ふぇるまーた2

かたよらず、こだわらず、とらわれず。好奇心のおもむくままにどこまでも。

 ゴールデンウィーク明け(泣)

 今日は本当に大変でした。揃いも揃ってどの子もみんな練習ができていません。大きな休み明けはいつもこんなものなのですが、春休みは、みんながあまりダレずに通り過ぎていただけに、久しぶりにこの感じを思い出しました。今日のレッスンはひたすら片手練習から面倒をみて、とりあえずどの子も「ちょっとがんばれば、また勘を取り戻せるかも。」と自信をつけさせてから帰そうと努めたのでくったくたです。「ごほうびシール」は昨日せっかくいいファイルを買って万全の構えで待機させていたのに、ほとんど出番なし。どの子も「ピアノってなんだっけ?」という顔で当惑気味にぼんやり座っていました。
 その顔を見ていたらわたしの子供の頃のことを思い出しました。わたしは音楽は大好きでしたが練習が嫌いで、長い休みの後に行くとよく先生に「こんなんじゃ、教えることがありません。練習してないならレッスンに来るんじゃありません。練習してから出直してらっしゃい!」なんて帰されていましたっけ。
 今思えば、当時の先生は手抜きだったんじゃないの?と思います(練習してない自分は棚に上げてます)。恥をしのんで勇気を出してレッスンに行ってるのに(だから、アンタが悪いのよ)、教えないで帰すなんてなんたる月謝泥棒!そりゃ、突き放せば自分は楽だけれども。一週間先延ばしにしたって、尚のこと面倒くさくなるだけで、絶対に急にうまくなったりしませんから(笑)わたしが普通じゃなかったのかもしれないですが、ますますピアノから遠ざかってしまってますます叱られることになるのでした。
 あの時の先生が反面教師になっていて、わたしの生徒には、どんなにひどくても目に余っても練習しなかったことを猛烈に責めたり、腹を立ててボロクソに言って泣かしたりは絶対にしないことにしました。その代わり、歌ったりリズムを取ったりという楽しいプログラムはナシにして、ひたすら徹底的に反復練習をします。息つく暇なく弾かされる生徒たちも疲れたことと思いますが、わたしもぐったり。左手で伴奏を弾いてあげながら生徒の弾く右手パートを歌ってあげたりするのですが、思わずつられて間違えたりしました。「あれ〜?先生も連休ボケ?」なんて言われて苦笑。「はいはい!そりゃ失礼!」なんて言いながらも手は休めず、ひたすら練習につきあった結果、8時半に全部の生徒が帰ってから何もできないくらいくったくたです。明日の子達はちょっとは練習してあるといいなあ。実は昔のツケが今のわたしに回って来てるんだったりして。
 「当時の先生、ごめんなさい。わたしが先生のストレスの源になっていたかも。」なあんてね。本気で反省はしていないのですが・・・(笑、懲りないわたし)