ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ENDLICHERI☆ENDLICHERIライブ 5月27日

2週間ぶりのせいかどうかはわかりませんが、すっごい楽しくてMCもなんだかとってもおもしろくて「ずっと終わらないでほしいなぁ!」と切実に思いました(笑)帰りがけに時計を見たら、前回、前々回と比べて、20分以上長かったみたいなのに、ちっとも長いとは思っていなかったわたしです。
 ここから先は、箇条書きです。長いので時間と興味がある方のみどうぞ。
・「空が泣くから」そして「Rainbow wing」
最初と最後のこの2曲だけでも毎回「来てよかった〜!」といつも思わされるのですが、とにかく歌声を堪能したいならこの2曲だなあとしみじみ思います。夕べもどちらの曲でも拍手が鳴り止まず、わたしも拍手の手を止められませんでした。
 欲を言えば、「空が泣くから」はもうちょっと中盤以降、ひと盛り上がりした後に聞きたいです。そのタイミングで聞いた方がより浸れる気がするのです。1曲目からガツンと歌唱力を見せつけるという意味ではものすごくいいのかもですが、できればひと騒ぎした後、じっくり座って聞きたい1曲です(どうせ座りませんが、笑)

・「White DRAGON」と「FISH DANCE」の間のinst
実はここがすごく好きです。始まりにpresto(音楽用語ですごく早い速さのこと)?という位の早い手拍子へと誘導され、その手拍子に乗ってホーン隊中心の軽快なインスト曲が始まります。
 この曲そのものもすごくいいのですが、客席にいて、とっても一体感を感じられる1曲です。「今、ここにいる全員が、同じリズムとメロディーでつながってる!」と思えます。自分もリズムに乗りつつ、このリズムに身体を合わせて気持ち良さそうに音楽に乗っているケリーをちらちら見るのも楽しみのひとつです(笑)

・「Sparkling」
前回見たあたりから、CCKのところでもひとりずつのソロが始まったので(8小節くらいの結構長めのフレーズです)、メンバー紹介でのソロは全体にちょっとあっさり目になっている気がします。
 皆さんに注目している間に、気がついたらケリーがいなくて、スティーヴさんの隣のドラムセットに座ってました。これがスティーヴさんのページで読んだ、紫のドラムセットだなあと思いつつ興味深く拝見!(笑)確かに彼専用に用意された感じで、サイズもぴったり合ってシンバルを打つにも背伸びはいらなくなったし(これは、パーカスの時でした、笑)メキメキ上達しているのが容易にわかるドラムスでした。
 その後、今度はセンターでベースに持ち替えて、ベースソロ。しばらくウエケンさんが見守る感じでひとりでベースソロを取り、やがてだんだん厚くなっていきました。コスモロジーで聞いた時は、まだまだぜんぜんたどたどしい感じでしたが、今は全然そんなことはありません。どの楽器にせよ、コツを掴むのがとっても上手です。

・「脳」
 「はじめて聞いた!」つもりだったのですが、初日にも「脳」があったらしいのに、失礼ながら記憶にありません。この曲は歌詞カードを見ながら聞き込んだ後で好きになった、わたし的するめ曲だったのかも。
 「たった1mmだけ」という歌詞が何度も出てきて、ライブ参加者やケリーファンならとっても馴染みの深い言葉だと思うのですが、メロディーに乗せて彼が歌うと、何倍もの説得力を持って聞こえて来るから不思議です。やっぱりこの人は歌ってこそです。
 この曲と言えば歌詞。たくさん洒落た感じに韻を踏んでいるその歌詞の遊び心が好きです。ちょっと前まで歌詞の中で韻を踏んである曲が世の中にはもっともっと多かったような気がするのですが、最近はあまり見かけません。作詞にも流行とかそういうのがあるのかしらん?!個人的に言うと、自然な「話言葉」をそのまま切り取ったような詩よりも、考え抜かれ洗練された詩が好きなので、「脳」みたいな曲はすごく好みです。
 音の厚さとか、その厚さに負けないCDそっくりの?歌唱力とか、もう久しぶりだったこともあって存分に堪能させてもらったわけですが、帰りの電車の中で、このことを力説するお兄ちゃんに会いました。
 この方は電車で隣のハコにすわっていたのですが、彼女らしき女性に何やら熱心に語ってます。彼も夕べはじめて「脳」をライブで聴いたらしく、『すんげーよ!ケリーカッコいいって!CDと同じなんだぜ!歌うめ〜っ!!』と繰り返していて、彼女に『知ってるってば。もうわかったから!』と軽くあしらわれてました(笑)これぞ箭内さんがおっしゃっていた「連れて来られた彼氏が気がつけば彼女よりはまった!」パターンかしら?と思いつつ、ついつい話を聞いちゃいました。ごめんなさい(笑)
 聞いちゃった話はついでにもうひとつ。乗換えで歩いている時、前を歩いている女の子たちが、「ベッキーがそばにいた」と言っていて、「ああ、ベッキーだったのか!」と納得。まだ暗くなる前に、前の方がすごくざわざわしていたので、誰かいるんだろうねと友達と話していたのでした。
 前から漏れ伝わってきた話しによれば(笑)ベッキーもお友達とともにノリノリで、普通のファンと同じようにず〜っと立ってライブを楽しんでいたのだとか。「花まるマーケット」でライブに行った話をしていたよ!というのはトモに聞きました。楽しかったと感想を言っていたそうです。
 わたしはバロンの散歩中だったので見ていなかったのですが、いつもは仕事のトモがたまたま運動会の振替休日で家にいて、見ていたんですって。つくづくこの目撃話には縁がないわたしなのでした(笑)

・「Blue Berry -NARA Fun9 Style-」から「Take U2 The Rainbow Star」へ
この流れはわたしが思うに「必須」です!他の曲は入れ替わってもいいけれど、「Blue Berry」はイヤ(笑)「名刺代わりの一曲です」とケリーが言ってましたが、まさしくそうだと思います。この曲から「The Rainbow Star」の1でも2でもいいから、これ系?!が聞きたいです。 「The Rainbow Star」の2曲はどちらも最初はあまりピンと来なかったのですが、ライブで何度も聴くうち、びっくりするほど好きになる、わたしにとっては一種のスルメ曲です。振りも含めて全部好きです。

・「Chance Comes Knocking.」からMCへ
この曲はそれぞれのメンバーのソロが始まった頃から、また一皮むけて、すごく聞き応えのある感じになった気がします。最初の方の誰かがちょっとクレージーな感じの高音にして情熱的なソロを取ったら、ホーン隊も次々高音で参戦(ホーンの高音はものすごくキツそうでしたが、笑)テイストも同じく引き継いで、一貫性のあるソロが続いて行ったのが面白かったです。(特に竹野さんのサックスがものすごく情熱的に聞こえて痺れました。)
 当たり前なのですが、これってアドリブで、前の人に影響を受けたりその日のグルーヴによって音もリズムもものすごく流動的なんだと実感し、感動。クラシックをやっている人ってアドリブに弱い人が多くて、わたしも極端にアドリブになると引き出しがなくなるタイプなので(笑)ただただ感心するばかりなのですが、ステージがあまりに楽しそうなので、自分もできそうな気持ちになって、猛烈にやってみたくなりました(バカ、笑)
 そうそう、優香さんがソロの時、ギターを持ってジャンジャカものすごくカッコイイアクションで弾きまくっていて、なんて様になっているんだろう?!と思いました。オットが彼女のことをかわいいかわいいと言いはじめてから、わたしも何故か彼女に見とれていることが多いです(笑)変なところでオットに影響を受けたわたし(笑) 
 この時はギタープレイでしたが、彼女の歌声も美しい声質なのにパンチもあってすごく好きです。ダンスもまた歌声と同じように、洗練されつつもいい具合にパンチがあって、ステキ!ステキ!いつか彼女が主役のステージも見てみたいです。オットを誘って行こうかしらん?!(笑)
 ケリーが最後のジャンプの前でひとこと。スカートも履きたかったけれど、ジャンプもしたかったそうで、ずいぶんとがんばって、裏でスカートを巻きつけて飛べるようにしたのだとか。
 どうしてケリーがそんなにまでスカートが履きたいのかさっぱりわかりませんが(笑)現在のところ、彼的には必須アイテムなのでしょう!ジャンプし終わったあとで、ケリーは「僕の破れなかったスカートにも拍手!」なんて言い、拍手しながら吹き出しました。そういうことを言うセンスがとっても好き。
 名越さんと先生とケリーでギターで音を出しつつ、そのギターの音を声でまねるというのをやってました。これがまた大興奮!名越さんは昨年の春頃には考えられないくらい表情豊かで楽しそうに演奏していて、すごく魅力的です。あまりにも満面の笑みを、そしていたずらっぽい顔をケリーに向けるのを見て、なんだかジーンとしました。tankはやっぱり人の鎧兜を脱がせる力があるのかもなんて、そんなことを思ったり。そのパワーがステージからスタッフへ、そして客席へと放射状に広がって、Cブロックのわたしのところまで届いた気がする・・・な〜んてことまで、あっさりさっぱり人間のこのわたしが考えてしまう辺りおかしいから(笑)やっぱり何かがあるんじゃないかと思ったり(笑)
・MC
★前日のMCをもっかいやってもいい?と断って2度目の話?をしてました。なるほどとってもおかしくて、この話を2回したくなる気持ちはわかります。多分わたしが話してもケリーみたいに面白く話せないので、詳しくは割愛しますが、ゲラゲラ笑いつつ聞きました。
★ロビーに貼ってある写真を、今回は友達とゆっくり時間をかけてみたのですが、特にモノクロ写真にいっぱいいいのがあって、修学旅行の写真を選ぶみたいに、番号に丸をつけて買えたらいいのにね!と話しながらじっくり堪能しました。
実は、スタッフルームなどわたしたちが入れない場所にも、たくさん写真が飾ってあるらしく、「ファンの存在をいつも感じていたいから!」みたいなことをわざと大仰な口調で言ってファンの黄色い声を浴びてました。その後、自分で行った癖に自分の台詞にいつまでも照れているケリーがかわいかったです。
★△の「着ボイス」の配信が決まったそうで、何種類かあるみたいです。ファンは「29日から」と叫んでいましたが、ケリーはいつからだか明言していなかったです。この声はケリー自身の声を加工してあるそうで、「ダウンロードしてね!」って言ってました。みんながダウンロードすれば、第2弾、第3弾もあるかも・・・だそうです。
 また、携帯の方で「もうちょっと面白いことができるかも」と期待したくなるような話をちらっとしていましたが、まだ決まった話ではないみたいで、楽しみにしていてと言ってました。

・ちょっとした感想
 ここのところ、気がつけば新人アーチストのファン気分でケリーを応援していることに気がつきました。自分でびっくり。わたしはどうやら切り替えが抜群にいいみたいで、ケリーからKinKi Kidsにでも、コウイチさんのソロにでも、瞬時にして容易に切り替えができてしまうみたいなのですが(これぞ、AB型クオリティーなんじゃないの?とは友達の弁。そうかも、笑)すっかりケリーに関しては、「わたしだけのアーチスト」気分になっているから不思議です(笑)
 ケリーファンモードのわたしは、KinKi Kidsやコウイチさんを雲の上の人のような気持ちで眺めていて、あんな風に彼もいつかてっぺんに近い方でキラキラする日が来るんだろうか?なんて思ったり(笑)
 もちろん実際の彼には、すでにびっくりするほどたくさんのファンがいて、「わたしだけの新人歌手気分」なんて言ったら鍋釜飛んで来て突っ込まれそうな勢いですが、なぜかケリーの時の彼には確かに新人っぽい匂いがあるような。その不器用な一生懸命さとか、なんとかひとりでも多くの人に、自分のことをわかってもらおうという姿勢?!すごく謙虚だったかと思えば、プライドの片鱗が垣間見えたり、そのアンバランスさかなぁ?!
 多分このあたりは、コスモロジーを聞いてこそ湧き上がった感想だという気もするのですが、ひとことでは言い切れないので、別エントリーで触れてみたいです。 
 相変わらず笑えるようなチケット運により(ごめんね、Kさん!でも、会えてうれしかったです!!)今回C1ブロックの端っこの方だったのですが、小さくですが全体を見渡せ、その上更にステージを見ようとすると、ついでに客席の全体も見えてしまう素敵な場所で、ライトであちこちほわんほわんと部分的に映し出される客席もまた、とっても楽しそうで、一生懸命で(笑)なんだかいろんな意味でジーンとしたりしたのでした。楽しかったです。