ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 赤毛のアンについて その後 

 昨日の話が最後になってしまいました。
 昨日は、仲良しの友達とふたり、六本木から始まって、恵比寿、代官山と移動して、とっても充実した1日が展開されました。とりあえず時系列に、最初のひとつだけを紹介して、続きについては明日にします。
 ちなみに予告しておくと、次の行先は六本木ヒルズ天空の水族館で、それから恵比寿から代官山方面にお散歩。代官山ではわたしたち共通の友達のバイト先であろう場所を、名前も知らないくせに勝手に探すという不思議な行動に出た後(おバカでごめんなさい!○さん、もしかして見つけたかもです!)多分そこに違いないという場所を見つけたことに満足だけして、最後に行った場所はというと、ここもまた大好きなキャラクターショップ「SHOP ARANZI ARONZO」。
 ここでは情報屋も真っ青の「わたしたち的すごい情報」を期せずして手に入れてしまったのですが(かなり大袈裟ですから、本気にしないように、笑)さて、何でしょう!?(笑)その話はまた明日です(笑)
 さて、最初に行ったのは六本木のホテルアイビスで、ミニギャラリーを見に行きました。そこには写真家の吉村和敏氏がプリンスエドワード島を撮った写真が展示されていて、それらの写真があまりにも美しくて息をのみました。
 実は偶然、この間赤毛のアンのエントリーをしたら、それに反応してメールをいただき、この写真展のことを教えていただいたのです。
 たまたま昨日は、ちょっと前から六本木に行く約束になっていたので、ついでに寄ってみることにしたわけです。
 (そもそも六本木に行く日に合わせたみたいにメールをいただいて、とっても感謝です。ありがとう!こういう偶然って多分必然だと思うのですが、本当にありがたかったです。Kさんにはこの場をお借りして、心からお礼を言いたいです。)
 そうしたら、どの写真もまるで絵みたいな美しさで、心が洗われるようでした。昔ながらの原色系の建物と真っ青な空や薄暮とか雪とか夕焼けや朝焼けがお互いを引き立て合って、それはそれは美しい景色が広がっています。
 絵の中に星がひとつだけぼんやりと映っていたり、どこまでも続く畑や匂いまでしてきそうな干し草の束とか、わたしはもちろんカナダ人ではありませんが(笑)なんとなく郷愁を感じる写真が多いです。
 思わずホテルのロビーに行って、そこで売っていた写真集「吉村和敏 PHOTO BOX プリンスエドワード島 七つの物語」も買ってしまいました。それは↓こちらです。

吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 (講談社 ART BOX)

吉村和敏 PHOTO BOX プリンス・エドワード島 七つの物語 (講談社 ART BOX)

 本の大きさは手のひらを広げたくらいのミニサイズなのですが、240ページ近くあって、どのページにもプリンスエドワード島の美しい風景があります。
 赤毛のアンのシリーズは、アン自身が想像力の人だったこともあって、とっても想像力をかきたてられ、鍛えられる本で、多分景色はこんな風に違いないとか、多分人々の暮らしぶりはこうなんだろうとか、多分ひとりひとりの心の中にある景色には幅があることと思うのですが、少なくともわたしが想像していたのより遥かに素敵な景色が広がっておりました。
 そもそも写真を見ただけで、人口密度がそれほどではないのが伺えるし、空の青はどこまでも鮮やかだし、雲はびっくりするほど真白だし、自然が色濃く残っていて、その中で無理をしないで人が生きているのだなあということが伺えます。アネが絵を描くときにも参考になりそうな素敵な構図の絵もいっぱいあって、彼女としばらく眺めました。
 これは毎日寝る前に、穏やかな気持ちを取り戻すためにゆっくり開きたい写真集です。
 ミニギャラリーを見るだけなら無料だし、11月3日までやっているみたいなので、六本木方面にお出かけの予定があれば、ぜひぜひお寄りになられることをお勧めします。
 アンのことは全然知らない方でも、この風景には癒されることと思いますし、本当に写真がステキです。全部ジグソーパズルにして、我が家に飾りたいなあとしみじみ思いました(笑)
 さて、もうひとつ。赤毛のアンに関連して…
 別の仲良しのお友達からも、先日「旅」という雑誌の11月号をいただきました。(本当に身に余るご親切をありがとね!とてもいい雑誌でした!永久保存版です!)
 この雑誌はこちらのサイトで立ち読みできます。
 こちらもプリンスエドワード島特集ですが、前述の写真集が自然と建物をメインにして作られた作品だとすると、こちらはより人やその生活の匂いがする写真が多くて、違った意味でとても楽しかったです。
 アンの時代から受け継がれてきたキルトの写真があったり、濃い茶色のふくらんだ袖のドレスの写真があったり、お茶の道具に手づくりケーキ。物語の世界が抜け出してきたかのようなたくさんの写真がとってもいいです。
 この雑誌はかの地を実際に旅することをちゃんと想定して、いろいろな交通の手配とか、電話の掛け方とか書いてあって、すぐにも旅するような気分で読むと、それだけでわくわくします。
 いつかプリンスエドワード島も訪れてみたいです。もちろん今すぐにはムリだということは重々承知ですが、今は旅を夢みる時期…ということで(笑)ライフワークのようなつもりで、いつか訪れることができるつもりで、旅の手配のノウハウはぜひ学んでおきたいと思います(笑)