ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 レイン大トラを迎え撃つ。

 すくなくとも、Mステをうっとりとリピート三昧だった夕べ9時半までは、その後深夜まで「酔っ払いの介抱に大わらわ」・・・という事態が待っていようとは、夢にも思いませんでした。その頃、わがオット君は、某国からのお客様の接待のため、都内某所にて奮闘していたらしいです。
 9時過ぎにこれから帰るという電話もあったので安心していると、30分後には、事態が急激に悪化していることが伺える電話が。呂律がまったく回らず、十年に一度というほど悪い酔い方をしているのが明らかです。こりゃあ、相当ヤバイかも。と思ったらやっぱり最寄り駅から電話がありました。「もう動けない。迎えに来て」しかも「歩いて来てくれ」と言うのです。車に乗せるのも無理そうです。車で吐かれてもやっかいだし。こりゃあ仕方ない、と覚悟を決めて、パーカーを羽織って駅へ。
 もちろん遊びでこんなに泥酔という事態なら、「勝手に帰ってこい!」と突き放すところですが、バリバリ営業業務の中で、飲まざるを得ない状況に追い込まれ・・・という様子が容易に想像できたので、気の毒すぎて、文句が言えませんでした。そうは言ってもオットはそんなに弱い方ではないので、体調があまりよくないところへきて、短時間にありえないハイピッチで、思い切り飲まされたということなのでしょう。
 アジアのこういう悪しき慣習にはまったく怒り心頭です。どうかすると寿命を縮めかねないと思います。こんなことで殉職なんてことになったら、哀しすぎる。でもありえない話じゃないぞ・・・と怒りつつも、仕方なく駅近くまで行くと、向こうにしゃがみこんでいる人が。「はぁ〜!!どうしたもんだろ?!」
  そんなこんなで駅から家に帰るまでがもう大変(笑)まっすぐに歩けないんですもん。自分より身長が20センチも高く、体重に至っては30キロ近く多い人を引きずって帰るのは大騒動です。しかも大声でしゃべるし人の名前を連呼するし(せめて、自分の名前にしてよ!)しゃがみこむし、線路の鉄条網にもたれかかって背広を破きそうになるし・・・それはそれは大変です。まだ深夜ではないので、前からも後ろからも人が来ます。もし、知り合いがいたらどうするの。いえいえ、絶対に誰か一人くらいは知っている人がいたに違いありません。
 あまりの恥ずかしさに少し離れて歩こうとすると、首根っこを捕まえらて、「逃げるなよ〜!妻なんだから〜!」ってもう散々。しかも今朝聞いてみたら、わたしに「迎えに来い」と言ったことも、どうやって家に帰ったかも全く覚えてませんでした。それってどうよ(笑)
 もちろん家に帰ってからも、靴ひとつ脱ぐにも大事です。トイレに座り込んで1時間。2階に上がってからも、またトイレに座り込んで1時間。夜中12時過ぎまで、水を渡したり、見に行ったり、お風呂にも入れずあたふたあたふた。もう大変な騒ぎでした。ひえ〜ん!!
 と言うわけで、深夜になってからやっとMステのリピートを数回して、わたしも「ふてね」というわけです。もう・・・。
 ごめんね。つよしさん。せっかくいい気分でMステの余韻に浸っていたのに、すべてが吹っ飛んでしまいました。幸いにして、今朝起きてきた顔を見たら、そんなにひどく気分が悪そうでもなかったので、ひと安心です。ご本人様は昏々と眠りをむさぼっております。
 ということで、こんなエントリーと混ぜては語れませんので、Mステについては、午後のレッスンの後、夜になってからでもゆっくり語りに来たいと思います。え〜ん!!