ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ワイドショー捕獲で思ったこと。

 (のだめをオンタイムで見てしまったので、こんな時間になってしまいました。)
 久しぶりに、とっても熱心にワイドショーというものの捕獲に励んでしまいました。
 めざましを6時10分に掛けてあって、ぼ〜っと起きてテレビを付けたら、ちょうど「よし、じゃあ目をつぶれ〜!!」というつよしさんの声がしてくらくらくら…いきなりこれ〜っ!?それはそれはどっきり!「ぱっちりと」いっぺんに目が覚めました(笑)
 普段は録ることに意義あり!?で、残すことに意義を見出している感じのワイドショーですが、珍しくオトートの友だちも来て階下にいるというのに、吹き抜けのキッチンのTVで何度もリピートしてしまいました(笑)まだまだ元旦の記憶が滅茶苦茶アタマの中をぐるぐるして明らかにふわふわと暮らしております。
 とはいえ、このワイドショーのお陰ですっかり時間が元に戻って、あんなにたっぷり溜まっていた洗濯物も全部乾かしたし、ゴミも全部捨てられたし、ありがたいとも言えるわけですが(笑)
 さて、ワイドショーだけを見られた方には伝わりにくかったのではないかと思うところを、今日も遅くなってしまったので、ひとつだけ書いておこうと思います。
 テレビで見る限り、とっても楽しそうな場面ばかりで、なんとなく歌はおまけっぽく感じた方もいらっしゃるかもしれませんが、実は全然そうではありませんでした。
 今回つくづく思ったのは、いくらMCで盛り上がっても、「KinKi Kidsが一番大切にしているのは、歌の部分だ」ということがより明確になったということです。
 わたしは後半の12月30日から3日間参加したのですが、30よりも31、31よりも元旦と、どんどん歌声の調子が上がって行くのが目に見えてわかりました。多分バンドともうまく合うようになり、より歌いやすくなったこともあると思うのですが、6日間でツアーが終了してしまうのがなんとももったいない感じがしたのです。
 それというのも、「SHOCK」や「E☆E」で長丁場の公演がいかに進化していくのかも知ってしまったせいもあるのかもしれませんが、今回ほどふたりの生歌の進化を感じたライブは今までにはありませんでした。おふたりとも、今回は喉の調子が揃ってとってもよかったのもその要因のひとつかもしれません。
 ご本人たちのMCからもそのことが伺えて、たとえば「Harmony of December」に行こうとするとき、それがとっても顕著でした。
 どうやらこの曲はおふたりともとっても気に入っているみたいだし、彼らの周辺の方々にも評判がいいみたいです。カラオケでもよく「歌って」と言われるそうですし、どの日だったか「歌うパートを反対にしてアンコールかなんかでやってみる!?」なんてふざけて言ったりもしてましたっけ(笑)
 ファンからすると、忙しい昨年冬に慌ててリリースされた感があるので、なんとなく消化不良というか、忘却のかなたというか、もったいない聞き方しかしていなかったわけですが、この曲の存在感が一気に増した今回のライブでした。
 ワイドショーでも写った元旦は、コウイチ氏があの「ちゅー」の後、なかなかこの曲に行く気持ちが作れず何度も「待って!」「待って!」と繰り返し、歌の始まりを期待して待つ場内が揃ってガクっとなったりしたのですが(それはそれで、とっても面白い場面だったのですけれどね、笑)30日は逆バージョンで、つよしさんがなかなか歌い出せませんでした。
 確か、コウイチさんがグレイがよくやるような、手を広げるポーズを曲の途中でやるかも!?みたいな冗談を直前にを言って、「それはやめてよ!」と笑いながらも何度も念を押し、「笑いそうで、この曲の気持ちが作れない。ちゃんと歌えないから、ちょっと待って!!」みたいなことを言って、やっぱり歌い出しを何度か引っ張りました。
 そして、どんなにその前にボケたり笑わせたりしても、一旦イントロが始まってからの彼らの集中力たるや素晴らしくて、聞いているわたしたちも自然と笑顔が引っ込んで歌の世界観に引き込まれていくのです。
 今回特にこの曲が以前よりずっと好きになったのは、多分彼らの生歌の威力、歌唱力に触れて引っ張られたというのも多分にあるんじゃないかと思いました。
 この曲以外の場面でも、MCから歌への切り替えがどこも本当に上手で、客席やステージ上が笑っている場面と、水を打ったように静かに聞き入っている場面、曲の世界観に震えている場面と彼ら自身に向けてきゃーきゃー言っている場面のメリハリがとっても素敵でした。
 何度も頭の上をまるで鳥みたいなカメラがシャ〜っと行き来していたし、カメラもあちこちにあって、多分DVDになることは間違いないのではないかと思うのですが、楽しい楽しいMC部分だけじゃなくて、彼らの本気の歌声にも是非注目して聞いてもらえたらと思います。
 それにしてもワイドショーで流れる部分はほぼ「全部抱きしめて」と「硝子の少年」で、そういうことに関しては全部の局に申し合わせでもあるのかしら?とすら思ったりしたわたしです(笑)
 ギターの場面なら「ノーチューンド」とか大人っぽいサウンドの「月光」とかダンスシーンなら「l0ve in the Φ」なんかを流してもらえたら、もうちょっと新しい彼らのよさが伝わるんじゃないか?なんて思うのですが、それはわたしたちがKinKiに対してマニアックすぎるからなのかしらん!?
 逆にあまり知らないスターのライブ映像をたまたまテレビで見るならば、やっぱり知っている曲が流れるとテンションが上がるのかも!?なんて思ったりもしました。
PS:…とここまで書いて、もう1回一連のワイドショー映像をリピートしてみたのですが、やっぱり今回のワイドショー映像の、ものすご〜く想像力をかきたてられることと言ったら…「歌を聴いた方がいいよ」なんてことを今ここで力いっぱい言っているわたしですら、何度見ても歌声よりも画面に引き寄せられてしまうのですから、なんだか言ってることにムリがあるかも…な〜んてちょっと弱気なわたしなのでした(笑)