ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 訃報

 今朝6時ジャストに電話があり、それは実家からでした。
 ちょっと前まで実家で同居していた祖母が亡くなったという知らせです。
 祖母は95歳で老衰だったのですが、たまたま老人ホームに入ったばかりというタイミングで骨折してしまい、その後だんだんに衰弱してほんの短い間に亡くなってしまったので、同居していた父と母がとても複雑な気持ちでこの日を迎えることになってしまいました。
 孫としては、祖母が亡くなったことはもちろん哀しいですが、80歳くらいまで地元で常に友達に囲まれて、旅行をしたり縫い物をしたり教えたり、それはそれは楽しい生活をしてきたそうですし、その後も95歳で亡くなるまで、病気らしい病気もせずに、おだやかに暮らして来れたのだから、きっとしあわせな人生だったに違いないと思っています。
 一方の父や母は、自分たちだって介護の世話になったっておかしくない年にもかかわらず、もう何年もどこへも行けず、楽しいことは一切我慢してここまで祖母のために尽くして来たのだから、もう十分がんばったよ!本当にご苦労様という気持ちです。
 命の火が消える瞬間はそれはそれは安らかだったそうで、骨折したときも、その後あちこちの臓器にガタが来ていることがわかった時も、軽い認知症もあってか、痛みを感じている様子はなかったそうですし、それからだんだんに眠っているの時間が増えて、自然に最期のときが訪れたそうです。言うなれば理想的な最期とも言えるかもしれません。
 明日あさっては、本当に近しい身内だけで集まって、祖母にお別れをしてきます。
 実は明日、わたしにとっては半年も前からとても楽しみにしていた予定があったので、このことと訃音が重なってしまったことが本当に残念です。
 今朝第一報を聞いてちょっと落ち着いた後に、真っ先に考えたのが明日の予定をキャンセルすることによって迷惑を掛ける方々のこと。
 とはいえ、祖母にお別れをしたいのはもちろんのこと、家族にはいつも本当に自由にさせてもらっているのだし、こういうところでこそ役に立たなくてどうする!!という気持ちもあって、申し訳ないと思いつつ、結局のところ元々の予定の方は涙を飲んでキャンセルさせていただきました。
 ご迷惑を掛けた皆さん、本当にごめんなさい!会いたかったよ〜!もしかして、連絡を取り合おうか?と言っていた皆さん、行けなくなっちゃいました!ごめんなさい。わたしの分も楽しんで来てくださいね!!
 というわけで、コメントレスも日記の続きもまだですが、とりあえず事情報告まで。