ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 靴の中で泳ぐ足〜♪

 雨の日比谷野外音楽堂に行ってきました。
 DEPAPEPEの「デビュー5年記念 東京・大阪 ダブル野音ワンマンライブ“Merry 5 round”」です。
 午前中は一旦雨が上がったので、これはいい兆候だわ!なんて思っていたらとんでもない(笑)始まる頃には土砂降りと言ってもいいのでは?!という降りになりました。びっくりです。
 関西出身の彼らの軽妙なMCによれば、この「雨降りのライブ」も毎年恒例みたいです。「DEPAPEPE野音ライブの日は必ず毎年雨だから、今後はこの日から逆算してレジャーの計画立てた方がいいよ!」なんて開き直ってました(笑)
 「雨乞いユニットとして、気象庁に情報を売ってもええんちゃう!?」とも(笑)確かにそうかも(笑)
 そんなおもしろい話をへらへら笑いながら聞いている「てるてるぼうず集団」(みんなカッパのフードをかぶっているので、笑)っていうのもステージ側からみると相当ヘンだとは思いますが(笑)土砂降りにも関わらずとっても和気あいあいとしてました。
 MCではコミカルなところもいっぱいありつつ、音楽が始まるとひたすらうっとり(笑)配られたタオルを振ったりコーラスで参加したり参加型のコーナーもありつつ楽しくて温かい素敵なライブでした。
 わたしは昨日オットが着たレインポンチョを借りて参加したので、上半身及び膝下あたりまではなんとかカバーされてましたが、足元はさすがにどうしようもありません。しかもポンチョを伝わって常に滝のように雨が流れ落ちるのですから(笑)
 そんな悪条件の中でもライブはとってもいい感じに進行し、最後にはみんな立って大盛り上がり。
 しかもあんなに雨が降っていたのにも関わらず、さわやかな風が吹き抜けるような、ミントの香りがしそうな、新緑が似合うようなそんなアコースティックな音がとびきり心地よくて、いいライブだったなあと振り返っています。
 DEPAPEPEの生音を聞くのはギターパラダイス以来ですが、すっかり魅せられました。アコギ2本だけでこんなにも素敵な音が出せるんだ!と感動したり、メロディーを交互に演奏したり、フレーズの終りを神がかりにピタっと合わせたり、ギターデュオならではの良さもいっぱい感じて帰ってきました。
 途中でTVKの「sakusaku」との企画があって、ファン25名とDEPAPEPEがステージの上で一緒に演奏するというコーナーもあったのですが、この時の27名が同時に鳴らすアコギの音は圧巻でした。
 確かこのあたりでだと思うのですが、いよいよ日暮れの時がやってきて、照明がつく瞬間、なんだかドキドキしてキュンとしました。いつも思うのですが夕方から夜へと移り替わる瞬間を外で音楽を聞きながらたくさんの人と共有できるってとっても素敵です。
 ああ、わたしたちの大好きな人もいつかこの場所でライブをしてくれたらいいね!なんて友達と言い合ったり(笑)
 もちろん今日は記念公演だし、DEPAPEPEの濃いファンの方もいっぱいいらっしゃいましたが、ほぼ初めてのわたしたちが入りにくいような排他的な感じもまったくしなかったし、多分誰でも楽しめる音楽だと思います。
 最後の方で雨が止んだのでかぶっていたフードを脱ぐことができて、そこからは視界が開けて更に盛り上がりました。雨上がりの地面の所々に照明が当たってキラキラしていたのも印象的でした。
 終りのご挨拶の時に長い時間深々と頭を下げるステージの上のおふたりがとっても好印象。わたしが知っていた曲も結構たくさんあって楽しかったです。
 というわけで、表題の話に戻るわけですが、電車の中でもずっと靴の中で足が泳いでいたせいか、帰ってきたら足だけが氷みたいに冷たかったです。
 とはいえ心はほかほかほこほこしてます。
 水野晴郎氏に対抗して「いやぁ、音楽って本当ににいいもんですね〜」と力説したい気分です。
 bonyarihitsujiさん、誘ってくださって本当にありがとうございました。余裕があれば近々トラックバックさせていただいて、ずっと前から懸案だった、別のエントリーもしたいです。