ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 早起き早起き!そして夕べの余韻。

 ワイドショーのためではなく(ちょっとはそれもありますが)、オットが海外出張に出るというので早起きしました。久しぶりに4時代に起きました。朝が弱いタイプなので、できれば朝は1分でも長く寝ていたいのです。
 5時20分には出かけて行ったのですが、早速「MDを忘れた!」というメールが!あんなにがんばって、いろいろと録音していたのに。(後に電話があり、長期出張なので、新しいものを買ったそうです。)
 さて、今日は貴重な晴れ日であるらしいです。明日からまた崩れるようなので、何を置いてもお洗濯!とにかくまずはお洗濯です。(「アホか、この洗濯命女!」なんて、オットに笑われそう!)その上ここのところ、いろいろな意味で心ここにあらずで『家がとりわけ住みにくくなっているので(のだめ風味!)』家中のお掃除をしなければ。このところ読んだ本の感想をアップしたり、ドラマの消化などやりたいこともいっぱいたまっています。順番にひとつずつ片付けて行きたいと思いますので、しばしお待ちを。
 夕べのライブについて、期待していらっしゃる方もいると思いますので、さわりだけ触れておきます。
 ENDLICHERI☆ENDLICHERIライブ、オーラスは、観客とステージが一体になって、うねってうねって素晴らしいグルーヴが生み出されていました。あまりにも音楽が素晴らしかったので、帰りの電車の中でも家に帰ってからも、余韻が抜けなくて気を抜くとぼ〜っとしてしまいます。i-podも出番ナシです。あの圧倒的な生の音を聞いてしまった後では、CDの音がなんだか整いすぎて物足らなくなってしまったのです。贅沢病です。
 ケリーの声の素晴らしかったこと。「16」は神がかり的に素晴らしく、気迫がものすごく伝わってきて、近寄り難いくらいのオーラに包まれていました。体はかなりお疲れのようでしたが、歌声は鋼(はがね)のようでレーザー光線のようで、一声一声が心に突き刺さりました。フェイクもシャウトも満載。高音がいつにも増して冴え渡っていた気がします。
それからダブルアンコール。「オーラスを特別なものとしてではなく、いつもと同じように終わりたかったので、ダブルアンコールはしないつもりだった」と言ってましたが彼のそういう考え方が好きです。1回1回のライブを大切にしていて、全部の日を大切に唯一無二というつもりで歌って来たからこそ、出てきた言葉なのでしょう。
 結局熱烈な拍手によるリクエストや、この日以外の参加ミュージシャン達がいっぱいいらしていたこともあって、彼らもステージに呼んで歌ってくれたのは「これだけの日を跨いで来たのだから」でした。
 ほとんどアカペラでテンポをぐっと落としてゆっくりと歌い始めて(ここだけで、すでに鳥肌が立ったのです)、十川さんのピアノから少しずつ音が加わって行きます。コーラスの主となっていた3人の方の素晴らしい個性的なソロもありつつ、最後は大セッションになって行くのですが、「アドリブ」とは思えない素晴らしい出来でした。ここまで46公演を一緒に積み重ねた仲間だからこそ、短い打ち合わせでこれだけの演奏ができるのだろうと、つくづく思いました。これまでの集大成とも思えるような1曲だったので、とってもとっても満足!これはDVDにはならないのかなあ?と、今はそれがとっても気になるところです。
 もっと終わることがさびしくせつなくなると思っていたのですが、センチメンタルな気持ちになったのは、始まった瞬間からブルーベリーの最初のみ。その後はすっかり音楽に引き込まれて忘れてしまいました。夢中でただただその瞬間を楽しむことに集中していた気がします。それはステージ上の皆さんも同じだったようで、とても楽しそうでしあわせそうで、目でもたっぷり楽しませていただきました。
 ライブの最後の最後にて追加ライブの発表があったので、巷ではその話題であふれています。わたしも経済的な問題はさておき(笑)追加があることはとてもうれしいですが、そのことによって、夕べのライブの中身について十分に語られなくなってしまうのは寂しいなあと思います。それぐらい、ホントに素晴らしかったのです。こんな風にひとりのアーチストの公演に何度も行くなんていう経験は、わたしにとっても前代未聞でしたし、自分でもこんなに熱くなるとは思っていませんでした。でも、終わってみるとエンドリはもちろんのこと、彼だけに留まらず、あの場所が作り出す音楽そのものの虜になっていたのです。
 とにかく「つよしさんの声を生で聞きたい」から始まったこのライブへの興味は、彼だけに留まらず、様々に広がってゆきました。
 たとえば、参加された様々なミュージシャンの方々への関心、そして彼らひとりひとりの個性やプレイに対する興味。この方のかかわった別の作品も聞いてみたいという好奇心など、自然にいろいろと巻き起こってきました。
 そして、その日の組み合わせですごいプレイが結集した時に生まれる相乗効果。日により好きな曲が変わったりするのも面白くて、そこからも興味が限りなく広がって行きました。メンバーが日替わりなのも、こんなに何回も行きたくなった原因のひとつでしょう。そのたびにグルーヴが顕著に変わるので、面白くてならないし、飽きることもありません。「病み付き」というのはこういうことを言うのでしょう。
 客席の方もバラエティーに富んでいて、男の子が本当にに多くなったし、カップルも多数。熟年のご夫妻や毛色が全く違うミュージシャンの方もたくさんお見かけして、客層が2年前とは少なからず変化しているのを感じました。
 家の中がいろいろとある時期だったのに、家族が快く送り出してくれたことが本当にありがたかったです。ともすると、悪い方へ悪い方へ考えそうになる日常をなんとか乗りきることができたのは、多分ライブでからっぽになる時間を持てたからだと思います。今回たっぷり気分転換をさせてもらったので、しばらくはこのエネルギーを家族へのやさしさにして、返したいです。 
20日、21日のライブのことについては、やることをやってからあらためてゆっくり書きたいと思いますので、今しばらくお待ちください。