ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 DMBB もうちょっと語りたくなって…

 今朝からDVD−Rに落とそうと思って編集しながら、朝10時のレッスン開始までに、なんだかんだで3回も見てしまいました。日曜日の堂本兄弟ライブです。天気が悪くて朝から雷が鳴っていて、震えながら膝から降りない奴(バロン)がいたせいもありますが(笑)
 というわけで、何回も見ているうちに、もうちょっと書きたくなったので、再びエントリー。いっぺんアップしてみたものの、長すぎるので続きは隠します。基本的にはおとといのとそんなに大差ないので、そんなに興味がない話題だという方はおとといの要約版で十分かと(余計なお世話だってば!)
 今回の番組、短すぎるのはちょっと納得がいきませんが(お願いだから、全部見せて!)なんだかんだで飛ばすところなく、全部何度も見てます。強いて言えば新曲の「夏模様」は、すごく完璧!と満足度が高すぎたMステと比べると、ちょっと音程の安定度が欠けたのが残念ですが、どうしても気になるというほどではなかったです。やっぱりこんな大きなバンド編成のステージでは近すぎると音がわんわんして、自分の音が取りにくいのでしょうか?!
 TOMさんのメリーアンの出だしは好きだなとか、えなりくんって何気に歌うまいとか、深きょんいい声なのに一本調子でもったいないとか(無表情の表情を狙ってる?)、りんこさんのメリーアンカッコイイとか。武田くんの演奏が、役者らしく心情がこもっていて好きとか、こんなに楽しそうな浅倉氏の演奏を久しぶりに見たなあとか、YUCALI嬢の歌透明感があってなんて素敵。ハルカリでMステとかで見ているだけじゃ、気がつかなかったなぁ(1曲、正統派バラードを聴いてみたいです)とか。見るたびいろいろな人のいろいろなことを気にしつつ、見ています。今回ゲストがいなくて正解だったような。(前のゲストがイヤだったということではなくて、レギュラーメンバーにしか出せない一体感を、この番組で始めて感じたように思ったので。)あらわたしって、思ったよりDMBBの皆さんに愛着が沸いているんだなあと思ったり(笑)
 さて、本題。「music of life」について、もう1回書きたかったのです。
 先日の日記にも書いたとおり、この曲が思いのほかすご〜く気に入りました。聞けば聞くほど、いい曲に思えて来たのです。
 聞き取れた限りの詩の世界観は壮大で、かなり大きなテーマを歌っているし、コード進行や構成はとっても凝っていて素敵、アレンジの感じからもなぜかビートルズの「Let It Be」を思い出しました。(あくまでも、イメージですよ、イメージ)もちろんまだ出来立てのほやほやをいきなりオンエアに乗せたわけで、曲として完成度を求めるのはどうみても酷だと思いますが、いつもKinKi Kidsのふたりがやっているように、もっと時間をかけて曲を育てていけば、かなり化ける曲のような気がしたの。
 曲調も詩もちゃんとKinKi Kidsだなあと感じたのは、とにかくせつなくてやるせないような、哀愁と表現されるような独特のキンキカラーを感じたからかも。キンキの歌ってたとえば一番明るそうな「Hey!みんな元気かい?」ですら、どこかせつなくて哀愁が漂っているみたいに感じていて、まさしく「その感じ」がこの曲の根底にも流れているように思いました。細切れに拾える(音響が悪いので)歌詞の世界観が好きです。大好きな曲「Peaceful World」っぽいと思ったのは、多分「子供たち」という歌詞や、社会全体を歌うような大きなテーマを感じたからかもしれません。全部の歌詞をじっくり確かめつつ聞いてみたいです。
 そういえば一方でわたしが愛してやまないケリーライブでは、今回の「Rainbow Starライブ」限定のイメージかもしれないけれど、わたし自身はあまり聞いていて「哀愁」を感じていません。むしろとても前向きなイメージで、「ただただ音楽に参加していることが楽しくてたまらない!」とわくわくしていることが多いです。だからこの世界観が別物に見えたのでしょうか?少なくとも、この曲をケリーライブで一人で歌ってほしいとか、あのライブのメンバーでとは、今のところ全然思いません。あくまでもボーカルはふたりでこそ、バンドはあのバンドでこそ…かな。(もちろんわたしだけが抱いている勝手な感想です、念のため、笑)
 初聴きのときに光一さんにとっての「新境地かも」と思ったのは、なんだかこんな風に「想いを歌で強烈に主張する彼」っていうのが、新鮮でとっても素敵に見えたので。結構人見知りで、雑誌のインタビューなどでも核心に話が及ぼうとするとはぐらかしてしまったり、わざと気のない答えでばっさり切ってしまうように見える彼。その根底にとっても温かいものが流れていることは、近くにいるスタッフやファンならみんな知っていることですが、多分ちょっとの時間のインタビューやシュッとした歌だけを聴いていると、そのことが伝わりにくい感じがして、そこがもどかしくもあり、もっと世間に伝わった方がいいのにな、なんて勝手に思うことがあったのです。
 だからかな?!なんとなくよそよそしくカッコイイ曲ではなくて、むしろ相方が歌うイメージが強いような「心情吐露系」のシャウトもはさまるような歌をもっと歌ってほしいと思っていました。ロックも実は、とても良く似合うはずと思っていたし。
 なので、この曲を歌う彼に大満足(笑)こういうのとか甘々で絶対普段口にしそうもないような「永遠の日々」みたいな歌詞のもののとか、わたしは彼を見るとそんなのを歌わせたくなるのです。というわけでど真ん中に思ったの。
 逆にむしろつよしさんには、DMBBは置いておいておくと、思いっきりR&Bテイストの曲とか、光一さんの「Temperamental Fool」とか「Virtual Reality」みたいなクールであえて感情を露に歌いすぎない曲を踊り歌わせてみたいような気もしていて、そんな風にイメージと真逆なKinKi Kidsも面白いと思いません?!
 ラストの方で転調した後はというと、つよしさんが本領発揮という感じ。さすが、短期間に70公演近くライブを重ねてないねという余裕のパフォーマンスです。前回のライブの時と比べると、格段にぎこちなさがなくなって、前に出たり引っ込んだりするタイミングもすごく自然にさりげなくなったし、公平さんとふたりで弾いていて、途中で武田くんが加わったときに、くるっと体をひるがえして3人で弾きやすい位置にさりげなく移動したりするところ、そんな小さいところにもすごく注目してしまいました。
 もっとバランスのいい音響で聞きたい細かいセッションの部分がいっぱいあって、武田くんと師匠との3ショットなんて、画面だけでもかなり萌えましたが、音がちゃんと3人分きちんと聞こえなくて残念でなりません。
 他にも拾いたい音がいっぱいあるのに、肝心な弾いている人が映っていなかったり、声はすれども…だったり。カメラワークが…(以下省略!)
 あの最初の部分、光一さんの歌いだし寸前にちらっと入っているギターの音はつよしさん?この音が短いのですが、とっても好きで気になります。公平さんの音を聞くと、いかにつよしさんが彼の音を尊敬し、近づきたいと思っているのかがとっても素直に出ている気がします。ケリーライブで素晴らしいギタリストの皆さんと競演しているのを見ると、彼らの影響を受けてそうにも見えますが、やっぱり師匠はつっちーなんだなとよくわかります。
 どこかで見た当日のライブレポによれば、光一さんが一人でギターソロをとった場所もあるそうではありませんか?!彼だけの音っていうのも、聞いてみたかったし、どの曲のどの場所だか、ちゃんとわかるように放送してくれればいいのに(笑)とっても残念です。見に行った人の特権というには、場所も狭すぎだし、たった一回限りだし(ぶーぶー!)
 なんにせよ建さんにせよ、公平さんにせよ、高見沢さんにせよ、そうる透さんにせよ、浅倉さんにせよ、歴戦のミュージシャンの皆さんが素直に無邪気にとっても楽しそうだったことは、画面の中から十分に伝わってきました。
 さて。この曲は今後どうなるんだろうなぁ?というのが非常に気になります。年末のアルバムには入るでしょうか?!それこそ(ケリーのアルバムなら、いくらでもありそうですが)KinKi Kidsのアルバムにだって、11分バージョンの曲があってもいいのになあと思います。あまり凝りまくるとちょっとくどくなるかもしれないけれど、程よくオンエアーの素朴さも残しつつ、もうちょっと洗練された完成形で聞いてみたいです。特にもっとボーカルのレベルを上げた、歌詞もちゃんと聞き取れる状態で何度も聞きたいな。な〜んか似た感じが多かったKinKi Kidsにとっては、かなりの新風だという気がしたのですがどうかしらん?!
 おぉ!珍しくKinKi Kidsと光一さんについて、熱く熱く語ってしまいました。ただ今のところ、わたしの頭の中はかな〜りケリーとケリーライブでいっぱいですが、ちゃ〜んとKinKi Kidsもふたりの番組も、この稀有で運命的な印のついたツインボーカルも好きなんだなぁ〜と再確認しましたよ。そう言いながら、また20日まではしばらくまた、エンドリケリーモードになってしまうかもしれないけれど…(笑)