ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

サマソニ東京行ってきました!その2 ENDRECHERI

MOUNTAIN STAGEでのKNOX FOTUNEさんが終わり。

しばらく楽器や機材の入れ替えの時間となりました。

それと同時に、人の流れと逆行して、前へ前へと行けるところまで行ってみることに。

今回はステージのみなさんの姿をじっくり見たいというよりは、人の波の中に入って周りの反響ごと音楽を肌で存分に感じてみたいという気分。

なので、多少見えなくてもいいから、渦の中心に近いところで、臨場感を味わいたいと思ってました。

ENDRECHERIの準備が始まった時、編成が大きいから、とてもたくさんのスタッフさんが立ち働いてらして。

その方々がみんなサンカクくんの黒いTシャツを着ているのを見て、すでにテンションが上がるわたしたち。

たくさんの方々が関わってこの日のステージのために準備をしているんだなぁと。

それだけですでにジーンです(何者、笑)

10分前くらい前になって。

ステージ脇、いきなり「ENDRECHERI」のロゴと「Coming up next」の文字がビジョンで映し出されて、それだけにキャーっ!!

縦に何個も何個も並ぶ「ENDRECHERI」の文字だけですでに感動しているわたしたち。

本当にこれからつよしさんが出るんだなぁ。

次にビジョンにまたロゴが出た時は、もうちょっとシンプルに、紫バックの「ENDRECHERI」の文字で、またもやどよめくファン。

楽しい♪

こんな風にロゴだけでどよめいてしまうのは、ファンの期待値の高さの現れと言った感じ。

昨年、本命欠席の中、みんなで精いっぱいテンションを上げて笑顔でフェスを楽しんだことはまだ記憶に新しいところで。

それを覚えているからこその。

つよしさんがここに立ってくれるというだけで、どれだけありがたくて、しあわせなことなのか。

みんながみんな、心から噛みしめていたことと思います。

もちろん前の方はあちこちにファンがいて。

誰彼ともなく握手を求めていって「ほんとよかったね!」「つよし、最高!!」と言い合いたい気分でした。

一方で、音合わせが始まると、今度はファンではない方々がどよめいてました。

「ええ!?なんかすごくない?」という空気が流れ、してやったりなファン心理。

 そうでありましょうとも!!

絶対に聴いてもらえさえすればわかる!!という強い気持ちでいたので、少しでも多くの人の耳に届くといいなぁと思いつつ。

 だんだんに増えてゆく人の群れに否が応にも期待が高まってゆきます。

さて。

演奏開始はほぼ予定通り。

終わったのも、わりとぴったりだったそうです。

お昼時のステージなんてとても貴重だけど、声の調子はどうかしら?なんてドキドキしつつ。

いつものライブの時のように、まずはバンドメンバーが出て来て、演奏を始めます。

今回のサマソニはライブツアー直後ということで、タイミングもベストだったのではないかと思われました。

もうここまでのツアーで、十分にステージもこなれ、温まってるので、とても安心して見ていられました。

ファンもまた、みんなめいめい身体をゆるく動かしてリズムに乗りつつ、ウォームアップな感じ。

つよしさんは、いつものライブの時のようにサングラスを掛け。

ヘッドフォンをして、左耳の音を遮断してご登場。

 登場と同時に、キャーっとか、ひゃーっとか、声にならない声を発していたかも?覚えていませんが、今回、ファン以外の方にファンの出す声を「黄色い声」と評されていて、笑いました。

普段、ご本人(たち)に、ジャニーズファンの中でも、黄色い声とは無縁の、枯れたファンと思われているわたしたちなのです(笑)

これも一種の「ところ変われば??」なのかしらん??(笑)

 

1曲目が「HYBRID FUNK」だというのは、すでに大阪のレポで知っていたのだけれど、初っ端、いきなりラップの部分から始まるとは思ってなかったので、ちょっとびっくり。

ここからか~い!!おもしろ~い!!!

ラップ部分を抜けて、やっと歌詞を歌う、お馴染みのメロディー部分へ。

音を遮断する透明な板がドラムの周りや、ホーン隊の周りを囲んでいるのと、ヘッドフォンがなければ、つよしさんが未だ耳を患っていることに気づかないかも?というくらい、違和感なく音楽へとすんなり入って行ってましたよ。

左右にビジョンがあって、わりと大写しになるので、とてもありがたかったです。

近くの一般の人とおぼしき方が「堂本剛以外もビジョンに映るんだね!」と言っていたのが新鮮(笑)

つよしさんのソロのライブでは、みんなセンターに出て来るし、つよしさんのライブであっても、みんなが主役!誰もが主役!というのが当たり前の光景だから、ファンはちっとも驚かないけど、外部からの感想をとても新鮮に感じたのだと思います。

 Twitterで、ライブ直後にアイドル堂本剛とバックバンドなのかと思ってのぞきにいったら、全然違ってたと素直に驚いてらっしゃる方がいて、ニヤニヤしちゃいました。

この一団がみんなでENDRECHERIをやってる感じ。全員が主役。

ファミリー感こそが醍醐味で、温かいエネルギーに満ちた空間。

夜、ジョークリントンのアクトを見て、こんな風にやりたいんだなぁという、理想の形が少しだけわかったような気がしました。

続いてそのまんま「MusiClimber」へと雪崩れ込んでいくのですが、わたし自身がこの曲が好き過ぎるので、テンションマックス。

 ぶっといユニゾンの低音のフレーズに身体の動きも大きくなって。

ふと振り返ったら会場が揺れてました。スゴイ!素敵!

続けて「Crystal light」の曲が始まり、渉さんのカッコイイスラップ!!!

アップになった渉さんがすごくいい顔をしていてぐっときました。

彼のベースは、なんだか空気を含んでいるような包容力があって、つよしさんの歌とベストマッチと感じることが多いです。

ツアーの時と同じく、ここでスティーヴさんが前に出てらして、ボンゴのソロ。

だってジャニーズでしょ?と思って見に来られた一般の方が、つよしさんじゃない、違う人が前に出て来てもキャーってなるんだ??と新鮮な驚きを述べてらっしゃいましたが、そりゃそうでしょ(笑)

こういうのを常日頃からいっぱい聴いてるわけで。

いっとう最初、ソロを始めた頃ならともかく、ファンも一緒に年月を重ねて来ているわけだから。

おかげさまで、ステージの上の誰を見ても。ベースのリフひとつ。ひたすらに繰り返される16ビートの刻みだけでも、テンションマックスまで駆け上がれる身体になってます。

ボンゴやギターのリフが自由に飛び回り、刻み隊がひたすらに正確なリズムを刻み。

刻みに合わせてリズムを取りながら、自由なフレーズを存分に楽しむ客席。

この辺りではファン以外の方も取り込まれ、目の前の音楽に掴まれ飲み込まれていて、客席がうねるように盛り上がり、踊っている人多数。

もうツアーで十分にこなれているし、よどみなく次々と継がれてゆくソロ。

コーラス隊に久々のオリビアさん、オリちゃんがいる~!!と大興奮。

おかえりなさい♡

コーラス隊との掛け合いもすご~く楽しくて、吹いてばむばむ、ばんでふくふく~っと口の中で小声で一緒に歌って楽しみました。

リビアさんにLuisに・・・と、多国籍な感じも愛と平和のENDRECHERIという感じで、すごくよかったです。

チームワークの良さが自然と出て、誰もがとても楽しそうでした。

つよしさんはこの曲あたりから、高音のフェイクが徐々に炸裂していって、神奈川ぶりのわたしはハッとしました。

今年のツアーでは、高い音域の声をあまり出していない印象があって。

耳との関係もあるのかな?なんて思っていたのですが、この日はあちこちで、すごく高音が冴えわたってました。

ラストの高音のロングトーンがめちゃくちゃかっこよかったです。

シャウトも炸裂してたなぁ。

その音域を出さなくても十分に満足してはいたのですが、突発を発症する前の歌声が、徐々に戻りつつあるような気がして・・・ひたひたとうれしさが胸に満ちていくようなしあわせを味わっていました。

続いて「YOUR MOTHER SHIP」に入るのですが、ここで少しだけBPMを落としたら、つよしさんの色気が5割増しくらいに増した気がして。

ドキドキドキドキ。

この曲はねっとりとした歌声を存分に聴かせつつ、ひらひらと身体を翻して舞い、リズムにのる、その姿から目が離せず。

あの大所帯バンドの中にあって、つよしさんが、絶対的な存在感、オーラを放ってました。

だからと言って、つよしさん自身にはあまり気負った様子もなくて。

少しも固い感じがなくて、余裕さえ感じられたところが、何年か前、ドリフェスでCHERIを見た時とずいぶん違う印象を持ちました。

右に左に動いて、コーラス隊と共に色っぽく踊っている時の顔にハッとしました。

恍惚の表情。この瞬間、完全に曲の世界に入り込んだ表情をしていて。

ああ、この人のこういう表情が見たくてまた行きたくなるんだと思いました。

後半、ベースを受け取って、弾いてました。

ベースも弾くの?という声もあったようですが、弾くんですよ~!

わたしはギターを弾くつよしさんも大好きですが、実はベースを弾くつよしさんはもっと好きかも。

ここまでの4曲は、一番新しいアルバム曲で、世間的には多分ほとんどなじみがないかもしれないですが、これらの曲をここで初っ端に持ってきたのがすごく今のENDRECHERIを現わしている感じでよかったと思います。

勝手に身体が動き出す、めちゃめちゃグルーヴィーな曲たちは、FUNK好きにはたまらないと思います。

考えてみれば、今回はこれまでに一位を取ったシングル曲はまったくセトリに入っていません。それってすごくない??

新しい曲たちと、端的にENDRECHERIを現わした名刺代わりの曲たちに絞ったのが潔くてとてもよかったと思います。

本当の意味で楽曲勝負だったんじゃないかな?と思いました。

王道FUNKに絞った結果、届くべき人に一番届くやり方ではなかったかなぁ?

 

あんまり記憶がさだかではないのですが、次の曲の始まりは、ステージのみんなで楽器ではなくて、声で掛け合いをする部分があって、わたしは見たことがなかった気がするのですが、追加公演の後半でやったのかなぁ?

あそこ、すっごくおもしろかったです。

 

で、Ancient fishをちらっとかすめ、竹内くんのラップの部分。

この大きな箱でC&Rをするのはちょっとむずかしく、声が通らず聴きづらい部分もあったけど。

最後の方で「CHERI」「CHERI」と、単純な連呼になったところは一般の方々も巻き込んで大合唱になっていて、じーん。

ここでは、つよしさんが後ろで延々ベースを弾いていて、竹内くんが前に出て煽っていることに驚いている人がたくさんいたみたい。

あとの反響がとてもおもしろかったです。

そして渉くんの超カッコイイ、濁りがなくて、綺麗なスラップ。

ここだったか、最後のセッションだったか、渉くんとつよしさんと向き合って、お互い目をのぞきこむようにして弾いていた瞬間があって。

ふたりで目でお互いの音を語り合い、気持ちをさらに合わせて、音を出す。

 今回は、考えてみたらもう一つのつよしさんの絶対的な武器、声の美しさや歌詞の表現力を強調した曲がまったくと言っていいくらい入ってなかったけれど。

たとえばシンジルとウラギルとか、去な宇宙とか。ああいうのもいつか、聴いてもらえたらいいなぁ。

そういう意味ではまだ、隠し玉を半分残したままのような気もしてて。

いつかヴォーカル力の凄さも一般の方々に知ってもらえたらいいなぁ。

 

続く「Blue Berry」では、お馴染みのイントロだけでキャーっと大歓声。

歌の部分は大胆にカットしたのが、びっくり&おもしろい!!

いきなりお馴染み、ジャンプのシーンになったところに、すごく工夫が伺えました。

きっと50分間の中に、どこを入れてどこを削るか、ものすご~く考えたんだろうなぁ。

ここは、ステージのバックの大ビジョンにつよしさんが大写しになったので、演奏を見ながらつよしさんの表情やダンスや、指先がばっちり見える最高に贅沢なバージョンでありました(笑)

そもそも客席には背中を向けているわけですが、前から撮っているのでちゃんと顔が見えるのです。

ブレイクコーナーが始まったばかりの時は、何が起こっているのかわからず、ぽっかーんとしていた方々も、次第につよしさんが出した指の数で飛ぶのだとわかり。

だんだんに参加する人が増えてゆくのを振動で感じるのもまた楽し♪

後ろの方のオタク系の男性たちが、「はい!」「はい!」「はい!」と、独特の掛け声で飛んでて、異文化交流っぽくて新鮮。

後ろの方にいた友人が、外国人が、飛んではいなかったけど、終始リズムに合わせて、かっこよく指を回してたのを見たよ~とか。

ビール片手に「おぃ~っ!!」とかって楽しそうにキャッキャしながらおじさんたちが盛り上がってた!とか。

反響だけでとってもうれしかったです。

さらに・・・

ここまでは、そういう視点ではまったく見ていなかったのですが・・・

大写しになってみて、そういやこの人誰よりもステージ、カメラ慣れしてる人だったと思い出しました(笑)

この人、アイドルとしても超一流のプロだった!すっかり忘れてた(笑)

カメラに今、自分がどんな風に映っているのが知り尽くしていて。

表情ひとつで会場を惹きつけ、存分に沸かせ、自在に操っていきます。

サングラスを一瞬ずらして、瞳を見せて、カメラ目線で「取るよ~っ!!」と見せかけて、またサングラスを元に戻したところで、ギャーっとなるファン。

この曲ではアーティキュレーション(音の長さや表情、強弱など)はすべてつよしさんが握ってて。

ステージの上の方々も客席も、すべての人がつよしさんに注目している中で、つよしさんは、その背中ひとつでバンドも会場も自由自在に操りながら、音楽を止めたりまた動かしたり。

何度もブレイクを入れたりを繰り返します。

一回とことんdecresc.していって、ppで我慢させてから、またcresc.していくあたりのタイミングも絶妙で、まあ楽しいこと!楽しいこと!

ファンには毎度おなじみのコーナーだけど、この遊び心あふれる、でも超カッコイイ部分を、普通の音楽ファンのみなさまにも見てもらえたのが、とてもうれしかったです。

 

そして続くはこの曲たち。

「くにのうた~」からの「I gotta take you shamanippon」です。

「くにのうた」の出だし。ホーン隊のファンファーレは誇らしげに高らかで、すでに上がりきった会場は熱狂的なムードになります。

続く「I gotta take you Shamanippon」もまた、ENDRECHERIのFUNKを知ってもらうために、最高の一曲だと思うので、ここに入っていたのが超うれしかったヤツでした。

今回はタイジさんもいたので、あの魅惑のシャウトも聴けたし。

この曲はいちげんさんも含め、リズムの波にみんなで乗るのに最適な曲だと思いました。

 

そして満を持しての「Chance Comes Knocking」

つよしさんはギターを掻き鳴らしつつ歌ってて。

この曲は鉄板だから、ファンは一も二もなくキャーっ!!なわけですが。

わかりやすいから、ファン以外の方々もとても盛り上がってましたよ。

おや?と思ったのは「Higher」のところ、途中で久々にオクターブ上げた歌声を聴くことができたこと。

多分わたしが今年のツアーで参加した限りでは、一度もオクターブを上げてなかった気がします。

この日、久々にオクターブ上のレーザービーム、突き抜けるような声が聴けてゾクゾクしました。

超うれしかったです。

 

そして。

最後はやっぱりファンクセッションで締め。

 最初あえてゆるゆるっとした抑え目のテンポでつよしさんのギターソロからスタート。

ちょっと和な雰囲気で攻めていて、味わい深いソロでした。

Gakushiさんがボイスチェンジャーで浮遊するような歌声を乗せてて、すごくいい雰囲気。

先ほどのソロ回しでは、マシンガンのように超絶技巧を繰り出すシーンもあったけど、この部分のスタートはちょっとアダルトでムーディー。

メンバーはみんな一筋縄ではいかない個性派で。

バラエティー豊かで、周りの演奏に触発されつつも、受け取った次の人がどうにでも転がしてさらに発展させてゆく・・・

このセッションで、ENDRECHERIの引き出しの多さが伝わったのではないかしら。

そして、お仕着せバンドでもなく、つよしさんがバンドごっこをしているだけの人ではないことも、わかる人には十分に伝わったと思います。

セッション部分は、一人一人に長めの小節数が取ってあって、いつも通りを見せたいんだ!という本気を感じました。

つよしさんが音を聴きながら、煽ったり引き延ばしたりしつつ、次の人を指名していくスタイルなのもいつも通り。

渉くんのベースは超かっこよくて。

そんな渉くんを時々ちらちら追っているつよしさん。

もしかしたら、前よりも幾分聴きやすくなったのかしら?やわらかな顔でベースの音を追うつよしさんを見つけて、ほっこりしたり。

向かい合ってしあわせそうにベースを鳴らしているツーショットにとんでもなく心惹かれたり。

竹内くんとタイジさんが笑顔でギターを挟んでガンガン弾いていたり。

Gakushiくんが、いつものようにこちら向きにかなり鍵盤を傾けて、魅惑のソロを鳴らしたり。

十川さんが前衛的?宇宙的?な音で煽ったり。

Duttchさんがあの大きな会場を揺るがすパワフルプレイで会場を熱狂させたり。

SASUKEさんとルイスが突き抜けるようなホーンの音を響かせたり。

栗原さんのバリトンだったかな?サックスの音がすごく新鮮で、ひゃーっとなったり。

この辺りほんと圧巻。

コーラスではLynちゃんがソロをとり、ちょっと狂気的?紙一重?な超カッコイイソロをきめ、おぉ~っ!!とどよめかせてました。

圧巻のパフォーマンスで最も沸いたのが、スティーヴさんがドラム缶を転がしながら出てきたところ。

初めて見た方々にはさぞかし衝撃的だったのでしょう。熱狂の渦に巻き込まれて、すごいことになってました。

こういうのを次々と畳みかけていくのも本当にいつも通り。

みんなが主役、誰が出て来てもやんややんや大騒ぎのENDRECHERIスタイルです。

一方で、このセッションの中でのつよしさんは、他の人の演奏に流されず、ゆったりとグルーヴィーでアダルトなサウンドを鳴らしてて、この辺りに余裕と自信が感じられました。

どうせジャニーズなんだろ?みたいな偏見を払いたいとか、これ見よがしな速弾きをして、少しでもよく見せようという気負いはもはや必要ないんだなぁという感じ。

 まさしく今、頭の中に沸いたイメージで。

ちょっと枯れたような、はっとするお洒落なフレーズを弾いていて、痺れました。

ただ・・・ひっじょーに不覚だったのが・・・

あまりにもいろんな方の魅惑の表現に心奪われて、つよしさんがいつサングラスを外したのか、まったく気がつかなかったこと(笑)

つよしファンなのに、ビジュアルファンでもあるのに、あるまじき!!

そして、わたしだけじゃなく、一緒に見ていた方々のうちの何人かが、やっぱりあれっ!?と思ったら、もうサングラス取ってた!と言っていて(笑) 

それだけつよしさん一極集中ではなく、みなさんのプレイに夢中になっていたということで。

もはや、つよしさんさえいればいいんだ!という域はとっくに越えている・・・という当然すぎる話なのでありました(笑)(笑)

いえいえ。変わらずとっても大好きなんですけどね(そりゃそーだ、笑)

 

最後、すべての音が鳴りやんでから。

CHERIは「ありがとうございました」と一言だけ言って、足早に去って行きました。


むしろ、バンドの面々が少し後まで余韻を楽しんでいる感じで、ハグしたり、握手したり、その興奮っぷりが伝わって微笑ましかったのと。

その様子から、ステージ上の方々にとっても、成功したという手ごたえが十分だったのだろうなぁというのが伺えたという感じでした。


ふと思い出してみると、本当にノンストップだったのに、まったく長いとも、短すぎるとも感じておらず。

あれだけの大人数のバンドでありながら、呼吸ぴったり、よどみなく50分のステージが繋がるのは、やはりこのメンバーで苦労して重ねてきた時間に負うところ大なんじゃなかと思いました。

みなさん凄腕の方ばかりだし、あちこちで引っ張りだこな方たちばかりだから。

スケジュールの調整にいつも難航して、毎回ライブのたびにメンバーも日替わりのように入れ替わるし、音の特徴もグルーヴもそのたび変わっていくわけですが。

どういう組み合わせでもどうにでも対応できる方ばかりだし。

そういう状況を楽しめる実力と心の余裕を兼ね備えた方々が集まっていて。

一方で身体が空けば、自分が出る日じゃないのに、わざわざ地方までCHERIのライブを見に来るメンバーがいたり、その日のノリで途中から飛び入り参加しちゃう人がいたり。

この日、タイミングが合わなかった人もたくさんいて、総勢何人になるんだろう?

メンバー同士もすごく仲がいいし、年齢関係なく、横の連携もばっちりだし。

あうんの呼吸がすでにできあがっていて、その日誰が出て来るかわからないとあっては、何度も行きたくなるのも当然だと思うのですよね。

チケットはそんなに取れないにしても・・・です。

どの組み合わせでスタートしても、テンポを自在に揺さぶっても。

楽器の隅々まで、まったくぶれることなく誰もがひたすらに16を刻むところも見事だし。

つよしさんもまた、耳を患っているとは思えないくらい、拍のアタマを気持ちよくジャストに捉えては、魅惑的に表現してて。

今回はその集大成という感じ。

沈黙とか「間」がないから、超特急に乗って駆け抜けたような50分は、とても気持ちよかったです。

何よりつよしさんが、サマソニのあのステージで、あれほどの凄腕の集まりを、ど真ん中で指揮して自在に出したりひっこめたりしつつ、絶妙に音楽のバランスを取ってゆく姿には、心底惚れ惚れしました。

かなり近くで見ていた友人によれば、最後、時計が見切れてて。ドラム缶あたりから、かなり終刻が迫ってて。

つよしさん、どう収めるのかな?と思ってたら、顔色ひとつ変えず、涼しい顔で時間通りにぴたっと収めてたよ~とのことでした。

凄い!!がーさす!!

そういえば、突発になってから、今年のライブでは、たまに小節を見失うと言っていて。

セッションを仕切るのはいつも通りだけれど、曲の最後の締め部分は、Duttchさんだったり、他の人に任せてたシーンも多々見られていた気がするのですが、この日は、曲の最後の締めも、つよしさんが、普通に以前のように担ってて。

ひとつずつ、ひとつずつ、努力しながら、できることがだんだんに増えているのかも?と感じました。

ちっとも焦ってはいないし、いつまでだって待てるけど、少しずつ少しずつ、治癒に向かって進んでいる過程でありますように。

そして。

昨年、ある日突然起こったアクシデントから、ものすごく苦労して重ねてきた日々のこと。

どれだけの難局面も、ひとつずつコツコツと乗り越えてゆく姿に、本当にグッときました。

この人のファンでよかったなぁ。

男性アイドルを数多く輩出してきた事務所に所属してることも。

俳優として数々のドラマに出演して磨いてきた演技力も。

一流の作家さんたちのさまざまな曲を、意図に合わせて表現し続け、出すたび売上トップを取り続けているその場所も。

ファッション誌や、育児誌の連載の中で培われた感性も。

小喜利やお笑い番組で培われた頓智や、機転も。

バラエティーでの、さまざまな出逢いも。

さまざまな場所で、心を動かしてきたさまざまな経験は、きっと、彼の中で、ひとつとして無駄なものはないのだと思います。

その中で、知る人ぞ知る・・・だった、彼のもう一つの側面が、やっと日の目を見始め、少しずつ、届くべき人のところに届き始め、スタートラインに立ったような、そんな気がする今日この頃。

これからの彼がどんな風になっていくのか、とてもとても楽しみです。

すべて終わって、客席も動き出した頃、出て来られたナビゲーターの方が「本当に素晴らしかった。まさしくHYBRID FUNK!!感激です!!」 と興奮気味におっしゃってるのを背中越しに聴きながら、一旦外へ。

わたしたちも、完全燃焼しました。

ちっとも短いとは感じておらず、充実感でいっぱいでした。 

最後に少し前にTwitterに上げたこのツイートで締めくくっておきたいと思います。

 

 

☆この日のメンバー

ボーカル(ギター、ベース): 堂本剛
ギター: 竹内朋康佐藤タイジ
ベース: 鈴木渉
ドラム:DUTTCH
パーカッション:スティーヴ エトウ
キーボード:十川ともじ、Gakushi
トランペット:Luis Valle
トロンボーン:SASUKE
Sax: 栗原健
コーラス: 稲泉りん、TIGEROlivia Burrel