ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 『美 我 空 - ビガク 〜 my beautiful sky TOUR』 4月9日 なら100年会館 感想その1

 実は今回はいっぺんに書きあげてアップするつもりだったのですが、やっぱりムリでした(笑)
 というわけで、やっぱり細切れになってしまいますが、ご了承くださいませませ。
 なるべく客観的に書きたいと努力しましたが、なんせ個人の感想ですから、全然違う感じ方をした方もたくさんいらっしゃるでしょうし、同じである必要もないと思っています。
 あくまでも個人の感想として、あまり信用しすぎずに読んでいただければと思います。
 感想と銘打ってありますが、本当の感想は最後にちゃんとまとめたいと思います。とりあえずはどう思ったかよりもどんな様子だったか…に重点を置きました。
 とはいえ、一回限りしか見ていないし、CDも会場で買ったくらいですから、こんなに曲を知らずに参加したライブも初めてというくらいなので、間違いが多いかもしれません。
 同じ日に参加された方でどこか「間違ってる!」と気がついてくださった方は、遠慮なくご指摘いただけるとありがたいです。また「こんなのもあったよね!?」「忘れてませんか?!」というレポもいただけるうれしいです。みなさまのお力をお借りしながら、なるべく精度の高い再現ができたらうれしいです。
 もちろん思いきりネタばれですので、まだ知りたくない方は間違ってもお入りにならないでくださいね。
 ではそれでもいいという方は続きを読むからどうぞ。
 開演前の会場には、小さくオルガン系の音が鳴ってました。曲とか音楽というよりは、パイプオルガンでちょっとレアな和音をおさえているみたいな感じの音でした。その音の効果もあるのか、会場は意外と静かで、これからどんなライブが始まるのかみんな息を詰めて見守っているみたいな緊張感漂う不思議なムードでした。あれっ!?こんなムードはすごくお馴染みだぞ!?と思ったらクラシックのリサイタルが始まる前の静けさに似てました(笑)ホールがクラシック系のリサイタルを思わせる感じだからかも(笑)
 スクリーンには通常版の空の画像が映し出されていました。日本地図みたいな雲がぽっかり浮いてるアレです。
 セットリストはいつも全然自信がないのですが、今回は特に初めての曲が多くてお手上げ…と思っていたら、あちこちで「アルバム順」と書いてあってなるほろ〜と思いました(笑)そうかも…ってテキトーですみませぬ。
 ステージが薄暗いままに、音楽が始まりました。誰かが出てきて(多分つよしさんひとり)音楽に合わせてベースを弾いていたのですが、間抜けなわたしは音で「彼だ!」と気がつくまでにずいぶん時間がかかりました。近視なので薄暗いと余計に見えないのです(笑)
 前にちょっとだけ感想を書いたときにも触れたのですが、最初につよしさんだけが出てくるのが新しい感じで、バンドの皆さんはしばらく後から出て来られました。
 正面のスクリーンにはいろいろな模様?図形?みたいなものが様々に映し出されて、音楽のイメージがふくらみます。
 歌が入っている曲とインスト曲が交互にはさまって、インスト曲は基本つよしさんのパートだけが生で、ステージにひとりで残って、他の皆さんははけてしまいます。
 インスト曲は即興というよりは、もうちょっとしっかり作り込まれた印象を受けたのですが、なんせ一度しか聞いていないので、はっきりとは覚えていません。
 ギター、ベース、キーボード、ドラム、いろいろな楽器を弾いていて、ひとりで弾いている場面も多かったので今回ははっきりと「彼の音」はこういう音なんだとわかって耳を澄ましました。
 各楽器が奏でるメロディーやリズムは、その楽器の特性がよく生かされていて、楽器を変えるたびに全然違う世界観が広がるのがとっても面白かったです。「いろいろな楽器を自分で弾きたい」という気持ちになる、その心がよくわかりました。
 ピアノは和音になるとちょっとドキドキでしたが(ごめんなさい!職業病、笑)「歴史」のピアノはとっても面白くて美しくて、コピーして弾いてみたいと思いました。

☆美 我 空
1曲目ののこの曲は「和」のテイストがたくさん入っているので、奈良の地にとっても合うと思いました。それからやっぱりなら100年会館は音がいいなぁとも。ドームや武道館は音に関しては問題外としても(元々音楽をやるために作られた場所じゃないしね、笑)やっぱり音響がいいホールで聴くと音が全然違います。
 後半様々な楽器が自在に動きはじめ、音が混沌として様々な方向に自由に飛んで行くようなアレンジがとても好きです。尺八や笙や篳篥の音が生き物みたいに這いまわるベースの音と合いそうだなあとは思っていましたが、電気系の音にこんなに馴染むとはびっくりですが、おもしろかったです。

TALK TO MYSELF
この曲、もちろん初聴きでしたがアレンジもシンプルだし、声の美しさが際立ってわたしはとっても好きでした。アコギがとってもやさしい音を奏でてました。
いつも、彼の曲は「詩」が気になってその後から曲に興味を持つことが多いのですが、今回はメロディーラインにとっても惹かれた曲が多いです。メロディーがどんどん多彩になってきた気がします。
 詩だけを読むと一見ネガティブな世界観にも見えますが、前向きで希望が感じられる歌に聞こえるのはメジャーコードが多いコード進行と明るいメロディーラインのせいだと思います。そのミスマッチ加減が不思議面白いです。
 今回照明が単色で、華やかさはないけれどシンプルで想像の余地がある感じ(赤毛のアンみたいなこと言っちゃた、笑)その分音楽の中に引きずり込まれます。

けど、届くまで届くまで

話そう 話そう 愛のあした 光のあしたを 話そう 話そう

詩のこの部分がとっても心に残りました。 

☆愛詩雨 
 この曲は何の曲なんだろう!?と思いながら聞いていたら、「あいうたう」という歌詞が聞こえて、「あっ!あいしゅうじゃないんだ!」ということは「愛詩歌」なんだ!とめまぐるしく頭がフル回転しちゃいました(笑)
声が前面に出ていて、しかも歌詞をとてもはっきり歌っていたので、詩の面白さに耳を奪われました。
「愛」は死んじゃったのか〜とさびしい気持ちで聞いていたら最後の最後に

そっと胸で
生きてたよ…

で終わったので、「ああ、よかった」と思いました。と文字で書くととっても幼稚な感想で笑えますが、「ああよかった!」とメモ帳に書いてあったので、あえて書いてみました(笑)
 今回初めてメモ帳を持ち込んでライブに参戦したことはちょっと前にも触れましたが、今まで参加したどんなライブよりも音楽会よりも暗かったので(笑)なんて書いてあるのかさっぱりわからないメモ帳になってしまいました。
 ところどころ音が重なってるし(笑)自分でも解読不能な文字が多数あったりして(笑)これはこれで記念だなあと思ったり(笑)

 MC

MCになって初めて、よ〜く着ているものが見えました。私服だそうです。キラキラの衣装ではなくて、普通の黒っぽい上下なので、余計に「こんなヒトそこらにはいないぞ!」というレアな感じがしました(笑)
 一段と細くなっていて、はかなげで物静かな青年(少年っぽくもあるのですが、笑)風でした。横顔がキレイでドキドキ(30直前の人にはあんまり見えませんでした。だってかわいいんですもん、笑)
 1回目、2回目のMCは、土曜日のラジオの公開放送に行ったみたいなトークで、客席は水を打ったように静かに聞いていました(笑)
 ステージの上のつよしさんがトークになった途端にびっくりするほど緊張して見えたのですが、本当のところはどうだったのかしら!?歌っている時の方が断然平常心でリラックスしているように見えたのですよね。不思議です。
 本人から緊張が伝わってくるので、一緒になって客席まで緊張が伝染したような感じで(笑)お互いに探り探りなムードが漂っていて、なんだか居心地が悪い感じもあったのですが、途中からなんだか「くすっ」と笑えるようなことを言って、そこから一気にほぐれました。
 印象的だったMCについては、また後からまとめたいです。

ととりあえず、1回目のMCまでで一端切ります。
バンドのことなどは、多分もうちょっと皆さんが活躍する曲のあたりで詳しく触れたいです。