ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 たまには思う存分揺さぶられたい(笑)

ここのところいろいろ心配事があって弱っていたのですが、ちょっとだけ安心できる感じになってきた夕べ、家族がさっさと寝てしまったので、久しぶりに白ワインを飲んでひとりで思う存分「不完全」を見ました。なんだかとてもケリーの世界に浸りたかったのです。
 ずっと丸ごと流しているのではなくて、「16」「美しく在るために」「これだけの日を跨いで来たのだから」「ソメイヨシノ」「タップダンス」「濡れ鼠」・・・思いつくままに、順不同にどんどんどんどん見ました。
 そして見ているうちに「NARA」の世界も恋しくなって今度はCDにシフト。久しぶりに取り憑かれたように、ケリーばかりを聞きまくりました。
 ひりひりするような痛みを伴う感じとか、聞いていてどこかへさらわれてしまいそうなどっぷり感とか、瞬時にして心を鷲づかみしてくるその感じはケリーならではで、時々この感じがたまらなく恋しくなります。ライブな日々はそんなに昔のことではないのに、すでに1年くらいたったような気がしたり。
 ふと街で秋モノの新作なんかを見かけたり、雑誌でこの秋の傾向なんかの記事を見かけると、これが流行るとすると、ケリーは次にどう出てくるだろう?なんて不思議な想像をしたりします(笑)
 新流行の加減によっては、彼がまとう衣装が変わるだけでなく、創る曲のジャンルもリズムもメロディーも一変しそうな感じがするから不思議です。この自由自在で方向性が流動的なところもENDLICHERI☆ENDLICHERIの大きな魅力のひとつじゃないかと思います。
 世の中の風向き次第なような気もするし、端的に言えばご本人次第ということなのでしょう。
 どこかの雑誌で彼が、自分のことを称して「風が吹けば気分が変わる」と言っていましたが、彼のそういう部分が存分に生かせて味わえ尽くせるのがケリーの世界という気がします。
 あの声と表現力がある限り、どんなジャンルでも聞いてみたいと思うし、どんなものが彼の声や表現力とあいまって独特な形となって繰り出されるのか、まだまだ可能性は無限大という気がして、楽しみでなりません。彼が充電中であるように、わたしたちファンもいっぱい充電して、「次」を存分に味わえる日を待ちたいと思います。