまんま取り入れるんじゃなくて日本人がやっているというものを届けたい。だから和音階や古語を入れる」と言っていたのですが、まさにこの曲とか「去な宇宙」とか、そんな感じだなぁと思いました。

つよしさんは、渉くんと向かい合って、時折目を合わせて、呼応するように音を鳴らし合っていて。

その姿が眼福♡でした。

コーラスさんたちのキャンディーボイス。

意外にサイケデリックなバンドのみなさまたちの音。

途中からコーラスの恵子ちゃんが、新日本風土記の主題歌風味のちょっと哀しくて懐かしい声でソロを取って唄ってて。これがまたこの曲のこのアレンジ、風味にぴったりでした。

(ああ、あの時の平安さんのブルーレイ!!どこ行ったんだろ!?

まだみんな、ぜ~んぜん忘れてないぞ!待ってるんだけどなぁ、涙)

マイクを上から下へ。下から上へと撫でまわしていた指先のことを、何日か経って不意に夜中に思い出し。

一旦寝ていたのに、忘れないうちにと階下に降りて来てパソコンに打ち込みました。

何やってんだろ?わたし(笑) 

あの仕草で、急に思い出された「君があまりにも素敵に甘えるから~」な「いきてゆくことが」のこと。

あの曲もtankで何度も聴いたし、やはりあの指先にやられたのでした。

つよしさんって本当に手の表情ひとつでさえ、なんだかとっても魅せるんだよなぁ。

ああ、ほんとに…いろんな歴史があって、せつなくて愛おしい瞬間がたくさん。

またCHERIに逢えた幸せを噛みしめながら聴いてましたよ。

 

NIPPON

つよしさんは確か、またギターに持ち替えていたような??

Gakushiさんのソロでスタート。ここでかなりたっぷり聴けました。

わたしは彼がどんなフォームで音を奏でるのか、どんな音を選び、どんな風に鳴らすのか興味津々で、伸びあがって見てました。

一言で言って、彼のピアノは会話のようで、語りかけるピアノで。

他の誰とも違う、すごくおもしろい個性があって。

一瞬にして夢中になるわたしだったのでありました!!

MCで、Gakushiさんのキーボードは、鍵盤を客席側に傾けてあるんだよ!とつよしさんが教えてくれました。

多分弾きづらいと思うけど、客席から自分の手がよく見えるようにしてパフォーマンスをしてるんだって!!と聞きました。

すご~い!!それってほんとにスゴイ!!見られることを意識しているだなんて。

そして確かに目で見て楽しいパフォーマンスでもありました。その音の方があまりに個性的だったので、ついついそっちに食いつきがちではありましたが…

(ここ、一応毎日のように鍵盤を触ってる者としてめっちゃ食いついたエピソードだったので、真っ先に書いておきます!)

 おっと、そこだけにこんなに行数を使ってしまった(笑)

ソロの続きで、こんな音を鳴らすGakushiさん。

「ミーミ ファーファ ミ ファー ミ」

この音を前日拾いたいのにメモが取れなくて焦れ焦れしたので、この日唯一この曲でだけ、メモ帳を出して一瞬メモったのがこの曲のふたつの音列だけでした。

このメロディーを、いくつかの楽器が拾い、リズム楽器がリズムを合わせ。

分厚く敷き詰められた絨毯のように、この曲全体を下から支えてて。

さながら通奏低音?よく知られた曲で例えるなら、パッフェルベルのカノンの低音部のよう?

曲の間中これが鳴ってました。

わたしはずっとその重厚なリズムに身体を合わせてて。

その上にわたしたちのよく知っている「NIPPON」のメロディーが軽やかに自由な雰囲気で乗っていて。

その楽しさに夢中になった1曲だったのでありました。

このNIPPONは、今までになくとっても新しくて、とんでもなく楽しいです。

もう一つメモったのは、絶対にどこかのライブで聴いたこのメロディー。

「ドッ ラッ ミ♭レ ッドー ドドララ ミ♭レッドー」

一体どこで聴いたんだ?多分過去ログのライブの感想を片っ端から検索したら、どこかで絶対にこの音列を書いてたはず。

書いたことは覚えてるんだもの。

記憶にあるのに、どこで聴いた音だったか覚えていないせつなさよ!!

ノノッノーーン!!(殴)

MC

SANKAFUNK

 めいめいが思い思いのサンカクを手で作って「トライアングル」から高いところでステージに向かって示す。

この参加の仕方がとてもおもしろかったです。

高々と作ったサンカクを掲げながら、音楽に乗って右に左に思い思いにみんなが揺れてる様は圧巻でした。

「サンカク」ファンクじゃなくて、「サンカファンク」だったことをライブで知るマヌケなわたし。

ごくごくゆったりと始まって、途中でAccelerando(だんだんペースを上げて行く)していって!!

 前のちびっこが大喜び。早口言葉のようになってゆく。

しゃまスパイスふたたび。

自由自在で楽しい~♪ライブならでは。

 

舌 VENON

 この曲は何といっても、サンカクとつよしさんの声の競演が印象的でした。

すご~い!!つよしさんとサンカクくんったら、ブレスのタイミングも歌い方のクセもそっくり!!←当たり前です!!どっちもつよしさんなんだから(笑)

でも、これ考えた人(もちろんつよしさんでしょ!笑)天才!!

サンカクくんがかわいい声で毒を吐き。

つよしさんが重ねた肉声が、ことのほか現実を強く訴えてきて。

フェイクにさらわれそうな心を現実につなぎとめてくれる、大事なキーポイント。
ライブでは、サンカクくんの声がつよしさんの声を引き立ててて、なんだかつよしさんの低い声がさらにかっこよく聴こえたりもし。

おもしろ~い。

虚構と現実。表層の見えている飴な世界と深層の毒。

フェイクに酔って迷路に迷い込んで、リアルを見失うな!!

「惑わされずに愛」心してかからねば!

深い深い歌詞の中身に思いを馳せつつ、まったく別の視点で、つよしさんの声が艶っぽくて、妙にドキドキした曲の一つだったのでありました。

 

Ancient fish

わたし的には最もかっこよくて、これだとわかって一気に沸騰した、心踊った曲のひとつでした。

「エンドリケリー」って単語が、世界で一番カッコイイ言葉なんじゃないの?と本気でそう思わされました(笑)

ステージ上に「E 」「N 」「D」「 L」「 E」「 C」「 H」「 E」「 R」「 I」とひとつずつ電飾の大きな文字が現れて。

(もしかしたら、気がついてないだけで、最初からあったのかなぁ?今となっては藪の中…)

それが音楽に合わせて一つずつ、または全部がピカピカするのです。

「んたー んたー んたー んたー」とシンコペーションになったり、ジャストでバン!バン!鳴らしたり。

自由自在な感じがとてもとてもおもしろくて。

みんな身体をリズムに乗せて、頭を振ったり、足を鳴らしたり、屈伸したりして楽しんでました。

ステージのみなさま方も、揃ってみなさんとても楽しそうです!

そしてなんといっても早口でマシンガンのように歌うつよしさんが超カッコイイ!!

「CHERI!!」「CHE~RI!!」でキャーっ!!

 そしてなんと言ってもここでは…ソロ回しと竹内くんのラップがあって!!

久々のコール&レスポンスが超楽しかったです。

ひゃーっtankを思い出すなぁ。

あれが始まった頃、なかなか竹内せんせの日に入れなくて、何が起こっているのか、体感したくて焦れ焦れしていた頃の自分を思い出しました(笑)

竹内せんせの呼びかけにより、全力で「CHERI~♪」と叫ばせてくれるので、とてもとても気が済んで満足しました(笑)

一日目はかわ島さんのソロがものすご~く印象に残ってて。

「かわ島が~サックス持ってやってきた!」

「どこに来たー?」 

「おっだーいば!」

みたいなの(近いと思うけど、はっきりとは覚えられなかったので違うかも!)をやって・・・

かわ島さんが後ろの方から前へと出てらして、超カッコイイサックスのソロ。

彼のソロを久々に聴けてキューンとなって撃沈したわたし♡

翌日は確か、ルイスとGakushiさんだった気がします。

このお二人のソロも言わずもがな!!

凄すぎて言葉にできない♡♡♡ 

そしてそして。

二日目には、満を持して『Mr.ーーーっ!?』『Whoooo!!!』のコール&レスポンスもありました。

竹内くん、忘れなくて本当によかったです。

 

メドレー

Blueberry

shamanippon/Tu Funk)

I gotta take you shamanippon

そしてCCKへ。

ここからはなつかしい曲満載だったのでありました。

つよしさんが高々と天に向かって指さして、ああ!!と気がつくBlueberry!!!

この曲は先にすでに書いちゃったけど、大幅にメロディーを変えていて、それだけどうしても歌いたい曲だったんだろうなぁと思ったり。

でも、そんなことを思ったのは一瞬で、低音の色気に満ちた声にたちまち夢中になって、心がびりびり、あちっ!!となるってば!

うっかりしてたら火傷しそう(笑)

どこだったかで、渉くんが「あぅっ!!」とプリンスを放り込む!

ジャンプ部分も健在で、いつの頃からか始まった、前の方の方が、つよしさんの指の数を後ろに大きく出してくださる親切な方々も健在。

こういうやさしさが時としてとても沁みます。

二日目はなぜか鍛えてきた足の筋力を試してみたい!!なんて無謀な気持ちになって、本気モード。

柵もあるしと安心してぴょんぴょんしていたら、最後の方であれれ?エンドレス???というほど飛ばされて。

あれはなんだったんだ?とはてなマークのまま帰ったら、昨晩になってネタばらしが…111回と指示が出されたらしいというのはウワサで聞いてましたけど…

これ、前日にライブにいらした天竺鼠の川原さんが言ってたのを早速つよしさんが取り入れてたんですね~

らじこーさんのツイートで知りました。そりゃ終わらないハズでした!!

おもしろ~い!!

そうこう参加型のコーナーを楽しんでいるうちに、メロディーが変わってて。

あちらこちらに、不意にちらっちらっとちらリズムで見知った心躍る曲の断片が現れては消え。

違う名義の懐かしい曲たちが一同に会して並ぶわけです。

ここ、とっても感動的でした。

ブルーベリーとくにのうたとTU FUNKが横に並ぶだなんて!!

相変わらず、ホーン隊のファンファーレの音がカッコイイこと。

そしてTU FUNKの楽しさよ。

ずっとつよしさんを長く追いかけてきた人にはたまらなかっただろうし、ファンになったばかりで、これ何?という人にとっては「いつかの未来の新しい発見につながる、スタートの今日」だったと思います。

「ぱんぱんぱぱぱん」だったりCCKのノックの振り付けだったり、いろんなパターンに身体を乗せている人がいて、客席はもはや混とんとしているけど、それもまた楽しくて♡

この自由さ、「思い思い」こそがまさしくFUNKな感じで、誰もがとてもしあわせそうに高揚してて。

裏拍にのってる人も表拍にのってる人もいて。

そんなのもモーマンタイ!な感じがとても好きでした。

気がつけば、最もtankでいっぱいやった曲の一つ、ハイヤーが始まってて。

心底懐かしく思いました。

これをまた、こんなに早くできる日が来たんだなぁという感慨。

なんだか不意に神様ありがとう!という気持ちになりました。

 

シンジルとウラギル

死魅そう・・・

いつも聴いていると歌詞が浮かんでぎゅっとなります。

こんな時代だから、ぎりぎりのところで踏みとどまっている人はきっと思いのほかたくさんいて。

何度聴いても心がぎゅっとなって、居てもたってもいられなくなります。

この曲はとにかくつよしさんの歌声が印象に残っていて、多分他にも聴き所がいっぱいあったと思うのだけれど、まったく覚えていません。

強いて言えば、寄り添うような包容力のあるベース。

この音はとても印象的でした。

つよしさんがあまりに切々と歌うから。

あまりに歌の世界に入り込み過ぎて、わたしは多分、すごく深刻な、怖い顔をして聴いてたんじゃないかと思います。

二日目、ふと前を見たら、さっきのちびっこがリズムに合わせておかあさんと、自然に屈伸しながらリズムを取って聴いているかわいらしい姿が目に入ってうるうる。

彼女たちのような次世代を担う若い親子が、どうぞ幸せでありますように!

思わずそんなことを願いたくなるような、つよしさんの温かくて包み込むようなボーカルでした。

 ああ、やっぱりどんなに素晴らしい音たちが鳴っていても、どんな工夫が凝らされていても、このボーカルにたちまち持っていかれる瞬間があるんだなぁ。

歌声こそが最大の武器で、その表現力ひとつで、いつだって今までの世界を全部ひっくり返すくらいのパワーを発揮します。

しあわせな完敗!!!

 

アンコール

PINK

「好きで歌いたいと思うけど、歌ったら辛くなってしまうこともある曲。」と言っていたし。「歌うことであの頃の自分に逢えるような曲」とつよしさんが言っていたけれど。

前にも書いたけど、この曲はきっと彼にとってある意味、年末年始のリベンジで。

どうしてもチャレンジしたい、どうしても歌いたい曲だったのだろうと思いました。

そして見事、歌い遂げていましたよ。

歌に入ると、つよしさんのボーカル以外は、わりと音数が少なかったイメージで。

多分歌第一。彼が歌いやすいように、相当工夫が凝らされていたのだと思うけれど。

楽器の音がわりと薄めにしてある代わりに、女声コーラスがとても印象的でドラマチック、とても素敵でした。

3度とかじゃなくて、ちょっと複雑なハーモニーの声たちは、吹き抜ける風のようにどこかとらえどころがなくて。でも時として包み込むようにやさしくて。

つよしさんの声から少し距離を取ったり、寄り添ったり。

アレンジの妙にとても心奪われた1曲でもあり。

あらためてつよしさんの「歌いたい!!」という意思の強さにも感服した1曲にもなりました。

そしてそして。

彼にとっても大事な1曲だと思うけど、この曲はわたしたちファンにとっても、かけがえのない曲の一つで。

また聴くことができて、こんなにうれしいことはないです。

そのことをご本人に伝える術はないですが、歌ってくれて本当にありがとう!と、みんな心の中で言っていたに違いないです。

 

FUNK SESSION

こここそ即興だし、まったく感想が書けないのですけれども。

スティーヴさんがドラム缶を持って出てきて、魅惑のソロをとったのはここでしたっけ?

もう、誰がどんな音を鳴らしても楽しくて。

誰がソロを取っても大きく熱狂して。

お笑いに例えるなら、いっぱい笑って会場全体が温まって、誰が何を言っても、もう笑いが止まらない、げらげら笑ってしまうような・・・そんなゾーンに放り込まれたような、そんな感覚になりました(笑)

平和だな、幸せだなぁとひたすらに残り少ない時間を楽しんでました。

多分すでにして、tank2世、3世がたくさん混ざっているのではないかと思われました。

その辺りは、MC編でもうちょっと詳しく触れたいです。

そしてまた、tank第一世代ももちろん健在で。

つよしさんのソロライブの特徴として、老若男女、誰も入っても浮かないです。

誰もが歓迎されていると感じる、とても平和な空気感。

特に二日目は70代の方や小学生、つよしさんのライブをきっかけに出会った若きパパとママがMCでつよしさんに声を掛けられて、おぉ~っ!!と会場中、一緒になってうれしくなっちゃう素敵な空気感だったのでありました。

世代も性別も問わず、考え方だってきっと違う誰もが、喧嘩せず混ざり合っているのが「CHERI」の世界観にもぴったりな気がして。

 しあわせな気持ちのまま、会場を後にしました。