ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

[日記][KinKi Kids] あけまして、おめでとうございます。

 今年もどうぞ、よろしくお願いいたします。
 さて、きのうの夕方実家から帰って来ました。今年も実家で新春のウイーンフィルのコンサートを1日遅れで見せてもらい、ラデッキー行進曲を聴いて、なぜか涙ぐみそうになったり、恒例の太平山へのお参りに行ったり、娘で母で妻してきましたよん。
 とはいえ、さすがに年末年始とこれだけ家を空けていて、帰るやいなやパソコンに向かうわけにはいかず、おせちと焼いたお餅でご飯をすませたあとは、ひとしきり片づけをしてました。恥ずかしながら、昨年の残骸がまだあちこちに残っていて、今年モードに変えなきゃなのです。すでに今年も始まって4日。なのにまだ、自治会の1月1日号の広報さえ配ってな〜い!大急ぎでぴゅ〜っと走り回って来ました。
 そうやってやっとパソコンを開き、ふぇるまーたを開いてみてびっくり。ものすごくカウンターが回っているではありませんか。この日記としては、考えられないアクセス数だったので、心底驚いてしまいました。
 多分、元旦のコンサートの感想を求めていらした方が多かったのだろうと想像します。元旦の夜か2日の朝に日記をアップしてから実家に出かければ良かったのですが、年の始めから遠方の友人と親交を温めていたので(要は飲んでたの!)家に帰って洗濯機を回したら2時過ぎになって更新をあきらめたのでした。
 というわけで、とりあえず簡単な元旦の感想を先にアップします。「簡単な」のつもりだったのに、例によって言葉を選んでいたら、やっぱり長くなりました。なので、ご覚悟と興味がある方のみ、どうぞお入りください。
 それにしても、今年の3日間は本当によく笑いました。こんなにMCが毎回楽しかったコンサートは久しぶりだったかも(あれ?失礼?!)。
 心配していた元旦の天井席の音も、真正面だったせいもあってか、全然気になりませんでした。MCもはっきり聞こえたし、ちゃ〜んとレーザー光線のような声は天井のほど近くまでまっすぐに届きました。何よりしあわせを感じたのは、双眼鏡をのぞくと、ふたりがいっぺんに収まること。これは、近い席からじゃ絶対に無理なので、天井席の醍醐味だと思いましたよ〜!小さなしあわせ(笑)
その代わり、気になるというのとはちょっと違うのですが、やっぱり音がずれているらしいことは、ペンライトの動きでわかりました。こちらがオフビートでペンライトを振っているつもりでいると、アリーナはオンビートで振ってる?というくらいずれているのです。これってホントに不思議です。パタパタパタパタ〜とずれながら、ペンライトの波が押し寄せてくる感じ。でも、前みたいに2種類の音が聞こえたということはなかったし、それから照明が美しいこと・・・この3日目があって、始めてセットの全貌がわかったし、たまになら(そりゃそうでしょ、笑)この席もいいなあと思いました。元旦まで尻上がりで声の調子も上がって行った気がしたし、席がどこであれ入ることができたしあわせを思いました。
 最後の最後、ダブルアンコールで「Music of Life」が聞けました。これはふぇるまーたを読んで下さっている方ならご存知だと思うのですが、わたしがものすご〜くお気に入りの曲なので、2度目に、しかも生で聞けて本当にうれしかったです。
 主婦をやったり母をやったり娘をやったり嫁をやったり忙しかったので、わたしはスポーツ誌も全然読んでいません。そんなわけで、この選曲には普通にびっくりして、キューっとテンションがマックスまで上がりましたよ!(つよしさん、安心して!多分こんなファンもいっぱいいたと思います!)本当にこんなにうれしい選曲はないなあと思ったのです。
 この曲をどうして歌いたいと思ったか、ふたりともKinKi Kidsの10周年を心から楽しみたい発言、なのにちょっとした手違いで一生懸命に考えて来た計画が台無しになってしまったこと、それにより、コウイチさんの誕生日で10周年の始まりでとっても大事だと思っていたのにくやしくてならない発言など(最後のふたつはつよしさん)、結構真面目に語ってくれたのですが、何が起こったのかよくわからないながらも、なるほど、バックではいろいろと大変なのねと思いつつ聞いてました。
 本編のおしまいにも一度ご挨拶しているわけで、2度目の結構長い挨拶は、全部が全部わかりやすい話ではなかったけれど、一生懸命さが伝わるトークでした。
 実際に曲を聞いてみての感想はゆっくり別の日に書きたいですが、やっぱり生だわ、この曲・・・と思ったのは確かで、生が映えること。このコンサートでは一度も二人がギターを持っておらず、ひたすら歌ったりダンスしたりする人に徹していたので、ギターをかき鳴らしている二人を最後の最後に見れたことも、うれしかったです。
 最後のはけるきわの話について、いろいろとネット上を飛び交っているので、そのことが気になっている方もたくさんいることと思いますが、あちこちで伝言ゲームになっていく過程を目の当たりにして、当日参加した者としては、正直とっても当惑しています。
 「つよしさんは曲の途中で歌わずに放棄して帰ってしまった」とか、「最後の挨拶をしなかった。」とか「最初からずっと不機嫌だった」とかいろいろ言われていますが、それは事実ではありませんので、心配しなくても大丈夫です。
 少なくとも、ふたりとも歌もMCも最後まで力いっぱいがんばっていたし、顔を見合わせて楽しそうにしていたし・・・
 そこに至る経緯としては、つよしさんはダブルアンコールでやけにギター小僧になってガンガン弾いていたと思っていて、演奏を終えたみんなが徐々にはけて行き、はけて行く人に注目しつつ拍手していて、「気がついたらつよしさんがいなかったので???となり、いつはけたのかちっともわからなかった」と言い合ったというのが天井席から見たわたしと隣にいた友人の正直なところでした。もうひとつとなりにいた友人が「最初にはけたよ」と教えてくれるまで、何が起こったかわからなかったわたしたちだったのです。
 さて、家に帰ってパソコンを開いた時に、あるスポーツ誌の記事を見てびっくり。1日の朝の時点で発行されたある新聞に、オーラスのダブルアンコールの曲名まで出ているではありませんか。この新聞が原因の一端を担っているのかはわかりませんが、こんなものが表に出てしまっては、ファンの「アンコール」のコールもダブルアンコールまでの一連の流れも、KinKiのパフォーマンスも、すべてが作りモノみたいで、つよしさんが、ふたりで作ってきた「純粋なファンへの想い」が泥だらけになったかのような気持ちになったというのもよくわかる気がいたしました。顔には出さなかったけれど、コウイチさんとて同じ気持ちでいることでしょう。
 「ちょっとしたミスで台無しになった」流れで、何度も「コウイチの誕生日のこの日なのに」「10周年が始まるのに」と繰り返していたつよしさんを見て、この人、わたしたちが思っているよりずっと、KinKi Kidsや相方に対して思い入れが深いし、KinKi Kidsのことを思っているのだなあと思いました。
 一方のコウイチさんは、終始おだやかで、ひとこともそのことに触れなかったですが、かなり悔しい気持ちを飲み込みつつ、「起こってしまったことはしゃあないしゃあない!」と割り切ってステージを努めていたのではないでしょうかね。わたしはいつもかなりポーカーフェイスな方なので(笑)どっちかといえば、コウイチさん的な振る舞いをすることが多く、コウイチさんの行動には容易に共感できます。
 でもだからと言って、つよしさんの行動が許せないとか、怒りとか悲しいとか言うほどの感情にはなりませんでした。あれれ?なんで?と一瞬は思ったものの、コンサートは楽しかったし「ま、いっか」と十分満足してしあわせを感じて帰って来たファンもいるということで・・・
 1日のコウイチさんは、最初の方でちらっとブルーになりかけたつよしさんを、じょうずにまぜっかえして、さりげなくネタに誘導していたようにも見えました。あ、うんの呼吸でつよしさんも彼の意を汲んだのか、そこからはふたりでものすごく楽しいトークが延々展開されていましたよ。
 それを見て、KinKiさんたちのの30日のMCを思い出しました。TOKIOのメンバーたちの話題です。もちろん冗談で言っているので真面目に取ってはダメです。
 「TOKIOはみんな、獣のようなワイルドさで自由奔放で、リーダーは飼育係のように『おなかすいたんか〜?!』『あかん、あかん、そんなことしたらあかんやろ』なんてなだめるイメージだよな」と。
 それを聞いて面白くて大笑いしたのですが、その観点でいえば、KinKi Kidsの獣(というより珍獣?!)担当はつよしさんで、彼の“名飼育係”といえば、やっぱりコウイチさんだなあとそんなことを思いましたよ。
 1日のMCでは、何度もコウイチさんがつよしさんに向かって、「オマエ、おもろいなぁ」「ホント、ええなぁ」「オマエを見ているだけで、笑えてくる」なんてずっとずっと言ってましたが、自分に負けないように、大人であろうと必死になっているつよしさんに対するコウイチさんの、無言の励ましだったのかなぁなんてそんなことも思いました。
 そんなわけでわたしにとっては、コウイチさんの終始安定していたところも(コンサートのパフォーマンスはもちろん、つよしさんに対して向ける、つねに温かいまなざしとかね。)つよしさんのピュアで生真面目で相方想いなゆえに、どうしても気持ちがコントロールできなかったところも、ふたりの仲良しエピソードの数々と相まって、とっても好ましく温かい思い出として残りました。
 具体的な音楽やらパフォーマンスに関する感想もどきは、またいずれ書きたいと思います。それから、コンサート期間中の友達との楽しい及び残念エピソードも(笑)
 今回、逆転ホームランで思いがけずお会いできた方もいれば、絶対に会えるつもりだったのに涙を飲むことになった方々がいたり、そして、いつものコンサート仲間とは普通に旧交を温めていたり、波乱に満ちた3日間でした。お会いできた方々にも、残念だった方々にも、感謝とお礼を・・・
PS 時間切れにつき、ひとことだけ別エントリーにすべき内容に触れておくと、「朝までしんどい」はオンタイムで見ました。髪の毛の上にマリモはなくて(笑)そのままの髪型がなんともキュートでした。片側は普通にここのところのウエーブヘア、片側はかなり短く刈ってあって、しかもヒゲなのですが、なんだか終始カッコよくてかわいくって、とうとう4時半まで見てしまいましたよ。
 というわけで、今日は超寝不足です(笑)感想は明日以降・・・と思っていますが、明日はレッスン始めで、9人レッスンをする予定なので、多分あさってですね(笑)
 新年早々、こんなに長い日記を読んでくださった奇特な皆さん!ホントにどうもありがとです。こんなにパンチのないサイトではありますが、今年もまったり楽しくいきましょ!!・・・ね?!