ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 レイン大ボケをかます!

 とにかくとてもとても急いでいました。30分後には生徒が来ることになっていました。そんなことでもなければ、こんなに恥ずかしいことにはならなかったのに・・・(沈!)
 明日から大きく天気が崩れるらしいし、何にせよ秋の日ざしは貴重なので今日は朝から大忙しでした。洗濯機を3回まわし、やっと衣替えをし、その合間にミントを連れて動物病院へ。血液検査に連れて行ったのです。(幸いなことに注射の効果あって、血糖値が少し下がってきました)そんなこんなで、だいたいの仕事が片付いて昼にしようかと思った時にはもう3時半を回っていました。
 しかし、ここでひとつだけやり残したことに気付いてしまいました。FITSケース(押入れケース)に覚書のステッカーを貼りたかったのです。これを書いておかないと、半年後にはすっかり忘れてしまいます。
 文房具屋まで往復15分。文房具屋の隣にはおいしいパン屋さんがあります。あそこのパン食べたいなあと思ったら、いてもたってもいられません。ダッシュで行ってパンを買って、食べる時間があるかなあ?としばし考えてぎりぎりと踏みました。なので、そばにあった小さなきんちゃく袋に、とりあえず財布と携帯だけを入れて、大急ぎで自転車を出しました。出掛けにテレビを消そうと思ったのですが、何故かどうしてもリモコンが見つかりません。のんびり探していたら生徒が来てしまいます。「外出はたったの15分間だし、バロンが寂しがるかもしれないしな。」と自分を納得させて付けっぱなしで出てきました。
 ところが、文房具屋でお目当ての物をレジに乗せて巾着袋を開けようとしてびっくり。なんと、巾着のしぼり口の間からなにやら銀色の物が5センチくらいのぞいているのです。何かがわかって思わず赤面。さっきさんざん探していたテレビのリモコンではありませんか。携帯電話と間違えて持ってきたらしいのです。(ちなみに、携帯は二つ折りで形状もなにも全然似ていません。強いて言えば色が同じというだけです)
 こんなに恥ずかしい思いをしたのは久しぶりです。文房具屋のレジで手に持っている巾着袋から、テレビのリモコンをのぞかせている女。まるでホラーです(笑)店の中ですれ違った人は気がついたでしょうか?レジのおねえさんは、わたしと同じタイミングで巾着に視線をやったので、絶対に気がついたと思います。外出先でもリモコンが離せないなんてどれだけテレビっ子?と思ったか?この人頭おかしい?と思ったか・・いずれにせよ、「これは見なかったことにしてやりすごそう」という大人の態度で、にっこりとおねえさんがお釣りをくれたので、上の空で財布にしまい、逃げるように店を出ました。
 一方年季の入った「ホンマもん」のテレビっ子のオットは何回もリモコンを持って会社に行きそうになっています。幸いにして寸でのところでわたしが気がついて指摘しているので、多分本当に会社まで持っていったことは無いはずです。一度など、新婚時代でしたが、社宅の階段をリモコンを手に持ったまま下りたということもありました。そのたび笑いものにしてきたのは何を隠そうわたしです。出張先のイギリスのホテルで、テレビのリモコンを一緒に荷造りしそうになったとも言ってなかったっけ?(恥ずかしい話を引き合いに出してゴメン、オット!)数々のリモコン秘話を笑いものにしてきた罰が当たったのでしょうか?!
 考えて見れば、気がつかないでいた方が幸せでした。一旦気がついてしまったら、それはそれで大変で、あんなに大きなリモコンですから、隠す場所がありません。巾着からははみだしていたし、ジーンズのポケットにも入りきりません。温かかったので、Tシャツ1枚だし、どこにも隠す場所がありません(笑)結局パン屋の紙袋に入れてこそこそと持って帰りました。変にもほどがあるぞ!わたし!