［KinKi Kids］ 「Harmony of Winter-iD-」12月30日
１年ぶりのKinKiコン、行って来ました。
今回、びっくりするほどグッズ売り場が混んでいて、なんと３時過ぎには並んでいたのに、５時を過ぎてもまだ並んだまま。昨日の天気はというと、凍えるほど寒くて風がビュービュー吹いているし･･･挙句の果てにグッズ売り場にやっと入った時（多分すでに５時１５分頃になっていたと思われます）には売り切れ多数というおまけ付きでした。なので買ったものは、ストラップとパンフレッドのみ。そんなこんなでトイレに行くどころではなく、走って走ってがんばったものの、自分たちの席に到着する前に客電が落ちてしまい、一度も座る暇もなく、コートも脱がずにコンサートが始まってしまいました。こんなことは始めてです。あのコンサートを待っているドキドキする時間が結構好きなのに（笑）
そんな状況下、コンサートがどんな風に始まったのかももちろんわからず、１曲目の「真冬のパンセ」は新しいペンライトを袋から出したり、双眼鏡をケースから取り出したり身支度をしているだけで終わってしまいました。しかも出した途端、双眼鏡の片目がポロリと落ちてしまい、おかしいやらせつないやら（笑）
でも、そんな前置きがどうでもいいくらい、本編のコンサートが良かったのですべてが帳消しになりました。なんて楽しかったんだろう、なんていいコンサートだったんだろうとただ今余韻に浸り中です。
歌声が素晴らしかったのは言うまでもありませんが、今回ＭＣがとっても面白くて、隣のコウイチファンの妹とつよしファンのわたしが、一緒に顔を見合わせてはクスクスケラケラ、涙が出るほど笑いました。なんだか細かいところまでつよしさんのギャグが冴え渡っていて、隣のコウイチさんはというと、まだソロコン以来のキレキャラを残していて、それはそれは面白いトークが展開されておりました。妹とお互いの袖を引っ張ったり握り締めたりしつつ笑い転げて過ごす年末のしあわせよ（笑）ケリーは今年の後半はほとんどMCらしいMCはしなかったし、コウイチさんのソロコンでは突っ込む人がファン以外にいなくて（MAはそうは言っても後輩ですから）、どうかするとギャグを投げても投げっぱなしになってさびしそうだったし･･･ふたりだと、どんな球を投げても拾ってつっこんでくれる人がいて本当にお互いが楽しそう！
全体として、コウイチさんの衣装はみんな好きでした。特に水色の藍色の夜風の衣装とか黒の衣装もとっても素敵。対してつよしさんは、マリモ帽子といいヒゲといい、ダウンベストと言い、不思議すぎて笑えましたが、それはそれでアリかもと思わされてしまうつよしマジック。ついに「ミラージュ」ではうっかり萌え萌えになっている自分を発見してびっくり（笑）
そんなつよしさんを終始にっこにこしながら構いまくるコウイチさん。とうとう「百年ノ恋」では、まとわりついてまとわりついて、つよしさんに「しゃーないなぁ」というように、髪の毛をわしゃわしゃかきまわされておりました。その時のつよしさんが妙に男前でドッキドキ！対するコウイチさんのうれしそうなこと。「これぞKinKi Kidsだ〜！」と客席はもちろん大喜びでした。
音楽を聴いた感想をさわりだけ書くと、とりあえずつよしさんの声は多分完全復活と言ってもいいのではないかと。この方の場合、特に後半に行けば行くほど声が伸び、レーザー光線みたいにより強力により鋭くなっていくのはケリーでも証明されていましたが、その法則が昨日も。ファルセットも久しぶりに繊細にきれいに出ていて痺れましたよ。
それに対してコウイチさんは、声の調子というよりもイヤモニの調子がすごく悪そうで、所々耳を押さえて音を探しているように見えました。あの広さだから仕方がないのかもしれないですが、せめてアーチストにはきちんとバックの音が届いていてほしいです。全体に前半の音響はイマイチに聞こえ、こんなにドームって音が悪かった？と憂ったのですが、後半は少し改善されていたような･･･
全部の曲の中でとにかく文句なしでカッコよくて、印象に残った曲は「Black Joke」でダンスも歌も（特につよしさんのちょっと癖のある声が好き！）、変拍子のノリかたも、すべてがツボでした。MAも含めダンスがものすごく揃っていてカッコよかったです。「ひぇ〜！カッコイイ」と思わず声が出ました。この曲のほかにも、「99%LIBERTY」とか「Parental Advisory Explicit Content」とか、「iD -the World of Gimmicks-」みたいなバラードじゃないアップテンポの曲もシングルにして、歌だけじゃなくてダンスも何もかもトータルにカッコイイKinKi Kidsを見せつけちゃってほしいです。
「フレンズ」は格段に成長したKinKi Kidsの表現力がシンプルな曲や詩に乗って際立っていたし、わたしにとってはKinKiコンと言えばという曲「Rocketman」があんなに前半にあったのが、すご〜くテンションが上がって楽しかったです。このあたりと「買い物ブギからほんまに頼りにしてまっせ」のあたりは、このコンサートの中では、ちょっと異質な感じなのですが、あえてこの曲を入れた意味がなんとなくわかる気がしました。
KinKiの音楽に惹かれる者としては、「Love is...」でふたりのハーモニーが上へ行ったり下へ行ったり自在なのがとっても気持ちが良くて、溶け合った声がなんて素敵なんだろうと思いました。どちらかと言えば、上ハモがコウイチさんのパターンが定着しつつある感もありましたが、逆もいいし、どちらもあっていい感じでした。
「藍色の夜風」とか「Black Joke」「「Night+Flight」あたりの曲には、古いような新しいような、ちょっと不思議な世界が展開されていて、これらの曲たちには、KinKi Kidsの新しい展開とか可能性が見えるような感じがしているのです、わたし。堂島曲に出会った時の気持ちとちょっと似ている感じで、ファンを新しい未知の場所に連れて行ってくれそうな感じがします。
一方で今回、「雪白の月」「Harmony of December」「futari」「Anniversary」「Love is...」などのバラードを聞いてみて、こんなにバラード押しで、たて続けにバラードのシングルが出たわけも、よくわかった気がします。バラードは本当に声が勝負だし、動きがない分ごまかしがききません。そのバラードをこんなに巧く聞かせるアイドルデュオは稀有という気がします。特に「雪白の月」は昨年にも増して素晴らしかったし、「futari」は生の方がCDより断然いいかもと思いました。
不思議だったのが、「futari」を聞いていて、アレンジとか曲調のせいなのか、コウイチさんソロの「下弦の月」のPVを思い出したこと。あのテイストでこの曲も対（つい）にして、コウイチさんに「SHOCK」で舞ってほしいなあ･･･なんて。大木の桜の下で･･･だとすれば「ソメイヨシノ」も一緒に？なんて変な妄想ワールドが頭の中をぐるぐるしたりしました。片っぽしか好きじゃないファンにはこんなことを言ったら叱られるかもしれませんが（笑）ジャパネスクな感じのコウイチさん、とっても好きなので。
一方でつよしさんは、とにかく多彩な声で表現で、なんて素敵に歌を聞かせるんだろうとうっとりしながら思いました。声に生にありがちなムラやブレスのミスがほとんどなくて、とっても安定していたし、今年の100公演の成果と自信がいろいろなところから滲み出ていて、本当に素敵でした。後で思い返してみると、最初からおでこがすっきりと上がり、サングラスもしていません。そのことの意味に気がついてとても頼もしく思いました。よかったね〜。
特に彼に関して心を持っていかれたのは、間違いなくソロ曲「Love is the mirage...」で、一見不思議なあの姿なのに超絶色っぽくてダンスがまたすごくしなやかで曲線的で･･･なんだか息をするのも忘れました。出だしの「透き通るような〜♪」のところ、「透き」部分は吐息まじりにせつない感じなのに、「通るような〜」は一気にレーザービームみたいに鋭角の威力がある声がまっすぐに飛んできて、しびれました。声の出し方とか盛り上げ方とか、感情の赴くままに歌っているようで計算し尽されていて、とにかくカッコよかったです。
今年はあきれるほどケリーを生で聞いて来ましたが、わたしの場合、ケリーではただただ楽しくて本当に楽しくて、せつない気持ちになることがなかったのですが、KinKi Kidsの歌には独特のせつなさや心を動かされる痛さがあって、両方別物として好きで楽しめるお得なファンであることのしあわせを思いました。
曲のことだけじゃなくて、二人の関係性とか、今回のコンサートの構成のすごさとか、もっと大きい目で見て語りたいことがいっぱいあるのですが、時間切れにつき、別途語る時間ができた時にでも･･･
そろそろ支度をして、今日もドームに行って来ます。
昼はばっちりみそ汁ご飯にカツを揚げたし、夕飯用に牛丼も作ったし、これから存分にKinKiコンを堪能した後は、カウントダウンのために来る皆さんとすれ違いつつ急いで家に帰ります。年越しそばの準備も万端！あとは帰って作るだけです。
もろもろが終わって余裕があれば、なんとか今年中に、もう1度日記を書きたいと思っていますが、どうかな？！多少の日付詐称はしても、なんとかひとことぐらい、今年最後の日記を書くつもりでおりますので、あえて今年のまとめのご挨拶はしないでおきます（笑）
ではでは、行ってきま〜す！！
