ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

  10th Anniversary in TOKYO DOME  感想その1(早速推敲加筆しました)

 どこへ行っても大賑わいで、「スターに会いに来たんだ!」と久しぶりに実感しました。あれっ!?KinKi Kidsって大人気!としみじみ(笑)
 人が溢れかえっているとの噂をあちこちから耳にしていたので、わたしたちは5時くらいまで、本郷三丁目付近の茶店で、お茶を飲みつつゆっくり話をしてました。妹とわたしたちそれぞれにチケットを譲ってくださった方たちと4人です。さすが全員の共通点がKinKi Kidsということで、すぐに打ち解けて話せたし、よく笑って楽しいひとときでした。
 もちろんライブやイベントは全然久しぶりじゃないのですが(ご存知ですよね、笑)、ちょっと前まで通っていた某ライブは、オンタイムぎりぎりでもそんなに混雑しないで入れたし、「大スターを拝みに」というよりは、わたしだけが知っている才能あふれる伸び盛りの新人アーチストをこっそり応援しに行っている気分だったので(笑)
 でも、この日は全然違いました。いつもシュッとしているコウイチさんはもちろん、つよしさんもずっとバリバリアイドルの顔。全く違うタイプなのに、不思議と揃うと男前度が増すおふたりは、常におっとりまったりしていて、お互いがお互いにやさしくて、お互いのファンなんだなあということがよくわかる、これぞわたしたちがよく知っているKinKi Kidsでした。
 「KinKi Kidsからファンへの感謝の集い」と彼らは言っておりましたが、ファンにとってもいかに日頃KinKi Kidsに助けられなごまされ、わくわくをもらっているか、徹底的に思い出させてもらえた素敵な会になったのではないかと思います。
 案の定一歩ドーム周辺に足を踏み入れると、そこもかしこも人だらけだったし、日テレの荻原次晴さんがファンにインタビューをしているところに行き会ったし、グッズの列はいつまでも減らないし・・・なにより恐ろしく蒸し暑くて、誰か倒れたりするんじゃないかと気が気ではありませんでした。
 実際にイベントが始まっても、「KinKi Kidsってやっぱりスターだわ〜!!」というドキドキ感は変わらず、すし詰めのアリーナ、天井の隅々まで人がぎっしり入ったスタンド・・・ただただ純粋におふたりの登場をわくわくして待つなごやかなお祝いモード。その中のひとりでいられるしあわせを噛み締めておりました。
 残念ながら、東京ドームという場所柄、音楽的な感想はあまり書けません。天井とはいえ正面だったし、MCはよく聞こえたし、ドームにしては決して悪い感じではありませんでしたが、それでも東京ドームというところは、絶対に音楽をするところ、聴くところじゃないと実感したステージでもありました。
 なので、細かい音がどうだったとか、バンドはどんな音だったとか、本当は真っ先に触れたくなるような感想はほとんど書けません。拾いたい音が十分に聞こえなかったのです。わたしたちの席は、比較的一種類の音がまっすぐ聞こえていたものの、左からは常にちょっと遅れて小さく跳ね返った音が聞こえていたし、音響工学の授業で習ったことを思い出したりしました(笑)
 せっかく面白い試みをたくさんしていたのだから、音楽部分だけでもせめて音楽を聴かせるために作られたホールで聞きたかったなあというのが正直なところです。
 とはいえ、この部分に関してはKinKi Kidsのせいじゃないので、仕方がありません。今回のイベントは、1日限りでひとりでも多く入れる場所というのが大前提だったし、「ステータス」という意味でも、もちろん申し分ない場所だったわけですから、この部分は仕方がないなあと思います。
 結果的に音楽部分の感想は、浅いです、とっても。(だからといって、歌の部分が不満だったということでもありません。)だからといって触れずにはいられないし、ということで、音楽については日を改めて、イベントに限定せずに書けたらなあと思います。というわけで、一旦その話は置いておいて・・・
 さて、10周年をお祝いするというムードに満ちているドームは広かったですがとっても一体感があって、おふたりもしあわせそう、そんなおふたりの姿を見てファンもにこにこしっぱなしだったし、すべてをひっくるめて考えると、とってもとってもいいイベントだったと思います。
 MCについて、段取りについては、例によってほろ酔いの終電車の中で、ひたすら小さいメモ帳に書きなぐっただけ。天井だったし、実は全然公に書くつもりはなく、行けなかった友達にメールで送ればいいかなくらいの気持ちでしたが、「日記で読みたい」と熱いリクエストをいただいたので、急遽こんなに詳しく書くことにしたものです(笑)
 というわけで、所々解読不可能で、友達のサイトで事実確認をしたところもありますが、それでも非常に怪しいです。年とともにお酒に弱くなったのか、それとも頭がトリ頭になったのか(笑)昔は飲んで帰った後、余裕で大学に提出用レポートなんかも書けたのですが・・・
 というわけで、感想は変えられませんが(あたり前ですね、笑)例によって事実関係についての突っ込み、間違い探し、勘違いの指摘は大歓迎です。ご指摘をいただき次第直して行きます。
 自分用の記録から起こしたので、万人向けのレポではありません。「レイン的ツボ部分を中心とした感想文に毛がはえたもの」とお考えになっていただき、不完全だということを納得づくで・・・入っていただけるとうれしいです。
・意外にも6時半ほぼぴったりに始まりました(失礼!)
 オープニングは、2007年から時をさかのぼっていくような映像が次々と流れて行き、華々しくという感じではなくて、スタイリッシュに流れゆく映像にわくわくしながら、ふたりの登場を待っている感じでした。
 スクリーンは今回結構大きくど〜んとあって、真正面のわたしたちからはものすごくよく見えました。
 「9時30分までしか音出せないから、喋りすぎたら歌が途中で切れます」と宣言したのを聞いて、なるほどと納得。
 それなのに、やっぱりぐだぐだにふたりでしゃべらずにいられない、いつものKinKi Kids。「そろそろ歌に行くぞ」と言うといつもならブーイングなのに、今回は拍手をもらってるよ(笑)とふたりとも喜んでました。
 そして、そこからも何度もぐだぐだを繰り返してファンを喜ばせつつ、9時半にはちゃんと音を出し終わっていたのがさすがでした。
 そこからスタンディングオベーションになった流れは、LFで触れられたとおりです。その拍手といい、観客の表情といい「KinKi Kids出て来〜い!!」という感じではなく(笑)「ホントに楽しい時間を、心からありがとう!!」という気持ちが大きく形になったような、温かくてしあわせなアンコールのコール。月曜日になって、ご本人たちにもその瞬間のファンの気持ちがどうやら伝わっていたことがわかってしみじみしちゃいました。

・自分たちの友人関係者だれも呼ばずに67000人いれたそうです。

・衣装変えは一切なしで、ワイドショーのあの白スーツのみ。途中からつよしさんだけ上着を脱ぎました。それ以外の変化はなしです。

・スタッフが昨日インターネットを見ていたら、「イベントに本人は登場しないのでは」と書いてあるのを見たという話。チケットが3900円だし・・・なんて。「そんなわきゃない!」と突っ込んでました。

・コウイチさんが普通に「どうもこんばんは」と自己紹介をした後 つよしさんが「こんばんは」・・・からなかなか進まなくて、確かその辺でお尻をさわって流れをちょんぎったような(笑)

・いつもあまり汗をかかないコウイチさんが、汗をたくさんかいていたので、つよしさんが 「お前本当大丈夫か?」と何度か素で心配してました。
 そういえば、モニターに写るコウイチさんの目がお疲れっぽかったです。映画の撮影と並行していて、とっても大変だったと思われます。そんなこんなで2箇所くらい歌詞が飛んでしまい、ひやっとしました。
 それ以外にもちょっといっぱいいっぱいが伝わる箇所もあり、こういう時は・・・ということで、今回はどちらかといえばつよしさんが冷静モードに見えました。こういうことがお互い自然にできるのがKinKi Kids・・・なのですよね。
 とはいえ、そこはコウイチさん。ほとんどの瞬間はお疲れを微塵も見せず、いつも通り穏やかでKinKiモードの時や相方氏と一緒の時いつもそうであるように、ずっとにこにこと楽しそうにしてました。

・今回は本人の関係者も含めチケットが押さえられなかったそうです。
「友達に珍しく『チケットが取れるの?』と聞かれていたコウイチさんが、事務所に聞いたそうですが、『今回はすべてファンの皆さんで埋めるので、関係者枠は取れません』と返事されたそうです。
 つよしさんが食いついたのは、「友達に」というところで、「コウイチが友達と言うなんて珍しい!」と大喜びで突っ込んでいましたが、面白かったのはまわりのコウイチさんうちわを持っていたキレイなおねえさんたちも、一緒になって「え〜っ!?友達!?ほんと〜!?」なんてつよしさんと一緒になって突っ込んでいたこと。ステージに向かってボケたり突っ込んだりするファンの絵。
 天井席だったこともあるかもですが、今回結構自由な空間で、黙って双眼鏡越しにコンサートを楽しむモードではなくて、座っている時間が多かったこともあるのかもですが、時々茶の間でお茶をすすりながら見ているみたいになって、みんな笑ったり突っ込んだりざわざわして、でもだからと言って「やかましい!」とは思わなくて、不思議ななごやかムードでした。

・冒頭の「硝子の少年」から「雨のメロディー」はくっついてましたが、それ以外は一曲終わるごとにその曲にまつわるエピソードや思い出を語る、のんびりムードのMCがあって、面白かったです。

・おふたりから近いところに、それぞれご本人用の机が置いてあります。
 つよしさんの前の机には、いろいろなマグに入った飲み物やら、ノドケアグッズやらなにやらが乗っていて、ノドスプレーみたいなのをして、コウイチさんにも、「あーんしたらやってやるで!」みたいなことを言うので場内が大喜び。(実際にやってもらってはいなかった?・・・笑)
 一方のコウイチさんの机には、タオルとペットボトルが2本だけでとってもシンプルです。「お水だけ」と言うコウイチさんに、「実は白ワインが入ってるやろ」と冷やかすつよしさん。

・「色んなスタッフがKinKi Kidsの担当になったり、はずれたり、異動によって変わっていったりもして、その度にいろいろな提案をされたり、やり方に変化があったりしたけれど、「ふたり」の気持ちやあり方は昔からちっとも変わらない。みたいな話をしてました。
また、別のところでコウイチさんが「今回はふたりともコンサートをやるをやるつもりは最初からなく、ちょっと形が違うイベントにして感謝の気持ちをファンに直接伝えようと思った」 と話した後で、「つよしもそう思ってたっていうのでいいんだよね!?」みたいにちょっと不安気に確認して、「あってます。僕も同じ気持ちですよ!」とつよしさんがやさしい声で同意していたのがなんだかとっても心にきました。

・オープニングから、歌いながらセンターの円形ステージまでずんずん歩いて行くまで、ずっと正面から見えたのですが、ちらりともお互いを見ないのに、いつもながらタイミングは寸分もずれず、定位置に着くまでそのシンクロ具合を思う存分眺めました。

・どこでだったか、例によってコウイチさんが笑顔でつよしさんに突進して「近いちかい!近すぎるわー!」と言われてました。

・「Love is」と「月光」のところは円形ステージに椅子を丸く並べて、小編成のアコースティックなバックの中でKinKi Kidsは向かい合って座って歌いました。テレビでは見たことがある光景でしたが、これはとっても新鮮です。もっと小さいところで聞きたかったです。彼らの声は絶対にアコースティックなアレンジも合うはずだと思っていたので。
 向かい合ってだったし、歌詞の内容といい、お互いに向かって歌っているかのようだったので、歌い終わった後「照れるな」と ボソッと言ったコウイチさんに対して「そうか?わらわは大丈夫だぞ」とお馴染みの殿さま口調で返すつよしさん。 せっかくの雰囲気が台無し・・・みたいなことをコウイチさんに突っ込まれてましたが、実はつよしさんも照れてたんじゃ!?(笑)
 それにしても、座って歌うというのは実はむずかしいことで、お腹から声を出しにくくなるし、自信がないとできないと思うのですが、よく声が出ていてすごいなあと思いました。特に度肝を抜かれたのは、つよしさんが一番高いパートまで全部地声で歌ったことで、あんまり楽々歌うので、最初気がつかなかったくらいでした。気がついた途端鳥肌ものです(笑)座って歌っているのというのに。

・どこでだったか、つよしさんがいきなりコウイチさんに向かって「おまえ今日、下半身の骨が足りないんじゃない?」と歩き方を実演しました。いつもながら、相方観察力抜群です(笑)コウイチさんによれば、「スシ王子銀幕版」の役作りが抜けてないかもとかなんとか。
 つよしさんが「こんな歩き方?」とさらに真似すると、「あー、そんな感じ」と納得していたのがおかしかったです。あまりに不思議でどういう映画なんだか、とっても興味が沸いたわけですが、こちらには全然見えない話ながら、「いつもと歩き方が違う」なんて見破ってしまうつよしさんも、「そうそうそんな感じ」と不思議にも思わず納得するコウイチさんも、なんかいいなあと思いつつ楽しく見てました。

・つよしさんが上着を早々脱いだら、襟だと思っていたところは襟の形をしたスカーフ?マフラー?みたいなもので、「剛今日襟しかないやん!!」「えらい簡略化されてるなぁ」 と不思議そうに触ってました。

・↑の文字の下に、「あかんあかん!!またジャニーさんに怒られる!!」とレインメモには書いてあるのですが、この話の続きなのか、全然脈略もなくたまたま思い出した部分なのか忘れました。
「『YOUたち最悪だよ、全然10周年のアニバーサリーじゃないよ』なんて言われちゃうなー」とか『YOU達、下品極まりないよ!』とかふたりで社長の真似をして笑ってました。

・「Anniversary」に行く直前、てっぺんから見ていたわたしたちは、ステージの床に格納されたピアノを発見しました。あれは、どうやって使われるんだろう?と不思議に思っていたら、彼らがピアノの上に乗り!!!(うっそ〜!?)、ピアノがせり上がって彼らを乗せたまま音楽が始まったのには、心底びっくり。
 ピアノの上で背中合わせに歌うKinKi Kidsという絵は途方もなく意外でしたが途方もなく綺麗で、ふたりとも絶対に近づいたりできないくらい強烈なオーラをまとっていました。背中合わせが本当に絵になるふたりです。もちろんこの歌を歌うKinKi Kidsは全く危なげがなくて、視覚的にも聴覚的にも心底うっとりしながら聞き入ってしまいました。
 「もし、うちのグランドピアノにもKinKiさん’sが乗ってわたしの伴奏で弾いてくれたら!?」と一瞬妄想しようとしましたが、想像すらムリ無理(笑)ありえません(当然です、笑)
 とにかく、歌の部分ではあのシーンが一番心に残りました。
 (その2に続く予定ですが、今日は眠いし、明日は午前から4人もレッスンをすることになっているので、中途半端ですが、この辺で。乱文すみません。)