ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 やっぱり本が好き!

 何が?…ってとっても漠然としてますけども。

 久しぶりにあれはどこ行った?と思って引っ張り出してきて読み始めたら面白くなってまた同じ本を繰り返し読む…というのが結構好きです。
この本は新潮文庫の「赤毛のアン」シリーズの「アンの幸福」です。13歳の時に買った本なので(30年以上も前です!ありえない!)色も変わってしまってますが、あたりまえですがちゃんと読めます。カバーも当時自分で紙の包装紙を使ってかけたままです。セロテープのあとがこれまた茶色になってところどころ破けてますが、まあ読むには支障はないかな?という感じです。
この本の中の大好きなキャラ、下宿先の40絡みの使用人、レベッカ・デューとのお別れの「窓から狂気のように打ち振られる湯上りタオル」のシーン前後を読んで、またうるうるしてしまいました。
そこを読んだら、もうちょっと前の飼い猫をめぐる騒動が読みたくなり、そこを読んだら小さなエリザベスと仲良しになるシーンが読みたくなり、そこを読んだら宿敵プリングル族との対決と彼らをギャフンと言わせたシーンが読みたくなり…ここ1週間は寝る前に必ずこの本のページを繰っています。
iPadとかKindleとかとっても便利そうだし、実際オットはKindleを使ってて、洋書とかバンバン読んでるのを横で見てるのでいいなあとは思いますが、たとえば今持ってるiPodの音楽を30年後にそうそう、あれあれと取り出してきて聞くかなあというと多分不可能だろうなあと思うのです。
今でさえ音源を取り込んでしまっただけで満足していつか聞けるから安心とは思いつつ二度と聞いていないものもあるわけで…そうなると、わたしにはやっぱり今のところ普通に「本」だったり「CD」だったりの方がくりかえしくりかえし楽しむのかなぁ?!という気がしています。
そのうち正反対のことを言い始めるかもしれませんが、あくまでも今のうちは…ということで日付が入っているここに今の心境として記しておきます。