佐賀のがばいばあちゃん
- 作者: 島田洋七
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2004/01/01
- メディア: 文庫
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「がばいばあちゃん」というのは、すごいばあちゃんという意味らしいですが、本当にすごいです。極貧にも決して負けない強さと聡明な知恵を持って、決してしあわせとは言えない事態に追い込まれている孫をぐいぐい引っ張っていきます。
「やさしい人でありたいと思ったら、強い人でなくてはならない」のだなあということを、ゲラゲラ笑いながら徹底的に教えてもらった気がします。そんなことを言っても、「島田洋七氏の育った時代は、旧きよき時代だったからこんなにうまく行ったのよ」という声も聞こえて来るようですが、本当にそうなのだろうかと思います。この本を読んでみると、いつの時代であろうが場所がどこであろうが、まだまだやれることはあるような気になってきます。押し付けがましくなく、励まされます。やっぱり女は「強く正しくたくましくでしょ!!」と胸を張って言ったら・・・「これ以上どうなるの!?」とオットが恐れをなして逃げ出すかも(笑)
PS:ただ今この本の続編でもある「しあわせのトランク」を読んでいます。これは島田氏が独立し、お嫁さんをGETするところから始まる話なのですが、ここにも「なんとかなるさ」のがばいばあちゃんの精神が生きていて、とっても前向きを誘ってくれる本のようです。