ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 一昨日書いた日記に、とてもたくさんの反応をいただき、正直驚いています。コメントをしてくださった皆様、メールをくださった方々、拍手をたくさん入れてくださった方々、Tさまをはじめ、わざわざ拍手にコメントをつけてくださった方々、すべてありがたく目を通させていただきました。みなさん、温かい言葉をありがとうございました。メールの方はアドレスがわかる方については、お礼の返信したいと思っておりますが、まだ全部書ききれておりません。必ずお返事いたしますので、少々待ってくださいね。
 ここのところスランプで、なかなか上手に文章が書けなくて、更新も滞りがちだったのですが、こんな日記でもとっても好意的に応援していただいたり、楽しみにしてくださっている方がいらっしゃるのを知り、とても励まされました。のんびりで申し訳ありませんが、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
 さて、昨日ある訃報を知りまして、ショックでした。100マス計算の創始者岸本裕史さんです。
 うちのオトートは、持病とも多少関係があるのか、言語の発達が本当にゆっくりで、それに伴い1年生になっても2年生になっても、学校の勉強について行くのがとっても大変でした。その頃は、なんとか彼が学校で困らないようにと思う一心で、家に帰るやいなや、二人三脚で何時間も音読や算数のプリントなどをやり、予習復習をしていました。
 勉強が苦手ではあっても、先々を考えて少しでも学力をつけることが必要なのならば、なんとか楽しくやる方法はないものかと思っていたときに出会ったのが、岸本先生のご本たちです。先生のご本の中にあったものの中で、特に100マス計算に出会ったことにより、少しずつ楽しく勉強がやれるようになったのです。

見える学力、見えない学力 (国民文庫―現代の教養)

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家庭塾のすすめ (どの子も伸ばす学習ブックレット)

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どの子も伸びる国語力

どの子も伸びる国語力

 100マスをしたことによって、残念ながら学力が飛躍的に伸びた・・・ということはなかったですが(笑)根気は養われたのか、今でも机に向かうのが苦にはならないみたいで、たとえ成績はイマイチでも、何時間でも根気よく勉強する習慣だけはついた気がします。それからゲーム感覚で問題を解く楽しさとか。当たり前のことを当たり前にやることの大切さとか。字をたくさん書くことが苦ではなくなったとも本人が言ってましたっけ。
 そんなわけで、岸本先生が亡くなられたということは、オトートやわたしにとっては、とっても苦しい時代の戦友とでも言うような方が亡くなったようなさびしさです。先生は残念ながらもうこの世にはおられませんが、ご本は残り、これからもたくさんの子どもたちやお母さま方にとって、行き詰った時の道しるべになってくれることでしょう。